脚本:根本ノンジ 監督:橋本一
ゲスト:山崎一 佐藤寛子 山本道子
右京(水谷豊)は、清掃員として働く顔馴染みの和江(山本道子)に頼まれ、亘(反町隆史)と共に古いアパートの一室を訪れる。空室のはずなのに不審な物音がするので、中を調べてほしいという。すると、部屋には訪問者を陥れる罠が仕掛けられており、和江をかばった右京は、目に大怪我を負ってしまう。その場に居合わせた区役所のケースワーカー・友里(佐藤寛子)の助けを借り、病院に運び込まれた右京。視力が戻るまで時間を要するとの診断を受けるが、翌日には特命係に姿を見せる。
Season18 第6話 「右京の目」
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目が見えない杉下右京が謎を解く、アーネスト・ブラマの小説に出てくるマックス・カラドスみたいだな。
どんな風に話進むのか楽しみ。
今回は予告からしてトンデモ回かと思っていましたが、予想外に面白かったですね。今期ナンバーワンと言っても過言ではないかと。
常日頃から最近の相棒はいろんな要素をつめ込み過ぎてとっちらかっていると指摘してきたのですが、今回はいろんな要素をうまく織り交ぜながらもストーリーにムリを生じさせずにうまくまとまっていたように思えました。
盲目の人が生きる世界・siriもどきの音声認識システム・生活保護者からの搾取・そして少女からの贈り物などが軽快なテンポを保ったままひとつの結論へと帰結していく手腕は見事だったと思います。
根本氏の脚本は今まであまりいいと思ったことがなかったのですが、今回はよくできていたと感じました。
なんというか、シーズン2か3くらいのいろんなテーマに貪欲に手を出していた頃の相棒みたいな雰囲気がありました。
最初のうちは、不自然な謎に包まれたものが多かったストーリーでした。でも右京さんの目が見えないとなると、生活に支障をきたすことになっていたかもしれない。生活保護を受けて住んでいる人たちを悪ものにした会社は、はっきり言って言語道断に近いし、さらに呆れてものが言えないです。最後は右京さんの目が見えてきたことは、一番よかったです。次回も楽しみに⭐️
今のところ今シーズンで一番良かったです
またノンジさんの作品で批判意見が多発するかも知れませんが、僕個人的には今回は面白かったですよ。
でも最初の段階で今回も犯人が誰だかわかってしまいましたが、山崎さんには犯人役ではなく、やはり佐古元巡査のおでん屋店主としての再登場が良かったかな。
越境捜査の時の家政婦の和江さんが今回は大活躍でしたね。
また盲目の少女と右京さんとのふれあいも、とってもほっこりしましたよ。
あのパンダのマスコットがなかったら、右京さんも真山さんを逮捕できなかったかもね。
あの逮捕のシーンはちょっと暗くてわかり辛かったかな。
ヘルスケアの白川友里さんも最初から怪しいと睨んでましたが、やっぱり犯人の1人でしたね。
あとは動画サイトのあのチャラチャラした二人組は一体なんだったんだろう?
まるでそこに森田さんの死体があるように宝探ししてたみたいで作者のご都合主義に感じましたが。
でも今回は全体的にわりと良かったと思いますよ。
評価は4点にします。
来週は「ご縁」
脚本は新加入の斉藤陽子さんですね。
伊丹さんの婚活?青木君の大活躍?
ギャグ回になりそうな感じがします。
ビジュアル的にキャッチーな回と思って見ていたら、思っていた以上に全体のバランスが良く楽しめる回でした。
ビジュアル、コメディ、ミステリー、再登場モブキャラ、常連キャラのいなし、ときて社会派をにおわせつつ、特殊アクションにたっぷり時間を割ける脚本ときて、おおーと思わされました。
脚本誰だろなぁと思ったら全シリーズの心理学者の回でコメントする気がおきないくらい心の中でぼっこぼこに叩いておりました方(申し訳ない)で、へぇぇーこんなことがあるのかぁとびっくり。ということで自分の中で勝手に根本ノンジさん汚名返上とさせて頂きました。
今回の話で、今後相棒は目が見えない世界の話にもっと深く切り込めるきっかけになりましたね。
今回のラストBGMは、「真実の果て」でしたね!
第3話では「帰還」だったので今後もしかしたらまた
「帰還」に変更なのかと思いましたが…
どちらとも良い曲なので正直どちらでも良いんですがね!
話の内容は、とても面白い話でした!
久しぶりにあっという間の1時間でした!
次回以降もこのような話をお願いします!
通常編としては普通に面白かったですね。
あれこれ手を広げずに右京が一時的な眼の負傷をきっかけにその謎解きをしていく流れ、展開に無理がなく、オイオイみたいな突っ込みどこも無かったように思います。
生活保護費の搾取というのも現実にあり得る話
ゲストの皆さんが相棒ファンにはお馴染みの方々ばかりで、そこも楽しく見れました。
山本道子さんが「越境捜査」と同じ役柄というのも長年のファンにはポイントですね。
先週のようにシリアスなだけに粗が目立つような話より、今週のようなシンプルな話の方が私は楽しめました。
眼の不自由な女の子と右京のやり取りも良かったです。
次回もそんな雰囲気のエピソードみたいですが、相棒らしいガツンとくる話を年内に1~2本は欲しい!
前シーズンでいう「バクハン」、「ブラックパールの女」、「刑事一人」みたいなやつを熱望してます。
今期は最初の輿水さん以外が物足らないと思ってます。
元日スペシャルの撮影はもう始まってるんだろうけど、今期のクオリティーを思うとちょっと不安です。
ピエールさん、
すみませんが先週じゃなく、先々週ですよ。
久々にコメント。
昔の古沢脚本みたいな回だったなぁ…
自分が求めている話の方向性とは違ったけど、これはこれで息抜きとしてありだと感じたし、反響もいいですね。
自分は今大学生ですが、再放送をよく見ていた小学生の頃にこれを観てればもっと楽しめただろうなぁ…
エンターテイメント回って感じで面白かったです。
最後に和江さん出てきて欲しかったですね〜。
あと、基本敬語な右京さんが熊を分解するシーンで「莉奈さん、すみません」ではなく「莉奈ちゃん、ごめんね」だったのは珍しいですね。「少女」の回でもそうでしたが子供相手には敬語を使わない感じなんですかね、設定少し変更されちゃったかな。
話もシンプルにまとめられており、人間ドラマもありつつ、きれいに収束したのがとても良かったと思います。
「越境捜査」だったんですね。和代さんが出てくるやつ。
(好きなやつ!)家政婦さんの顔までは覚えてなかったや。
・・・は置いといて、
和代さんと課長先に喫茶店に来て待ってたでしょ、和代さんと課長は一緒に喫茶店に来たのなら、和代さんは課長の歩き方がおかしいことわかった上で、右京さんに犯人はこの人ですよ~~って言ってたのかな?じゃあ、「わかってるで~~」って電話しなくても殺されちゃうよね。帰りは右京さんたちと一緒に出て、課長が足音を指摘された課長が最後に帰ればいいわけだけど。
という疑問がわきました。
それから右京さんではなくて豊さんの方が白内障の手術かなんかしましたかね?休まないでそのまま撮影するための、脚本?って思いました。
また、1人家に帰しても、着る物は几帳面にどこに何って置いてそうだから問題ないにしても、紅茶も注げないぐらいだから、ご飯も作れないでしょうし、ああいうとき助けてくれる、花の里の誰かがいないって不自然・・。って思いました。
最後に、もう1つ、生まれたてのパンダはピンクです。
↑すみませんね。
結局、面白かったの?つまらなかったの?
良かったの?悪かったの?
そこが大事だと思いますよ。
これはただ単に作品にツッコミ入れてるだけの文に思えて、感想としてはどうなのかな?
私は面白かったと思ってますよ。
今までコメントを見るだけだったのですが、初めてコメントさせていただきます。
今回のお話とても面白く拝見しました。脚本を担当した根本ノンジさん、月9の「監察医朝顔」も担当して期待していたのでとても満足しました。
来週は新加入の脚本家さんで期待不安半々ですが楽しみに待っていようと思います。
ただそろそろ相棒を長く担当している方の話が見たいかなと思います。輿水さんを始め、徳永富彦さん、太田愛さん、金井寛さん、真野勝成さんの話が見たいです。
話のクオリティ置いておいて、この五人の名前がHPの脚本欄にあると少し安心します(笑)
今回のお話、本当に面白かった!今のところ今シーズンで一番好きです。
見始めのあたりは、なんか突拍子のないお話かも?と感じてしまいましたが、見ていると随所に笑えるシーンがちりばめられてて、たびたび声出して笑ってしまった。AIをはじめて使う右京さんと、紅茶飛び散ってとばっちり受けた青木くんと、冠城くんの「フッ…悩んでいる女性の顔は見逃しませんからw」がウザすぎて爆笑しました。冠城くん前回は超シリアスだったのに…(笑)
突拍子の無い話かと思えばちゃんとストーリーが成立している構成もアツイ!
綺麗にまとまってますし、超人右京さんならではの鬼気迫る逮捕劇から、ラストの少女とのやりとりにほっこり…。最終的にAIを使いこなす右京さんも面白かったです。
個人的な嗜好ですが、右京さんがかよわき一般人の手助けをする形より、右京さんの天才的頭脳や超人的能力が際立つ話が好みなのでそれも嬉しかったし、心から楽しめた。兎にも角にも大満足で興奮しっぱなしでした。
次回も予告見た限り、すごく面白そうな感じで楽しみです。
今回は普通のドラマとして面白かったです!最後にハッピーエンド要素を入れたのも後味が悪くなく、良かったと思います。そういえば右京さんに新しい相棒が …!これからもちょくちょく登場するのかな?バディ君。そして来週の予告を見て…早く見たいです!色々な意味で面白そう!
今回のエピソード、私も今シリーズで一番楽しめました。
中でも右京と「Buddy」との最初のやりとり、ちょっとした漫才のようで面白かったです!
また、盲目の少女りなちゃんがビーズの手作りパンダを渡したシーンは思わず泣きそうになりました…。
泣きも笑いもあったレアな回だったと思います。
よかったと思います。子役が出すぎず、周囲が気を遣いすぎず、きちんと右京が主役のドラマにできあがっていましたし、音楽もうるさくなかったですし。何より、右京が聴覚を頼りに犯人と対峙するシーンで後ろに音楽が流れていないのが非常によかったです。最近のドラマでは、何でもかんでもああいうシーンでぶちまけるのでね。役者に演技をさせろっての。それを見ているほうに落ち着いて見させろっての。
障害者と生活保護受給者が重要な役割を果たす回でしたが、それぞれに見ているほうに共感を持たせるような作りにしてあったのもよかったと思います。単なる話題というのではなくて。
小ネタとしては。右京が最初にこだわる人って、やっぱり犯人なんですね。小道具のビーズの使い方がうまいと思った。刑事部長の整髪料の匂いって想像もつかないけど、何か特有の匂いがするんだろうなあ。角田課長のうろたえかたを見たら、きっとこの人はいい人なんだろうなあと思えてきた。目が見えなくてもああいう紅茶の入れ方するんですね、右京さんって。Siriのパロは最後のあれはちょっとやりすぎな気がした。最初のあれは実際ああいう反応なんだろうけど。青木がどや顔でご説明申し上げていたが、あれは心配していたのだろうか。計りかねた。
今期では2番目に好きな話になりました。
現在、ファン投票結果の5点、4点を合わせますと87%~
今までにこの高評価はあったかな?。
和江(山本道子)さん~録画した越境捜査を再見してみます。
区役所の友里=佐藤寛子さん演じた時点で怪しいと思って、、、
近い将来、莉奈ちゃんの手術が成功し、右京さんとの対面シーンが
見たいものですね。
今シーズンで一番良かった。
殺すところを詳細に演じていただかなくても、今回の表現で十分です。
子供から教わることもある、失ってみてわかることがある、と改めて思った次第。
それにしても、宮前所長!
科捜研からスプリング8に移り、超微量成分解析していたはずなのに、どうして東京でこんなことを!!
あ、違いました。そっくりさんですね。
素朴によくまとまった良作でした。視力を失う右京という設定の妙がよく活かされていましたし、AI相棒を含め小ネタの満載で、粗もなく、飽きずに見れました。ジワッとした社会派要素もあって、初期相棒っぽい雰囲気が何だか安心しました。根本脚本では今までで一番だと思います。
来週もコメディ回な感じで初脚本の方。こちらも面白そうですが、そろそろ常連の脚本家陣のガツンとくる話も見たいところです。
右京さんの目が見えなくなる、
なんてことはないと思っていたけど、
盲目の少女の目がどうなるか?
と思っていて、
最後、手術が成功して、見えるようになりました、
で終わるかと思ったら、そうはいかず、
結果不明、なのが、ちと、残念でした。
( ̄。 ̄)(* ̄。 ̄*)
おしまい
このエピソードは2週間待った甲斐がありましたね。
ただ、山崎はじめさん演じる花畑管理サービス課長・真山誠一と佐藤寛子さん演じる品田区役所福祉課ケースワーカー・白川友里が犯人ってあっさり分かってしまうのはいただけない感がありますが(特に友里)、この2人を冒頭で目を負傷した右京がどう追い詰めるか、これがこのエピソードの醍醐味だと思いました。
個人的に笑えたシーンと、あれ?と思ったシーンをいくつか。
(笑えたシーン)
・右京の目が見えないのをいいことに、特命係に動画を見せては右京に所々嘘を教えて亘にデコを叩かれてた青木
・山本道子さん演じる花畑管理サービス清掃員・江波和枝が犯人が真山と友里と分かって(?)オバタリアンを演じてたところ(⬅すみません、死語で)
・意趣返しなのか、目が見えないのを分かっていながら青木の前で高々と紅茶を注ぐ右京(その撥ねで熱がってた青木が笑えた)
・神崎れなさん演じるテイトーハウジング品田支店事務員・田村友梨と聞き込み中目が合っただけで、後日昼食時に気障な台詞を吐いた亘
・遠山俊也さん演じる同支店長・竹村誠を狭い取調室で走らせた亘
・青木に紹介してもらった音声認識ソフトのバディが憎まれ口を叩かないという理由で相棒だという右京
(あれ?と思ったシーン)
・長田拓郎さん演じるテイトーハウジング品田支店営業マン・森田佑真の経歴が元とはいえラガーマンの印象を悪くしかねない振る舞いが割と目立ってた感が・・・。
解決編の初めのコマ送りっぽいスローシーンを見られたのもびっくりですが、土屋希乃ちゃん演じる盲目の少女・片倉莉奈が右京にくれたビーズと糸で作ったパンダ(パンダは中国の熊ですけど)を真山を捕まえるために申し訳ないと思いながら壊してしまったのは痛恨の極みですが(個人的見解ですが、右京は感情的になると敬語を忘れることがありますが、このシーンも例に漏れてないと思います)、右京の目が本当の解決編直前で見えるようになってよかったと思いました。
最後に、右京が女性に対して怒りを炸裂させた点も久々に見ました。友里のやったことは公務員なら尚更許されないことだけに当然そうなりますよね。
Season7「越境捜査」の江波和江さんとの再会、事件の背景、目の不自由な片倉莉奈さんとの交流、見どころ満載の回でした。
一時的とはいえ、視力を失った右京さんでしたが、元来、感が研ぎ澄まされているためか、それでも事件の真相にたどり着く事は出来ましたね。
殺害されたテイトーハウジングの森田さん。違法な手段で契約、営業成績を上げるのはいかがなものでしょうか。最近、ある生保会社が営業ノルマのためと称して、常態的に違法な契約を行ったことが明るみになりましたが、ここにも業績と称して悪しき企業体質があるのでしょうか。もちろん、その片棒を担いだ二人の容疑者(真山さん、白川さん)もやるされるわけではありません。
終盤の真山さんを逮捕するシーン。莉奈さんの白杖のはなしと、プレゼントされたストラップが、右京さんに容疑者逮捕への執念に背中を押してくれたものと思います。
もう一つの白川友里さんの逮捕のシーンも、区役所の福祉課ケースワーカーの本来の仕事は何か。それを問う右京さんの姿勢がよかったと思います。
そうなんですね。佐古さんだったのかあ。ずいぶんと老けていて、しかもセリフも最後まで
少なかったので気づきませんでした。
佐古さんは別の役で出ないでほしかったなあ。
多くの皆さんがお書きになっているようにおいらも良作だと思いました。
目の見えない少女とのからみも含め、よく練られている脚本ですよね。
6話目にしてやっと面白い話に出逢えた感じがします。
正直に個人的に初回からずっと不満に思える微妙なのが続いてましたから。
今回はなかなか良いと思いますよ。
起承転結がしっかりしていて、これまでの根本作品になかった良作だと思いますよ。
佐藤寛子さんはseason12の右京さんの友達にも出てましたね。
山崎一さんもかつての佐古さん役で出られてましたね。
私も今回は録画を残して保存します。
今season初めての録画保存です。
来週も期待しています。
関係者全員犯人だったとは…
同脚本家の前シーズンの3作品からは確かに良くなっていて相棒の世界観にも馴染んで上手くまとめ上げられてる.まとまり過ぎていて「アレス」や「少女」のような,また逆の意味で前回前々回のような’波紋’を自分の中には惹き起こさなかったうらみはある.
なのでポツリポツリ,コメントを加えると,
犯人の脚の引きずりについて,和江さんと友里の聞こえ具合のはっきりしないところや,喫茶店に犯人呼び出してる時点で右京と和江さんは気づいている筈だが,この辺り,友里の呼吸の乱れからわざと付き添いを頼んだような伏線は織り込れることなく不自然なまま.今回は視覚を失った世界が一方のテーマ故もう少し詰めていれば良かった.
その点,聴覚について杖やビーズを用いたり,嗅覚についてアクリロニトリルだけでなく何より刑事部長の整髪料を持ち出してきたのは視聴者は匂いがわからないだけに部長室のイメージを拡げてくれて秀逸.
目の見えないいたいけな少女,という「如何にも」,な設定は少し反則技に行ってる気もするけど前面に押し出され過ぎずギリギリセーフか.
三人の共謀なんだけど各人の接点が描かれずバラバラ感が抜けない.
不動産屋の上司が取り調べで走らされるシーン,この少しユーモラスなシーンでのスローモーションの使い方は珍しくgood.正直「ビリー」以来のスローモーションの使い方,わざとらしすぎて多くは個人的に好きじゃない.
遺体発見のお膳立てYouTuberのくだり,は全部なくても可.
それより今回安心して見れたのは,再登場役者さん達の以前の作品が好きな作品ばかりな事にも起因している.
これについてはアレス前編でも昨日投稿させて頂いた.
同一役で登場の和江さん,「越境捜査」以外にも「汚れある悪戯」でも家政婦,「犯人はスズキ」では家政婦じゃないが市井のお茶屋おばさん.別役柄でも我々の抱く人物像からの大きな逸脱はない.(対して「帰還」では山姥の風体で登場だがホームズ作品も池頼広氏のBGMも汚したこの題名作品は殆ど見返してない…)
「下着泥棒と生きていた死体」と「密やかな連続殺人」の佐古さんが殺人犯としての再登場はどうかとも思ったけれど,裏で噛んでいた福祉課ケースワーカーの逮捕劇を最後にもってくる事でそうした違和感もうまい具合に逸らされた.
その他各役毎一つ一つは記さないが「右京風邪をひく」「アンタッチャブル」/「殺人セレブ」「顔」「もがり笛」/「右京の友達」/「サイドストーリー」どれもこれも佳作揃いで,健在ぶりや別の新しい一面が見れました.
貧困ビジネスや貧困を扱いながら今回は鬱な路線はとらず全般的に好印象だったのかも.
面白かったです(^^)
最後はバタバタと捕まえた感はありましたが、事件との関わり方、解決まで経緯、とても違和感なく楽しめました。
懐かしの方々のそのままの設定や、違う設定での出演も嬉しかったです。
好きな箇所
・空を見上げる右京さん
・青木くんに紅茶をかけちゃってるとこ
・病院での右京さんと少女のやりとり
・刑事部長と参事官が特命係を訪問
・病院に右京さんについて行きたそうだったのにかなわなかった和江さんの不満気
・音声認識システムと右京さんのやり取り
最後の終わり方も懐かしい感じがしました。
ギャグ回かと思いきや、そんなことはなく皆さんもおっしゃっているように様々な要素をバランスよくまとめていてシンプルながら見応えのある内容ですね。
その他にも
物件管理会社の社長である真山誠一(演・山崎一)、真山福祉課のケースワーカーである白川友里さん(演・佐藤寛子)らによる生活保護者である住人からの搾取という厳しい問題を取り扱っていた点や
さらさんがコメントしているように目が見えなくなってしまった右京さんをしっかり主役として描いていた点も
GOODです。
初期の相棒に負けないぐらい面白い良作だと思えます。
そして過去に右京さんと関わった人物(「越境捜査」の和枝さんがゲストとはなかなかのサプライズ!)の再登場や、
いつもと違う右京さんの姿、そして少女のやりとりなどは、season8 18話の「右京風邪を引く」などを思い出させ、懐かしい気分になります。
右京さんと音声機能「Buddy」という現代ならではの組み合わせも、またなかなか興味深く拝見できてとても楽しめました。
評価は3点。
右京さんの言葉を伸ばすのも止めてほしい。season1では伸ばしてないよ。いつからこんなしゃべりかたになってしまったのだろう?
視覚障害者の生活は、実際あんなに楽なものじゃないし、見えなくてもなんでもできるみたいなアピールがムカツク。それに視覚障害者は生活保護者ばかりではない。働いている人だっている。甘くみないで欲しい。
今回保証人偽装してまでの住居斡旋と引き換えに、知らされることなく生活保護費の搾取をされていた方々は視覚障害者のかたではありませんでしたよ。
確かに視覚障害が起こって間もない状況のわりに、右京さんはさして困難もなく捜査活動を続けられていた点は疑問がありました。
行き帰りの通勤や帰宅後の生活(食事や入浴、着替え)等々に何の介護者の存在は感じられませんでした。
徐々に視力を失うというケースではなく、突然の視覚障害であれば1人でいきなり出勤なんて危険ではないかと。
視覚を失ってからこそ気が付く要素が描きたかったのだとは思いますが、よい点ばかりに焦点を当てすぎれば当然そうした当事者の方々にとっては不愉快な描きかただったと思います。
右京さんがちゃんとヘルパーさんを利用しているところをみせて欲しかったかな。
ですがヘルパーさんは現状その人の仕事(勤務時間)には使えないと聞いたことがあります。
勤務時間中、ましてや捜査などには介助者さんNGなのでしょうね。
国会議員さんになられた方の活動が、実質的に様々な人への改善に繋がるといいなぁとピヨマルさんのコメントを拝読して感じました。
星3くらいです
弱者を食い物にするビジネスは現実にもありそうだが、いちいちテレビカメラで24時間監視はしないでしょうなぁ
何だかこのエピソードを面白いと思って見てた自分が最低の人間のように思えてきた。
もう少し生活保護者の方たちの視点を意識して社会派な一面を強くしてほしかったり、「生活保護者の誰かがひとりでもしゃべったら終わりじゃん。」とか気になるところもありますが後者に関しては犯罪なんていうのは現実的にこれくらい綱渡りなんでしょうね。
まあとりあえず水谷さんのすばらしいめくら演技をたんのうできるのでこれはseason18でけっこう楽しくて面白いと思えた話でした。
初見時はS17の根本脚本がハズレばかりだったので、これ本当に根本さんが書いたの?と思ったのをよく覚えています。
右京さんが目をケガするネタ回かと思えば生活保護費の搾取を描くというまさかの社会派回。しかもアクションシーンのおまけまでついて、とても見応えのある話でした。また根本脚本お馴染みの芋づる式に犯人を捕まえていく構成でしたね。S18の前半五話の物足りなさを吹き飛ばす良作でした。
この回も右京シリーズのひとつ。
推理とストーリーもまあまあ楽しめるし、視力を失い少女と交流を交わすというめったに見れない右京さんの姿にくわえて
過去作に通ずる要素が散りばめられているのもファンサービス精神があふれているからちゃんと面白く観れる。
この作品も見てからだと
わたし的にも「右京の眼鏡」はネタ回にも職人回にもなりきっておらず、本当に何も印象に残らない右京シリーズだったと再認識させられてしまった。
生活困窮者の弱みにつけ込む悪党一味を、盲目刑事が懲らしめる。
痛快で、なかなか面白かったです。
怪しい奴はみんな悪い奴。わかりやすくて良いです。
息遣いの粗さで怪しむ。暗闇での犯人確保。青木に紅茶をかける。
目が見えない設定をいろいろ上手く活かしていますね。
少女との交流でほっこりさせつつ、もらったビーズをパッシブソナーとして活用するのも、
なかなかニクイ演出です。
★★★★☆
この機会に仕事を休ませようと忠告する狙い(言うまでもなく悪巧み)で特命係の部屋に先回りしていた刑事部長が整髪料の匂いで盲目の右京さんにばれてしまったのにニヤリ。
そして刑事部長が整髪料を使っているところを想像するととても微笑ましい。
杉下右京の個性: 9/10
冠城亘の個性: 8/10
その他キャラ: 8/10
小ネタ: 10/10
題材: 8/10
セリフ: 7/10
構成・テンポ: 8/10
カット・撮影: 8/10
音楽の使い方: 9/10
ストーリー: 8/10
総合: 83/100
いい作品だとは思うのだがリナちゃんは何で右京さんが
目の見えない中年男性だと分かったのだろうか?
右京さんと冠城くんの会話が聞いていたうえで、
中年男性からしか発せられないにおいでも嗅ぎ付けたのだろうか?
それとも目が見えないぶん第六感が鋭くなっている?
なんにしろ説明が欲しかった。