脚本:川﨑龍太 監督:橋本一
ゲスト:羽野晶紀
特命係に飛び込んできた伊丹(川原和久)が、右京(水谷豊)に衝撃的な出来事を告げる。「亀山薫が殺されました…」。現場に向かった2人は、そこで驚きの事実を知る。殺害され、川に遺棄された亀山薫は貿易会社の社員で、特命係の薫(寺脇康文)とは同姓同名の別人だった。実は、右京はこの日、薫があるパーティーに参加していることを知っていた。それは、同姓同名の男女が親睦を深めるために集まった『亀山薫の会』という会合。殺害された貿易会社の亀山は会の代表で、特命係の薫は“ある理由”から総帥を務めているという。

今回の33人の亀山薫、面白かったですね~。
亀山薫の会の発足があのPre-season1の時の阿部貴三郎の逮捕劇からとは。
特命係の亀山君にとっては特命係に配属されるきっかけになった事件だから忘れられない筈ですね〜、伊丹さんとのやり取りで亀山君はとぼけてましたが(笑)。
この亀山薫の会で最初に本名がわかったのは、役所の亀山こと鈴木純子さんですね、演じた羽野晶紀さんを久しぶりに僕は見ましたよ。
でも代表の亀山さんを殺害したのは営業の亀山さんで彼に嫉妬したからだとはね、愚かでしたね。
最後には鈴木純子さんとシェフの亀山薫さんとの親子のドラマが有って良かったと思います。
今回はちょっと亀山薫でややこしかったが楽しませてもらいました。
川崎さん、今期はどれも面白いですね。「亀山薫の回」って「薫」が男女どちらでも通用するからこそですね。鑓蔵先生にもそれで突っ込まれてたな。「尊」「亨」「亘」では決してできない違う今までと意味で亀山くんでないとできない話ですね。
・まさかPreseasonの最初の映像出すとは。
・「亀山薫」の名前一生分聞いた。
・特命係の亀山薫被害者扱い,犯人扱いされる。
・イタミン亀山薫全員敵に回す。
・同じ店の中で順番に聴取していく雰囲気は「殺人晩餐会」思い出した。
・今回は1課の出番が多くて嬉しいな。
・よく見たら、益子さん今年ずっと出てる。
・「犯人は亀山薫あなたですね!」このセリフなぜか一瞬ドキってしたわ。
・意外とおふざけ少なかった。
・同じ名前だからこその動機だった。仲良く3人で飲んでしかも自分で集めておいて妬むって自分勝手すぎる。
今日の話、世間にいる(相棒の世界ではない)本物の亀山薫さんはどういう気持ちで見たのだろう?
次回は「細かいことが気になる患者」脚本は真野さんだ~!!!!!!!めっちゃ嬉しいです!season17以来!輿水さんは何処?
まあなんというか、いい感じのバカ話って感じでしたね(笑)
テイストとしては「女王の宮殿」を思いっきり庶民的にした感じというか、登場人物がそれぞれ一物抱えていて欺き合うテイストは悪くなかったと思います。
あと懐かしい映像も見られましたし(笑)
ただ事件そのものは薄味でしたかね。とってつけたような犯行の動機にしても、いきなりねじ込まれた母子の再会にしても全てが舞台装置のひとつという感じであまり響いてくる感じではなかったです。
あとわざわざ33人も亀山薫を用意しておきながら事件に関わったのはほんの数人というのもちょっとガッカリでした。
まあさすがに全員を活躍させるドラマを1時間で仕上げるのは難しいにしても、これだったら7人の亀山薫とかでよかったんじゃないかって気がしてしまいます。
なんというか奇抜な設定の割にこぢんまりとした着地点になってしまったなぁという感想です。
すごく面白かったです!この設定だけで遊んでる感じミステリー小説っぽくてワクワクしました!川崎龍太さんありがとう!
・イタミンの亀山薫への愛
・「33人の亀山薫」という叙述トリック
・セミクローズド・サークルのパーティー会場
・複数の犯人候補→真の犯人の段階構成
・地味にうるっとくる人情噺
・事件後のわちゃわちゃ&おちゃめな右京さん
ざっと面白ポイントを挙げてもこれだけある!発想力が高くて母と「面白かったね〜!」って語り合ってました。
ネタ回なのでハードルは低めで視聴してましたが思ってた通りの凡作で、プレシーズン第1作目の回想が出た以外に特に言及すべき良い点も悪い点もない感じでした。
事件も動機も真相も「ハイハイ、そうね、そういう感じだよね」
次回もまたネタ回の模様で、今期は初回エピソードの徳永さんの作品以外「相棒」らしさを感じられる骨太なものを感じられるものがない
右京や亀山にこんなことをさせれば視聴者は面白がるとかで無く、そもそもの「相棒」が持っていた骨太なテーマや発想力、そして先読みができない意外性など脚本の面白さが損なわれていると感じています
いやあ、正直凄くもったいない回でした。
冒頭から五分、亀山薫の会と、被害者が亀山薫でイタミンが焦る辺りは導入として抜群に面白かったのに…その出オチで終わっちゃった。
こういう特殊条件で集まった人達が犯罪に巻き込まれるのはコナン・ドイルの「赤毛同盟」が有名ですが、この設定が生きるのは変わった条件で人を集めた事に意外な裏の理由があってこそです。そういう意味では亀山薫の会のアイディアはツカミとしては抜群、あとはその裏に何があるかに知恵を絞れば良かった。なのにそれが息子を探す母親と窃盗犯の話だけでは物足りなさ過ぎる。そもそも自身の偽名刺を使ったヤツを炙り出すってのも裏の理由に出来たし、面白がって入れ替わってる亀山薫が話をややこしくしたり、同姓同名の夫婦を目指す婚活男女の亀山薫がいたりとか、色んなアイディアが詰め込める設定なのに……そんな一癖も二癖もある亀山薫が一堂に集められた会で次々に起こる犯罪に右京が挑む図式は、かつての名作「女王の宮殿」くらいに面白く出来る可能性があっただけにホントもったいない。
あとは人を殴っても割れない瓶を店内に持ち込んで気付かれずに割れるかとか、それを片付けてるシェフの「誰がこんな事を…」ってセリフを目撃者が聞いていないタイミングで視聴者に聴かせる『これは誰の視点?』って演出とか、細かい所の雑さも気になりました。『相棒』は回によってミステリー色の強弱はありますが、推理物に分類されるドラマである以上、伏線の扱いは難解じゃなくてもいいけどもっと繊細にはして欲しい。
とても面白かったストーリーでした。ただ、同姓同名の人がいたので混乱してしまいました。あまり複雑で犯人は一体誰と思ってしました。内容自体が2点3点と錯乱していく場面が多かったです。捜査一課の3人も出番が多かったし、鑑識の益子さんもよく出ていましたね。右京さんに言われたことを把握している場面が面白かったです。最後は右京さんのいつものお怒り説教がよく聞いたかもしれませんね。犯人のことを自分のことを妬むこと、自分のことを責めることを許さないという信念がすごかったです。そこが右京さんのいいところだと思います。次回も楽しみです。
今回もべたべたでしたけど、よかったのではないでしょうか。母子の再会シーンはあまりにべたべたすぎて、さすがにべたべただなーとは思いましたけど。
相棒の原点の懐かしエピソードが出てきて、おおーとなりました。あれ、私、リアルタイムで見てましたので。相棒もあれからいろいろ方向性が変わっていったし、ちょっと厳しいなーと思う時期もありました。だからこっちももう見方というか、楽しみ方を変えましたよ。よほど「?」なものでない限り、楽しもうと思って見ています。
同姓同名だと異なるのは人生なので、妬みというのがテーマになるのはお約束と言えばお約束か。もしかしたら短絡だと感想を持つ人もいるかもしれないですが、あんな形でエリート意識とか劣等感とかが出てくるのは、ある意味自然な、日常的な、普通にありがちな流れなんだろうと思います。右京の指摘は普通に正しいので、さらっとやったのはよかったと思います。
最後のこてまりは、お花は蝋梅でしょうか。女将さんの着物もばっちりで、何かすごい豪華でしたねえ。
『同姓同名』というミステリーがあるのだから、今回は明らかに
パクリですね。ドラマだから許されるとでも思ってるのか、過去には『白夜行』もパクってたし。もうそれだけで最低回でした。一つだけ良かったのは早い段階で被害者の勤務先の商社に同姓同名はいないと出雲が調べたのを明らかにしたところかな。
とても面白くて笑えました!
男女が参加できる亀山薫の会ならではの設定。様々な〝亀山薫〟の思惑が交錯する展開。同姓同名格差に目をつけた犯行動機。名前の由来で締めるオチ。
好きな脚本でした。
来年発売のノベライズがどうなるかも楽しみです。
あと、「同姓同名」というミステリー小説とは内容(動機や展開、トリックなど)が違うので、題材が同じというだけでパクリ認定するのは乱暴かなと思いました。
「パクり」というよりは「オマージュ」という感じじゃないかね?
相棒はオマージュ回多いよね。
最後の親子のシーン、なんかチグハグな感じだったような…
昔話のシーンに、後片付けをする息子の後ろ姿がずっと入ってましたが、あれは別カットのほうが良かったんじゃないかな。
また「自分に打ち明ける資格はない」と言っておきながら、結局は自分から駆け寄って行ったり、息子のほうも最後肩にそっと手を掛けてはいるものの、終始あっけにとられたような表情で、感動の再会というよりは母親からの一方通行感が否めませんでした。最後息子に「母さん…」とひとこと言わせるだけでも、印象はだいぶ変わったと思うのですが…
それ以外は概ね良かったと思います。
薄味好みの僕には、今Seasonのようなゆる~い内容のほうがいいですね。
次回予告の時点で視聴する気が全然起きなかったところを頑張って見てみましたが、最後まで見るのが本当にしんどかった…。いくらフィクションでも見ず知らずの同姓同名で集まってパーティしようってあまりに非現実的で、それに亀山が参加するという設定からダダ滑りだと思ったのは自分だけでしょうか。
同意、
最初は 田中、鈴木の類ではないし それに薫の名をつけてまで
日本に亀山薫という同姓同名が何人いるかは? さておき。
最後の羽野さん演ずる 自称亀山薫が
幼い時 別れた息子の亀山薫に近寄っていくところで
私としたことが 不覚にも涙 最後にもっていかれました。
プレシーズンでの亀山くん人質シーンや、
33人の亀山薫さんが集まった「亀山薫の会」というアイディアを通常回でやってしまうのはもったいない気もしましたし、
最後にひとつだけさんと同じく、
結局目立っていたのが7人の亀山薫さんだけなのは物足りない感じもありました。
しかしながら、
誰からも勝ち組と言われる「亀山薫の会」代表の亀山薫さんに嫉妬し彼の人生を味わいたかったと言った犯人の亀山薫さんと、
息子であるシェフの亀山薫さんを捜し求めていた母親の存在。
これらの話の中心にいた人物のことを考えると「自分を卑下しないでほしい」というメッセージが込められた内容でもあったのかと思います。
右京さんが口にしたセリフ「本当に惨めなのは、人を妬み自分を卑下するあなたの心ですよ」も印象的でした。
ワチャワチャしながらも綺麗にまとまっていて、
昔の相棒を思い出すテイストでもあり今回は良かったのではないでしょうか。
加えて
この回も担当した川﨑さん脚本の「逃亡者・亀山薫」
「まばたきの叫び」、
そして輿水さんと岩下さん脚本の回、そして徳永さん脚本の「再会」以外でいまいちそのキャラの特性が出ていなかった亀山くんを今までにない形でクローズアップしてくれたのも嬉しかったです。
いろんな亀山薫さんがいたのもインパクトありましたが
右京さんの名前の由来が、今後触れられるのかどうか気になりますね。
来週も右京さんメインの真野さん脚本回で興味がわきますし、亀山くんがどんな感じで動くのかも楽しみです。
途中、ふと「秘密のケンミンSHOW」の「ケンミン刑事 見抜き事件簿」を連想して、笑いました。
次回予告を観なかったら、伊丹たちが真の被害者を見て驚くまでのシーンをリアルに楽しめたのだろうか。次の予告は見ちゃったから、その次からは見ないようにしてみようと思っています。(これは新しい楽しみ方かも)犯人は、若い女の亀山薫だとずっと思わされていたバカなおいら。え、ハンカチーフかあ。なるほどと思ったので座布団1枚。おいらも母親がよっていくシーンで涙。なのでそのシーンも座布団2枚。プレシーズンシーンで大谷さんも観れたし、良回だったと思います。
回想シーンが懐かしかったですね。私はまだ生まれてすらいないほど昔の話ですから感慨深いです。”室谷”警部補も一瞬映ってましたし。
島根県の方言「だんだん」を右京さんが使ったからではありませんが、本作は、朝ドラの「だんだん」(生き別れた肉親との再会)や「ちりとてちん」(ヒロインと同じ名前の人物の存在が、大きなコンプレックスや葛藤を生んだ)を連想させるところがよかったです。
同姓同名の人物の集まり。それを好意的にとる者もいれば、犯行が表に出にくいことを利用する者、最愛の肉親に会うために名を偽る者、格差を感じる者、人それぞれなのですね。
事件の方は、「亀山薫の会」の発起人の間でのトラブルだったわけですが、営業の亀山さんの職業や肩書を偽る行為自体理解できません。ましてや自分を格好よく見せたいために、偽りの名刺を作る理由などあるのでしょうか。彼は、エリート社員である代表の亀山さんに、大いなるコンプレックスを持っておられるようですが、営業マンとして日々奮闘されることで、評価を上げる努力が必要だったのではと思います。
役所の亀山さん。身分を偽ってでも生き別れた息子であるシェフの亀山さんとの再会を望む気持ちは理解できます。会場で殺人事件が起きなければ、文書偽造も、故意に火災報知機を操作して騒ぎを起こす必要もなかったのですが、およそ30年ぶりの再会ができたのはよかったと思います。あのミネストローネは母と子をつなぐ大切なアイテムだったのですね。