脚本:真野勝成 監督:橋本一
ゲスト:和泉元彌
未解決事件を取材していた美和子(鈴木砂羽)が、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)に相談を持ち掛ける。5年前、23歳の青年が公園で何者かに殺害された事件を、改めて調べてほしいという。2人はさっそく被害者の母親から事情を聞くが、そのかたわらには平井(和泉元彌)という男性がいた。

脚本:真野勝成 監督:橋本一
ゲスト:和泉元彌
未解決事件を取材していた美和子(鈴木砂羽)が、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)に相談を持ち掛ける。5年前、23歳の青年が公園で何者かに殺害された事件を、改めて調べてほしいという。2人はさっそく被害者の母親から事情を聞くが、そのかたわらには平井(和泉元彌)という男性がいた。
細かいことを言いましたが、当サイトへのコメントは大歓迎です。初めての方もお気軽にお書込みください。
とりあえず初回を見た感想としては、1時間のドラマとしては相当込み入った話だなというとこですかね。
テーマは今までにないものですし、視聴後に独特の余韻を残す展開は非常によかったと思います。
ただとにかく情報や感情が交錯しすぎて頭の処理が追いつかない感じがしました。
マンガが事件のキーアイテムとなる話は今までも何度かありましたし、復讐対象に対して愛憎入り混じってしまうというのもいかにも相棒らしい人間ドラマの描き方だなと関心したのですが、とにかく今回の話はそれらの要素がたくさん詰め込まれまくってて難解だなという印象を受けます。
前後編や正月SPなど尺がたくさんある状態で登場人物それぞれの思惑をじっくり描いてくれればもう少しすんなり受け入れられた気がしてちょっと勿体無いなと思ってしまいました。
あと予断ですが伝統芸能出身の役者さんってどうも演技にクセがありますね。
独特の間というかタメというか、なんとなくそこが気になってしまいました。
さて次回はなんと中園参事官が誘拐される!?
プレシーズン1話から登場している古参キャラの中園参事官がとうとう主役に抜擢される日が来たのでしょうか?
楽しみです(笑)
よくわからない、微妙な話でした。
もう一度見直せばわかるのかもしれないけど。。。
和泉元彌ゲストで私が勝手に期待値あげすぎたのかもしれません。
あっ、昭和世代には懐かしいあの「水飲み鳥」の玩具が出てましたね、僕も持ってましたよ。
さて今回の話も良かったですよ。
犬山犬彦がまさかの北原さんだったとは意外でしたが、最後にまた彼女が漫画を描き始めたのは良かったですね。
和泉元彌さんの演技も悪く無かったですよ、でも演じた平井葉一にはちょっと同情は無理かな、僕は。
さて来週は中園参事官の話、中園参事官が中園「惨事官」にならなければ良いのですが、楽しみです。
かなり異色な回だったな、という印象。
前回がどこかコミカルさのある地面師パロディ回で次回が中園参事官回、その緩急のためにここに挟まれたのだろうなといった感じ。
人は痛みから徐々に回復していく。けれども、死んでしまったらそこで止まってしまう。
平井は結局、ターゲットとなった3人が梨央に何の痛みを与えたかすら教えないまま彼ら彼女らを殺害していった。
出来る事なら、その「犯人としては止まれないながらに、明らかに矛盾してしまっていた部分」についても、右京さんに説教をして欲しかったかなと。
訂正 3人ではなく4人でしたね
とにかく「痛みからの回復」を軸にしている割には、当人の復習が「回復出来ない形(殺人)」まで行きすぎてしまったというのはなかなかに考えさせられるものがありました
申し訳ないけど個人的には今回のはダメだなあ…受け付けない。お話を面白くする要素はそれなりに揃ってましたけど、感情移入が出来ませんでした。一番大きな理由は僕自身が漫画家だからですが。
漫画家志望の彼女が被害に遭ったのは辛い出来事だったと思います。漫画を描く作業には物凄いエネルギーが必要なので、復讐が執筆のモチベーションになるのはあり得るでしょう。ただその場合、持って行き場の無い怒りや悲しみ、恨みをせめて漫画という形にする事で発散したいというなら分かる。でもそれで誰か=読者を動かそうという発想はどうでしょう?それは復讐心の暴走みたいな魂の叫びではなく、漫画にする事で余計にドラマティックに同情を買えるだろうって卑怯な計算高さが働いている気がします。自分を守ってくれるという相手にわざわざ読ませている。こんなモン、物凄いドス黒い思考で描かれた、ただの殺人指令書に過ぎません。自分の作品を殺人教唆の道具に使ったんです。漫画家を目指す人がやっていい事じゃない。だから個人的に、彼女に全く感情移入出来なかったんだと思います。
これが誰にも見せるつもりの無い、自分の心を壊さない為にフィクションで復讐しようという意図で描かれた漫画を、たまたま読んでしまった相手が代わりに復讐してくれた。それをやってくれた人物にも心当りがあって、その人を殺人者にしてしまって申し訳ない──みたいなお話なら、感情移入出来たかもしれません。それで苦しんでた彼女が最後に歩き出すって物語なら、ラストの余韻に浸れたかも。
例えるなら今回のお話は、かつての「殺しのピアノ」同様に、プロとしての矜持を自ら汚す行為をやってしまった人の話です。出来れば右京に『こんな作品は描いちゃいけない』って叱って欲しかった…。
うーん、人間ドラマでしたねえ。カメラワークがすばらしかった。5点をつけました。
「幸せになれるはずだったのに」と思えた瞬間がほんの一瞬でもあったということは、人生においては救いだと思うんですよね。貴重な。でもそれが成らなかったというのが今回のテーマなんでしょう。母親が「あんな子とは」と少女を卑下した理由を問うシーンで、亀山がそのセリフを言ったのがものすごくインパクトがあったと思います。こんな重要なセリフ、亀山以外に誰が言えたのでしょう。この辺が今の相棒のすごいところだと個人的には思いますね。批判やらエライ批評やら文句やらがやたら闊歩するこのサイトにおいては、こんなの少数派かもしれないですけどね。こういう巨悪とか政治とかでなく、その辺に転がっているような傷とか、小さな幸せとか、そういうのをじっくり描けるのもまた相棒の一面だと思うんですよね、私は。
今回も無言セリフがあってすごいなーと思ったんですが、犯人のシーンでしたよね。右京じゃなくて。それがとても印象的でした。右京の説教よりもそっちのほうが印象に残るように演出してあるように見えたので、意図的にそうしたんでしょうが。そういえば右京の説教は、迫力が抑えられていたように見えましたが。
こてまりは女将さんの衣装を含めていつもに増して豪華でしたかね。終盤の音楽は耳新しかったように思えましたが、どうなんでしょう。
また真野さん脚本でしたか。12話が久々に面白い話だったので、今回の話のあまりの面白くなさにまさかと思いましたが。失礼ですが、私でも書ける脚本ではなく、私でも書かないような想像性のない話でした。
時間的に途中「もしかして2話構成?」
と思ってしまうくらい掘り下げに時間をかけてるように感じたからか、終盤が駆け足気味に感じてしまいました。
アイスティーのシーンなどカメラワークに見入ってしまうシーンが多かったのですが、どうも没入できない(テーマ的にどうしようもないのかもしれませんが・・・)
今回のような話は中盤や終盤も時間をかけて丁寧に描くと印象は変わってくるとは思うんですが、2話構成にして時間をかけると逆に中だるみに感じてしまう的な問題があるんだろうなと思ってしまいました。
今回の相棒ですが正直いって?です
5年前の事件を美和子さんが取材した事から
特命係が関わる事に、その顔合わせで突然
協力者の平井が犯行を自供するという展開は
意外性もあって期待が膨らみました
しかし結果的に、莉央が書いたマンガどおりに
平井が犯行を実行していました いつもの相棒なら
莉央が主犯だとしても、犯人は別の展開が定石では
ないでしょうか?
右京さんが平井に「あなたが2人の女性の人生を
破壊したんです。」と指摘しますが、私には逆のような
気がしますし 事件の発端は莉央を襲った3人と莉央を
見捨てた為永です
被害者の母親の協力者が、2人とも犯人であり友人だった
という設定もどうでしょう
ラストで右京さんが、莉央に紅茶の入れ方を再度教えようと
するなんて ありえません
「水飲み鳥」の玩具が意味ありげに画面に出てきますが
何の意味もありませんでしたね。
被害者四人が何故殺されたのか判明する回想シーンから
流れが少し変な感じになってしまった気がしました。
被害者の女性二人が「スタンガン持って絡んでいた」というあまりにも分かりやすい悪人キャラとして描かれていたのは真野さんのクセが出すぎたようにも思えます。
平井さんもどうやって彼女たちのことを探しだしたんですかね。元警察官なので目撃証言とかがあればいけるかな?
あと、亀山くんが復帰してから
亀山くんが相棒だからこそ出来た話というのが本当に少ないですよね。
先週、先々週の回ではまだ亀山くんのキャラも活きていましたが今回はまた亀山くんがいなくても十分成り立つ話になっていて勿体ないような気がしました。
美和子さんのジャーナリストとしての活躍ももっと前面に押し出しても良かったように思えます。
ただ全体的な内容としては、
漫画が関わってくる事件としても人間ドラマとしても
なかなか見応えのある作品ではあったと思います。
事件関係者も描写が少なく人物像が掴みにくい部分はあるものの被害者の女性二人を除けば
明確な悪人がいなかったと思えるのも結末の後味悪さをより強くしていて深みがありましたし、
重要なワードとして強調されていた『レジリエンス』、そこからくる「人間は罪悪感からも回復してしまう」というテーマ、
さらに「自分のことを守ってほしいとそれとなく誓ってもらい、自分の漫画を見せることにより自分を傷つけた者を殺害するように仕向けた殺人教唆」
と挑戦的な題材がいくつもあるのは印象的でした。
そして最後に「それが殺人教唆の証拠にはならず罪にも問えない」とハッキリ言及していたのも良かったです。
殺害を実行してしまった平井さんには感情移入しにくいですが、
好きな子供たちのことを思いながら行動していたのは間違いないことと留置所にいるときに見せていた魂が抜けたような表情などを見るととにかく哀れで
死刑を免れないのでしょうが、生きていてほしいと思ってしまう方でした。
彼に殺人教唆したことを悔いている漫画家のリオさんも
特命係部屋に送ってきた漫画を見るぶんには
前を向いて進み始めたと思えますが
罪と向き合いながらどう生きていくのか想像させるラストシーンも切ない余韻が残りましたね。
最後の取り調べのシーンで右京が平井に対し「あなたが復讐を実行したことが、母親と莉央の人生を破壊した」というようなことを言ってましたが、母親はともかく、莉央に関しては自分が描いたマンガを平井に見せたことで、その復讐劇を平井が実行に移したのだから、むしろ莉央が平井の人生を破壊した、と思えるのですが、その点についてはあまり大きく触れずに彼女の再出発に期待を抱かせるラストシーンは、少し違和感がありました。(映像的にはこちらのほうが好みですが)
それならいっそ、自分を苦しめた4人を平井に成敗させて、自分は殺人教唆の罪にも問われずに釈放され、帰ったアパートの部屋で一人、不敵な笑みを浮かべる…みたいな「こいつが一番の悪人やんけ!!」的ラストシーンのほうが、違和感がなかったように思います。(個人的にそういうシーンは苦手ではありますが…)
もちろんそれだと、劇中の様々な設定に矛盾が生じるので、ラストシーン以外はそのままで、という訳にはいきませんが…
「レジリエンス」といったメインテーマがなければ、もっとスッキリした話にはなったと思いますが、それだとそれこそ「そんなストーリーわざわざ相棒でやらなくても他で十分」なんて言われてしまうのでしょうね。
今回は「相棒らしさ」を盛り込んた分、ストーリーが寸詰まってしまった、という印象を受けました。
…あと、平井役の和泉元彌さん、なかなかの好演だったと思いますが、やっぱり随所に見られたセリフ回しの「クセ」僕も気になりました(笑)
一晩寝て皆様のコメントを読ませていただきました。
今回は なんじゃこりゃ”という 私的にはつまらん展開。
前々回に奥様 羽野さん 出てたのは伏線でしたか?
狂言の大蔵、鷺と三大流派をなす和泉流宗家 和泉元彌氏を
名演でしたがメインではない?お役にしたのはもったいない。
ひところマスコミに頻繁に出ておられた 母セッチーさんが
何と言っておられるか、知りたいものです。
平井の取調べは何故、(たまに参考人の話を聞く時使う)広い部屋で行われてたんでしょうかね。違和感ありました。
被害者4人と莉央が関わる回想シーンが大事な場面だったはずなのに、あまりにも端折ってしまっていて、その後莉央が自殺未遂する程思い詰め、そして回復してから漫画に書く理由がよく分かりませんでした。
前半から中盤までとても面白かったですが、後半が残念でした。
せめてあと10分か15分程度放送時間を長めにして後半の描写に時間をかけてほしかったと思いました。
他の方々も書かれていますがどうにも駆け足というか詰め込み感は否めなかった印象
ただ、近年に見られるような「相棒」風ドラマには感じなかったです。
殺人教唆としては不起訴処分となった莉央の今後の人生に明るい兆しを感じさせるラストや特命係の部屋での無言の2人には前回に続いて余韻が残りました。
平井については複雑な心情がよく描けていたのでは?
人は誰しも理想や理屈と実際のところの行動や人生は違っていたらしますからね。
警察官てあっても1人の人間で、自らの性嗜好に悩んだり愚かな殺人に手を染めてしまったり、こういう人物像や物語は他の方では書けない物だと思います。
今期、真野さん担当はこれで終わりなのかまだあるのかはわかりませんが、次のシーズン以降も継続して参加していただきたいです!
次回、遂に中園参事官主役回で岩下さんが脚本とは楽しみです!
複雑すぎてよくわからなかったと思います。未解決の事件を取材で美和子さんがよく使われていますよね。被害者に笑われて人を殺すことは、間違っていると思います。梨央ちゃんへの取り調べ担当が、出雲麗音ちゃんと亀山くんでしたね。右京さんと伊丹さんが大きい部屋で平井氏を担当していましたね。カメラワークと後ろからのカメラのアングルもかっこよかったです。でも一番面白かったのは、捜査本部に右京さんが一番後ろにいて捜査会議に出席していた場面でした。中園参事官から大きい声で注意を受けたのがびっくりしました。捜査権のない人がそのような会議に出席するのがちょっと疑問点があります。次回は、中園参事官が誘拐!!どうなってしまうのかちょっと心配です。次回も楽しみに。
ドラマの内容もさることながら、明らかに和泉元彌
氏の演技力にかなりのウエートを背負わせた和泉元
彌氏頼みのエピソードで、それこそまるで和泉元彌
氏の一人芝居のために当て書きをされたかような一
編とも言え、本作が成功するも失敗するもやはり和
泉元彌氏の力量次第になる訳で、要は和泉元彌氏に
ハマらなかったらこのエピソードにもハマれないと
言っても過言では無く、結論としては誠に残念なが
ら全くハマれない1本になってしまったと言わざる
を得ない。仮に事件がもっと面白い内容だったとし
ても和泉元彌氏には相当に荷が重い役回りになって
しまったよなぁと自分には感じられたし、目まぐる
しい展開でグイグイと引き込んだ「細かいことが気
になる患者」の次に、それとは真逆のこういった作
品を持ってくるというのもあんまりいい選択肢だと
は思えなかったのですけど、どうでしょう?
莉央が漫画の投稿に使っている「犬山犬彦」という
ペンネームも、どうしても「しゃぶ山しゃぶ子」を
思い出してしまうし。真野さんって、こういう名前
が好きなんですかね?それとも、わざとか? マイ
ナス要素が多めで前話での貯金を全て使い果たてし
まった「レジリエンス」には、★2つを献上。^^;
さすがの真野脚本。
彼は人間の感情も、相棒というドラマも、杉下右京の正義も全く理解していないことがよくわかった。
まず、人間の感情という点で相変わらず判を押したようなコテコテの悪人を「スタンガン片手に淫行を迫る若い女2人組」という形で具現化し、思想なき若気の至りとして描写する壊滅的センスの無さが光る。
被害者と加害者の対比を描きたいならこの2人組を肉付けし何不自由無い家庭環境だったなどの背景を盛り込めるがそれすらしない。これではただの時代劇の悪代官同然。漫画を描いていた女にも「閣下の城」のような裏で糸を引く悪女の痛快さが全くない。反省も薄い。
相棒というドラマにおいては、杉下右京が人間性の欠落したドライな人物像なのに対して、人情で動き時には犯人を感情論で説得する愚直な亀山という役回りのはずが亀山を事件に絡ませず杉下の腰巾着としてしか動かさない無意味なドラマ性を披露する奇跡的なシナリオセンスも胸を躍らせる。
真野の致命的な欠点として、杉下右京というキャラをただの推理力オバケの人情刑事と捉えている愚かさがあるが、杉下は(少なくとも櫻井岩下古沢などの主要ライター陣の解釈では)真実を追求する為なら人権侵害や微罪も厭わない冷酷な人間である。これが真野には理解できていない。
今回の話なら当然、漫画を描いていた女にはどんな手段を使ってでも殺人教唆の証拠を突きつけ、法の裁きを受けさせるように持っていくのが杉下という男なのである。
前話のろくでもないギャグ回に引き続いての登板ということで、相変わらず相棒のことを何も理解していないやっつけ仕事が他のライターの担当回を魅力的にするファインプレーとなることを切に願うばかりだ。
うーん、和泉氏の狂言を観たことがあるので、演技の狂言くささは逆に良かったです。しかし、ハッピーエンド調に終わっていい話なのでしょうか。すごい違和感が残りました。あの最後の漫画は未来への希望ということなのかもしれないけど、ある意味殺人教唆ですよね。(違うのかな)それ以外にも、母親への愛?うーむ。自分が息子を殺しておいて・・・・・。
この脚本を演じるしかなかった全ての演者さんに大きな拍手を送りたい気分です。
すみません。上のコメント たつろーです。
スタンガンで脅迫するくだりは何か他になかったのか?とはおもってしまいますが、相棒らしいはなしで大変きょうみぶかく視聴しました。
右京さんのりおさんへの接し方についてですが
右京さんはカイトくんがいたころから少しずつまるくなった部分もありますし、
マンガで殺人教唆したというのも証拠はほぼなく、
りおさん自身がけっして悪女ではない心を深くきずつかせている若い女性であり、いけないことをしたと自覚しているのもわかったから責めなかったのではないでしょうか。
やりたい設定や言わせたいセリフを辻褄を気にせず全部ぶち込んだらこうなるんでしょうね。脈絡も突拍子もない実は○○だった!の連続でひどい脚本だと思います。
結構な相棒ファンさんのコメントにもありましたが、本当に悪いのは、莉央さんを襲った3人と莉央さんを見捨てた為永さんであると思います。さらに言えば莉央さんとの交際に水を差した、為永さんの母親である和田彩子さんにも非があると思います。
彩子さんは、為永さんが小学生のころ、莉央さんとの交際を否定した経緯がありますが、相手の出自にこだわる人っているのですね。為永さんが莉央さんとデート中、件の3人に遭遇した際、莉央さんを見捨て去ったのも少年時代に受けた、母親の心無いひとことが脳裏をよぎったのかも知れません。
莉央さんが描いた「パパポリス 復讐篇」。交際をはじめたころから為永さんに見捨てられた日までの出来事、その後の当事者たちの事、あの日の4人に対する怒り(こうなればいいのにという想い)を描いたのでしょうね。ただ、その作品を拝見して、それをトレースするように犯行に及ぶ平井さんの気持ちは理解できません。とはいえ、莉央さんが漫画を描けるところまで心が回復したのは、救いなのかもしれません。
本作は、美和子さんの取材記事を題材にしたため、美和子さんの語りで始まり美和子さんの語りで締めくくったのがよかったです。
この和泉狂言師しか演じる事が出来ない作品だったかなぁ。
でもこれも相棒の作品群の紛れもない一つに違いないですよね
難解な作品だったけどあえて拍手を贈りたいなぁと思います
「レジリエンス(回復力」という言葉は、最近はビジネス界隈でよく使われてるみたいですね。
「ストレスをしなやかに跳ね返せる心の強い人を「レジリエンスが高い人材」と呼び、重宝する企業が増えています。レジリエンスを強化するには「スルースキル」を身につけることが有効」とか、書いてあるサイトがありました。
嫌なことがあっても「さっさと立ち直る」
嫌味を言われても「スルーする」
「困難をしなやかに乗り越え回復する力(精神的回復力)」として良い意味で使われることが多いようですが・・・
今回は「罪悪感からの回復力」ということで使われているようですが、
果たして今回の被害者たちが罪悪感なんて持ってたのか??疑問に思いました。
もともと自己中の輩ばかりだから、せいぜい心の隅に「悪いことしたかも」って意識が一瞬だけ芽生えてすぐ忘れたって感じじゃないですかね~
なので、せっかくレジリエンスをテーマにしたのにスベってる感じがしました。
個人的には今期ワーストです。そのまま和泉元彌さんが犯人なのは物足りなかったです。右京さんの怒鳴る基準が分からないというか。個人的には「いい加減にしなさい!」と言ってほしかったです。当時彼は警察官だった訳ですから。
自己中心的であることの自覚があるうえで罪を償おうともしている犯人だったからこそ
右京さんの怒りも最高値まではいかなかったんだと個人的には思った。
それでも元警察官としても人間としても一線を越えてるのは間違いないため静かに激昂させてたので特に違和感はなかった。