脚本:山崎太基 監督:杉山泰一
ゲスト:松居直美 小宮健五 粕谷吉洋
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、遺留品の返却で奥多摩の山村を訪れる。そこで出会った駐在の草野(粕谷吉洋)や移動スーパーを営む琴江(松居直美)によると、村にはいまだ山岳信仰が残っていて、その日も山は禁足地になっているらしい。ところが、誰も立ち入っていないはずの山中で、変死体が発見される。被害者は以前、役場に勤めていた初老の男性で、山中の地面に磔にされていた。
Season18 第13話 「神の声」
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意外と面白かったです。なんというか今期の相棒は期待値の低かった回に限って予想外に引き込まれることが多いような気がします。
序盤の雰囲気は町ぐるみで何かを隠している「犯人はスズキ」や「特命」のような話かと思って見てましたが、事件の真相のエグさはそれ以上のものがありましたね。
「失踪した女性は村に嫌気がさしていた」の部分は明らかなフラグでしたが、さすがに警官が犯人でしたパターンをこれ以上使うとも思えなかったのでちょっとヒネった展開にしてきましたね。
過去に似たような話がある中、うまいことかぶらないような展開にした手腕は見事です。
真犯人への説得「あなたに代わって法が裁きます」もなかなかグッときました。
さて来週はいよいよ待望の南井再登場ですか。しかも前後編!
果たして今度こそ決着はつくのか、今からどんな結末になるか楽しみです。
普通に面白い。名前忘れたけどあの昔の殺人犯だと思われていた(?)人は運悪いとしか言いようがないが、実際にも起こりそうな事ですよね。あと、駐在さんただの人で良かった(笑)
犯人はcm前に出さない方が良かったのかと思いましたが、少し意外でしたね。動機もしっかりしてるし、良い回ですね、
今シーズン新人さん(ご縁と今回)見つけるの上手いですね。児玉さんみたいに悪化しない事を願うばかり。
そして次回予告が…藤田ニコル?が出るらしいですね。あと南井の最終決戦2時間sp。これは楽しみです!
(そう言えば通常回2時間もの1シーズン2話は初めて?)
あ、二番目の匿名の者ですが、藤田ニコルでは無かったそうです笑 あと脚本徳永さんは期待大。シーズン16以前の人は輿水さんしかいなかったので一安心。
面白かったですよ。
ただ、やっぱりはじめから琴江さんが怪しいとは思ってましたが、女性一人で老人とはいえ大の男を縛って地面に固定させてドローン使って溺死させるって、どうなんだろうか?
でもやっぱり動機は切ないですね。
実の娘の乙羽さんと恋人の橋沼さんを殺害した犯人たちへの復讐とは。
村を守るためだそうだけど、別に何もしていない橋沼さんや乙羽さんを殺害した犯人の皆川たちには腹が立ちましたね。
あと草野巡査さん、良い味出してましたよ。
今回は5点入れます。
来週は南井との対決で、まさかの前後編ですね。
タイトルは『倫敦からの~』ではなく、『善悪の彼岸~ピエタ』ですね。
楽しみです。
匿名さん
シーズン中に通常回の前後編2度は初めてですね。
初回SPが前後編でシーズン内にもう一度前後編というパターンは何度かありますが。
変則的な例ではシーズン3で双頭の悪魔2と3、さらに女優前後編というのがあります(双頭の悪魔は初回SPですが3話構成で2回目と3回目が通常回なので)。
連投すみません。
匿名さんへ、2時間スペシャルじゃないですよ。
前後編で2週連続です。
悪くもなく展開にバランスのとれたストーリーでしたけど、相棒に求めてるのはそういうクオリティーではないんだよなぁ。
たまにこういうオーソドックスな展開のストーリーがあるならいいんですけど、今期はそういう毒にも薬にもならない話が多すぎるような気がします。
タイトルの神の声がただのドローンの音だったというのもちょっとね…
犯人は例のプレッパーの犯行に見せかけたのしれませんが、ちょっとそれは酷くないか?せっかく大きなお買い物してくれた訳だし。
あとは実は母親でした、とかの唐突な後出し展開ですね。今期は既にそういうツッコミはごく当たり前のようにありますが。
「神の声」というタイトルや磔の遺体というパワーワードからてっきりアニミズムに取り憑かれた村人たちの姿を描いた話かと思い期待していましたが、どうやらそういう話ではなかったようですね。
余談ですが、相棒で山岳信仰、村と来たら昔は輿水さんや戸田山さんの出番だったんだけどなぁ…まぁそれを今悔やんでも仕方のないことですが。
今日のストーリーの内容では、不可解な謎が多いものでした。とくに山に神様がいることが最初はわからなかったけど、でも実際見るとなんだか不思議な感じで出没したところはびっくりしました‼️その意味では、いい感じで話しの内容につながったと思う。今回の話しでは、捜査一課と特命係だけの出演回は初めて見ました。林業に関わる内容となり、素晴らしい作品でしたでも冠城くんが伊丹さんに対して、わざと意地悪を仕掛けたところは、おもしろかった。次回は、南井さんの出演回が2週連続ドラマになるので、楽しみです
悪くはないけど、先に書いてる方もおられるように私が相棒に求めてるクオリティには物足りないといったところでしょうか。
被害者も比較的年輩とはいえ、細身のおばさんが大の男をどんな風に拉致、拘束したかを説明ありましたっけ?
そこが残念ポイントですね。
その他の部分は悪くはないだけに本当に残念です。
かつての毎回様々なパターンで楽しめた相棒の頃ならワンシーズンに数本あるようなお話でしたが、今期のクオリティは残念、物足りないと思う事が多くて歯がゆいばかりです。
山崎さんの今後の作品があれば他のパターンやタイプの作品も見てみたいです。
次回は予想通りの前後編での南井十との決着編!
もしかしたら今期のベストかもしれないぐらいに楽しみですね♪
楽しみ過ぎて、前回や前々回の見直しします。
おもしろかったです。しかし、根本的な設定に疑問を感じました。
「村のためだ」といって余所者を物理的に葬ることによって排除するのって、ひと昔前の探偵シリーズとかではありだったと思うんですけど、今どき現実的なんですかね。陰湿な村八分は今でもあるだろうとは思いますが、ちょっとそこがどうしても引っかかりました。移動スーパーという、僻地では実際にある設定を使っているので、その辺の整合性がどうしても。村の寄り合いですか、実際あんなふうにお年寄りたちが集まって不毛な怒鳴り合いをするんですかね、今どき。あれ、奥多摩って設定でしょう?東京都内で明治大正がまだまだ生き残っているようにはどうしても思えないんですけどね。どなたか、現実をご存知の方は教えていただけないでしょうか。僻地への偏見の塊で作られたんじゃないかという気がします。
撮り方に1か所とても印象的なところがありました。恋人たちの死に顔が湖の中に消えていくシーン。あれは美しいと思いました。しかしですよ、それを強調すればするほど、閉鎖的な陰湿なコミュニティへの反感が、観ているほうには高まっていくわけです。右京の最後の説明の長いセリフで、「おそらく」と言って多分感極まってうっとなったんだと思いますが、水谷豊も歳取ったなあと感じると同時に、その演技の向かう先が、ほんとうに現実的なのかどうかと観ているほうは思ってしまうわけで。林の中に2人の面影を見るシーンも同じで、感傷的に仕上げれば仕上げるほど、ほんとうにそんな因習が2020年の今の社会に、東京都内にあるのか?と思ってしまうわけですよ。
ドラマに現実性を求めるほうが無理な話なのかもしれませんが、どうも今回のお話は途中からそればかり気になってしまいましたね。二人にはほんとうに幸せになってほしかったです。でも、こういう描き方をしてしまうと、僻地は絶対に若い人を幸せにはできないというメッセージを観ている側に送ってしまいませんか。それが一方的過ぎて、残念に思いました。
さらさん
相棒に限らず刑事ドラマの田舎回でやたら奥多摩が出てくるのは、日帰りでロケできる立地の都合と警視庁の管轄内という舞台設定を同時に満たせるからで、ある種のお約束のようなものです。
実際の奥多摩はド田舎ではありますが住んでる人たちは八王子の延長のような感じなので、このような横溝正史の世界を彷彿とさせる陰湿さはありません。
ただ現在もこのように陰湿で排他的な田舎の村社会は確かに存在しますよ。どことは言いませんけど。
陰湿で狂気な田舎の排他性を見事に描いていると思います。
ひとつだけ気になるところが。
集会場の床の間にあった日章旗ですが、あれって普通にあるものなのでしょうか。
かなり引き込まれました。しかし、やはり来週への期待感で胸が高ぶっています。
再三すみません。
訂正します。
名前の間違いです。
橋沼さんや乙羽さんを殺害した犯人の皆川ではなく、美濃部たちにはです。
皆川さんは伊丹さらに誤認逮捕された方の名前でしたね。
すみません。
初めの方、松居さんが出た時点で勝負あった。
何とか無名に近い方が出て、最後の方まで犯人を想定出来ない、
引っ張るような工夫が。。。
昨晩は録画しなかったので、あの村の名前をどなたかご教授を。
昔の陰惨な事件を思い出したような気分でしたので~~~
鈴木建設さん、
奥多摩の神木村だそうですよ。
あっ、4回目の投稿、ごめんなさい。
Endymionさん 早速有難うございます。
やはりですね~語呂合わせで
山梨、上九の事件を思い出してしまいました。
最初の村に来た橋沼さんを殺したのはどうして??そこの動機って、その若者が殺人犯らしいってだけ??その理由付けが村の集会の、排他的感じだけ??それが弱すぎて変な感じでした。あれが逆だったらまだすんなり入ったけど・・・。製材所の旦那が娘ちゃんを妾にしようとしつこくしたけど抵抗されて争ううち池に落としたところを橋沼さんに見られた、・・・とかなら、わかり易いのに、なんで逆だったんだろう??琴絵さんが村を出て行った理由も、よそからお嫁に来たから、何かと言われて堪えられず、とかちょっとあれば、もっと真実味が増すのに。だって、警察に通報して、「池の水全部抜いて」もらえば済むことじゃん。自分の時もいじめられて、娘がまた殺されて、その恋人もよそ者でいじめられて、って3つぐらい重なれば、警察に通報しない理由付けに十分な共感を得られる。・・あと他の方も書かれてるけど、木材を普段から扱ってる屈強な背の高い若者を連れ去るパワーのある初老の男を、身長160ないの琴絵さん(松居さんの身長が・・)がいくら山歩きが趣味だからと言って、1人で地面に括り付けて殺せる??
・・・とか、やっぱりドローンによる証拠隠滅を先に思いついて、それありき、だったんだろうなとは、思う。そして、揉み込めば、もっと整合性ができるだろうけど、たぶんその時間がないんだろう・・・。
でも、村の不穏な感じはドキドキして見てしまいました。
さらさん、奥多摩近くにはないかもしれませんけど、地方に住んでるとすごく感じるものはあるんですよ・・・。芸能人が急に行ってお泊りする番組とかあったでしょう。気さくに門戸を開いてくれる地方もあれば地方によっては誰もドアさえ開けない、結局お泊りできなかった地方とかあったでしょ。
数年前にどこかの排他的な集落であった事件(つけ火の村?)を思いだし、そっとしながら見ました。
経緯は違えど、酷い事件でしたね。
偏見や恐怖心が生んだ事とはいえ?集団(集落?)心理は恐ろしいです。
ドラマとしては中年女性が短期間(10ヶ月は真相を調査も含めての期間でしたし)であれだけの犯行を単独で成し遂げられた点が少々苦しいかな?
でも復讐したい一心で成し遂げたと(好意的に)思うようにしていました。
無念の死をとげてしまった若い2人の為にも。
全体的には今シーズンの中でも内容的に良かったかな。特命係と伊丹さん芹沢さんとの関係の描き方なども良かったと思いましたし、右京さんが駐在所のコタツ(?)で紅茶を淹れていたシーンなど面白かったです。
まさかマイカップ等々を持ち歩いているとは!
↑誤字訂正です。
×そっとしながら
ではなく
○ぞっとしながら
でした。
ごめんなさい。
今回はミステリアスな事件で、最初から最後まで引き込まれました。そして、橋沼は実際には殺人犯ではないのに排除されてしまって気の毒でしかなかったです。さて、次回は南井再登場の回ですね。しかも2週連続スペシャルということで、とても楽しみです。一つのSeasonに初回を除いて2つも2週連続スペシャルがあるのもありがたい話ですね。
殺害手段は独創的でよい。村のあり方も。
だが。
ドローン操作や、林業社長現役者の拘束。
女だけでは無理がある。
ベタですが。捕まっている男が。迫害されている男の兄としてサバゲーマニアのため厄介者扱いされ勘当された。たまたま 引っ越して来たら弟がすでに住んでいて、目の前で残虐な殺され方をした。その復讐ならありかと。で移動販売の女と共犯に及ぶとか。でも、ベタすぎですね。
相棒!頑張れ!
科~さんから、うーん。
過去つまらなくて離れた人は、基本戻らない。
主人公と刑事の関係も合わない人には、合わなすぎる。
相棒の脚本家を入れても視聴率のテコ入れは難しいと思います。
真野さんは、監督がきちんと本読みして修正をかければ、素晴らしい作品を作ると思います。バクハンはオチだけ、しくじっただけで。内容のレベルは高いです。
徳永さん。楽しみです。
最後まで引き込まれました。トリック殺人は相棒ではあまり見ないパターンなのでそこも良かったと思いました。
でも、なんだか相棒っぽくないなって。それも、どこかで何度も見た内容って感じだったので少し残念です。
あと、陰湿ジジィどもが「橋沼殺すわー」ってなった理由を掘り下げても良かったかも?と思いました。
前科者ってだけで迫害して果てには殺してしまう。
捜査一課もシェルターおじさん(名前忘れた)のことを早々に犯人だと決めつけてましたし、レッテル貼り(偏見)はよくないよーっていうテーマでしょうか。
ラストのファンタジーみたいな一コマ、あれは蛇足だと思う…。安っぽいよ~
相棒シリーズ唖然呆然激怒の回あれどコメントしたいと思ったのは初めて。
中高年の女性ひとりが小型ナイフと口先だけで爺を地面に固定できたのはナゼ?
好評の皆さんはソレも含めてタノシマレタノデスネ?
今回については
・誰か協力者がいたことにする
・母と娘であるということをもう少し早い段階で判明させる
とこうすれば普通に面白い回になったのではないでしょうかね?
林業を取り上げていた点や
恐ろしすぎる村八分、ドローンとウォーターボーディングによる犯行
などアイディアは悪くない感じだったので惜しい気がしました。
何ともいえない終わりかたは相棒らしくてなかなか良かったんじゃないでしょうか?
それにしても今回のシェルターやブレッパーズと言われる存在をわざわざ出してくるところなどを見ても
今シーズンは本当に戦争や兵器などの要素を全面に出してきますね。
最終回スペシャルがどんな内容になるのか今までで一番気になります。片山雛子は少なくとも登場してほしいですね。
そして来週は南井再登場。
今シーズン三度目の前後編スペシャルでもあり、右京さんとどのような対決を見せるのか楽しみです。
「善悪の彼岸~ピエタ」というサブタイトルもとても良い感じだ。
今回観ていて、科捜研の女の2Hスペシャル、恐竜の村で化石を掘っていたら人骨が・・・のストーリーに似ていると思いました。大切な人を村の重役に殺され、実の母と名乗ることなく近くで娘を見守りながら、復讐。
他の方もおっしゃる通り、殺された若者が村で問題行動を起こしていたようにみえず、母が娘の無念を思い復讐したい心境は殺人の動機として成立しても、痩せた母が男性を手に掛けるのは、無理があります。
救いを置いてほしかった。気分悪くなった。余韻の悪さが残った。
村八分ってほんっと嫌だ。群れの中で、おかしいぞって否を唱える人いないのかな。神の声だと思うのですが。
私が高校生の頃、学校で拝見した「部落差別」を題材にした啓発作品の事を思い出しました。
どこにあっても、「村八分」「追放活動」など不謹慎な行為はあるのですね。ましてや村のためと称して、殺害なんて。
橋沼さんは、殺人など犯していないのに、嫌疑だけでこのような仕打ちを受ける事は残念でありません。一部の心無い人のエゴがトラブルを招くのでしょうか。
本作を拝見して、ストーリーとは無関係なのですが、殺人の犯人だった琴江さんが営業していた食料品移動販売車。私の住んでいる地域も、街の入り口にスーパーマーケットがありますが、現状では、徒歩圏内に小売店はあるものの、この先いつまで小売店が存続するのか不安があります。将来的には、多くの買い物難民が出る可能性があると思います。このような、移動販売をされる方がいるといいのですが。
松居なおみ(母)の娘ちゃんは、
松居なおみが実母とは知らないまま殺されちゃったわけで、
可哀そうすぎる。
(T_T) (T_T) (T_T)
おしまい
やはりというか何というか、金田一っぽさが随所に現れてますが、これを相棒でやるのが決してないわけではないですが、もう少しぐらいのインパクトが欲しかったというのが個人的な感想です。内容故に終始舞台が奥多摩村のみだというのもなかなか個人的にはいい点だと思いました。
それぞれ少ないですが、個人的に笑えたシーンとあれ?と思ったシーンを幾つか。
(笑えたシーン)
・粕谷吉洋さん演じる奥多摩村の駐在・草野奏太が比佐仁さん演じる皆川良一の態度に憤慨して皆川を追求したところ(亘も亘で捜査権がないもの同士なのに『それはこっちが聞く』だと言う始末なのには笑えた)
・奥多摩村にわざわざティーカップとポットを持ってきてる右京
・神の声の正体がドローンのプロペラ音って・・・。
(あれ?と思ったシーン)
・林の入り口付近を琴江が通りかかったところと、その流れで特命係と琴江の会話で琴江が犯人だと分かってしまった点
・川添野愛さん演じる三ツ谷乙羽を琴江が養子に出した理由がハッキリ明確にされてない点
・(これは個人的な不満ですが)宮城県生まれの自分にとって庄大地さん演じる橋沼一誠を宮城県警が誤認逮捕したときのことを聞きに宮城県警まで行くシーンが少しでもいいからあって欲しかった(これは今年1月5日に放送された十津川警部71の部分でもある程度同じ事が言える)
・橋沼と乙羽が幻想で出てきたシーン、元ネタはもののけ姫か!?と突っ込みたくなった
本エピソードに随所に出てくる迫害と村八分という言葉、正直観ててイラッとしてくるところはありましたが、これらが現実でもなくなってくれればとは思う今日この頃です。
民俗学で少し前に柳田,岡正雄を受けて小松和彦が唱えた異人排除,異人殺しのテーマ.それ以前から八つ墓村や21世紀に入ってTRICKなどで現代人には馴染み深くなっているし,村八分や仲間外れといった陰湿ないじめは日本人のかなしいかな変わらぬ心性,誰でも身に覚えのある事.しかし,今の時代に何の変奏を加える事なくストレートに村人が異人を殺してしまう作品は初めて観た.
しかしそれだけにそれをドラマとして盛り上げるのはそうでなくても膨らみがちな主題が余計に扱いにくくなり難しいはず.
正直そうした手腕を見せるちょっと未熟すぎた.これまでも批判以前の水準以下の学芸会作品はポツリポツリあったが,その中でも未熟さでは1,2を争う.
昔は確かに異人殺しはあったらしい.しかし目撃されたからとその相手の女性まで殺す.そこには金銭問題も怨恨も現代的な動機はまったく描かれないのみならず,おどろおどろしい閉鎖的な共同体意識も殆ど伝わってこない.
物語全体のメッセージとしてはいい話しで嫌いじゃないし,欽ちゃんファミリーの松居さんが何よりも懐かしくて,他の役者さん達の演技も自然でよかっただけに悔やまれる.
昔「西太后」という実はフィクションだらけの映画を観た人間なら周知だろう水攻め.女性の手で大の男を倒し,地面にまで縛りつけておいて,その後何で手の込んだドローンを使った犯罪にしたのか意味不明なまま(3件の犯行をやり遂げる為云々の台詞があったが余計に意味不明)
それなのにそのままドローンのプロペラ音から,思わせぶりな題名にまでしてしまった.
証拠品を届けに行ったり,キノコを取りに行ったり,鉄砲,遺体を隠したという容疑者のウソの供述に踊らされたり,村の賢人の呼ぶ声に引き寄せられたり,と幾度となくあれこれな理由で東京を離れ鄙びた土地に降り立った相棒2人.
そんな中でも事件背景等そっくりなS.14『神隠しの山』『神隠しの山の始末』
その「神」繋がりを意識でもした題名なんだろうが,仮に前後篇にしても今のままじゃ足下にも及ばないだろう.
つまらなかった。評価は星二つ。
右京さんが口癖の『ねぇ~』、『ねぇ~』、『ねぇ~』、『ねぇ~』、『ねぇ~』、『ねぇ~』、『ねぇ~』、『ねぇ~』、『ねぇ~』を言いすぎ。
馬鹿の一つ覚えみたく、数多く言えばいいというものではないよ。途中からは何回言うんだろうと、話の内容より『ねぇ~』のほうが気になった。
脚本は初めて参加する人なんだ。次は第14話か。期待しないで見よう。
「ねぇ~」とは語尾のことですか?それなら回を重ねるにつれ右京さんの口癖として定着していったので言い出したらきりないですよ。もしかしたららんさんがお好きな相棒時代はプレシーズンからシーズン2あたりになるのかもしれないのでリクエストとしてぜひ過去のエピソードの感想も見てみたいですね。
この回内容に関してはなかなか悪くなかったとは思えます。ただ犯行が女性一人では難しいだろうと説得力にかけてるのが惜しい。犯行に及んでるときのようすも伏せていてご都合主義脚本で逃げてるように思えるうえ、終盤ギリギリになって真相をまたまた後だしジャンケンのように出してくるのでいただけないと思えてしまう。
村を舞台にして現実的な問題を扱っているのに、人間ドラマやミステリーなど微妙に雑で上手くうまくまとめきれずパンチもなくて中途半端に終わってしまったようめ惜しすぎる。
犯人の切ない動機·インパクトのある殺害計画·特命係と村人たちのやりとり
と全体にわたって昔の相棒らしさがある内容だと思えます。
とはいえ単独犯というのはリアリティーに欠けるので一捻りあってほしかった気がするので惜しい気はするものの、
ストーリーとしては村八分など普段目を背けている社会の闇を描写したものでまあまあ見応えあるので良作の部類には入れてもいいかとは思える出来ではあります。
ただ最近の回に関して言えることはとりあえず犯人を分かりやすいものばかり連発するのはやめてほしいということ。
ベタではあるもののたまには容疑者の多いミステリーを見てみたいな。
排他的な村のおどろおどろしさがもっと過剰に演出されるくらいでもよかったかもな。
よそ者(特命係)に対してもっと邪険な態度をとるとかね。
山中の溺死体とか、その不可思議さをもっと煽ってもいいのにねぇ。
「山の神の仕業じゃあぁぁ」とか、もっと大騒ぎすればいいのに。
なんの盛り上がりもないまま、タネ明かしされちゃったなあ。
世界観が中途半端。トリックの活かし方も中途半端。これで何を伝えたかったのか?
沼の畔で犯人が事の顛末を延々と語るだとか、生き別れた娘とか、その復讐とか、
2時間ドラマの出来損ないって感じしかない。
★★☆☆☆
杉下右京の個性: 8/10
冠城亘の個性: 7/10
その他キャラ: 8/10
小ネタ: 7/10
題材: 8/10
セリフ: 8/10
構成・テンポ: 8/10
カット・撮影: 9/10
音楽の使い方: 9/10
ストーリー: 8/10
総合: 80/100
琴江が母親or関係者であることをもう少し早めに見せてくれるとよかったかな。
琴江が一人でドローンとかまでやっていたのは無理があるような。
あと、最後の一人はなぜ、それ以前とは異なる殺し方なんだろう。