脚本:神森万里江 監督:権野元
ゲスト:森本レオ 森田順平
『千言万辞』という辞書を担当する編集者の男性が、メッタ刺しの遺体で発見された。個性的な語釈から、読み物として『千言万辞』を愛読している右京(水谷豊)は、事件に興味を持ち、亘(反町隆史)と共に独自の捜査を開始。
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今回の脚本家は神森さんで、いいものを見せてくれました。辞書にこだわりを感じる人こそが重要だと思う。なので、教育の場でも使う本の内容をじっくりと観察しました!ゲストに森本レオさんが出てくれたのは、相棒では第1シーズンの終わりぐらいにしか出演していなかったけど、本当に良かったと思う!次回は角田課長との決別が気になります。どんな風に変わるかなぁ❓
端的に言わせてもらえれば、ひどい内容。
病気である事を差し引いても各人の行動に一貫性が無さすぎるし、単純なプロットなのに整理されていないせいか、ごちゃごちゃした印象を与える。
言葉を吹き込んで相手を操るトリックにしても現実味がなく、無理が有りすぎる。
次回は角田課長絡みなので、そちらに期待。
なんか久しぶりに相棒らしくない相棒を観たような気がしました。
個人的に好きになれなさそうな話と言った感じです。
もう一度、観てみないとはっきり言えませんが。
最後の花の里での亘ちゃんの辞書の「偏屈」=「右京」にはちょっと笑えましたが。
あと、冒頭で夢について右京さんがウンチクを述べているときに、伊丹さんだけは響かなかったとありましたが、以前に
season6あたりに芹沢君から「先輩は本を読まないから」と言われていた回がありましたね。
本を読まない伊丹さんはもちろん、辞書を読む訳がないと言うギャグですかね。
これもちょっと笑えましたが。
内容はあまり面白いとは言えそうもないです、僕は。
評価はとりあえずは2点ぐらいでしょうか。
視聴率も下がってるだろうな~、きっと。
来週は「バクハン」
真野脚本、橋本監督ですね。
角田課長がまた爆発する回ですね。
角田課長対右京さん、めちゃくちゃ面白そうで期待大です。
初見の見直し無しでの感想なんですが、初めての脚本の方なので不安もありましたがまあ普通かなと思いました。
登場人物が限られてますから、それぞれの犯人の可能性や動機を考えながら今回も視聴してました。
最初はアシスタントの女の子が千言万辞が無くなると契約社員としての仕事が無くなるとか編集者に肉体関係を強要されてたとかかなと予想してたりしたら、森田さんは早々に事情聴取だし、森本さんはアルツハイマーだったりで無いのはわかりましたが、編集長が正統な辞書派でそちらを守りたいが為の犯行だったとはハズレちゃいましたね。
金八先生で数学の先生を長年演じておられた森田さん、前回の利重さんに続いて「あすなろの唄」から酒向さん、久しぶりの森本さん、今回は被害者で3回目の天野さんとゲストの皆さんの演技も楽しめました。
芹沢が夢のくだりで同意して、島根出身設定が久々に出てきて脚本にあったのか、山中さんのアドリブなのかちょっときになったりしました。
青木の間仕切り、未だに撤去されずか。
それよりも次回の予告編での角田課長とのガチの対立の行方が気になってしょうがない!
また、皆さんのコメントが割れそうな予感しかしない
脚本は真野さんだしね
・・・・
安倍晋三ちゃんの所信表明なみの内容だから評価はこんなもの^^ 心は「もっともらしいけど考えたらさっぱりわからん」。騙されるの『千言万辞』の「常識」的な人くらいでしょ^^;
でも『千言万辞』三省堂あたりから出ないかな^^;」 ベンチャーで反省堂!?とかの出版でも良いかも。
毒舌なところがすごく、私にぴったり^^ 朝日新聞出版さん出版しませんか? よろ~^^; 今の辞書廃刊になっても良いようなの多いからな。ググれるし、学校卒業したら絶対見ない^^; 見てる人いるのか? 古本にも売れない;;し漬物石(家で漬ける人減ってる)の替わりにもならないし、単なるゴミ。こんなこと書いたら編集長出所したら殺されるか?>< ということで死刑にしましょ^^
『千言万辞』の「常識」に当てはまらない人なので^^v
僕は普通に楽しめた人でした。森本レオさんの演技が素晴らしく、円熟の芝居も楽しめましたし、二転三転もあって良かったと思いますが、やはり感想は個人個人ですね。
さてさて、来週が非常にハードそうで、興味が引かれてたまりません。真野×橋本でガッツリ、見せてもらいませう。
今回はまあまあですかね…
認知症になってたらまず一人で外歩いて帰ってこれるのか疑問に思いました。
犯人はすぐ分かってしまう上、動機も滅多刺しにする程の事かなど入りにくかったです。
最後の冠城君の辞書を使って幸子さんと一緒に右京さんをイジるシーンは笑ってしまいました。
2回見てようやく話としては特に大きく不自然な箇所もないとは感じることができましたが、いろんな伏線が詰め込みまくられていて大筋が分かりづらくなっていた感はありましたね。内容の面白さは可もなく不可もなくといったところでしょうか。
言葉に執着する大鷹さん以外の彼を取り巻く人物たちが言葉に対してそれぞれどのような考え方を抱いていたのか、もう少し対照的に描かれていれば、自分好みでより深みのある内容になったかも知れません。
大鷹さんと国島さんがどのような経緯でお互い歩んできたのかも気になりました。そこら辺の描写がより詳しければ、最後の表紙に2人の名前が刻印された辞書が映し出されたシーンでより感動的になったと思います。
最後まで観て、「え?物証なし?」という驚きでした。
推理と自白だけの送検で裁判戦えるのでしょうか?
まあ、返り血は少なからず浴びているだろうし、家宅捜索して見つけると言ったところでしょうかね。
その辺は省かれていますが、そこまでの描写は必要なかったという事でしょうか?
それよりも来週が気になります。
右京さんと角田課長が決裂?
心配でたまりません。
『千言万辞』の「常識」に当てはまらない人
こんなとこでもプロパガンダしてるバ〇がいるんだなって笑いました。ID調べたら安田純平擁護してる奴だね。
まあそれはそれとして、「読む辞書」と「調べる辞書」。今の時代は「読む辞書」のほうが必要な気がするね。
調べる辞書はネットの中にあるからな。
色々現実味が無さすぎますね。
『辞書を出版させないため』という犯行動機も、ペーパーナイフの一突きで致命傷を与えたわけでもないのに普通の男性が抵抗できない状況も、警察からも注視されてる患者が易々と病院を脱け出せる展開も、様々隠蔽工作をしときながら何も証拠も提示されてないのにペラペラ自白する犯人も、全くもって不自然です。
そんな穴だらけでもメインのコンセプトが面白いなら目も瞑りますが、どこか面白いところあったかな…
竹本健治の『涙香迷宮』がメインの事件は普通だけど面白いのは、作中のいろは歌のディテールがとてつもなくてそれだけで満足できるからです。
あるいは『科捜研の女』みたいに普通の事件でも科学捜査のディテールが面白かったら満足できる、という例の方が分かりやすいですかね。
今回は中心となる辞書のディテールがそれら(いろは歌、科学捜査)と比べて全然浅いので、そんな面白さも生まれてません。
輿水脚本みたいなキャラクターも作れてないし。
これだったらシーズン7の詩人の話みたいに、命より大切な”言葉”を忘れていくのが辛くて自ら命を絶とうとしていた先生が、そのために持ってた凶器で人を殺してしまったかもしれないけど思い出せなくて〜みたいな先生のキャラクターをもっと立てる設定があれば、まだ観られたかな。
TV朝日なんだからネトウヨは見なければいいのにね(苦笑
まぁあれだ、それはさておき、森本レオさんが認知症は個人的には正直に言って滅茶苦茶ショックでしたね(>___<)
ドラえもんとタイアップするか思えばこういうのもありseason17の相棒はまさに何でもありのような感じですがドラえもんとタイアップするならプリキュアありかなああくまでもおば(あ)ちゃんと孫娘向けのサービスであり右京さんがプリキュアヲタというのは流石にねえ(苦笑)
私は、高校時代の現代文の授業で、学校の図書室で辞書を使って、意味を調べて、先生が用意した、プリントに書き込むという授業をしていた時を、思い出しました。
その時の私は、電子辞書を古いのと新しい電子辞書を、持っていたので、古い電子辞書を、女友達に貸してあげて、私は、新しい電子辞書で、調べていました。一方、本の辞書で、一ページめくては探してまた一ページを探すのを繰り返し、プリントに、書き込む男友達がいました。その男友達いわく「本の辞書方が、意味を自分で、探すのが楽しい。」と言っていたことを思い出していた。
その男友達は、私が行っていた高校で、かなりの変わり者だったらしく、お昼のランチタイムでは、ぼっち弁当していた、しかも、私と同じアニメオタクだった、しかも、その事ですぐ意気投合しました。その男友達と一緒にいるせいで、一時は学校中の噂で、恋人関係になっているのでは?とか、の噂が流れた。
しかも、ある日学校の補習で帰りが遅くなってしまってお父さんに学校まで迎えに来てくれて、私は、お父さんの車に乗って家に、帰ろうとして丁度、その高校の通学路を通ろとしていたときに、その男友達が、自転車に乗っていて、お父さんの車に乗っていてた、私を見るなり、手を降っていた。
そんな姿を見た、お父さんがこんなことを言ってきた「あの子、お前の恋人とか?」と言ってきたので、私は、「違って、単なる友達。本当だって!」とその場凌ぎだった。さすがの、私もびっくりした。
後日、その事を、男友達に話したら「えっ、そんな風に見えていたの?
違うってお前は、単なる友達だって。」と笑いながら話を聞いていた。
と、淡い青春時代を思い出して久々に本の辞書を手に取って、あの男友達を思い出していた、高校卒業してからは、メールや電話をしていたけど、最近では、めっきりしなくなった。
きっと、どっかで頑張っているから大丈夫。そう、私は信じているから。
ごめんなさい、ドラマの内容とは、関係ないことを書いてしまって・・・・私の高校時代のことを書いてしまって本当に、ごめんなさい。
その辞書の神様も、学生時代は、その男友達と同じ境遇だったかもしれない。だから、こんなことを書いたかもしれない、そうイメージしていたから。
「舟を編む」を小説も映画も見ていて、辞書作りの大変さ、それに打ち込む(一生をかける)尊さに感動したのを覚えています。
今回もそれを表現したかったと思うのですが、殺人も絡めて、容疑者も複数いて、この時間内にはなかなか難しかったかな、というのが感想です。
でも皆本当はいい人というのは嫌いではないです。
一番嫌なやつは辞書に愛がない被害者かな、と。
所々の小ネタも楽しめました。
確か、その「舟を編む」って・・・過去にアニメ化したことがあったような気がする。でも、調べてみないと、何ともいえない。
ごめんなさい。また、アニメ好きなオタクの癖が出てしまって。
普通に面白かったです。
自分は18歳の大学生ですが、若い人にも取っつきやすい小ネタが入っていて良かったです。新参で若い脚本家でも、こういう普通もしくは普通以上に面白い話(もちろん相棒の中で普通というレベル)を書ける人を積極的に起用すれば若い層も更に取り込めそうだなと思いました。
それから感想とは関係ないのですが、安倍首相が、、とか安田純平が、、ネトウヨが、、とかそういう話は個人的にここでは見たくないです。
安倍さんの話を出した人が発端だと思いますがそういう人は無視で良いかと。
それにしても「千言万辞」欲しいですね。
個人的に今回は、若い人とそれ以上の人で評価が割れる話っぽい気がしました。
私は普通におもしろかったと思います。杉下右京の偏屈っぷりが余すところなく伝わってくる内容で、中身もすっと入ってきましたが。人物が自然に動いてたし。4点をつけました。
私もマクレーンさんに賛成で、こういう方がもっと入ってくればよいなと考えます。年齢的には若くはないほうの部類ですけど…。私は大御所の方々のもったいのつけかたが鼻につくんで。
犯人が誰なのかがすぐに分かった事もあり、好評は付けられません。それでも本作は、森本レオさん、森田順平さん、両俳優の好演が印象に残る作品でした。
特に森本レオさんの、認知症を患う言語学者という難しい役どころ、素晴らしかったです。
大鷹さんの認知症のくだりですが、Season7「天才たちの最期」でも、自殺した青年に若年性アルツハイマーの兆候(突然怒る、物忘れが多い、メモを多用する)のくだりがあり、本作では、これをトレースする事になりましたね。
認知症を患っているとはいえ、言語学者としての誇りを持つ大鷹先生。そのことを知り、秘密や名誉を守り、大鷹さんをサポートし続けた国島先生。その想いが、最新版の千言万辞の表紙に現れているのだと思います。
ラストの花の里での「ひねくれ者」、大喜利みたいで面白かったです。
脚本を書いた方は、舟を編むにヒントを得たのだろうか?確かに右京さんは辞書が好きなタイプかもしれない。あんな辞書ならおいらも寝る前に読みたい気もする。話としては面白かったです。ただ、殺人動機として成立するのだろうか?せっかくの相棒なんだから、人を殺さなくても話が成立するのではないだろうか?人が誰も死なない回をまた見たいなあ。前回はなんだっけな。
今回のストーリーは賛否両論ありますね。
役者は著名で実績もありましたが、
ストーリーはこれをやり切る演技でカバーされたが、名作、というまでもなく。
むしろ、この三回に持ってきたので、
視聴率もセーフですが、年明けなら、
内容的にワクワク感が少なく、
12-13%前後かも。
次の角田課長対決も、シーズン16のワーストでが角田回でしたが、今回どうか?
基本、オヤジだらけで、ユーモアが少ない
シリアス回は、数字がコケています。
今、土日ワイドがなくなり、サスペンス、
推理ものに飢えたファンは相棒をみる良い
流れかも知れませんが、やはり、相棒には
クオリティを期待してしまいます。
他のサスペンス以上のワクワク、読めない展開と、ユーモア、現実味ある犯行動機らがあるか?
また、同じ役者を安易には使って欲しくないです。キャスティングを単に相棒班がサボっているのか?意味があればいいですが、取り敢えず
というのは?です。
相棒シーズン16は外れが少なかったですが、早くもシーズン16ワーストの角田あとぴんのつまらない回に近い印象で、辞書愛もまだまだ弱い。三人体制の青木も使いこなしていない回で。
おもいっきり笑える回も欲しいですね。
陣川、亘で女子取り合いとか。
普通に面白かったです!辞書愛読の右京さん、いかにもって感じ(笑)
ドラマ、ほとんど見なくなってきたのですが、相棒は別です(^^)
ずっと同じ方々が投稿されてて、何か安心します。勿論
新しい方の感想も楽しみです。
角田課長ファンなので、次回ドキドキです!
おそらく「千言万辞」は、独特の語釈で有名な三省堂の「新明解国語辞典」がモデルである。
また今回も刑事コロンボ・オマージュ作品で「忘れられたスター」が下敷きにあるのであろう。
なかなかの快作であった。
学者バカと思わせて、実は認知症の伏線でした。には、まんまと一杯喰わされました。森本レオさんが活きてますねぇ。
私は編集長に共感します……。こんなストリップ本を「辞書」としては世に出したくないよねぇ。しかもより公正で常識的で共通認識で正統派の普通の辞書を廃刊にして、これだけを「辞書」として売り出すなんて……。オッサンのマスターベーションをお茶の間に流すような、ちょっと道義に反するよね……。
あの本を、小中学生が「辞書」として認識してしまったらと思うと、ちょっと責任負うのは荷が重い……。
ビアスの「悪魔の辞典 」は面白かったし、たしか小学校の図書館にあった気はするけれど、「読み物」として、ちゃんと「個人の定義」と風刺であることを認識して読んでいたからなあ。「政治的に正しい」シリーズや、倉橋由美子の「大人のための残酷童話」はとても面白い作品だけど、あれを幼稚園児に読み聞かせようという輩がいたら、その頭はひっぱたくもんなぁ。
移ろい、現れては消え、する言葉だからこそ、その「今」を紙上に固定して記録したいという欲望と使命感は生まれるし、それを私物化されるのは耐え難いよねぇ。
だからといって殺人を企てるのは不可解だけど。
突発的殺人で、偶然を利用して濡れ衣を着せるはなしだったら花丸だったんだけどな。
遅れ馳せながらコメント。普通の話だったかと思います。何故かどことなく初期の相棒のエピソードの雰囲気を思い出す不思議な回でした。個人的に犯人は、すぐに分かってしまいましたが...。
最後のシーンはグッときたし、右京さんの「言葉を大事にしているあなたが偽りの言葉を使って人を陥れるとは非常に残念です。」というセリフとそれを聞いて泣き崩れる犯人という構図も相棒らしくて引き込まれた。
そして森本レオさんの演技は、なんだかんだ言ってとても良かったと思います。
「人間は条件反射的に左に曲がる」また新しい豆知識が出てきて勉強にもなったり、辞書 そして言葉の世界とそれに関わる人間模様も楽しめました。
まず疑問に思ったのがペーパーナイフで人を殺せるのかということ。刃が薄っぺらいし、実際刺そうとするとすぐ折れるのでは?
あと、犯人は割とすぐ分かったのか残念なところ。
ただ、笑えるシーンもいくつかあり、
1、道端で話し込んでる3人の女子高生のスカートを覗いてると思い込んで、森本レオさん演じる大鷹公介に話かけた亘(当の公介本人は言葉見つけを邪魔されたと言い張るが)
2、青木に対してパワハラチックな発言をした右京(上司としては当然のことをいってますがニュアンスがそれっぽく聞こえる)
また天野・雛形夫婦はこの回で相棒にゲスト出演したことになるんですね(雛形さんはシーズン12の「デイドリーム」でメインゲストに出てました)。
他の方のコメントにもあるように、「殺しのカクテル」や映画などある特定のトピックに絞った、久しぶりに警察内部の政治には直接関係のなく、人とは、ということを考えさせてくれる、すごく面白い回だったと思いました。評価が分かれますね。
【個人的な評価軸】
①人間臭さ☆☆☆☆☆
・傍目には「えっそんな動機で」というのも、人間の心は単純な側面もあるが、一概に他人から見て理解できるとは限らない、そんなことも改めて感じさせてくれます。
・アルツハイマーに罹った編纂者ともう一人の編纂者の覚悟と(生き方が違えど)お互いへの思いが伝わり、感動しました。
②右京さんの説教☆☆☆☆☆
・怒号がなく淡々と、犯人に対する嫌味?の効いた辛辣な説教
「辞書には言葉の正しい定義があるべき。個人的な解釈・趣味嗜好の反映されたものが売れているからといって認められない」と主張するが、「そんなあなたが偽りの言葉で人を陥れようとした。残念です。」淡々としていてよかった。
③社会風刺や題材☆☆☆☆☆
・辞書と編纂者の篤い思い
他局で恐縮ですが、「マツコの知らない世界」でサンキュータツオさんが”辞書の世界”紹介され、また、
学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方 (角川文庫)などを拝読して辞書への関心が高まっていたのでした。今回の辞書は「新明解国語辞典」をモデルにしたのかな。確かに一番売れている辞書ですしね。新明解国語辞典の初版は今の第8版に比べてかなり尖ってましたし。個人的には電子辞書では広辞苑を持ちたいが、紙の辞書としては、「新明解国語辞典」や独自の個性が光る辞書を持ちたいな。というか持っています。
言葉には”正しい定義”が必要という一方で、人間の人生を構成する言葉は人の生きざまや人の在り方、社会とのかかわりを反映すべき、という考えも理解できます。
すみません。ちょっと熱く語りすぎました。
④愛嬌、その他☆☆☆☆☆
・森本レオさん、アルツハイマー罹患者でも、相変わらずいい声…!Season1の役割とは全く異なるのではじめは2度めのご出演とは結び付きませんでした
・当然辞書には関心もない伊丹…
・語釈を暗記してしまう安定の右京
・この回も話題になりましたね~右京の「まじ卍」
私はあまり話の構成に着目せず、登場人物に感情移入して見るタイプなので、彼らの感情に着目した感想になるのですが、この話は本当に大好きです。
登場人物の辞書に対する強い愛が見える、感情のこもった演技や言葉遣いが素晴らしかったです。心を動かされる台詞がいくつもあったので、何度もドラマを再生してメモをしたくらいでした。
私はあまり辞書を読むこともそれにまつわる話も見たことがないのですが、辞書作りがどれほど大変で、そこに彼らの辞書に対する愛情がどれほど強く注がれているのか分かるストーリーでした。だからこそ、殺人動機も納得してしまうものがありました。
特に好きだったシーンは、先生と一緒に編集をしていた人と右京さんの会話です。
辞書に限らず、専門の職につく人は殆どが人間らしい生活を犠牲にしてでも自分の時間をそれに注がないと、納得のいく作品にはならないと思います。でもそんな生き方は一人で簡単に出来るものではないし、支えてくれる家族に理解してもらうのだって難しいです(実際にドラマでも描写がありましたが、家族にとっては迷惑極まりない生活でしたし)。それを諦めた人が、自分には出来なかった選択をしてしがみつき続けた人に劣等感を抱いても不思議ではないのに、ああして先生を尊敬していられる関係性は素晴らしいなと思います。
ドラマの感想をこういう風にちゃんとコメントするのは初めてなので、拙い形になっているかもしれませんが、本当に大好きなお話なのでコメントしました。
むしろ神森万里江さんこそ相棒の脚本はもう書かないでほしい、と思っています。
他のドラマで活躍するなら許容範囲な方なんですけど、「相棒」というドラマとして見ればこのときから雑すぎてツッコミどころ満載の話しか書いてないのだと最近になって思うようになりました。
この回もやはり好きではないかなー。
三省堂の辞書編纂に携わった、見坊豪紀氏と山田忠雄氏がモチーフですね。
そこにアルツハイマーと殺人を足して、相棒風味に仕上げたと。
新聞を二部ずつとか、トイレから出てこないエピソードは見坊氏そのまんま。
文章による独創的な語釈はという手法は、山田氏のものかな。
”誰が犯人か?”のミステリー感を出そうとして、結果、”みんな公園にいました”になっちゃうのは無理やりな感じがするのと、
編集者としてのこだわりはわかるが、『千言万辞』を潰すために殺人まで犯すか?
犯行動機の部分がちょっと弱いのかなー。
でも、大鷹先生に対する、国島先生やアシスタントの女性の優しさがあふれていて、
そんなに悪い作品じゃないように感じます。
★★★☆☆
足を引っ張りかねないこの脚本家にはもう二度と相棒に関わらないでほしい。
杉下右京の個性: 9/10
冠城亘の個性: 8/10
その他キャラ: 9/10
小ネタ: 9/10
題材: 8/10
セリフ: 8/10
構成・テンポ: 6/10
カット・撮影: 7/10
音楽の使い方: 8/10
ストーリー: 6/10
総合: 78/100
世間的に見たら、かなりの変人であろう人たちを登場させてくれるのも相棒の醍醐味。
辞書を題材にするというのも如何にも相棒らしく結構たのしめる内容だと思います。
それにしても同情の余地がないわけではないとはいえ、
認知症の人間に殺人の罪をなすりつけた犯人は、それ相応に重い刑を食らうとよいね。
Tverで久しぶりに拝見しました。あらためて見ると神森さん初脚本で神森さんらしさが出ていいですね。これまで小説や漫画と来た本シリーズ。”小説家や漫画家VS右京“だったのがまた違った角度の話で面白いです。最後の大鷹さんと国島さんのシーンも良かったです。犯人が文礼堂国語辞典を愛しすぎて犯行に至ったところも「右京の~」シリーズと通ずる物があって「右京の愛読書」という題でも違和感なしですね。