脚本:深沢正樹 監督:和泉聖治
ゲスト:吉本多香美 深沢敦
オカマバーのママ・ヒロコが思いを寄せていた青年実業家・坪井を歩道橋から突き落とした容疑で拘束された。薫に助けを求めるが、ヒロコには不利な状況だった。そんな中、右京はヒロコの証言をもとに女性の似顔絵を作らせ、その女性を突き止める。しかし、その女性には双子の妹が…。
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この作品は「面白い」
「相棒」ファンとしては痛恨のミスでした。この回、自分のDVDにも録画し忘れていてしかも存在そのものも忘れていて14年目の今日にしてレンタルショップにてやっと気付きました。折角のウルトラマン(黒部進氏)の娘さんが出演されていた回なのに……、すみません。早速借りて観ました。しかしながらストーリーはこれもすみませんが途中でわけがわからなくなって、双子の姉妹の犯行はわかりますがどちらが姉でどちらが妹なのか途中で頭の中がゴチャゴチャしました。結局のところ姉の留奈が何でもキッチリした性格の妹留美を嫌っていたのと、また妹も自分と同じ男を愛していたために犯行に走ったという事でいいんですね?。まぁ殺人罪にならなくて傷害罪(あるいは殺人未遂)で澄んでよかったのでしょうが、その決め手が半透明の傘だったわけか…。一見完璧すぎるくらい完璧に思えた双子の容姿・行動・アリバイ等も右京さんにかかれば手こずってはいたものの最後には見破ってしまうのですね、コナンくんも金田一少年も顔負けかも(笑)。しかし冒頭でいきなりヒロコママ登場とは恐れ入りました。ヒロコママの受難の回ですね、お疲れ様でした。あと捜査一課がはじめに喫茶店で妹留美をマークしていて偶然に右京さんらが連れて来た姉留奈を見た時のあの捜一の間抜け顔(失礼!驚き顔)がまた笑えました。今度また再放送されたら今度は忘れずに録画しようと思ってます。
先程、season2の再放送が終了しました。
最後の再放送作品のこの回、ミステリアスで好きな作品です。双子の岡村留奈と留美の犯行ですが、喫茶店で間違えたたった一本の傘で犯行が姉の留奈であった事が判明しました。が、疑問点が一つ。昨日の姉妹の指紋がそのまま、べったりとテーブルに残っていたという事は、つまり店員さんはそのテーブルを昨日から全く拭いていなかったという事かな?だとすれば不衛生的な喫茶店と思いました。
それから一度、双子の姉妹と同時に付き合ってみたかったと言った被害者の坪井さんには同情の余地はなく、少し憤りを感じました。
結果的には殺人ではなく、傷害罪か殺人未遂罪で姉が立件されるのでしょうが、似た者同士と言っても姉は妹を嫌い、また比べられたりされるのが苦痛だったんですね。
season2を振り返ってみると、女性による犯罪が結構多かった気がしました。
①木暮ひとみ②青山晴美(弁当屋の娘)③七森日出子(共依存の母親)④辻真理子(飲み屋のママ)⑤小林医師の妹、恭子(共犯者)⑥松金彰子(博物館館長)⑦三峰秘書と蜷川るみ子⑧村瀬真奈美(クイズ王)⑨山中貴和子(氷女)⑩望月ちとせ(誘拐犯)⑪岡村留奈⑫皆川千登勢(次長検事)。
ほとんどですね、season2では。
それでもやはり大好きなseasonでした。
冒頭で右京が伊丹の性的マイノリティーへの差別的言辞を窘める。
これだけでも、この作品の価値がいや増す。
いよいよ浅倉死刑囚が自殺を図り亡くなったシリーズがきます。大学時代の古き友人として亡くなるのは悔しいだから伊丹さんを殴ったと思う。
本題に入りますが、姉妹が出て来る事件であり、しかも同じ家作りになっていたとは考えられないです。あのオカマバーのヒロコママも大好きです。
>重富さん、たくさんの感想を投稿されるのは構いませんが、前にもお願いをした方がおられましたが、連続でいくつも投稿するのはやめていただけませんか?
他の方の新規のコメントが埋もれて、わからなくなります。
この話はミステリーの王道、双子物ですが、よく出来ているなと感心します。
シーズン2のみの参加の深沢さんの脚本ですが、その後は警視庁捜査一課第9係でも、面白い話を書かれていますね。
いつか、相棒とのコラボスペシャルやってほしいですね!
双子を題材にした作品ですが、どちらの犯行かを見極めるために苦心したことが、よくわかります。
エンディミオンさんがおっしゃるように、姉妹をもてあそんだ被害者の坪井氏に憤りを感じました。
双子といえば、角田課長も双子ですが(詳しくはSeason1「最後の灯り」の項を参考)、エピソードが、双子の姉妹の一方への恋心でしたが、自身や京都府警にいるお兄さんとのエピソードも聞きたかったです。
推理モノって感じでおもしろい!
半透明の傘を女性が間違って持ち去ったことによって、喫茶店にいたのが妹の留美さん、坪井を階段から突き落としたのは姉の留奈さんだったという真相が明らかになる展開がやはり見事。
しかし全ての計画を立てたのは何でも完璧にこなそうとする妹の留美さんのほうだった。
美和子さんのいうように何もかも似ているほど張り合っていた部分もあったのかもしれませんが
今回 坪井に「一度 双子の姉妹と同時に付き合ってみたかった」というふざけた理由で自分たちの心をひどく弄ばれたことでお互いに協力し、庇いあい、とても深い絆で結ばれて思いあっている素晴らしい双子姉妹でした。
姉も殺害犯にはならず、坪井を殺すことなく妹も手を汚さずにすんだことがとても救いだと感じます。
内容としても右京さんたちを苦戦させるぐらいのミステリーであると同時に
ヒロコママや一卵性双生児の双子などの人権をとても尊重しているような部分もあり、やはりすごく良くできた作品だと改めて思います。
これ、かなり好きです。秀作です。
被害者が下衆で、犯人側に感情移入できる、相棒でたまにあるこのパターン、大好物。
最後の病室のシーン、なにもなかったことにしてくれる二人の気持ちにジーンとなりました。
ビニール傘によって犯人が(正確には、犯人じゃないほうが)特定されるくだり、謎解きとして素晴らしい。
★★★★★
個人的にこのエピソードは、古畑任三郎(以下、『古畑』)の『矛盾だらけの死体(小堺一機さんの回)』の病院でのシーンを引用したと言っても過言ではなさそうですね、ただその病院でのシーンで『古畑』と異なる点を挙げると、
・田付貴彦さん演じるアーバンカンパニー 社長・坪井真治が吉本多香美さん演じる一卵性双生児の妹の岡本留美に歩道橋の階段の真上から突き落とされ、意識が回復したあとの信輔・伊丹から事情聴取を受けた坪井の様子がおかしかった点(『古畑』では被害者は健忘症になってた)
・留美が病室で寝静まった坪井を襲撃するところを特命係に先手を打たれて阻止されたところ(この時坪井は別の病室に移されてた点は『古畑』と同じだが、『相棒』ではそのベッドには誰も居らず、『古畑』では今泉が身代わりにされてたwwww)
※しかも坪井のガラケーに坪井と肩を組んで写っていた写メには、同じく吉本多香美さん演じる一卵性双生児の姉・留奈ではなく留美だったというのが決め手という皮肉…。
ここで数少ない笑えたシーンとあれ?って思ったシーンを挙げると、
[笑えたシーン]
・留奈と留美が絡んでる事件で躍起になってる薫と信輔と伊丹(そこで右京が留奈と留美が絡んでる事件だからと3人の揚げ足をとったりしてるシーンはおかしかったw)
・薫と伊丹は同類と評した美和子(その翌日に右京まで同じことを言ったのは尚更クソワロタwwww)
[あれ?って思ったシーン]
・このエピソード、ヒロコママは要らなかったのでは(ただ、冒頭の信輔と伊丹とヒロコママのやり取りはおかしかったw)?
以上、笑えたシーンとあれ?って思ったシーンでした。
最後に吉本多香美さん、一人二役の大役、お疲れさまでした。
妹さんがきっちりしているなら、帰りに傘を買って帰ると思うのですけどね。
謎解きは面白いけど、アリバイ崩しに無理を感じた。
それに、釈放されてもスグに殺しに行ったりしないでしょう。
こういったのは必ず殺されなかったり、ハッピーエンドが多いけど、バッドエンドがあっても良いと思うんだけどね。そっちのほうが見てると毎回ドキドキできるし。
双子で犯罪すれば完全犯罪も可能なのかな。やってみたいけど一人だった。
亀山さんと伊丹さんが同レベルには、私も同意しますが、杉下さんは逃げたままだ。