脚本:櫻井智也 監督:内片輝
ゲスト:駒木根隆介
ある日の昼下がり、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が車で住宅街に出ていたところ、突然、小学生くらいの男の子に声を掛けられる。その子供は、父親とみられる南野(駒木根隆介)という男性と一緒で、「財布を落として帰れないので、家まで乗せてほしい」という。要望に応えて、マンションまで送るが、右京は2人の様子に違和感を覚える。
脚本:櫻井智也 監督:内片輝
ゲスト:駒木根隆介
ある日の昼下がり、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が車で住宅街に出ていたところ、突然、小学生くらいの男の子に声を掛けられる。その子供は、父親とみられる南野(駒木根隆介)という男性と一緒で、「財布を落として帰れないので、家まで乗せてほしい」という。要望に応えて、マンションまで送るが、右京は2人の様子に違和感を覚える。
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今回も楽しめました。
なんというか右京さんと亀山くんが年をとった以外はそのままシーズン1とか2に混ぜ込んでもわからないような、とても懐かしいノリの話でしたね。
話の全容は「少年と金貨」を彷彿とさせる感じです。主人公の南野はちょっと「事故物件」の東大寺に似ている感じでしたね。愛すべきダメ人間という感じで(笑)
しかしあらためて感じたのは亀山くんってほんと幼い少年と相性がいいですね。本人が少年のまま大きくなったみたいなキャラだからでしょうか。
歴代の相棒では神戸くんは思春期の青年、冠城くんは思春期の少女と相性がいいイメージでしたが、亀山といえばやはり「少年」なんだなと。
あとちょっと気になったのはこれ本来なら来週放送する予定の話だったんじゃないですかね?
劇中の日付が1月18日になってましたので。
ドラマって放映順が入れ替わることがけっこう多いみたいですし。
良かったですよ~、今回も。
南野さんと工藤武志君との親子にも似た関係の描き方も最高でしたし、南野さんと亜紀さんがもしかしたら最後に仲が修復されるかと思っていたら、まさかの赤ちゃんが宿った事でよりを戻す事になろうとは、最高に良かったですね。
ご都合主義的な取ってつけた部分はあったかも知れませんが、そこはドラマなので良しとしましょう。
結局、南野さんは罪には問われなかったのですね。
武志君を守り、保護したって事でしょうか?
とにかく良かったですよ、感動しました。
次回は「椿二輪」
岩下悠子脚本で、中山忍さんがゲストですね。
中山忍さん、Season11以来の2度目ですね。
期待してます。
すみません。個人的にはあまり心に響かない回でした。
南野と武志君はどんな関係なのか、そして安田殺しの事件にどう関わっているのか。ドラマ前半はそれが引っ張りになっていたと思うのですが、明かされた真相に驚きがなく、肩透かしでとっ散らかっていた印象です。
一番引っ掛かったのは、武志君と父親の関係でした。
家を空けることも多かった父親を、武志君は一体どう思っていたのか。その心情がいまいち掴めませんでした。
父親を本気で心配しているのか、それとも自分が一人になりたくないから父親を守ろうとしているのか。
南野は武志君のために監禁されている父親を助け出そうとするのですが、そもそも命をかけて助け出すような父親だったのか。武志君の心情が掴めなかったので、南野の決死の行動がひとりよがりに思えてしまいました(結局、武志君と父親が再会する場面は描かれず、武志君は母親に引き取られますし)。
時系列的には、アパートを後にしてすぐ、武志君は薫ちゃんのホットドックを食べてたってことですよね?だとしたら武志君のメンタルコントロールがすごい。
それと、父親はなぜ武志君を引き取ったのか。子煩悩には見えなかったし、むしろ子供を手放しそうなキャラクターに見えました(スマホの待ち受けを武志君とのツーショットにしてるのも違和感)。武志君に対する何か想いが父親にあるのだとしたら、ドラマ上で肉付けしてほしかったなと思います。
つまりは、武志君と父親の親子関係の描き方が不十分だったため、武志君と南野の擬似親子関係のドラマが響かなかったのだと思います。
それにしても、南野と元カノの腐れ縁関係は昭和臭がプンプンしてましたね。
あと引っ掛かったのが、なぜ真犯人はアパートから親子連れが逃げたことを警察に証言したのか。
自分が襲った男(南野)のことを証言する意味がまったくないのでは。物語を展開させるためだけのご都合に感じました。
それに真犯人は武志君をさらっていましたけど、どうやって居所(南野の元カノの店)を掴んだんですかね。
私の読解力や見落としもあるかと思いますが……長々と失礼しました!
今回も面白かった内容でしたね。あまり捜査一課の出番が少なくて、ちょっと残念でした。でもストーリーの流れとしては、十分楽しめたと思います。最初は事件性を疑うような殺人事件があったけど、そのほとんどが事件ではなく、単なる事故に見せかけたコミカルなところも面白かったです。昔の右京さんなら、絶対にあれこれと疑問点や納得できないときは、僕としたことが‼あとは、はい?などのセリフがあってもおかしくないと思ってしまいます。そして、色々な事件を嗅ぎまわる特命係の捜査は、とてもおもしろいところがたくさんありました。そういうこともできる人はあまりいないと思います。次回も楽しみに。
匿名 さん
>それに真犯人は武志君をさらっていましたけど、どうやって居所(南野の元カノの店)を掴んだんですかね。
これに関しては、犯人が父親の持っていたスマホから武志のスマホの位置を特定するアプリを起動させている場面があったような気がしましたが。
なぜかパスワードも指紋や顔の認証もない無防備なスマホでしたが。
待ち受けの写真もそうですし、位置情報特定アプリを入れていることを考えてもあの父親はなんだかんだ武志のことは気にかけていたんでしょうね。
なかなか味わい深い作品で好きでした。
細かい粗はありますけど(南野の彼女逃げ足速すぎ問題とか)、大枠が面白かったので許せる範囲でしたね。
今回少年とダメな大人との友情話と、自分の事しか考えられないのも悪い事ばかりではないというテーマ性が噛み合って、後味の良いストーリーになってました。この基本形に、アパートの3部屋を跨って行われた犯罪のギミック(壁が薄いボロアパートだから成り立つのがミソ)がアクセントとなって、人情話だけではないちゃんとした刑事物に仕上げたバランスが良かったです。土曜ワイド劇場の遺伝子を感じる話と言ったらいいのか…。勿論、大したトリックではないのですが、そこを凝ってしまうと人情話が減る訳ですから丁度良い塩梅だと思います。
ストーリーの性質に沿ってどんなアイディアをどのくらい入れるかはとても重要です。個人的にアクションやコメディはスピーディに展開していくのでどんどんアイディアを詰め込んでも良いのですが、感動物やホラーなどはじっくりとしたテンポと間でジワジワと演出しないと面白くならないと思ってます。だから今回の様に登場人物の心の交流をしっかり描いて思い入れさせて、クライマックスもゆっくり見せてグッとくる話にする為には、このくらいのギミックで良いんだと思います。引き合いに出して申し訳ないのですが、根本ノンジさんの脚本の様にギミックやアイディアを詰め込み過ぎてキャラクターに全く思い入れが出来ないと、今回の様な話は成立しません。創り手のバランス感覚はとても大事だと思ってます。
右京と薫ちゃんの『昔なら〜』や美和子さんのプンスカぶりなども利いていて、キモチ良く観られました。また来週も楽しみです!
最初と最後の亀山夫妻のコントがよかった。
そして「自分のことしか考えられない」と自虐する男に、「それでいいんじゃないでしょうか?」と返す右京も良かった。
かくいう自分も自分のことが中心で物事を考えがちです。
相棒が好きな理由は事件解決だけじゃないところだといつも思っています。
うーん、まあ、フィクションなんでご都合主義も目をつぶって受け入れるとしても、今回の話はあまり心に響かなかったというのが個人的な感想です。南野を演じた駒根木さん、今回も「伝説を作る」とはいきませんでしたね。キャスティングとしてはピッタリでしたが。
冒頭の美和子さん、一口くれなかったことを恨みに思っただけなのか、はたまた女性の心を理解できない南野と亀山くんの相似形を暗示したものなのか、どっちなのかも結局わかんない描き方だったと思います。ダメな大人南野、しっかりしている子ども武志、の割りには武志が犯人に呼び出されてまんまと捕まるのもどうかと思うし、武志の父親も拉致監禁の拷問ならすぐに金のありかをしゃべるタイプでしょ? なんだかなあ。財布を取られたから特命係の車に乗せてって頼んだにしては、その後の南野はあちこち動き回って金に困ってもないみたいだし。最後に南野が彼女とやり直せそうな終わり方は良かったけど、それだけ。
亀山夫妻のエピソード、南野と彼女の関係。
”ケンカと和解”みたいな裏テーマにほっこりしました。本筋とはあまり関係なかったですけど。
そして、子どもがメインの「相棒」は、やはりすべらんなあ。
ただ、南野と武志君の別れ際、あっけなかったな。もっと情緒的にしてもいいのにね。
前半でちりばめた謎が、終盤に明かされていくわけですが、全体の構図がわかりずらいっていうか、めんどくせーなと思っちゃいました。
5千万ねらうヤツ多すぎ。
★★★★☆
とても好みの作風で興味深く拝見しましたが、色々な細かい箇所において惜しい!と言いたくなってしまったのも事実…
血縁関係のない大人と子どもの話は「少女」「人生ゲーム」等でもありましたので既視感がなかったわけでもなく…(笑)
前の方も仰られていますが、たけしくんと両親との心の通い合いをもう少し深く掘り下げた形で見たかった、という思いが強いです。結果的に父親との会話がないまま終わってしまいましたからね。今回の話の主軸はたけしくんと南野なのでそこまで描く余裕がなかったかもしれませんが…
ただプロットや、小道具によって伝わる2人の間柄というんですかね(安産祈願のお守り等)、そういうのを含めた話の魅せ方は素直に良かったです!
今回の「人間は得てして身勝手な生き物なのだから、自分のことしか考えていない行動でも相手を想った結果ならそれでいい」的な(うろ覚えです)右京さんの南野への言葉は個人的に名言だなぁと。心に刺さりました。
正月は亀山が良い事言って、今回は右京さんが良い事言って、素の水谷さんも幸せそうな表情に見えました。これぞ、オリジナル相棒、と!
観る人を幸せに導くドラマ、良いですね。
謎、推理性もあり、亀山夫妻、今回の登場人物も味があり、ヒューマンドラマでした。
名取さんの京都地検も、味があり、テレ朝の功労者ですが。
脚本家、初期の櫻井武晴さんとは違う櫻井さんですが、関係はあるのか、誰か、ご存知でしょうか。
兎に角、亀山帰還で、右京とのバランスが絶妙!
寺脇の別のドラマでもこれ程ではないし。
やはり、最大のテーマ、相棒、をヒシヒシと感じ、今回も涙です!
音楽も初期の音楽はやはり、増やして欲しい!
新しいファンにもきっと良さが分かる筈。
なんか今回、わけが分からなったような…
「課長は南野がボコられる様子を黙って見てたのか?」というのが最大の疑問点ですが、現着が早すぎたり、他にも不自然なところが多かった気がします。
それに、美和子はあそこまでめんどくさい女じゃない!笑
南野役の俳優さん、以前相棒に出てた気がして検索すると、やはり、昔漫才師役で出てました。
同じドラマでそういうのって珍しいですよね。
右京さんと亀山さんの、「昔の君なら〜…昔の右京さんなら〜…」って嫌味を言い合うところにしても、古参ファンにしたらなんだか懐かしい気持ちになりクスッとしました。
シーズン12まで来ると惰性で見てる時もあるのですが、最後のシーンで南野さんが武志くんと関わりを持った話、ジーンと来て泣いてしまいました。まさか相棒で温かい気持ちになるとは。
全体的に色々詰め込まれていて、突っ込む所が多かったんですが相棒らしい?そんな感じのお話でした。
ちょっと今回のは最初からだめでした、個人的に。ダメ男が主人公だったからだと思います。
いや、それにしても亀山夫妻はどっちもどっちだな。という始まり方でしたが、そこから話がつながっていくのが上手かったです。子供が主な役どころになる場合は、ほぼほぼハッピーエンドという相棒ルール(?)は今回も成立していました。
ダメ男とそれにつくしてしまう女という設定の二人の演技がよかったなあと、個人的にはなかなかの良作だったと思います。
深沢さんのブログから、今シリーズヒロコママ登場の可能性がさらに高まったと一人ニンマリしています。
登場場面撮影終了・駅前で役者と軽い打ち上げ(川原さんでは?同級生なので) 電車に乗って寝てしまい、池袋で起こしてもらう。(撮影場所は大泉東映撮影所では?) 外れたらヒロコママファンの方、ごめんなさい。
ストーリーよりも印象に残るのが、工藤弁護士の家の前での出来事でしょうか。
家から逃げ出す南野さんを追うも取り逃がす亀山さん。南野さんに気を取られて三雲亜紀さんを見失う右京さん。お互いに出たひとこと「昔の君(亀山さん)だったら」「昔の右京さんだったら」に、「相棒」が20年以上も続いた作品だからこそ時の流れを感じるのだと思います。
それでも、年月が経っても、右京さんの観察眼も、亀山さんの容疑者を追い詰める熱意も全く色あせてない、それが終盤のアパートの住人の岡村逮捕につながったのだと思います。
親子のフリを演じる南野さんと工藤武志君ですが、冒頭のヒッチハイクのシーンで、ホットドッグ貰う所、武志君からホットドッグを渡された時、南野さんが遠慮する意思表示をはっきりしなかったところに、この二人が親子でない事をはっきりさせたものと思います。また、財布を無くしたの言葉に、右京さんも亀山さんもひとりの警察官として事情を聴かなかった(もしくは交番に案内しなかった)事に違和感を感じます。
「人は結局自分の為にしか生きれないのかもしれない。そんな自分勝手な人間が他者を守ろうとしたということは、他者を自分の事として扱ったということ。それでいい。」という右京さんの説教は個人的にあの「サクラ」の説教と肩を並べるほどの刺さる名言でした。
最後の南野さんと武志くんの別れは、母親に引き取られたらもう会えないかもしれないんだから、直接やり取りさせてほしかった。
南野さんは罪になるのかな。未成年の子供を連れまわしているのは「黒いコートの女」とやっていることは同じだし。
最後の犯人は、なぜ南野さんや武志くんの首元にナイフをつけるなどしないで相棒二人に向かっていったのだろうか。2:1でナイフ1本なら勝てる可能性は相当低い。