脚本:児玉頼子 監督:内片輝
ゲスト:江藤潤 あめくみちこ
神奈川県内の河川敷で、人権派として知られる弁護士の他殺遺体が発見され、現場にいた内村刑事部長(片桐竜次)が容疑者として拘束される。捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、遺留品を手掛かりに、近くの線香工場で聞き込みを。すると従業員の中に、12年前に女子高生を殺害した罪で懲役刑を受け、最近出所したばかりの男が、殺害された弁護士の紹介で働き始めていることが判明。

脚本:児玉頼子 監督:内片輝
ゲスト:江藤潤 あめくみちこ
神奈川県内の河川敷で、人権派として知られる弁護士の他殺遺体が発見され、現場にいた内村刑事部長(片桐竜次)が容疑者として拘束される。捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、遺留品を手掛かりに、近くの線香工場で聞き込みを。すると従業員の中に、12年前に女子高生を殺害した罪で懲役刑を受け、最近出所したばかりの男が、殺害された弁護士の紹介で働き始めていることが判明。
細かいことを言いましたが、当サイトへのコメントは大歓迎です。初めての方もお気軽にお書込みください。
もう、先に書く。そのままだったらがっかり。
犯人は同僚の工員。
動機はネットに所在地を挙げたことを弁護士に窘められて。
連投すいません。
・・・やっぱりそうだった。メインの登場人物に関わる人は何も悪くないいつものパターンだ。
神奈川県警は、内村さんの拘留中、何も捜査していなかたってことか?電話の通信記録などで、誰かをかばっているならそれは誰かなんて、容易に調べられるのに。いくらなんでも無理がある。無理があるうえに、予定調和だ。それならそれで、ずっとその路線で行ってくれればいいのに、時々ダークナイトとか陣川君とかみたいな回があるから、今回みたいなのがすっっっっごく、がっかりする。
次回、伊武さんは、前と同じイギリスがらみの、いけすかない同じ役のまま、あの、不安定な感じを回収してくれるのかな??
最後の刑事部長のデレッぷりを堪能するためだけに書かれたホン。
次回はとうとう南井が登場、徳永脚本。
期待しかない。
プレシーズンの1話から登場している内村刑事部長ですが、初登場から20年近くを経てようやくかっこいい場面が描かれました。愛すべき小悪党、一周回って愛おしいクズの代名詞となっていた内村莞爾もやるときはやるということでしょうか。
今回は初参加の脚本家ということでしたが、内容としては十分及第点を与えられるものだったと思います。さすが「孤独のグルメ」などを担当していただけはあるな、と。
中園参事官やイタミンなど各キャラクターたちが非常にコミカルに描かれていましたし、右京さんも初期の頃のようなツンツンした態度だったこともあってかなんとなく懐かしい気分になれました。
まあ上のコメントの人も言ってますが、犯人の正体は極めて簡単でお約束通りなもの(身内を庇っての犯行は十中八九誤解で庇われた方は無実、さらに序盤にちらっと写った人物が真犯人なのがパターン)でしたが、この話の主軸は犯人捜しではないのでそこらへんは多目に見ることにします。
そして来週はずっと気になっていた南井十が再登場するようですね。
久しぶりに緊張感のあるサスペンスを期待します。
Season16 第20話(実社会!?)でもそうだけど、容疑者にはなっても上の人(晋三ちゃんも含めて)ってほぼつかまらない。起訴され有罪になれば意外感があったんだけど。
本当に新規の脚本家が手掛けたストーリーとは思えないほど、今回はよく出来たと思いますよ、僕は。
被害者遺族も加害者も、お互いに悩み苦しみ続けて来た心情が良く出ていて、どちらにも感情移入してしまいそうなくらいにやるせない結果でした。
内村刑事部長の立場を捨てての友情面も良かったですね。
最後の内村さんの花の里デビューにして特命二人に対する態度も良かったです。
決して礼を言わないが恩義は尽くす内村さんらしい姿でした。
他県の捜査に首を突っ込んだ事には見逃してやるってのは、内村刑事部長らしい感謝の気持ちでしょう。
今回は5点にします。
来週は「倫敦からの刺客」、
徳永脚本に大いに期待してます。
今度は右京さん、南井さんときっちりケリをつけて欲しいですね。
初めて刑事部長の人間らしい一面を見た気がした話でした。
ま、どうせ長続きしないんでしょうけど(笑)
今回の話はなんだかすっきりしないような内容でした。でも内村刑事部長が容疑者扱いで逮捕されるのは、1番嫌なところでした。特命係が捜査してくれたおかげで、事件解決することができたのが、1番うれしかった‼️特に一課の伊丹さんが嫌味たっぷりと言ったあのセリフが一番大好きでした。伊丹さんが言ったあの嫌味セリフの言い回しが一番好きでした⭐️次回は右京さんのイギリスでの元相棒と右京さんが標的になる可能性を見てみたいです。
見事な脚本。
「草」という若者言葉を、登場人物に解説させないところも好き。
あめくさん、抑えた演技よかった。
無闇に話を広げすぎず、被害者と加害者の心情をしっかりと描きながら、内村刑事部長の知られざる一面を掘り下げた、良く構成された作品でした。相棒初筆とは思えない出来映えに個人的には思えます。
犯人は確かに分かりやすかったですが、今回の主題は犯人当てでは全くなく、作品の中の一ピースに過ぎないので気になりませんでした。寧ろそこだけに拘泥するのは些か視野狭窄的であるかと。兎も角、個人的には元日以降でほぼ初めて、しっかり「面白い」と言える回でした。
そして来週、徳永脚本で伊武雅刀さんが再び登場。期待しかありません。
相棒の脚本執筆が初めての方とは思えないぐらいによくまとまっていて、最後まで面白く楽しめました。
ぼぼんがぼんさんのご指摘はごもっともですが、話のテーマはそこではないので私もそこは良しとしました。
刑事部長の今まで描かれていない面が上手く書けていたと思います。
殺人事件の被害者遺族の悲しみや苦しみ、そして加害者なりの苦悩、匿名でネット上で正義をふりかざす人間、きちんと描写ができていたのではないでしょうか。
所々で入る笑いの部分も良かったです。
児玉さん、次のシーズンも参加してもらって他の作品も見てみたいですね。
次回は南井再登場でこれまた楽しみです!
よかったのではないでしょうか。タイトルはアレでも、実は関係者は事件とは関係なく、それ以外のところで事件が進行していくという流れですかね。まあ、そうじゃないかという気もしていたのですが。
人権派弁護士が、正義を振りかざす犯人に、「あなたは鬱憤を晴らしているだけでしょう」と言った台詞が印象的でした。今回は話の中に複数のテーマがあったと思うのですが、その一つがこれですかね。小ネタとしては、角田課長ネクタイ派手。大木刑事に替わって別の刑事がコンビになっている。ってところですかね。
ただ、音楽に関しては実はちょっと不満で、前半はオーソドックス路線だったんだけど、「真実の翼」が入るタイミングが早過ぎたと思います。あれはどう考えても、最後に元犯人がお詫びの言葉をどう書いていいかわからなかったと告白する場面(テーマの一つですかね)でかけたほうがよかったのではないですか。これまでの相棒見てても、あれはほんとに大事な曲だと思うのですが。
初参加の脚本家さんだったようですが、まぁ普通に良かったと思います。ただ、真犯人の怒りの沸点が低すぎじゃないかなぁと。あのくらいで人を殺しますかね。訴えるって言われたわけでもなく、ただの注意ですし。
参事官や課長、イタミンのセリフや演技がいつも以上にコミカルで笑ってしまいました。
来年は徳永脚本であのキャラの再登場ですか。リベンジマッチですね笑
上の方コメントにもある「晋三ちゃん」や、たまにある政権どうとか、内容と関係のない個人的政治の主張をやめて欲しいものです。
相棒が社会派のドラマなのは重々承知ですけど一気に冷めます。
安倍政権と全く関係ない事でそれを出されても、感想を読みに来てる身からすると気分が悪いので。
少し書きすぎ、管理人さんのご気分を害してすみません。
キャラクターのサービス回。と割りきれば。ありですね。
楽しいですよね。
ただネットカフェの現状は。昔とかわったことは、きちんと誤解なく伝えてほしいと思います。ある程度、利用者や、パソコンの使用は現状は登録型ですぐわりだせます。今のネットカフェは犯罪に使いにくいし、悪いことは向きません。
ネットカフェが無法地帯のように思われるのは、今は多少は事情が違うので。悲しいです。
当方も貧しい暮らしをしてきたから、ネカフェの現状を、知っています。
それに、このままでは神奈川県警さんが無能ぽくて、気の毒。私は最初の方のご意見に賛同します。
でも、内村さんは必要なかたなので、降りずに、良かったと思います。あと少しがんばって欲しい。
『密着特命係24時』のコメントに『ネタを詰め込み過ぎずシンプルに作って尺を取れば、『裏切り者』の薫ちゃんみたいな名演が生まれる事もあるのに』って意味合いの意見を書きましたが、今回はまさにシンプルだったおかげで”役者”片桐竜次が堪能できました。
他の方も書かれてますが、ストーリー的には薄いのでキャラ話としてしか観られませんが、個人的には満足できましたね(もちろんこれでストーリーも良かったらもっと楽しめましたが)。
片桐竜次という人はお世辞にも台詞回しは上手いとは言えないのですが、黙ってそこにいるだけで独特な存在感を出せる役者だと思います。
古い話で恐縮ですが、彼がまだ若い頃『必殺仕舞人』の最終回で殺し屋役で出てて、高橋悦史演じる仕舞人の晋松を追い詰めて返り討ちにされるシークエンスは、ちっとも喋ってないのに妙に印象に残ったものです。
ですから、今回の刑事部長が黙秘する展開は(どこまで狙ってたかはともかく)、まさに片桐竜次の持ち味を最大に生かすやり方だったと思います。
理想を言えば、ラストの花の里のシーンまで一言も喋らずにいてほしかったんですけどね。
刑事部長は黙秘してるけど、右京が推理を喋ってその反応だけで確信するみたいな流れにして。
それで花の里でしばらく右京と亘を睨んだ後、『今回は大目に見てやる』って一言だけ言って帰っていったら、宮部みゆきの『火車』で、全編通して刑事が追う女性が最後の1行で初めて姿を現した時のカタルシスみたいに、ゾクッときたような気がします。
敢えて主役も主題も刑事部長も脇に置いといて、僕が愛してやまない中園参事官の魅力がたっぷり凝縮された傑作。この一週間、予告で焦らされた甲斐がありました。
例えば、今まで相棒を全く観た事がない人にどれか一話だけ勧めるなら…
いつか来るかも知れないその時のために、僕は今回のお話をその候補に加えておきたい、と思います。
もちろんラストの幸子さんのように若干いくばくかの誤解を与えてしまう恐れはありますが、そこを楽しみたい悪戯心もなくはないので(笑)
片桐さん山岳ものの刑事ドラマでもご活躍なので、もと山岳部の設定が嬉しかったです。中園ざん可愛い。
でもホント、どうせなら右京さんが全部当てて内村部長は喋らないほうがもっとグッと来たとおもいます。
そしてなんと言っても、
BGMがウザい!!
ほんとうるさいっしつこい、早すぎる多過ぎるあざといでかい。せっかくの
演技がわざとらしく見えてshkまう。
今回のBGMについて不満コメントがあり、
気の合うかたがここには必ずいらっしゃるので毎回読みに来るのが楽しいです。
管理人さんいつもありがとうございます。
誤字多過ぎ大変失礼致しましたちょっと次回から書き込み媒体を変えます、、すみません(>人<;)
内村刑事部長が、これほどクローズアップされるのは初めてと思います。過去作では、リーズナブルな価格の飲食をつけ払いにしている居酒屋のエピソード、反社会勢力との付き合いがあるとの噂ががあったくらいでしょうか。
12年前の悲しい出来事、そこからの被害者と加害者各々の葛藤、内村さんと笹山さんとの友情が印象に残る作品でした。その中で、毎回受け取り拒否される手紙の入った段ボール箱、笹山夫妻に送られる事の無かった手紙が入った段ボール箱。それは、それぞれの12年間で、辛い思いや反省やこれからの生き方が凝縮されたものの象徴たるものと思います。
小柳弁護士を殺害した犯人は、早々に見当は付きましたが、その犯人がこれから人生を挽回しようとする者を、ネットを使って中傷さらに個人情報公開という、ゆがんだ正義感に憤りを感じました。
小ネタ的には、わずかな可能性とはいえ、内村さん失脚で中園さんが刑事部長に昇格の可能性に一瞬ニンマリする所(直後に首を左右にプルプル)と、角田課長の「神奈川県警の知り合いに探りを入れた」の言葉から、Season7「越境捜査」の森岡刑事を思い出しました。
ラストの花の里を訪ねる内村刑事部長、不器用だけど特命係に対する精一杯の感謝の言葉だったと思います。
今回は、加害者の出所後と被害者家族の苦悩の描き方が良かったと思います
最後に刑事部長が、花の里に来た所も楽しめました。
歪んだ正義感振りかざす人のタチの悪さ、浅はかさがよく分かる話でした
(ここの掲示板でも特定の個人を断罪、誹謗する人いましたねーこのサイト利用者の総意であるかのような言い方までしてて必死のご様子でw)
自分が正しいと信じ込んでて、頭悪いって自覚のない人ほど面倒くさいものはないですね。
「大目に見てやる」という内村なりのお礼
「どうもぉ~お邪魔しましたぁ~バーーーカ!!」と小学生レベルの煽りの伊丹
これだけでも満足♪
風刺や世相をとりあげつつキャラを動かしたり役者を生かす書き方こそ相棒だなぁと思います。
須藤について。
心から悔いて悪いと思ってたらどう言葉にしたらいいか分からないという心理は理解できます…。
ただ、話を遮断するかのような手紙受け取り拒否は悪手だった。どこまでも不器用な人ですが、現実世界でも須藤のような不器用で下手な立ち回りしか出来ない人がいるので切なくなった。
かつてのスター、江藤潤さんでしたか。 分らんかった。
非常に変な話と思いました。
刑事部長が黙秘した理由が「はっきりするまで何も言えなかった」?
はっきりさせるためにはそれこそ刑事部長が特命係を隠密に動かしでもすればいい、黙秘するのはよく描かれる一般人のかばい方。「容疑者」のタイトルを作る為に不自然では。
刑事部長が関係者なら警察庁まで事が及ぶ話、少なくとも監察官は顔を見せないと。笹山夫が短絡に監禁事件起こす余分な脚本を削ればできるのでは。
最もおかしいのが謝罪の手紙の須藤の不遜な口調。後の展開を見れば全くのミスリード、これはダメでしょう。
花の里での片桐さんの好演が救いだったと感じました。
開始後1/4ほどの時間経過で曲「真実の翼」が流れ、あれ今日はもう終わりの時刻?とうっかり勘違い、
というのは冗談として、他の方ご指摘のようにあそのこでの選曲には少々違和感あり。
一方で、右京さんが須藤のくしゃくしゃ手紙を既に読んでいたことから
受け取り拒否され続けた被害者が知る由もない、加害者の抱えていた苦悩との距離に気づき、
一足先に重要な結末の形が見えていた、と伝えるための選曲なのかなー
と好意的に解釈してみようとしてみるも…いやそれにしちゃそう思わせる演出はないし、
すぐに監視カメラの方に焦点あてて曲の余韻は全く無視だし…。
ということで、違和感の正体にたどり着きました。
サブキャラ扱いが気持ちサービスしすぎなきらいがある気がしましたが、
相棒という作品の中においては無難に佳作という印象。脚本の児玉さん初相棒作品ということで、
そのうち重量級題材を料理される回も見てみたいと思いました。
来週はハイレベルな「法の下の平等」vs「私刑」がばちこーんするかと思うとううう震える。
冷蔵庫には隠さないでしょう?あのシーンまで色々と堪能出来ていただけに、全てを台無しにされた瞬間でした。「貴方は逃げて‥」と言われて逃げたような奴が、その後で正義の使者になる設定にも無理があるし、刑事部長のドラマとしては素晴らしい出来だったかと思うだけに、残念でなりません。
見終わった後から「あれっ?特命係に捜査命じたのって中園参事官の独断なのかな?」と訝り再度最初から見直しましたがセリフからは読み取れませんでした。まさか刑事部長が?であれば右京との面談の場面で刑事部長が普通に対応していたのもナットクできる。
でもオカシイ。刑事部長は右京をかってはいないものの捜査能力は認めているはずでそれなら友人をかばってのことだとバレてしまうはず。そこで刑事部長は「おまえらはこの捜査から手を引いてくれ」と言うはずだな。
特命係がこの件で捜査しているっていうのが警視庁内でバレたのが副総監経由で青木がしゃべったという件がありますが、副総監は特命係を放置しているのかも不思議だな。
このシーンで一瞬、刑事部長の捜査を副総監が特命係に命じたのか?と早合点しました。
神奈川県警の所轄担当刑事役って、あのNウォームはあたたかいー!でおなじみの清水さんですよね。なので、あえてちょっと抜けた役にしたのでしょうか。イタミンからばーか!って言われた後も面白かった。最後に内村部長がわざわざ花の里に足を運んだのが、言葉とは裏腹の感謝の気持ちを表しているようで、そこも良かったな。あ、最後にひとつだけ 相棒はヒューマンサスペンス・ハードボイルドドラマじゃないんですから、もっと肩の力をぬいて観て良いと思います。これ完全に個人の意見ですのでから。
笑ってジーンときて心が動いたので名作ということで。シーズン6以来久しぶり3回目の登場となる江藤さん。合ってますよね)前回、前々回と同様に緊迫したシーンがあったのにもかかわらず、江藤さんだとエンドロールまで気が付かないおいらでした。いやあ、ずいぶんと老けましたなあ。(おいらも同様だけど)江藤さんが出演する回はいずれも名作ですね。
今回の脚本の方は、レギュラー陣の使い方がうまいなあ。角田課長の独り言発言や伊丹の捨て台詞、中園さんの髪の毛や言動など大笑いさせてもらいました。内村刑事部長の人間味という設定も斬新だったように思います。
12年前の映像が流れた時に、部長も後ろにいる参事官にも笑えたね。
シーズン5で見た参事官とヘアーが違いすぎ!
また部長も老けすぎ!
まっ、仕方がないけどね。
内村刑事部長クローズアップ回。右京さんに「頼む!」と自分から頭を下げたり、他にも貴重な姿がたくさん見ることができました。確かに児玉さん 初脚本でこんなにも綺麗にまとめるとは凄いですね。とても引き込まれる内容でした。
娘を失ってしまった笹山夫妻の心理や行動は当然なことだと思います。とはいえやはりそれはとても悲しいものでした。
須藤さんは裏を返してみるととても不器用な人でしたね。周りの人間の仕打ちから心が荒み、ちょっとしたことでまだ若い一人の女の子の命を奪ってしまって。そしてどんな言葉を書いても謝罪しきれるはずがないと思い、返事を返せず、違う方法で少しでも罪を償おうとする。
気持ちは分からなくもないが、どのようなことがあっても人の命を簡単に奪ってしまうのは間違っているし、罪を犯してしまったのなら最低限の言葉でもいいから笹山夫妻に手紙を送って、謝罪の気持ちを伝えるべきでした。
そうすれば今回の事件も未然に防げて、笹山さんの父親もあのような行動には出なかったかもしれないのに。
母親の由美さんも危なかった。
そしてやはり正義の使徒を名乗る線香工場の作業員は一目みるだけで怪しいとわかりましたよね。現実にも一人は居そうな、ろくでもない男でした。
全体的にとても暗いが、ちゃんと最後に少し救いもある相棒らしいエピソードでした。
気になったポイント そりゃまあ今回ばかりは捜査権を与えますよねー。
過去回想シーンの中園参事官の髪型再現
右京「聞かれなかったもので。(伊丹刑事に対して)」
「闇雲に探しても意味がありません。(伊丹刑事に対して)」
「送ってくれないのなら取りに行ってください。(中園参事官に対して)」
「草生える。なるはやで。(掲示板を見て)」
参事官 完全にパシリにされる
冠城「中園刑事部長」
情報をあっという間に広げる青木
カツ丼
子供のように神奈川県警を煽る伊丹
少し派手な服装の課長
特命係を知らないと思われる神奈川県警
古だぬき
刑事部長 花の里来店 & 遠回しな感謝の言葉
急にサブキャラを使い始めましたね、普通に面白かったですが。
金八先生の息子が出ていました。
彼もそれなりに老けたなあ。
ハッキリ言ってサブタイトル通りであってほしかったですね・・・と言いたいところだけど、言い換えれば少しは絶望を味わえと言いたいですね、内村刑事部長には。中園参事官も中園参事官でこういう時だけ特命係を使いやがって!と言いたくなりますが、あめくみちこさん演じる笹山由美も明らかに犯人を庇ってるのが分かるし、犯人も予想がついてたが案の定その通りだった。
これを機に特命係に対する態度も軟化してもらいたいですね、ずっとはムリでもせめて重大事件ぐらいは。
次は「容疑者中園照生」かな、次シーズンはこれを期待したいです。
上の方々もおっしゃる通り、真相はかなり分かりやすいですが
人情ものが好きな身としてはこれも好きな作品の一つです。
刑事部長の熱い友情や手紙を書いてるシーンなどは素直に泣けました。
それに相棒はキャラ回として見ても物凄く面白いのが昔からの魅力のひとつ。
伊丹刑事はもちろん、参事官と刑事部長のキャラをここまでいじったり目立たせたりしてくれるのはとても嬉しい限りだと感じます。
刑事部長が友情に厚く、義理堅い人物だということがなんとなくわかる。それだけでした。
笹山夫妻の行動がいろいろおかしくて、人情話風ではあるのに、感情移入ができない。
まず笹山妻。
弁護士を殺した長嶋をかばう理由が、「須藤を懲らしめてくれた。その恩に報いる」って?
ちょっと無理筋じゃね?
殺されたのが須藤だったら、「自分の代わりに殺してくれた」で納得できるのだが…。
しかも、身代わりに出頭するでもなく、凶器の石を自宅の冷蔵庫に隠しただけ?
血の付いた凶器を冷蔵庫に…って気持ち悪いんだけど。他の隠し場所なかったのか?
そして、笹山夫。冷蔵庫にあった凶器を発見し、妻の犯行だと思ったのであれば、
凶器を処分し隠蔽する/妻を自首させる/身代わりに出頭するのどれかだと思うが、
そこは放置して、須藤を拉致して包丁で脅す(殺そうとした?)とか、ぶっ飛びすぎてる。
須藤の「どうしても謝罪の手紙が書けない」っていう苦悩には、ちょっとジーンときた。
でも、”受け取り拒否”はまずいだろー。
★★★☆☆
杉下右京の個性: 9/10
冠城亘の個性: 9/10
その他キャラ: 9/10
小ネタ: 9/10
題材: 7/10
セリフ: 9/10
構成・テンポ: 8/10
カット・撮影: 9/10
音楽の使い方: 8/10
ストーリー: 7/10
総合: 84/100
会社の同僚などミスリードはあるものの犯人はすぐに分かる構成で全体的に読みやすい展開ではありますが、
物語のキーマンの一人である須藤修司が十数年前に仕事場での多大なストレスの影響もあり、
落とし物を渡そうと声をかけた女子学生に冷たい目で見られポケットに入れていたナイフで殺害を犯してしまうという場面の直後で
「彼はなぜナイフなど持っていたのか?」という点にも言及していたり粗がなく、よく纏められた良質な脚本だと思います。
加害者への怒りを抑えきれない被害者遺族の夫婦・
不器用すぎて被害者遺族との手紙でのやりとりをとることが出来なかった加害者の男・
真っ直ぐな正義感を持つ弁護士・
ネットを駆使してあまりにも個人的な正義感を振りかざす男・
抜けてはいるものの特命係の提案を飲み込むなどの臨機応変さもありそうな神奈川県警
どの人物もきちんと印象に残って、
そして何よりも特命係コンビと刑事部長の何ともいえない距離感。
この回はストーリーもさながら登場人物の動かし方の上手さも相棒らしくて、
とても好きです。