脚本:岩下悠子 監督:安養寺工
ゲスト:西山繭子
中園(小野了)が突然、音信不通になった。内村(片桐竜次)は、自分の忠告により将来を悲観した中園が、衝動的に行方をくらませたと考え、特命係に捜索を指示した。聞き込みから始めた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、中園が最近、老後の趣味を見つけようとしていたという情報を掴む。

脚本:岩下悠子 監督:安養寺工
ゲスト:西山繭子
中園(小野了)が突然、音信不通になった。内村(片桐竜次)は、自分の忠告により将来を悲観した中園が、衝動的に行方をくらませたと考え、特命係に捜索を指示した。聞き込みから始めた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、中園が最近、老後の趣味を見つけようとしていたという情報を掴む。
細かいことを言いましたが、当サイトへのコメントは大歓迎です。初めての方もお気軽にお書込みください。
いや~今回も面白かったです!
マニアックな事象(盆栽)に時事ネタ(今回は迷惑系youtuberですかね)を絡めてくるのは岩下さんの十八番ですが、今回はそれに加えてゾッとするような結末をひとつまみ加えていたのが印象的でした。
右京さんが庭に違和感を覚えるカットを仕込んでおきながら、そこに触れないまま事件が解決してまい「あれ?」と思ったとこにあのラストを持ってきたのはなかなかパンチが効いていたと思います。
迷惑系への復讐に参事官が利用されたという結末だけではちょっと弱いかな?と思っていた矢先だったのでやはり岩下さんは期待を裏切らないなと再確認できました。
そして今回はまさに漢を魅せた中園参事官や珍しく参事官にデレた刑事部長などいつものキャラクターたちが活き活きと動いていたのもとてもよかったです。
そういえば安養寺さんが監督するのもかなり久々ですよね。
脚本・監督ともにベテランならではのいぶし銀でした。
面白かったですね~、さすがは岩下脚本です。
中園参事官が惨事官にならなくて良かったです。
しかし最後に大どんでん返しがあるとは参りました。
諸悪の根源がまさかの盆栽教室の先生だったとはね。
シャクナゲの下に旦那の遺体を埋めて、いつか中園参事官にバレるのを恐れて、かとう(小宮山)さんを利用して中園参事官の誘拐を企てるとはね。
まっ、中園さんならたぶん犯行がバレる事はほぼ無いと思いますが、自分に恐れたんですね、盆栽教室の先生は。
とにかく良かったですよ、今回も。
それにしても芹沢君の部長のモノマネ、良かったですが、出雲さんの部長のモノマネはよろしくなかったですね、しらけてしまいました。
さて来週は徳永脚本ですね。
ゲストの佐野史郎さん、久しぶりです。
あ、すみません。今回のジャスティーズは迷惑系youtuberではなく私人逮捕系youtuberでした。
なんかちょっと前に物議を醸した存在でしたよね。
中園参事官誘拐!!
と衝撃的な予告から、私人逮捕系動画配信者の逆恨み?いやその被害者が?と二転三転し、真に暴くべき事件はひっそりと隠され続けていた。
最後の最後、「シャクナゲの花は咲くでしょうか」が来るまで彼女の罪の可能性を全く考えていなかった。気付いた時にハッと衝撃が走った。とても見応えがありました。
誘拐されて心配されていたり、「妻子を裏切るようなことはしない」と正面きって言えるところだったり、警察官としての真摯な態度、DV被害を訴えた彼女へ対する誠実な言動。
中園照生の良さが存分に描かれていたのが何より嬉しい。
腰巾着で下の者には偉ぶってお調子ノリなのも愛おしくなります。元々好きでしたが中園さんがもっともっと好きになりました。
拉致されたので思ったほどのアクティブな参事官は見れなかったですが、警視庁や捜査本部以外のオフな姿は楽しめましたね
参事官拉致事件からもう一つの隠されていた事件が炙り出されていく「相棒」では時々あるパターンですが、特にアラや違和感を感じることはなく通常編として良かったです
ネタである参事官関連もやり過ぎず、事件の展開や更なる真実とバランス良く、岩下さんの作品は安心して見れますね
そして、次回は徳永さんの作品で久しぶりの佐野史郎さんが右京と頭脳戦とは楽しみでしかたありません!!
右京の反応の深刻度は「はい〜?」は軽くて「おや」がちょい重め、さらに重めが「おやおや」なんでしょうかね…。
それはともかく、今回は面白かったです。参事官誘拐をキャラクターを立てる為だけのギミックに終わらせず、アイディアを詰め込んだ二転三転するストーリーの中でもしっかり各自に見せ場を作り、その上で参事官の警察官の矜持と人間としての魅力も盛り込んだ脚本は流石岩下さん。見応えありました。
だたそのアイディアの盛り込みがちょっと渋滞も起こしていた気はします。サスペンスシーンはスピーディーに話が進んでいいんですが、静かなシーン、情感に訴えかけるシーンでは少しスピードを落として、ドラマのリズムにメリハリを付けて欲しかった。緩急というやつです。特に参事官がDVに苦しむ女性に真摯に訴えかけるシーンと明るく笑う彼に彼女が惹かれてしまうシーン、このシークエンスに関してはもう少し印象的にして、視聴しているこちら側をもっとハッとさせて感情を立ち止まらせて欲しかったです。そうする事でそのシーンの印象度が深まり、より感動できたのではと思います。フィクションを盛り上げる緩急というのは、サスペンスやアクションはスピーディーにアイディアを畳み掛けるのが効果的。メロドラマやホラーの様に観る側の感情をジワジワ揺さぶる場合にはスローな積み重ねが有効だと思ってるんですよね。
今回、脚本の内容が多くて、ゆったり演出する尺が足りなかったかもしれません。でもその為に削れる要素も無くて、だから全体が慌ただしくなったのかも。けれど視聴者を立ち止まらせるのは、何もそのシーンに多く尺と時間を使うやり方だけではありません。今回は別の監督さんですが、例えば橋本監督はスローモーションを多用されますよね。今回で言えば振り向く参事官のシーンのラストに、笑顔のストップモーションを入れるとか、同じ尺でももっとグッとくるシーンにする演出方法があったかもしれません。例えば『カリオストロの城』でルパンがクラリスとの出遭いを回想するシーンで、セリフ量は同じなのに最後止め絵にして、ゆっくりセピア色にする事で印象度を上げた──みたいな。変な例えですが。
勿論、以上は全て僕の個人的な意見ですのでご参考まで。
さて次回──久し振りの佐野史郎さんに徳永さんの脚本、これは楽しみです!
今回軽めでテンポ軽快、おもしろかったです。どんでん返しもあったし、途中で意味深にちょこっと移ったシャクナゲの伏線もきれいに回収されたし。
中園参事官がマジで正論を語るシーン(カウンセラーに繋ぐという)、ほんとうに中園参事官だろうかと目を疑いました。別のドラマかと。うーん、あのような真っ当な人がなぜああなったんだろう。やっぱり元凶は部長でしょうかね。そういえば、捜一の部長の声真似はうまかったし、おもしろかったです。
最後のこてまりのシーン、いつもにも増して豪華でした。てまりもお花もきれいで。お花の側からのカットが新鮮でしたが、あれは梅だったのですね。
誘拐と言えば、シーズン4だったか、佐藤江梨子の『誘拐』を思い出しました。あの話しと比べたら、やっぱり落ちます。なので、4点。
本当に、和製シャーロックホームズ。昔の『相棒』は、よかった。
でも、監禁場所を割り出すやり方は、さすが右京さん。
最初の右京さんの、おやおや、あまり深刻みがなかったと感じたのは、私だけ?
2月には中園さんって感じですね。(マイファニーバレンタインのレコードの話も娘さんの学校の話でしたよね。)
奥さんと娘がいるから、大事だから、とか、娘さんにもらったキーホルダーとか、それなりに、家では大事にされてるんですね。DV被害者を守ろうとしたり・・・職場で大いなるストレスを受け続けているから、よかったです。私生活が充実していて。
でも、また、迷惑系ユーチューバーへの社会的制裁の話かと思わせといて、個人的恨みにすり替わって、話が小さくなるのかと思ったら、二重底でもう一枚裏があった、というところはおもしろかったです。
今回はかなり満足しました。やはり相棒では誘拐ものが1シーズンに1話は欲しいという、個人的な趣味もありますけど。つぶらな瞳のテルオが誘拐されて、しかも不倫とは!
誘拐犯逮捕で終わらなくても、いやいや盆栽の先生が誘拐に仕向けたは無理でしょと思っていたら、なるほど、中園参事官を遠ざけたかった。うまくまとめてあってよかったし、ここでも中園さんの人柄が描かれていて、いいですね。中園さんがときどき見せてくれる気概とか人情味とか、好きです。右京さん最後に中園参事官に何か言いかけたのは何ですかねえ? 参事官を見直しましたとか、そんなことですかねえ。
参事官の長所が今回の事件が引き起こされるきっかけの一つになっていたとは、、
ギャグシーンも多くハッピーエンド風ではあるものの
少し切ないものがありましたね。
全体的な内容としては、盆栽に関する豆知識や花言葉など岩下さんらしさに溢れたもので
中園参事官を中心に話を展開しながら
レギュラー陣それぞれバランスよく出番があって
やはり感服します。
同時に岩下さん脚本だと「スズメバチ」でも描かれていたDV描写に合わせて
私人逮捕系ユーチューバーなる存在を取り上げるなど
問題提起もされており
厄介な男に出会ってしまい人生が狂ってしまったということで、
犯人は二人とも同情の余地があるパターンでした。
両者ともにそれなりに長期間罪を償うことになりそうなのも後味悪いですが相棒らしく考えさせられるところもある話で良かったと思います。
中園参事官を快く思っていないのは、監禁した人物だけじゃなかった。
もう一人の容疑者である盆栽教室の先生の過ち。右京さんが盆栽教室を訪ねた時、先生はなぜ忌み枝の話とシャクナゲの話をしたのでしょうか。園芸にも知識のある右京さんだからこそ、その時何らかの違和感に気付いたのかも知れません。
事件とは直接関係ありませんが、私人逮捕系動画投稿者による歪んだ正義感が話の中心でしたが、今回事件に関与してないとはいえ、彼らにも報いはありました。
中園さんを監禁した犯人は、歪んだ正義感により冤罪に苦しんだわけですが、悪い事をしていないのに失うものが大きかった事実は同情できるものの、名誉を回復するための努力なり行動なりをとる機会はなかったのでしょうか。
終盤の刑事部長室での、右京さんが中園さんに話しかけるものの一呼吸おいて思いとどまるシーン、これってもしかしたら、シャクナゲの事(土に石灰を混ぜるのは不可、あるいはシャクナゲの花言葉)についての質問だったのでしょうか。
今回の、お話で1つだけ納得出来ない事があります
相棒は 推理ドラマでもあり、最後に犯人が特定される前に
一度は登場していなければフェアではないですよね?
ジャスティーズの1人、野田を確保するため伊丹さん達が
彼のマンションに行くのですが そこで新犯人の小宮山が
野田の隣人として現れます
これで一応犯人の顔出しになるのですが・・・
小宮山は、マンションに住んでるとは思えません あくまでも
隣人を装って なおかつ野田の所在を知らせる為に 捜査一課の
前に現れた? この場面しか 小宮山は登場していません
犯人の顔出しの為とはいえ不自然に思えてしましました。
すみません、最後は「思えてしまいました」の変換ミスです
失礼しました。
いやあ、面白かったです。中園さんを演じる小野さん(昔下北沢のスズナリで大谷さんの芝居観てたら、横にいらっしゃいました。)、やっぱり演技がうまいなあ。
そして、岩下さんの脚本見事です。キャラクターを生かし、二転三転するストーリー。右京さんが庭で何が気になったのか全く分からなかったけど、最後にちゃんとつながってきましたね。犯罪がばれるのが怖いのではなくて、自分が罪を認めてしまうのが怖かったというくだりは、思わず納得です。
それにしても、岩下さんの花に対する知識の深さには感服しました。
何度観ても面白く観れるタイプの話ですね!照生の圧倒的善・光・ヒロイン属性を堪能できるシナリオで最高でした!
・勝手に特命に集合しまくる面々(笑)
・微妙なモノマネ芸の捜査1課(笑)
・レギュラーの誘拐拉致監禁に定評のある相棒あるある
・腰巾着を勧められる腰巾着
・亀ちゃんの電話には必ず出てその度あだ名をつけまくるイタミンの愛
・不倫とDV旦那への隙のないミスリード
・私人逮捕/冤罪に対する皮肉と因果応報
・特命が助けに来た時の照生のヒロインムーブ
・最後にドデカい部長のデレ(なんやかんやで愛されてる参事官)(この二人もある意味「相棒」)
周りからいかに評価の低い照生であろうが、その圧倒的善属性によって誰かの「光」や「救い」になれる、という話とても好きです。それと同時に良い人であるからこそ、第2の死体になって埋められたかもしれないというゾッとする描写までお見事です。
中園参事官の誘拐事件は、実に珍しいと思います。私人メンバーのことを逆恨みをしたかような発言に、事件に巻き込まれたと思う。刑事部長に対して、参事官本人は、自分の趣味は盆栽である!!と明言したことに驚きました。それにしても。芹沢さんが刑事部長のものまねが上手でしたね。意外と似ている。麗音ちゃんの刑事部長のものまねは、ちょっと違和感を覚えました。ハッキングされた動画を見た刑事部長。これには、凍り付いてしまいますよね。自分の腰巾着である、中園参事官が誘拐されたことにびっくりしたと思う。次回も楽しみに。
誘拐、迷惑系ユーチューバー、DV被害、盆栽教室➖ミルフィーユみたいな作品だったかなぁ。40数分に収めるにはきついか。中園照夫参事官が家庭内ではそれなりに(笑)大事にされているとか分かって本当にほっとしました。シャクナゲは咲きますか?➖まさかの殺人、遺体遺棄に結び付ける伏線とは、やられましたね~これだから相棒ファンは辞められないですよ~
遺体が白骨化しているのにわかりやすく石灰がおかれたままなのは若干のご都合主義をかんじましたが、
さすがの岩下さん脚本で相棒だからこその回というかんじでおもしろかったです。
中園参事官のひとがらもさらにしれたのもよかったですが
これできびしめにせっしていた亀山くんとの関係に変化がうまれるのかもみていきたいとおもいます。
岩下さんさすがです。面白かったです。誘拐だけかと思ったらその裏には驚きな真実が!完璧ですね!