脚本:太田愛 監督:片山修
ゲスト:中本賢 野仲イサオ 松尾諭
与党幹事長の口利き疑惑に関与したとされる大手ゼネコン社員が社屋から転落死する事件が発生。警視庁上層部は、現場に争った形跡があったにも関わらず自殺での事件処理を図り、権力による“口封じ殺人”を疑った右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、独自の捜査を開始。第一発見者である嘱託社員の山野(中本賢)から事情を聞く。と、事件当夜、激しい雨の中会社に忘れ物を取りに戻った際、不審な男を目撃したことを思い出したと証言し、目撃者になったことで自分も狙われるのではないかと、ひどくおびえた様子を見せる。
Season18 第19話 「突破口」
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今日の脚本家が太田愛さんの作品でよかったと思う。とくに、政治家の不正行為によるものを事件の関係につながるとは思わなかった。一般の人を誤認逮捕しようとする右京さんの考えに、冠城くんが、怒りをあらわにした気持ちはよくわかる。内村刑事部長と中園さんによる捜査の圧力で、捜査一課が動かないと思ったけれど、実際は、捜査に出たところもよかった。一番おもしろいところでは、冒頭でフレンチをおごって貰いたいと言った伊丹さんのセリフがおもしろかった。それと、もう一つが芹沢さんがドアをぶつけたところはすごくおもしろかった。次回は18シーズン最終回なので、すごく楽しみです。
山野さんのお宅、既視感があってしようがない。
ストーリーよりそちらが気になってしまいました。
相棒だけでなく、臨場でも見たような。
床下に穴を掘った3バカさんの回。
来週は8時からと、帰れマンデーで芦名星さんがおっしゃっていたので、気を付けなくては。
放送時間の前倒しは今までになかったパターンではないでしょうか。
今回もまた面白かったですよ。
クライマックスはちょっと切なくなりましたが。
自殺した足立さんの死を無駄にさせないように、偽装工作をやってしまった山野さんのラストシーンの右京さんとのやり取りは、ちょっと見ていて辛かったですが、右京さんの計らいで山野さんを逮捕、無事に裁判までいきついて上司らを訴えるまでなったのは良かったと思います。
連城さんは山野さんの弁護を引き受けるだけのやはりチョイ役でしたね。
久しぶりの太田作品、良かったと思います。
来週の最終回スペシャル
『ディープフェイク・エクスペリメント』
輿水さんの脚本で
ゲストは、坂井真紀、相島一之、遠山景織子、森口瑤子、村上新悟さんですね。
また甲斐峯秋さん、社課長、大河内さん、風間楓子さんらも久しぶりですね。
楽しみです。
地味なゲストだけど、相棒らしく面白いと思える作品でした。
太田さんの今までのティストとは少し違う感じで、どういう着地をするのかと思いつつ見てましたが、え!ここにきてまたしてもコンビの危機と思わせ、上手くまとめたなと思いました。
どちらかというとグレーなイメージの連城をあんな風に使うとは!ですね。
山野さんにしかできない仇討ち良かったです。
次回は遂に最終回!
いきなり桂川宗佐が死んでる上に、ゲストの顔ぶれや役柄、粗筋を読んだだけでもワクワクしています。
一番初めの松木代議士の台詞からラストの顛末まで、太田さんの世界観に浸りっ放しの45分間でした。今シーズンで一番面白かったです。
官民癒着。権力とべったりの検察。権力者はカニの鍋を囲み、正直者は野菜だけの鍋を独りで食べるという対比。昨今の日本社会の風刺が満載で、相棒とは何たるやというのを久々に見せられた気がします。加えて、それを相棒の世界にちゃんと落とし込むのが太田さんの手腕の妙。推理と正義感はピカイチだけど、社会性は薄い右京さんを冠城くんがしっかりカバーして、捜一コンビの協力を取り付ける。捜査二課の刑事を追う時の阿吽の呼吸具合。2人が久々に相棒らしさを発揮していました。そして、捜一コンビに益子、組対5課もそれぞれ輝いてましたね。
来週最終回。何となく、次回予告のノリがアンユージュルアル・サスペクツの時に似てるから、ちょっと不安……けど、輿水さんだから楽しみ。
申し訳ない。
つまらなかった。今回はストーリーが全体的にやや粗い。あわてて書いたのか、時間不足かな?
こういう時こそ、オチはフォトスだと思う。匿名係の匿名リーク。
相手が思うようにどうすればふるまうのか、すごく最初のネタふりが良かっただけに残念。
一番は警備員をもっとよく使えば、かなり美味しくなったかなと。警備員犯人もありだろうし。
かからなくて固定にかけたんだけど、何かありましたか?大丈夫ですか?今時、危ないから警備員に聴いておきますねといか。自殺する人が思わせ振りな連絡を入れ。ないので胸騒ぎであわてて取りにこさせるとか。決定的な知名は亡くなった方がどういう人柄という描写がない。だから共感しにくいのだ。優しいとか、お人好しとかなんでもいい、自殺した人間の描写がないのはあり得ない。この話の場合は。
とにかく、テーマに対して、謎ときや、やり方が一直線すぎ、向かない。
ただの説明文を読んでるだけみたいなストーリーだ。肉がない。
強権者に、一介の弱い人が勝つには?という、こうした逆転劇ストーリーは、ちゃぶ台返しで、スカッとオチをつけないと、見応えがない。
まず、弱者が一世一代の勝ちに転じさせるのは。高見の見物好きな亘のほうがアイディアがありそうだ。思い付き、右京と示しあわせて決め手をつけさせるほうが面白かったのではないか。惜しい。
でも、相棒は、やっぱりとても良い作品だから。しっかり頑張ってほしいなあ。
すみません。今回だけコメント中ミスったので。知名→致命ですね。大変申し訳ありません。
キャラが立っててセリフのやり取りの面白さも、さすがは古参の太田愛。それぞれのキャラの言動もそのキャラらしさを活かしていて、そういうところが太田愛は上手いと思う。
嘘も方便の誤認逮捕とは右京もヤキがまわったかと思いきや、遺体損壊とくるとは。最初にアップになった不自然な指のカットが見事な伏線となっていた事にカタルシス。
子供を使わなくても、やるじゃないか太田愛。でも回想シーンの中の安達は何だか少年ぽくてかわいい。
最後に蓮城弁護士が出てきた事で、ピリッと締まった。冠城の法務省時代の知人とかご都合な人物でなくてあの蓮城がここで出てくるという見事さ。
裁判は真実を明らかにする場ではない、という絶望は小説や映画でもよく描かれる。でも、真実を明らかにする裁判がこうして描かれるという事が、閉塞した現実社会の突破口になるんじゃないかと思う。
きよりん さん、不協和音、楽しみだね。
もう15分ほど欲しかった。
惜しい、最後の最後 右京さんが蓮城弁護士を旨く
使ったかのような?件り~もう少し丁寧に描いてほしかった。
太田愛脚本で久々の大当たりと言っていいんじゃないでしょうか?
内容も斬新で、彼女の新境地を見た気がします。
かなり様々な要素を盛り込んだ内容でよく1話にまとめきったなあと思いました。
山野にあえて罪をかぶせて裁判ですべてを話させる搦め手は「サザンカの咲く頃」を彷彿とさせました。
そこで冤罪をでっちあげることに強い憤りを示す冠城を描いたのは太田氏らしい演出だったと思います。早とちりだったけど。
今回は全体的にシリアスな内容でしたが、ところどころに挟み込まれる小ボケがそれを緩和させて、最後までダレずに見ることができました。
さて早いもので次回がもう最終回ですか。
今期は南井や遠峰、ヒロコママなど過去キャラの再登場が多くて、最終回は田臥検事との決着を密かに期待していたのですが、予告を見る感じではそうはならなかったみたいですね。残念。
今回は流石としか言いようが無いですね。誰か書いていたのですが、裕福な政治家らは高級料理店で囲んで食べ、一方山野さんは家で1人鍋を食べるという対比が上手かった。後、どうしても脚本的に山野さんはただの臆病な人で政治家の誰かが安達さん落としたという設定になると予想しましたが、逆を使れました。自殺体が本当に自殺なのは私的にあまり見ないので。蓮城弁護士も良い人でしたね。今回だけかもですが(前々回から)。
来週の最終回はめっちゃ楽しみ。右京が推理出来ない病にかかったから新しい花の里の女将登場??あとは予告見る限り良い最終回になりそうですね。近代的なテーマを取り扱ってますし。因みに前倒しはs17もそうでしたね。
対比と言えば、こんなところも。
「ここは平屋ですから突き落としたりできません」「首を絞めた紐の痕でわかりますから」とか、右京さんと冠城さんの失言連発に「そういう問題じゃないだろ」と笑ってツッコミ入れる。そして
足立君の自殺を聞かされた竹田(呼び捨て)の「大丈夫だよ、わが社は心配ない。松木先生がついてるんだ。検察は動かない」に「そういう問題じゃないだろ!」と怒りのツッコミを入れる…。
そのシーンで、まるで怒りをたぎらせる鼓動のように時計の時を刻む音が被っていたのが印象的でした。
山野さんは、一人じゃなくて右京さんと冠城さんと鍋を囲んでましたよね。二人は途中で帰っちゃったけど。
お偉いさんたちが下品にかぶりつくカニよりも、何倍も美味しそうだった。
概ね良かったと思う。
蓮城が出てきたときには、「あれ時間足りないぞ」と思い、「こんなあっさり終わるんかい」と感じたのですが、ちゃんと劇中に「それは検察の仕事です」(相棒で描くシーンではない)という伏線がありましたね。
もちろん現場を2人で勝手に変えちゃう等のアラはありますけど(自殺だからというならそのままになっている方がおかしいのかもしれない)、伏線・小ネタ好きとしては楽しめました。
今回は太田さんらしく。
18の最後は随分、豪華なゲストで!
ゲスト多彩な番宣して、是非、20%フィニッシュを!
森口さんが、今後の、キーでは?
ヒロコママ、16%以上はさすが!あるか?
19で、薔薇の里。
久しぶりのハッピーエンドで良かったです。なので最終回は…ただただ楽しみ!
日本中、世の中がこういう事態になっている中の、数少ない楽しみです、相棒は。
好評のようですが、私は凡人さんに賛成です。とにかく、政治家が高級料亭でカニでしかもしゃべってるセリフがあれで、セクハラもしてってのが、いかにもステレオタイプだったので、のっけから変な気がしてそれがずっと最後まで続きましたね。しかも勧善懲悪って。水戸黄門ちっく。あまりにナイーヴな構造で、嫌になりながら見てました。ああそうですか、労働者はひとりで貧しい食事ですか、唯一できた友達を殺されて復讐ですか。男同士の友情を描くのはとてもよかったし、そこに焦点を当ててしかるべきだとは思います。でも、土台が陳腐すぎる。あまりに。太田さんって深く考えて書かれる方ですよね。今回どうしたんでしょう。疲れたんでしょうか。設定があまりにナイーーーーーヴ。右京なら辛辣に批判するんじゃないでしょうか。
小ネタはおもしろかったですよ。青木のフレンチとか、5課の刑事たちがいかにガラが悪いかとか。その辺はさすがに相棒に慣れた人が書いた脚本家と思いました。くだんの弁護士は意外な登場の仕方で、今後の展開に関わってくるのかなと思わせたのもプラスだったとは思います。
元ハンダースの「アパッチけん」にして、
現俳優の中本賢さん、渾身の一作かしら?
会社にぶら下がっている窓際社員が
自らを犠牲にして、
若手社員の叫びを、
現実社会の裁判で!
担当してくれたのが右京さんで、
本当に良かったね。
!( ̄- ̄)ゞ (ロ_ロ)ゞ (`◇´)ゞ
おしまい
今シーズンで一番!
迷うことなく私にそう思わせてくれた。
そんな作品となりました。
勧善懲悪モノでつまらないとの見方もあるのでしょうが、物証も少なく関係者も乏しいスタートでしたし推理面でもキチンと楽しませてもらえた気持ちでいます。
山野さんは『鬼になる覚悟』で逮捕もされた訳ですし右京さんと山野さんとのやりとり、右京さんの考えに(早とちりの思い違いでしたが)疑問を強く訴える冠城さんとのやりとりなどなど、(本当に個人の感想になりますが)心情部分が見所になっている作品はアクションや無茶なトリック頼みの作品よりも印象深くなるなぁと。
連城弁護士の登場にも独特の雰囲気が生まれ良かったと感じましたね。
益子さんも視聴者サービス的(?)な登場で和みましたし。
子どもが登場しない太田作品でしたが、足立さんがキーになっていたのでしょうね。
足立さんと山野さんとの年齢差があってこそのリアリティーと思ってしまいました。
山野がデスク周りの偽装工作を行った場面が防犯カメラに映ってなかったのかとふと疑問に思いました。
森下京子さん
足立は、身寄りのない山野の唯一の友人であると同時に、息子でもあったんだろうね。「オレにもし息子がいたら、こんな感じ…」って。森下さんの言う通り、この年齢差だからこその関係だと思う。
親は子供のためならこそ、鬼にもなれるんだよ。
名作だと思いました。真相が分かる家のシーン(相棒で何度も使われている)で、中本さんの演技にぐっときました。そこにどんでん返しまでついている。終わり方もスカッとしている。皆さんの感想で、鍋の対比というのがあって、なるほどと思いました。ちなみに角田課長のブログに、チョコレートをくれた婦人警官役?の女の子を最後のシーンで前の方に・・・みたいな記事があったので、2回目視聴の時に注意して観たいと思っています。さすが、太田さん。おいらの中では、もしかして、今シーズン1かも。
あの日から早9年ですか・・・同時に今はコロナの件で騒がれてる中ではありますが、早速笑えたシーンとあれ?と思ったシーンを幾つか。
(笑えたシーン)
・(青木を買収したことを亘に突っつかれて)またしても亘にボロを出した芹沢(伊丹も反応しなきゃいいのに)
・捜一コンビに大河内の名前を出して捜一コンビを従わせた亘
・アパッチけんこと中本賢さん演じるゼータハウス社員(嘱託)・山野稔と特命係が鍋を堪能してるときのこの3人の掛け合い(特に特命係の山野に対する失言が笑えた)
・右京が亘に「冠城くんには人の話を最後まで聞いて欲しいですね」と言い放ったシーン(「オマエが言うな!」と突っ込みたくなったが)
(あれ?と思ったシーン)
・特命係が山野に事情を聴いてるときに捜一コンビが邪魔をしてるところ(特に伊丹がこの時邪魔に感じた)
・野仲イサオさん演じるゼータハウス経理部長・竹田晴彦のセクハラ行為(カニ食ったバッチィ手で若女将の尻を触るのは言語道断、しかもこの時おしぼりで適当に手を拭いてたから余計にそう感じた)
・児玉頼信さん演じる与党幹事長・松木大輔のカニの食い方が下品すぎる
・関口まなとさん演じるゼータハウス西東京支社経理課係長・足立和也の人物像がイマイチ分かりづらい点
・解決編で山野家の外側の正面玄関がセット感丸出しな点
解決編での亘の感情的になるシーン(山野自ら逮捕されることを望むシーンと右京のぶっ飛んだやり方で山野を誤認逮捕したシーン)、今期はずば抜けて多い気がしますね、あと終わり際だけとは言え、連城弁護士が善人キャラ(?)として登場したのは個人的にはいいと思いました、やはり個人的には連城弁護士が今後どういう出方をするのか、気になって仕方がありません。
本エピソードではホッコリするシーンや胸クソ悪いシーンがバランス良くあったこともあってか物語に集中できました。
最後に、川原さんにはアドリブで「突破口は、特命係だ!」と個人的には言ってもらいたかったです(笑)。
自殺した足立さんの、無念を晴らすことができてよかったと思います。
親子ほどの齢の離れた、足立さんと山野さん。仲の良い二人ですが、嘱託社員とはいえ先輩の山野さんは、普段は頼りない一面もあるようでしたが、実際に、足立さんの死に直面して(無論、遺書もこの後の行為に至るきっかけとなったのでしょう)、心のどこかに「どうすれば、足立さんの無念を晴らすことができるのか」を考えた末の、殺害に見せかけた偽装工作だったのかも知れません。
終盤の、足立さんが残した証拠を無にする事を避けたいがために、山野さんが、右京さん、冠城さんにどのような形でもいいから自らを逮捕するよう嘆願するシーン。右京さんもまた、それに応えるように、裁判で争う機会を作った事はさすがです。
小ネタ的には、何人かコメントされてますが、あこぎなゼータハウスの幹部と松木代議士の料亭のカニ鍋と山野さん宅での肉無しの野菜鍋の対比、かつて太田愛さんの作品で、Season9「通報者」でも生活保護を受ける少年と幼い妹が、野菜カレー(肉の代わりにウインナー)を作るくだりがありましたが、貧しさを強調するには相応しい形かも知れません。
私は非常に良い話だと思いました。事件解決の方法も凝っていて、中本賢氏の終盤の演技も良かったです。鍋を食べながらの右京さん達の失言のシーンなども面白さがあり、物語全体のバランスが取れていました。そして、来週は遂に最終回ですね。題名が長いカタカナでSeason16の最終回を思い出しましたが、内容はというと桂川氏は殺され、最先端な技術を用いた犯罪のようで、楽しみです。推理力減退症候群に関しても興味深いですし。
良かったけど、最後が駆け足過ぎるし、なんか薄味だった。
14日8:05の特命さま
ありがとうございます。
そうですよね!
山野さん宅での遺書をめぐっての特命係とのやりとり…
あのシーンでの山野さんが見せてくれたものは男の友情を越え、未来を絶たれた息子を思う親の心情でした。
苦しさ、苛立ち、悲しみ、怒り
本当に胸が詰まるほどの熱演だったと思います。
(二度目のコメント失礼しました)
社会的弱者(はっきり言ってしまうと山野さん)のような人物にスポットを当てている、
友情のまじった疑似親子のような関係性、
鍋や表情などシチュエーションによる対比、
ところどころ挟まれる少しコミカルなやりとり、
スカッとした終わりかた
など今シーズンでは一番 初期に近い(特に太田愛さんが多く参加していた神戸くん時代の)雰囲気があるエピソードで面白く見応えのある内容だと思えました。
中本賢さんの演技もとてもよかったですね。
ただ個人的に正直言うと絶賛するほどではなかったです。ごめんなさい。
中本賢氏の演技はとてもよかったのですが…正直何が面白かったのかよくわかりませんでした。まず、野仲イサオ氏の悪役が物足りない。結局彼(達)は自殺した足立さんにどんなにむごい事をしたのかが描写不足でよくわからないので、中本氏演じる山野さんに感情移入できなくて、消化不良でした。「勧善懲悪」とおっしゃっている方もいましたが、もはやその域にも達していなかったと思います。
反対に、足立さんと山野さんの関係もよくわかりませんでした。ここの方の「子供同然だったのではないか」というコメントでやっと理解できたのですが、こっちもこっちで描写不足でしょう。だから余計に感情移入できないし。
捜査二課の刑事は普通に特命係に話聞けば良くね?とか、代議士とか役員の名字が紛らわしいなあとか、連城ほぼ出てないし、あのブログの期待を煽る文はどうなんだとか他にも色々思ったんですが、一番の不満点は片山監督の演出。特にBGMをブチブチ切る演出が本当に嫌です、集中力が切れるので。「ご縁」とか「薔薇と~」とか好評価の作品もありますが、個人的にはこの監督の作品は全部駄作だと思います。
とにかく今回の話は何もかもが中途半端。最近の太田脚本は「またホームドラマかよ!」と思っていただけに今回は期待していたのですが、逆にホームドラマ以外能がないことを思い知らされました。
殺人に見せるために息のない彼の指を折ったっていうのが痛々しくていちばん記憶に残った。
まあそれ以外は特にこれといって挙げるほどのものはなくて薄味。
山野さんを中心に話を展開しすぎなのがちょっと気になっている。別に悪いことじゃないけど彼と親しかった足立さんの人物像もうっすらとしかわからないし、カニを頬張ったりしてたお偉いさんたちに対する憎さとか歯痒さとかが正直こちらとしてはまったく感じられなかった。
弱い立場と強い立場、善人側と悪人側どちらにもスポットを強くあててくれるのも相棒の魅力のひとつだったはず。最後の連城弁護士もこのタイミングで登場させる意味があったのか微妙。
普通に面白かったけど少し物足りなかったのも確か。
中本賢さんの熱演、素晴らしいです!
しかし、それにうっかり騙されそうになりますが、中身はいろいろ物足りない感じ。
代議士とゼネコン幹部たちの”あくどさ”がいまいち伝わってこないこと。
足立の人物像や、山野との親密さがいまいち伝わってこないこと。
足立は最初から死んじゃってるので、全部説明するってのも難しいでしょうけど。
最初に彼の置かれている状況を見せてからの自殺?殺人?事故死?にすればいいのにってちょっと思った。
”証拠をもって訴えても握りつぶされる”ってことを最初から受け入れてしまっているのが面白くない。
そういう現実もあるでしょうけど、ドラマでそれやっちゃ夢も希望もない。
正攻法で訴えて握りつぶされる。で、そのあと裏技で大逆転!だったら最高に楽しかったのに。
★★★☆☆
杉下右京の個性: 9/10
冠城亘の個性: 8/10
その他キャラ: 8/10
小ネタ: 9/10
題材: 8/10
セリフ: 8/10
構成・テンポ: 7/10
カット・撮影: 7/10
音楽の使い方: 8/10
ストーリー: 8/10
総合: 80/100
再放送されていました。
中本賢さんの顔を見た瞬間『あらすじは忘れたけどものすごくかわいそうな回だった!』
という記憶がよみがえりました。
足立さんの人柄は私にはよく伝わりました。
人がいいだけが取り柄で軽んじられがちの山野さんだからこそ、対等に接してくれた
足立さんの優しさが通じたのだと思います。
冒頭の足立さんの指が見事ラストに繋がったのもよかったと思います。
よかった、山野さんの執念が通じて。
ハチの一刺しという言葉が浮かびました。
ミツバチの。
三人の相棒と冠城くんの大きな違いのひとつは、
「単独での捜査をがっつりしているかしていないか」
という点もあるのだな、とこの回を見てふと思った。
特に何も言われなくても自分から別れて捜査をしたり、
亀山、神戸、甲斐の三人に比べ右京さんから指示を出される頻度は一番少なかった気がするな。
最初の仲居さんを触るセクハラは不要だったね。仲居さんが電話のやり取りを聞いたように持っていくために行ったんだろうけど、他の方法もあったはず。脚本なのか演出なのか不明だが、それだけで★1。
あと山野さんを途中から怪しんでいるけど、やはり第一発見者は最初からもっと疑われるべき存在だと思う。会社付近ならカメラもあるし、実家の家族なども調べれるだろうし。事件によって調査のレベル感を変えるのは良くないなと感じる。
たまたま再放送をまた見ました。
傑作だと思います。やっぱり相棒はこうでなくては。
色々な話があっても良いのですが、SPでない通常話でも、せめてシーズンに2.、3話はこれくらいの面白いものを入れて欲しいものです。