脚本:児玉頼子 監督:杉山泰一
ゲスト:中村優一 津村知与支
サイバーセキュリティ対策本部の土師太(松嶋亮太)が、青木(浅利陽介)に頼まれたと言って、右京(水谷豊)に本を返しに来た。貸した覚えのない右京は事情を探ると、青木が無断欠勤している上、外部から警視庁のデータベースにアクセスしていることが判明。昨年、神田北署の管轄で起きた事件を調べていることが分かる。不穏な空気を感じ取った右京と亘(反町隆史)は、刑事部長の内村(片桐竜次)に青木が拉致された可能性を報告。捜査一課の伊丹(川原和久)、芹沢(山中崇史)も加わり、内密な青木の捜索が開始される。
Season18 第12話 「青木年男の受難」
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なんだか今回もよくも悪くもない、とっちらかった内容の話だなぁという印象でした。
「特命係のようなことをしている別の警官を特命係が糾弾する」という、妙ちくりんな展開だったなと。
うーん、ほんと何も書くことのない回です。
こうも小粒な話が続くとそろそろレギュラーの脚本家陣が恋しくなってきます。
相棒ではあまりに使い古されたテーマを使ってこう何の捻りもなく書かれてしまっては、本当に何の面白味もない…
あまりに予想通りの展開すぎて片腹痛いですね。
木村が特命係に同行する時点でほとんどの視聴者がこいつ犯人だなって察しがついてしまうでしょう。
誘拐したのが青木でなければならない理由も、どうやって誘拐したのかも描かれてなくて謎でしかない。そこも説明されなくては、青木でなければならない理由が見当たらないため、ストーリーの魅力がますますなくなってしまったように感じられました。
青木がアクセスした事件の関連について視聴途中では不思議でわくわくしていましたが、ただ単に1人の刑事が調べてた内容ってだけでしたっていうのも単純すぎます。もっと意外な繋がりがあるかと思ったら……残念でしかない。
ザ・普通の刑事ドラマっていう印象で、特に良くも悪くもなく今回ももの足らない話でした。
確かに警察組織というのは階級や組織が重んじられて、末端の警察官の考え、意見は軽く見られて、潰されてしまうなんて事は現実にもあると思うし、それで隠蔽されたり、未解決になったりとかあるのかな?とは思いますが、現役の警察官が本庁のサイバー対策本部の警察官を拉致とかあり得ない。
青木の素性や個人情報を入手した経緯や、何故青木だったかの説明ありましたっけ?
通勤途中の拉致なら目撃者がいても不思議じゃないのに、防犯カメラが無い所での拉致でおしまい。
殴るなどで気絶させたのか薬物使ったのかもわからない。
あの青木なら、見知らぬ人間が声かけだけでも警戒するだろうし、不意討ちで拉致でも相当抵抗するはず。抵抗力は大したことないだろうけど。
檻の中の感想でも書きましたけど、不正の告発手段は他にもあるだろうと思いました。
警官が人生棒に振って拉致監禁ってちょっとあり得ない発想な気がします。
ただし、土師や青木が出てくる場面は期待通りに面白く見れました。
何よりもがっかりしたのは公式のあらすじやゲストの役柄、予告からの予想とそんなに違わなかったことでした。
次回は初めての方の作品ということで期待半分、不安半分ですね。
それよりも29日の南井十との決着編が楽しみです!
公式ブログによると後半は懐かしい方、強敵のゲストが続く予定とあるので遠峰小夜子も期待してます。
懐かしい方は自分の感覚的には亀山、神戸の頃のどなたかがと思ってますけど、ちょっと予測できません。
アリジゴク図鑑って本当にあるのかな?
警察内部に関わる内容として見ると、所轄の中で圧力をかけた上で捜査を継続するのは間違っていると思う。普通に考えると、捜査に圧力がかかった場合は、この捜査は引き下がるべきだと私はそう思います。今回の件は、捜査一課と特命係の連携捜査はいいところを見せてくれたのは、一番好きなワンシーンです。次回は山奥で起きた事件の捜査がどうなるか楽しみです。
普通すぎる内容でしたね。
青木年男のメイン回なのでつい最近相棒に参加した児玉頼子さんに脚本を担当させたのは間違いだったように思います。
個人的には山本むつみさんに担当してほしかったかな。
なんといいますか…、題材に新鮮味はなくテンポが心なしか鈍としていて相棒のキャラでもったかな
というような印象の回でした。極めつけは、脚本さんなのか監督さんの範疇なのかわかりませんが、
相棒2人が拉致現場に駆けつけて犯人と青木を助ける場面がフラッシュバックの技法使わなかったことで
相棒にしては珍しくわざわざ見せなくて済んだ場面を見たような気がして、尺を間延びさせた感になり
違和感強かったです。今回は全体的に野暮ったくてどうしたのかな?(作るの時間なかったのかな?)と思いました。
やっぱり青木メイン回ならば、輿水氏にお願いしたかったです
すみません、今回は全然面白くなかったです。
と言うか僕好みの話ではなかったです。
木村さんや上司の後藤さんが怪しいのは初めからわかってたし、石井さんの事件も冤罪か何かからくりがあるだろうとも思ってたら、やはり‥‥。
とにかく、ただつまらなくて時間だけが流れて途中で眠くなるような回でした。
1点だけ良かったのは、土師太のキャラ性だけかな。
評価は2点ですね。
来週は掲示板に先に書きましたが、新規の山崎太基脚本で、「神の声」と言うタイトルだそうです。
ゲストに松居直美さんが登場されますね。
そしてその次の29日放送の徳永脚本の『倫敦からの~」シリーズの続編に非常に期待しています。
正直言って、犯人はありきたりだし、取り立てていいところが見つからない。話自体も地味。
内村刑事部長の衰えぶりが、ちと、心配です。
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
おしまい
相棒がたてたフラグのひとつ、青木年男。今回も回収なかった。
わたしが勝手にフラグにしてしまっているのか。
役者さんだけで繋がってる相棒感。
今回も物語としては、私の記憶に残らないと思う。
一言だけ、「声なき声」以下。
以上。
なんか個人的には大した回では無かったですね。もっとも分からなかったのは
・所轄の巡査が本庁のサイバーセキュリティー部の青木をどこで知ったのか
・結局2人での犯行だったのに、青木君のマンションから抵抗されずにそうやって拉致したのか
・拉致監禁脅迫がどのくらい重い罪か知ってたろうが、それでもこの方法しかなかったのか
・拉致する時カバンなどという重要な持ち物をあんな所に忘れ置けるのか(杜撰過ぎる)
今回は次回での重い話へのつなぎ回だったのかも知れませんね。
ラスト青木君のキレっぷりが面白かったので、星2個とします。 以上。
ばかんすさん
所轄の巡査が本庁のサイバーセキュリティー部の青木をどこで知ったのか
これはこの前青木がネット上で住所やら所属やらを全部晒されてたからだと思います(容疑者6人で)
でもまあどういう経由で拉致られたか詳しく見たかったですね
青木は見ての通りへなちょこぽいので二人がかりなら簡単に取り押さえられそうです
私は、今年成人の若者のインタビューたくさんの後に見たので
木村巡査が、案外最近の若い人ってああいうのかな??と思って見ました。年長者からしたら明らかに破綻した考えなのですけど、その時は、自分はそれが正しいと思って突っ走ちゃったのかな、みたいな妙な説得力があった。お互いをかばいあうところも、そこはそういう正義なんだ・・・とおもっちゃった。
もう、脚本家も、たぶん、自分の中では納得して書いているんだろう。まず、「青木が誘拐される」ありきで書くから、こうでこうで疑り深い青木だったら、そう簡単には誘拐されないだろうな・・・みたいな疑いはまず生じないんだろうなって。
もう、それは、視聴者をどの年齢層に置くか、それを下げようとしているだろうな・・・と思うしかない。
若いころ、父がずっと「はぐれ刑事」のシリーズを見ていて、殆どの死因が過失、殺すつもりはなかったけど、突飛ばしたら死んでしまった・・・犯人は悪くない的なので、毎回同じストーリーでこれの何が楽しいんだろうと思ってたけど、
今、自分が父の世代で、若い人から見たら、小難しい相棒の何が楽しいんだろう?コミカル多め(シチュエーションコント)、〇〇ありきのストーリーじゃないのに、何が楽しいんだろう?なんだろうきっと。
青木が誘拐されるという何ともエキサイティングな宣伝の仕方のせいで、視聴者の想像していたものよりもかなり地味な回になってしまった印象ですが、大した矛盾がない点では評価できると思います。間違った正義を振りかざすタイプの犯人でありながら、最近の相棒にありがちな、急に終盤で高笑いを始めるサイコパス演出がなかったことも良かったと思います。でもやっぱり、懐古厨ではありませんけど、昔の相棒のように視聴者をグッと引き込むような回は少なくなってしまいましたね……。もうちょっとミステリーが書ける脚本家さんを起用していただきたいです。
予告の青木が絵面的に面白かったから楽しみにしてたんですけど、クオリティ的にはイマイチな回でした。
特にひねりもなく、印象深いポイントもなく。強いて言うとすれば
・土師さんのクセがすごいんじゃあああ
・うっちーが弱弱しいので役者さんの健康状態が心配
これだけ。
序盤の内村刑事部長、参事官、捜査一課の2人の青木だったらこうだろうのみんな揃って「あぁ〜」の回想シーンだけ笑いました。
色々な捜査資料に青木がアクセスをしているのは、
自分の居場所や犯人や犯人の目的などを何かヒントを残してるのかと思いました。が違いました。
ただ単純に冤罪かどうか調べてほしいがために木村が命令してたことだったとは。
おもしろかったです。可もなく不可もなく、感想としてはただおもしろかったですかね。
「青木はこういう奴」というのがそれぞれにわかっていたのには笑いましたが。しかし右京の反応を見る限り、青木が最初から企んでいる復讐というのに右京は気づいているし、これまでの青木の暗躍もわかっているんじゃないですかね。わかっていていなしているように見えました。全面的に青木を信頼しているのではなくて。それが見えたのがおもしろかったです。
青木が捕まっただけ。ただその設定だけを用意し、
で、段取り芝居のままエピソードは終わる。青木が
窮地に陥る訳でも何でもない。これがドラマと言え
るのか。ドラマはジレンマである。本エピソードの
どこにジレンマがあったのか。古沢良太の「監禁」
が既にお手本にありながら、である。
「普通の刑事ドラマだった」とか、「大した破綻が
ない点では評価はできる」とか、もはや、そういう
段階の話ではなくなって来ているのだと思う。
肝は、面白いのか、面白くないのか。あくまでも自
分の考えではあるけれど、自分は、少なからず破綻
していようが、突っ込みどころが満載であろうが、
面白ければ自分はそのエピソードを許すだろうし、
きっと大好きにもなる。自分はそういう派である。
面白いのか、面白くないのか。エンタメの基盤は、
まずはここが最も大切にしなければならない出発点
であろうし、まずはここがクリアされていなければ
良いも悪いも、好きも嫌いも、言い始める事さえ出
来ないのだと自分は思っている。現プロデューサー
さんは、今の相棒をどうしていきたいと思い描いて
いるのだろうか。今シーズン以降、今後もずっと、
まさか本気で現在のライターさんらをメインで登板
させ、今後もずっと暫くはこの体制で制作していく
腹づもりなのだろうか。シーズン18も既に半分を
過ぎた。ところが、今シーズンはいつになってもワ
クワク感が振り切らない。前シーズンは、初回のボ
ディから全開で、そしてバクハン、ブラックパール
の女で興奮し、怖い家、倫敦からの刺客で締め括ら
れて心地良く満足はできた。ところが今シーズンは
初回の「アレス」、そして中盤の「檻の中」だけが
かろうじての、ギリ標準越えで、あとはほぼ壊滅的
という惨状にしかどうしても見えないのである。本
当にこの方たちをメインにして今後も制作していか
れるのであるならば、現プロデューサーさんのアン
テナは相当に鈍重で、機能もできていなければ、周
囲の声も何ひとつさえ拾う事も出来ていない、と言
わざるを得ない。もっと言えば、相棒という番組を
実は、何となくしか理解できてはいないのではない
か。本気でそう疑わざるを得ないのが、現状の酷す
ぎる有り様なのである。科捜研の女の熱い展開が羨
ましいばかりで、櫻井武晴氏による、浅野ゆう子氏
がゲストだった前後篇、「妻と愛人の事件簿」「人
質志望の女」も、やっぱり素敵だった。本当にもう
かつて相棒を支えてくれたライターの皆様には、相
棒を描いては頂けないのだろうか。現状での一筋の
光明は、根本ノンジ氏が巧さを発揮し始めた事。凡
庸な作品群の中で、「右京の目」と「杉下右京の秘
密」は、停滞感をわずかに払しょく出来た2本だっ
た。しかしやっぱり現状のままでは相棒は本当に衰
退してしまう。まもなく、やっと登板される徳永氏
の相棒で、ズーンと沈んだ気持ちを浮上させられる
事を祈るのみ。徳永氏、山本氏、弱り切った相棒を
今後も何卒よろしくお願い致します。もう☆を献上
する気持ちも沸いてこない。今回ばかりはノーカウ
ントで、宜しゅうお願い申し上げます。^^;
録画をやっと観終わりました。
そのあとにこちらを拝読させて頂きました。
やはり青木拉致の方法も不明だったか…を確認。
空虚な読後感といえばいいのか視聴感というのか?
手応えを気持ちに残すこともなくスゥーっと消えたような不思議な感覚になった作品。
とにかく言えることはレギュラー陣と土師さんのシーンが活きていたということ。
これは確かなものでした。
お互いのこと分かり合ってるなぁ~
という楽しい気分になれたのが良かったです。
でも、この部分っていわゆる『内輪ウケ』のようなものになるのでしょうね。
シリーズ通してのファンにしか楽しめないシーンなのであれば、若い視聴者拡大(若い新規ファン見込み)の意図とは外れてしまっていますよね?
個人的には面白かったですけど
なんというか普通すぎた感じがあります
最近の相棒はハズレ回が多いせいか
ハードルが低くなってる気がします
青木さんより、土師さんのクセの強さが印象に残ってしまいました。
以前鑑識にいらした方とちょっと似ていて。
土師さんマイペース×青木さんイライラの構図、嫌いじゃないです。
初見で題名から膨らむ期待はまた見事に裏切ってくれる.しかし見返してみると大きな論理的破綻もなく脚本家なりにまあ今回はよく考えてるのかな,と.
この作品の色々難点というか腰の弱さを感じる一番の原因は焦点=フォーカスが定まっていない点であるが,それはこの羊頭狗肉の誹りを免れない題名にも原因がある.
青木はただ本庁のサイバー班の1人という事で偶々選ばれた設定ゆえ,口八丁手八丁な所は見せても彼と犯人や犯行動機等何一つ繋がりはなく,彼が人質になった必然性を視聴者は何も感じとれない.
確かに青木は受難した,それは他ならぬ土師に救われ借りを作ってしまった事.でもそれは事件全体からすれば瓢箪から出た駒.やはり我々は青木が人質に選ばれたその因縁周辺を見たい.それを裏切った少しトリッキーな題名の付け方だ.
S.6「陣川警部補の災難」では彼の「美人に弱いところ」がちゃんと活かされていた.
今回の焦点は木村巡査一人であって我々は彼と青木の繋がりをまずは無視しなければならない事に.
木村の組織の論理に抗って真実や正義を貫こうとする真っ直ぐな姿勢は右京のそれと変わらない.しかし現実はそう簡単ではない.右京のような存在は奇跡のようなものだ.
法を守る立場の警察官が石井の息子拓哉を”協力者”に仕立て上げ犯罪者にしてしまった事に対していつも通り右京は厳しく接する.
この辺りはS.16「騙し討ち」にそっくりだ(パスワード解析とか色々似てる)
しかし捜査二課の梶と違って今回は新米の刑事.古参ヤクザの身代わり出頭を最後に暴いて木村の願いを聞き入れる流れに,右京の心情の内がほんの少し垣間見れるのは自分だけだろうか.
「さらば愛しき人よ」で唯一「まともな箇所」と,青木の使い方の巧さを評価しようとして取りやめたのは,青木は陣川や幸子のよりもキャラとして相当柔軟で,かつ浅利さんはいつも上手いからであって,今回もそれに救われてる.「アリ地獄図鑑」のセレクトは中々.結果としてS.17「容疑者 内村莞爾」よりもよくはなっている.
どなたか意見を求めます。
個人的に今の「相棒」は魅力がなくなっているように思える。
確かに木村巡査は間違ったことをしたし警察官の恥である
しかしそれで終わらせるのではなくて、「あの若者を解放できるのはあなただけですよ」だとか言ってあげるべきではないでしょうか?
「杉下右京」は厳格なイメージですが、加害者の良心も信じてるのが本来の相棒だったように思えるのです
「ご縁」では加害者に救いの言葉をかけてましたよね
いくらなんでも今回は胸糞悪すぎると思う
かっこいいことを右京に言わせることが「相棒」だと最近の脚本家は勘違いしてるのではないだろうか
この回のダメポイントってそういうの以前の問題でしょ
脚本の児玉さんは何だか無理に昔の相棒に似せよう似せようとしていながらもストーリーに穴があって、加えてコミカルとシリアスのバランスも悪く明らかに手馴れてない感じも伝わってきて結果手をぬいたとしか思えない結果になり、完全に失敗してるように思えます。
土師太を目立たせるための位置づけ作品にしか思えないほどでこれからはいっそ今までになかったような新しい話に挑戦したほうがいいんじゃないでしょうか。
あともうひとつ気になったのは中村優一さんの演技。
こういう役苦手なのかもしれませんが思わず笑ってしまうほどに棒読みでさらに動揺してしまいましたね。
残念ながら私見でのseason18ワーストエピソードです。
そもそも青木が拉致されてもあんまり魅力を感じない上に(角田課長とかだったらもう少し面白かったかも)拉致された理由は分からずじまいだし、話はとっちらかってるし、ヤクザは終盤以外ほぼ関係ないし(終盤もおまけ程度だったが)、犯人はバレバレだし、演出も何か野暮ったいし…こういう色々な事件が関係してくる話は、最後のまとめ方次第で良し悪しが決まると思っているのですが、あの理由はなあ…せめて「abc殺人事件」みたいに「本命を分からなくする」みたいな意図だったらまだ良かったんですが…
「薄いキャラ回+中身がほぼない事件」という児玉脚本の悪弊が悪い意味で最大限活かされた回だったように感じました。
テーマが弱くて地味すぎるエピソードという印象しかないが、
青木を可愛い後輩のような視線で見つめる面々の表情は笑えた。
もっとドラマティックな展開にもできただろうに、なんでこんなに地味?、
木村の正義感からの行動ってことでも、まあいいんだけど、石井父がかつての恩人だったとかの設定にして、「冤罪にちがいない!」みたいな動機があったら、もっとエモーショナルになったかも。
そうでなくても、せめて冤罪であってくれればスッキリできたんだが、結局やってたんかーい!と肩すかし。
暴力団のくだりも、子どもができた組員を足抜けさせるための身代わりだなんて、ちょっとイイハナシなんだけど、軽く流す程度。もちろん、美談にしろとは言わないけどさ。
誰かがおっしゃっていましたが、そもそも木村の姿勢や正義感って右京のそれと似てるんだよな。
気になること・納得がいかないことに疑いを持ち、とことん調べるとか。
だから、ただ厳しく断罪するのではなく、一定の理解は示しつつ、でもやり方が間違ってるという点を明確にしてほしかったですね。
で、エンディングで「彼と右京さんは似てますね」みたいな冠城のツッコミがあれば、最高だったのに。
それこそが相棒の役割だと思います。
とか、いろいろ言いましたが、意外と嫌いじゃないです。おもしろかった。なんでだろ?(笑)
★★★★☆
杉下右京の個性: 7/10
冠城亘の個性: 7/10
その他キャラ: 7/10
小ネタ: 8/10
題材: 6/10
セリフ: 7/10
構成・テンポ: 6/10
カット・撮影: 7/10
音楽の使い方: 8/10
ストーリー: 6/10
総合: 67/100