脚本:光益義幸 監督:橋本一
ゲスト:矢柴俊博
右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、乗り込んだタクシーで血液の付着したマフラーを発見。運転手から直前の乗客の情報を聞き出すと、問題の男が帰宅前、唐突にロープを買っていたことが分かる。不穏な空気を察して追跡すると、男は両親の遺産を食いつぶして暮らす堂島(矢柴俊博)という独身の遊び人と判明。
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美和子の料理、最初映らなかったから嫌な予感してたら……ピンクからブルーに進化しましたか(((( ;゚Д゚)))ガクブル
今回の結末は感動しましたよ(´;ω;`)時系列じゃない演出も好きだし、さて2回目見るぞー!
デジャブ?って思ってたけど、前に同じような話があったの思いだした。「名探偵再登場」のバーのマスターかマスターの親の違いだけどキャストも同じ矢柴俊博さん。ネタ切れなのかな? 折角、亀さん復活して期待してたのに;;
正直、season12「待ちぼうけ」と似たような話だな、と思いました。
その上「待ちぼうけ」よりも薄っぺらい話だったのが残念……。
殺された娘(だと思っていた人物)を神社に置き去りにして警察に通報しないのはありえないのでは。
それに娘(だと思っていた人物)が何者かに殺されて、その直後に自殺しようとするでしょうか。
自分も犯人と思われる人物に襲われているのだから、まずはその犯人を捕まえようと思いませんかね。
チャップリンのモチーフも取ってつけたような感じで、いまいちノレませんでした。
バーの中での右京さんと堂島さんのやり取りにしても、もう少し緊迫感というか面白みがほしかったなと。
う~ん今回も面白い……正直に言えば新規の脚本家さんの作品ですし、予告を見ても何か要領を得ない感じだったので視聴前の期待値はかなり低かったのですが、これはいい意味で裏切られました。
今回は今までも何回か存在した特命係が素性を隠して誰かを追跡するパターン(「待ちぼうけ」とか「詩集を売る女」など)でしたがその中でもピカイチの出来だったような気がします。
少しずつ事件の全容が明らかになるにつれ見えてくる主人公の絶望、そして最後に待ち受けるどんでん返しと1時間とは思えない濃密な話でした。
あと登場人物たちが救いようのないドクズだったがゆえに主人公に希望が残ったという展開も見事です。
主人公があの店に通い詰めていたことの理由もご都合主義的なものではなく、ちゃんと布石があったというのもよかったですね。
なんというか奇跡を起こすための種がいたるところに敷き詰められていて、最後に特命係がほんのひと押ししたことでそれが花開いたという印象です。
いや~しかしなんというかやはり亀山くんが戻ってから制作陣のモチベーションが明らかに上がってますよねこれ。
今シーズンに入ってからカイト期冠城期なら1シーズンに1つあればよかったレベルの傑作が立て続けにきている感じがします(カイトくん冠城くんが嫌いなわけじゃないですよ、念のため)。
いやいや、新参入の方の脚本とは失礼ながら思えないぐらいに良かったですよ。
泣けてきましたよ、僕は。
諦めかけて終わりにしたかった人生、最後には奇跡的に良い事が待っていたんすね〜。
カイト君の時の「待ちぼうけ」回のようでした。
きっと堂島さん、今後はミツルさんと仲良く店を盛り上げて行くんでしょうね~、親子で。
僕もカレーが食べたくなりましたよ。
でも最後の美和子スペシャルのブルーバージョンでオチをつけなくても(笑)
さて、来週の岩下脚本の「眠る爆弾」
めちゃ楽しみにしてます。
普通に面白かったです!
『相棒』らしくないっておっしゃる方もいそうですが、何か薫ちゃん期にはこういうテイストのエピソードは結構あった気がします。初めての脚本家の方でどうかなと思いましたが、細かい事はともかくちゃんとまとまってて良かったです。
勿論、都合良すぎる展開はあって、子供に遺すなら婚姻届じゃなく母子手帳だろとは思うのですが、そこは娘じゃなく息子だとバレるからちょっと強引だけどそうしたんでしょうね。でもギリギリセーフかな…何よりラストが今期始まってようやくのハッピーエンドだったので、個人的に許せる気がしました。
矢柴俊博さんの配役も良かったんでしょうね。構成としては『ついてない女』と『9時から10時まで』と『人生のお会計』を足して割ったような既視感はありましたが、矢柴さんと右京の組み合わせ、あとバーテンダーのミツルやクラブのママが地味に良い味を出していて、優しい気持ちになれた好きなエピソードでした。
薫ちゃんの右京とのコンビネーションや“土師っち”呼びもいいカンジでしたが、せっかく特命係に戻ってきたのに別々の捜査ばかりですね…
なんか不完全燃焼だったかな。個人的には不自然さや既視感がありました。次回に期待です。
でもまあ確かによく考えたらスコットさんのおっしゃる通り娘の遺体を放置してカレー食べに行くってのはかなり不自然な点ではありますねw
待ちぼうけのような感じで、自分自身に言いなりになって追い詰められるのが、ちょっと残念ですね。でも最後に右京さんが問い詰めた場面がすごかったです。こんな人たちに立ち向かう右京さんの正義感に驚きました。こういう警察官はどこにもいないと思います。美和子さんが作ったスペシャル料理、今日見た感じが青色でしたね。前は確かピンク色でしたよね。普通はこんな色はしないけど、あれにはびっくりさせられましたね。土師君と捜査一課を使って事件解決したから、たまには感謝してもいいじゃないですかね。内容的には、すごくよかったと思います。いつも迷惑している一課の3人に感謝の気持ちを言って上げてくださいね。次回も楽しみに。
個人的にはとても良かったです。
たくさん張り巡らされた伏線が回収されて最後の右京さんの
名ゼリフが心に沁みました。
人生の価値は自分次第。
最後に堂島さんがしょっぴかれて行く雰囲気でしたが、
彼は特に法に触れることしてないですよね?
ゆきさんの遺体を見てるのに通報しなかった?
ミツルくんにはお母様からのお手紙は返却されるんでしょうか?
私も亀山時代に多かった感じの心地良いテイストの良作だと感じました。その人の未来に向けて、特命係がそっと背中を後押しするラスト。こういうのこそ亀山相棒で観たかった!迷いなく五つ星で投票しました。
登場人物を多くして攪乱させるよりも、個人的にはこういう「堂島さん」という一人の人の生き様や人生観を深く追う作品の方が好みなのも大きいかもしれません。
確かに既視感はありましたが、幸子や友部さんとは違う「堂島さん」という人の生き様・人生観が街の灯も引用しながら語られていたので、この作品独自の良さというのはしっかりあったと思います。「街の灯」結末に対する充くんの捉え方も印象的で、この子が堂島さんに新たな世界をもたらす希望になるという結末への良い暗示になっていましたね。
ヒューマン寄りの回でしたが、娘のミスリードと充の正体は捻りが利いていて、ミステリとしても悪くはなかったんじゃないでしょうか。
クラブのママさんもただの脇役ではなくきちんと生かし切る、物語として主人公(堂島さん)の支えに慣れる様に繋げていくという姿勢も丁寧で、こういうところも今回の作劇はすごく好きでした。
最後は文句なしに温かい気持ちになれました!美和子スペシャルの安定のオチもほっこりしましたし!笑
(堂島さんと充くんにとっての「カレーライス」が軸になる回だったからこそ、最後の「美和子スペシャル」のオチが利いてたとも思います。その辺りもかなりしっかり考えて作られた回だったのではないでしょうか)
BGMも1~3話以上に亀山時代のもの盛りだくさんで嬉しかった!「疑惑」何年ぶり?やっぱり亀山が動いてる姿には、最近のより初期のBGMがしっくりきます。
遺された婚姻届は、息子に対して、あなたは確かに愛しあった二人の子供なのだというメッセージだったのかなと思う。マスターの人柄から、お母さんがいい子育てしたんだなって感じた。
過去にも見たことがあるような既視感はありましたがストーリー自体はとてもよかったです。
もっと話を膨らませて90分程度にしてクリスマス、年末、年始あたりのSP回にしてもよかったような味わいがあると思いました。その場合はエンディングはこてまりに集合してのカンパイで締めでしょう。
昔のサントラが聞けて懐かしかったですね
season4から視聴していますが、一番良かったと思います。刑事貴族時代から観ている妻も一番良かったと言っていました。
プロの脚本家はこういう素人に書けないちゃんとしたものを書ける人だけがやってほしいなと思います。
他のコメントに出ていましたが特に詩集を売る女なんかと一緒にするのは失礼です。
娘(だと思っている人物)を殺した犯人に復讐でなく自分が死ぬという選択は多少不自然ですが、堂島さんがそういう心優しい人物だからクラブのママが金目当てでなく本当に惚れたのでは。
通報しなかったのは死のうとしてるのに事情聴取されたくなかったからでは。犯人が捕まっていなければ被疑者の一人になりますよね。
こういうきちんとした話は良いです。プロの仕事だという感じがします。残念ながら相棒にも素人が書いたの?と思うようなひどい脚本のものが散見されますし…
胸糞展開も意味のあるものなら良いですが、無意味な胸糞も多い中で、綺麗なハッピーエンドでとても良かった。
美和子スペシャルはラストよりも、こてまりさんが覗いた時青く光ってるところが笑えましたw
美和子スペシャルの青いカレーの着色はバタフライピー
使ってるのかな?
サルウィンという南国にいてバタフライピーよく使っていた
という意味かも?
亀山くん、違和感なく右京さんの相棒なのがすごい。右京さんに蘊蓄を傾けさせたり、脚本も初期の相棒に寄せようと苦心してるんでしょうか。悪くないと思います。
娘の死体を見つけて通報しない不自然だし、右京さんが堂島が5千万渡した後に娘を見かけて神社まで追いかけたと看破するのもちょっと無理があるかなと思いました。でも、個人的にはストーリーが良ければ多少の瑕疵は気にしない方なので、今回の話は好きです。カレーの隠し味が梅酒だった、これには参りました。
ハジくん、今回のシリーズからキャラ変わった? あるいは今まで描写がなかっただけ? どっちにしても、ハジくんはこんな感じでいいんじゃないかと思います。
もともと人生に絶望していたのなら、娘が亡くなってすぐ自殺しようとするのは別に不自然ではないと思う。「もうどうでもいい」という気持ちなのだろうから。いったん死のうと思ってしまったら犯人がどうとか警察への通報なんかそれこそどうでもよくなるでしょう。
世を捨てようとする人間が、警察に通報するのはむしろ不自然なのでは?復讐などもどうでもいいことです。
右京さんが、堂島が5千万渡したあとに娘を追いかけたのを推理したのも、その後に堂島と殺された偽娘が遭遇している事実をすでに知っていれば容易い推論です。それ以外は菊池が二人を呼び出すしかないですが、偽娘の裏切りを知る前の菊池なので、それもできません。
婚姻届の件も、久保早苗(充の母)が残したかった事実は実子てあることではなく、堂島との間に愛があって生まれてきたことであり、やんごとない理由で別れざるを得なかったことなので、母子手帳よりも婚姻届の方が真実味があると思ったのだと思います。
今回の話は伏線や細かいギミック(スナックのママが見てた理由や偽娘の最期のセリフに「アンタの金…」と言わせたりなど)が練りに練られており、とても良くできたストーリーだと感心します。新しい脚本の人なのなら、今後も期待大ですね。
強いて重箱の隅を突くのであれば、堂島が絶望の最中、心当たりもない娘が名乗り出た程度で人生がそこまで変わるかということくらいです。おそらくは早苗の話も出ないだろうし、充のような濃厚な母との思い出は語られないでしょう。突っ込むならここくらいですね。
良い話でしたね。
さすがに私もしんみりと感動致しました。
絶望しかけた人生、その先にはきっと良い事が待っている、「ついてない女」「待ちぼうけ」テイストですね。
右京さんが重要参考人を監視してる間に、相棒が外で情報収集に回る、これぞ「相棒」ドラマの醍醐味って感じで素晴らしかったと思いますよ。
私の希望として、堂島さんはきっと参考人調書って事で話を伺うだけで、すぐに釈放されると思います。
その後はバーのマスターの久保充君と親子の名乗りをあげて、また自分を心配してくれてるスナックのママさんの輝子さんと3人で力を合わせて、幸せに過ごして欲しいですね。
まっ、ドラマなので多少の無理矢理感やツッコミ所は合ったっていいじゃないですか。
どんなドラマにもツッコミ所はあるものですよ。
また来週の5話に期待しましょう。
最近の中ではトップクラスの出来でしたね間違いなく。ストーリーのまとめ方がうまいし、ちゃんと小さなサプライズもいくつか用意していて、本当に昔の相棒に戻ったような感覚になりました。彼の行動に関しても「自分はもう何も行動を起こさない方が良い」と思い込んでいるというフォローがちゃんと入っています。役者さんも良かったですね。そしてやはり亀山と美和子さんがいるだけで、それだけで雰囲気があの頃に戻ってる感じがするのはやっぱり凄いなぁと。
ひまかっぷ さん
あれはしょっぴくというか事情聴取目的じゃないですかね?
彼は今回の事件の重要な目撃者であると同時に被害者でもありますから。
通報しなかったことを多少叱られる可能性はありますが。
例の手紙は証拠品だけど盗品なので時間が終われば返却されるのではないでしょうか。
国家とか警察組織とかの話より、こういう日常的な話が好き。今回のは久しぶりに面白かったなぁ
マスターの人柄もホッコリしてて良かった
やっぱり相棒は亀山さんがしっくりくる
個人的に最近の相棒の中で1番面白かったと感じました
気になるところが無いとは言いませんが
それらを気にさせない内容でした
ただ少し駆け足だったかなぁとは思いました
古沢良太の相棒は、本当に最高でした。
矢柴俊博さんはジーンズ10「名探偵再登場」に出演され、その時は”カラオケバーの店主だが、実は大富豪の隠し子”という役。今回は”施設から資産家に迎えられた養子”の役という、どこか因縁めいた、似ているようでぜんぜん似ていない設定が面白かったです。
本作について、堂島が自殺しようとした動機は「娘と思っていた人物の死」が発端ではなく、結婚を考えていた女性との別離と理解しました。由季(娘と思っていた人物)が発した今際の際の一言はダメ押しになったのだと。
でも結局は右京と薫の活躍で、思わぬ親子再開を果たすことができて本当に良かったなと思いました。
べたべたでしたが、よかったと思います。この路線で行くのかな。
名作でした。前作が亀山主役で今回は右京さん主役。最後の美和子スペシャルまで含めて、ジーンときました。チャップリンの街の灯 カレーライス 梅酒 これらの伏線が見事に回収されていて、そしてハッピーエンド。(そうおいらは解釈しましたが)そうそう、二人が歩いて終わる終わり方がまたいいですよ。
矢柴さんは、あの役に適任の風貌だし、名演でした。マスターはあまりにも善人風で、一時犯人なのかと疑ってしまいましたが、これも名演ということでしょう。作品の余韻が、町の灯を久しぶりに観てみようかと思わせてくれました。
次回は、岩下さん脚本。これまた楽しみです。
先週の第三話から、オープニングVTRの曲が気になってます。
曲イントロの部分が少しだけ、オープニングVTRより先に始まっていませんか?
これまでのシーズンで見られなかったやり方なので、めちゃくちゃ気になってます。
第三話だけでなく、第四話も同様だったため、おそらく、敢えてそうしてるんだと思いますが、この音楽演出について、なにかご存じの方、いらっしゃいますか?
良い意味での既視感。いかにも「相棒」っぽい。
「相棒」らしい要素を散りばめつつ、
強盗殺人・娘の存在・梅酒・カレーライス、
バラバラに思えたものが収束していく展開は心地よく、
ラストはほっこり心が温かくなりました。
ご都合主義と言うなかれ。これは奇跡の物語。
★★★★★
良い話、やはり亀ちゃん相棒は、人情あり、笑いあり、繰り返しみたくなりますね!
右京とのキャラの対比も良い!
人柄でしょうか?
すみません、追記訂正します。
昨日の投稿でつじつまの合わなさとしてシーズン19と書きましたが正確に言うとシーズン18から、といった所です。
全部が全部ではありませんが、肝心な部分でのモヤモヤが増えた時期でした。
以上二度目の投稿失礼致しました。
クラブのママ。この方「黒衣の花嫁」(season4)をひっぱたいたハルミさんですね。
17年ぶりに見ることができて感慨ひとしおです。
クラブのママ。この方「黒衣の花嫁」(season4)をひっぱたいたハルミさんですね。
17年ぶりに見ることができて感慨ひとしおです。
初めて書き込みます。
楽しみにしていた亀山復帰。亀山時代から見続けていた者としては、本当に楽しみだった。1,2話は復帰スペシャルなので除くと、3,4話を見る限り、亀山時代の相棒の雰囲気に酷似していると感じた。つまり、ギャップを感じさせない内容であり、かつ亀山のキャラが変わっていないのでしょう。初期の頃の作品と言っても違和感はないかも。
気になるのは、小手毬さんの扱い。美和子さんが登場することによって、ちょっと影が薄くなる感じかな。でも、たまきさんの時には2人ともいたけど、違和感なかったな。
亀山復帰が終わりの始まりとの話しもよく聞くが、正直そうなってもいいと思う。有終の美を飾って欲しいし、その際の相棒としては亀山がベスト。
息子の開いた店の場所と店名が、母の思い出だったというところが、泣かせましたね。
堂島が尾行してたのに女をみすみす殺されてしまうのも意味不明
瞬殺ではなく揉み合いになっていたのだから止めることができたはず
また、菊池は通りがかった管理人は何度も攻撃して殺しながら、堂島は一発で気絶させただけなのもご都合主義。
管理人殺しの時点で、目撃者は死ぬまで追撃するという残忍な人物設定をしているのに、堂島は殺さないために人物設定を捻じ曲げざるえないという…
脚本が下手すぎます
娘だと思っている遺体をそのまま放置しているのも意味不明
娘の遺体なのだから野ざらしにできず匿名で通報ぐらいすると思います
自殺するのだから警察に協力しないのは当然、というのは流石にズレていますね笑
ただの遺体ではなく、娘だと思っている女なんですから
きっと、右京と亀山しか見ていない盲目信者なのですね。
刑事ドラマなんですから、ちゃんと脚本に注目してドラマを視聴してはどうですか?
これだよ これだよ 久しぶりに相棒を見ました。
過去作品(「待ちぼうけ」を思い出します)をつなぎ合わせたかのような所は見られるものの、作品的には秀作だと思います。堂島さんが真実を知り、自殺を思いとどまる所がよかったです。
西村由季さんとの出会いで(娘の存在で)孤独ではないと思った堂島さんでしたが、彼女は娘ではなく、堂島さんをだますつもりで近付いただけの事。その彼女の死が、堂島さんをさらに追い詰めたものと思います。
忘れ物のマフラーから、堂島さんに近付いた右京さんでしたが、チャップリンの「街の灯」の(バッドエンドにも、ハッピーエンドにもとれる)結末から、生きる大切さを諭す右京さんがよかったと思います。
作中のカレーライスの隠し味の件。何度もヒントが隠れていたわけですね。堂島さんと堂島さんが想いを寄せていた久保早苗さんをつなぐ、思い出の一品だったわけですね。それは同時に、堂島さんが孤独ではない事を証明する人物が、すでに目の前にいる。さらに、堂島さんを心配する人は他にもいる。決して孤独じゃない、その結末に至るのがいいですね。
カレーライスじゃなく、この後、美和子スペシャルを食すと思われる右京さん、亀山さんですが、あの写真を拝見するとおいしいのでしょうか?
私は、一年ほど前から自殺願望があります。何のスキルもないし、学歴もないし、必要としてくれる人も、友達もいない。唯一繋がりがあり、大切に思っている難病の弟を助けようとした結果、むしろ病状を悪化させてしまうような出来損ないです。いつもよかれと思ってやることが裏目に出るし……弱いし、誰の役にも立てない。あらゆる面で堂島さんのキャラクターに共感してしまいました。
「悲観して自ら幕を下ろさなければ、いつかハッピーエンドにできる。人生の価値は自分次第。そうは思えませんか?」というセリフ。右京さんが私に言っているような気がして、泣きそうになりました。
せめて誰にも迷惑をかけないように死のうと、死に方を模索していましたが……考えを改めさせられました。
まだ弟は生きているし、自分がどうにか役に立てる形があるかもしれない。
確かなのは、ここで死んだら確実にバッドエンドということです。
ハッピーエンドにするも否も自分次第。ならば、もう少し頑張って生きてみようと思います。
光益義幸さん、本当に素晴らしい作品をありがとうございました。
今シーズン4話目にしてようやく当たりが出たという印象
物語の本筋をはずさずに、話が非常によくまとまっていて良かった
余計な意図を組み入れない、これくらいのサイズ感の物語が一番描き切れて今の相棒にはいいと思った
当然ご都合主義的な展開もあったけれど、そういうこともあるかもねくらいに収まっていて〇
推理面はすぐ分かっちゃったりしたんだけど
ドラマパートは凄く好き
こういうの好きだなぁ
今回も面白かった。
堂島さんのキャラ設定、私はわかる気がしました。頭は決して悪くなく、かなり先が見える人だなと。ただ、先は見えるだけではダメなわけで、じゃあどうすれば成功につながるかは分からず、ただ失敗が致命的にならない最低限のフォローをするだけになってしまう。もちろん、それも決して小さくはないですが。
お店に借金ができたとき、ふくれあがって完全に詰む前に意地を捨てて養父に頭を下げられる。会社がうまくいかなかったとき、「俺が何とかする」と思い詰めて潰す前に、会社のために他人に譲る選択ができる。
この人が、娘の死体を見たとき、復讐したい、犯人を逮捕させたいと思えずに即座に自らも命を絶とうとしたことにも、哀しい一貫性がある気がします。復讐しても犯人が逮捕されても、自分のたった1つの生きる喜びだった娘は、もう帰ってこないんですよね。娘と暮らせる未来はもうない、永遠にない。そこが変わらないなら、復讐は自分の救いにはならない。それが一番最初に分かってしまう人。そしたらいつもの思考回路で選べた道は、未来そのものを捨てることだった。
その堂島さんが最後に救われる未来を残したストーリーに、心がホッとしました。
この回は、やはり劇中の梅酒カレーのようにシンプルながらも
どこか懐かしい気分になり
定期的に視聴したくなるときがあります。
懐かしくなる理由としては、人情派な話であるのと
右京さんと亀山くんが「ついてない女」などを思い起こさせる
別々での捜査をしていたことが大きいですね。
登場人物それぞれのキャラもよく分かるようになっていますし、
チャップリンの映画「City lights」を介しての会話や事件自体も相棒らしさがあり、亀山くんが14年ぶりにカムバックしてから二度目の通常回として文句なしの内容だと思います。
カレーを食べながら、久保ミツルに本当のことを言ったのかな。
ドラマの終わり方もきれいだけど、そのあとの親子の展開も気になるといえば気になるものだった。
最後に隠し味をあてて懐かしいと言っていたけど、夫婦の描写に梅酒のやり取りはあったのかな、自分は気づけなかった。それがないとこのシーンの一言が意味がないと思う。
事件部分としては、手紙が盗まれたことの描写などはもう少し欲しかった。
あと、土師さんと亀山さんのやりとりはパワハラだと思う。命がかかっているとはいえ、あの演出はよくない。私なら問題にする。
悪人は成敗されて、善人には生きる希望をあたえる。
やはりこういう回は最高ですね。
特製梅酒入りカレー、たべたくなっちゃいます。
はじっちに対する亀山は最低の対応だな
声を荒げたり、命掛かっていると脅したりして。
亀山のこういったところは嫌い