脚本:森下直 監督:守下敏行
ゲスト:藤井美菜
右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が連れ立ってクラシックコンサートに向かっていたところ、血まみれの女性に遭遇。部屋をあらためると、ナイフが胸に突き刺さった男性の遺体が。署で事情を聞くと、女性は小さな劇団を主宰する久保崎美怜(藤井美菜)という女優で、死亡した男性は数日前、オーディションで審査員を務めていた舞台演出家だという。
脚本:森下直 監督:守下敏行
ゲスト:藤井美菜
右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が連れ立ってクラシックコンサートに向かっていたところ、血まみれの女性に遭遇。部屋をあらためると、ナイフが胸に突き刺さった男性の遺体が。署で事情を聞くと、女性は小さな劇団を主宰する久保崎美怜(藤井美菜)という女優で、死亡した男性は数日前、オーディションで審査員を務めていた舞台演出家だという。
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今宵も楽しませて頂きました!
出だしのシーンで声をかけ殺された男、Sを思い出しました。
う〜ん、今回は僕的には普通かな~っ。
良くもなく悪くもなくですね~。
久保崎美怜さんの正当防衛が芝居だろう事は、最初から見え見えだったけど、電卓の中に盗聴器を仕掛けてのトリックやその音響のリバーブの違いはなかなか面白かったですよ。
さすがはクラシック好きの右京さんならではの見破り方でしたね。
でもいくらなんでも美怜さんが1人で工藤さんの遺体を稽古場から自宅に運ぶって、いささか無理があるような気がしないでも有りませんがね。
あと右京さんが出雲さんを使って頼み事するシーンにはちょっと笑えましたよ、良かったです。
さて来週は久しぶりの大河内監察官の登場でメイン回なのでしょうか?
ピルイーター並の面白さで有るように期待してます。
コロンボや古畑のように犯人側の手口は見せないものの、最初から犯人はわかってるのでどんな風になるのかを注目して見てました
特に不満を感じた点は現時点で無く、相棒らしい話で楽しめました
リバーブなんて初めて知りましたし、犯人がその知識がなかった故に全ての組み立てが崩れていくのも納得
藤井美菜さん、だいぶ前から知っておりますがいい女優さんになられたなと感心しました
次回は久しぶりの大河内編で岩下さんの脚本で楽しみですね♪
うーん、つまらなくはないけど・・・あまり印象にも残らない回って感じでした。
なんというか、この展開にするならこうやって進行してこんな風にまとめるしかないよねってくらい全部が予定調和的というか。
あと少し気になったのはあの盗聴器、音を感知して録音するタイプなら録音されるたび音声データのトラックが切り替わってると思うんですよね。そうしたら後半部分だけ後から録音したのすぐバレちゃうと思うんですよ。リバーブが異なってる以前にトラックが異なってるわけですから。
テープなどのアナログ機器ならああいうトリックも可能でしょうが今のデジタル機器では改竄の痕跡がすぐに発見されると思います。
このような「物語を成立させるための都合のいい小道具」ってあんまり好きじゃないんですよね。
そういえば亀山が話を聞いたという墓に花を手向けてた人も完全に特命係に事件の動機を知らせるためだけに用意された舞台装置でしたね。本人が登場すらしませんでしたし。
ただまああまり細かいことをツッコまなければ見れないこともない回だとは思います。
つまらないわけではないけどいろいろと粗の目立つ話だな、という印象ですね。
結局、彼女の芝居は「自分の(復讐の)ため」のものであって、観客に届けるためのものではなかった…
結果的に被害者の冒頭の言葉が的を得ていたというのがなんともやるせないです
(被害者が屑なので余計に)
死体の運び方など突っ込みどころはちょくちょくありましたが、全体的には「女優」というテーマだからこその脚本になっていて良かったと思います!
藤井美菜さんの追い詰められる演技などの熱演も見応えがありました。
亀山が「どうして妹さんの大切な言葉(幸福の天使は前髪がない)を殺人に使ったのか、穢したのか」と問いかけたシーンが個人的にはベストです。
右京と亀山のやりとりも今回はクスリとする微笑ましいものが多く、オチの犬のお巡りさんも和んで完璧でした!
次回はかなりレアな大河内メイン回!めちゃくちゃ楽しみですね!
(ただ、こういう予告が狙い過ぎ(いろんな意味であざとい)回って本編見ると拍子抜けすること割とあるんですよね…不安を華麗に裏切ってくれると信じてます)
それなりにまとまってたと思いますが、Endymionさんが正に言われてる通り一人で遺体を運ぶ件が僕も引っ掛かりました。同じ建物内に稽古場があるとかならともかく。リバーブのギミックが芝居ネタとしてちゃんと利いてただけに残念ですね。
個人的な好みでは今回美怜さんに遺体を運ぶ共犯者がいて、それがあの一人だけの劇団員の女の子。それで最後自分が犯人だと見破られた美怜が渾身の演技でその共犯者だけは隠し通し、それが上手くいってエンドロールの後で『お芝居の神様ありがとう』って呟く……みたいな『殺してくれとアイツは言った』的なブラックなオチでも良かったかなって思います。まあ探偵役が右京なので、結局見破られそうですけど。
でも演劇を観るのが大好きなので、小劇場が出てくるだけで嬉しいです。今回殺された大内厚雄さんも大好きな劇団のキャラメルボックスの役者さんですが、『相棒』には何度も出てるけどその度に殺されてる気がするな
ストーリーの内容がとても良かったと思います。とくに自作自演で芝居を作り上げる場面がすごかったです。自分らしく生きるための大切さを改めて実感することができました。舞台女優の噓を見破った右京さんの行動が一番びっくりしました。それでも最後まで諦めずに頑張った右京さんと亀ちゃんに拍手喝采です。捜査一課の3人も出番が多くて良かったと思います。演劇にお芝居、音楽という芸術文化もいいところに目をつけたところもすごいと思う。次回も楽しみに。
遺体の運搬時に引き摺った跡が遺体や運んだ先の部屋に残らないものなのか疑問に思いました。
途中まで劇団員の女性が協力者かと勘違いしかけてたのもあって単独犯だったのは少し意外でした。
あと、妹さんのお墓参りに訪れた女性は回想に出てきた劇団の人(良心の呵責で)と解釈したんですが、違うのかな。
動機や展開は全体的に面白かったです。
特に妹さんが登場した回想シーンからの藤井美菜さんの目力にとても引き込まれました。
今回、益子さんや出雲さんがさらっと特命係に協力的なのもそれはそれで有りだなと。
テンポが良くて見やすかったです。
今のところシーズン22は原点回帰且つ特命係を取り巻く人間関係を整理する描き方になっていて楽しいです。
えー遺体を運んだ件につきましては、思わず「どうやって?」と突っ込んでしまいましたが
1時間(実質50分弱)のドラマとしてまとめたらこうなっっちゃったのかな?
と妙に納得しました。
ですが全体的なストーリーは良かったかなと思いました。
妹がいたが既に死んでいるというあたりは、もうそれしかないよいうトドメでしたね。
ただ被害者は本当に彼女に気づかなかったのかなあと思いました。
自分的にも今回は良くもなく悪くもなく、でしたかね。
最後まで引っ張ったトリックが特に意外性もなく、リバーブの違いに気付かなくても普通に考えつくものでした。
ただそれを証明するためにはリバーブの違いに気付くことが必要だったので、なるほどうまいな〜という感じです。
また、トリックの詰めを第三者に託した意味も、犯人が自分の女優としての真価を問うためだったということで非常に納得できました。
さて、来週も岩下さんの脚本で大河内監察官の登場ですね!
しかも結構メインみたいなので楽しみです。
(前シーズンでなぜか亀山君を貴様呼びしていたので、そこは昔の監察官に戻していてほしいです…)
遺体を一人で運んだというのもそうですが、
録音を途中で稽古場から部屋のほうで再開した理由が
まったく分かりませんでした。
全てのセリフと物音を稽古場で録音したうえで遺体を何らかの方法で運ぶ描写か、
途中から録音するにしても、アパートの住人に聞かせるための叫び声を吹き込むためだったという描写があるなら納得出来たのですが。
リバーブというネタを事件に取り入れたい気持ちが先行して全体の流れに無理が生じていたのは否めないと思います。
手についていた血はどうしたのか?という描写もなかったですしね。
本物の血液はもう固まってただろうし、血のりだとしても警察にいった時点ですぐにバレそうだし。
そんなわけで事件の本筋やストーリーのほうは中途半端なもので非常に惜しかった気がしますが
「芝居」とは見る者の心を動かすものであるべきだということ
(この要素をもっと前に押し出してほしかった気もしますが通常回でやるには時間が足りない部分もあって難しかったのかな?)
そして
先週に続いて、男に暴行されてしまって
心と体に一生消えることのない傷を負わされた女性の
存在が殺害動機に繋がっていた点は
よかった。
体にも心にも一生消えない傷を負わせる性的暴行というものはなくなってほしいので、
どれだけクローズアップされても良いと思います。
あのあと男を自宅に招いてそこで殺す、とかだったら死体移動問題とかもろもろギリ解決できたような…
稽古場で刺殺しちゃったら、出血量とか自宅内に不自然に血痕がないとか、あるいはドアノブに被害者の指紋がないとか、諸々の根拠から殺害現場が違うこと鑑識作業で絶対バレちゃうでしょ…
今シーズン鑑識の益子さんが皆勤賞で出演しているのが嬉しいです。
アイディアはいいのに、全てにおいて整合性がとれていない。
神森万里江と森下直の脚本には共通するものがあるな。
久々の大外れ回でした。どこを見てもセンスが古い。いろいろ言いたいことはあるのですが、1つだけ。盗聴器の上書きがあんなに都合よくできるわけないでしょう。時間を無駄にしました。
自宅にまねいたうえで殺害したほうがよかったというのも正にそのとおりだとおもいますね。
個人てきにいうと、現時点で森下さんの脚本回で楽しめたのは「うさぎとかめ」くらいしかないです。
皆さん指摘されてる通り録音機のトリック、遺体の運び方、鑑識の無能さなど色々欠陥が目立つ回でした。
トリックが欠陥なせいで最後の「芝居の神様が~」云々のセリフも説得力に欠け、モヤモヤしたまま視聴終了…
今回は残念回でしたね。というか、この方の脚本回が軒並みあまり好みじゃありません。申し訳ないのですが…
サブタイトルの「天使の前髪」って結局なんなのでしょう?
彼女が幸運だったとでも言いたいんでしょうか…
それとも彼女には前髪以外にも髪があるから結局不運のまま終わりましたね、ってことなんでしょうか。
読解力なくて申し訳ない、、
遺体の移動がどうしても説明がつかない、というツッコミどころはあるけれどまあ概ね良かったです
盗聴されていた(させた)内容が警察に届けられるかどうかを自身のお芝居の実力の賭けにしていましたが
良かったですね、盗聴の犯人が青木みたいな盗聴内容でニヤつくだけの奴じゃなくって
先週、今週って特命(杉下さん)でなくても、解決できる内容の事件ですよね。他の方も書いておられるように今回は特にリバーブに関係なく、盗聴データ改ざん(不要部分の消去など)すれば痕跡残るから正当防衛の偽装直ぐばれるはずだからね。それに亀山さん、以前は人情味のある発言してたのに杉下さんに感化されたのかな? なんかホームランって思ってたらファール判定みたいな感じです。
可もなく不可もなくといった感じがします。既視感もありました。殺人の動機は有りそうですが、もっとシンプルに計画した方がバレない気もする。次回に期待します
死体の運搬を一人でどのように行ったのかが最大の疑問だ。また、盗聴器に録音された余分な台詞をどのように編集したのか。その技術的な
曲名は分かりませんが今季初、真相解明の時に流れる音楽流れました。私が好きな音楽だったのでそこは嬉しかったです。確か17の最終回で最初に流れて19,20,21の時にもよく流れていた気がするので今年も多く活用してほしいです。
無理だろー
両親が亡くなった後に姉妹で劇団に所属してるとか
稽古場から小道具と遺体を自宅に運ぶとか
そんなに評判が悪い奴が審査員でもないのにオーディション会場にいるとか
前回の話と同様に復讐を遂げて逮捕される結末ではなく、劇団や妹のためにチャンスを与えて欲しかったです。
非常に残念なのは胸糞悪く終わってしまったことだな。
刑事ドラマとはいえやっていい結末と悪い結末がありますよね。
厳しいコメントも多いですが、私は良い回だと思いました。脚本という観点では、はっきりした動機があること、犯人がなぜそのような行動を取ったのかがその生き様との関係でしっかり描かれていたこと、右京さんが犯人に対して「許されることではありません」とは言わず「非常に残念です」と言ったことも含め、最後にかけた言葉が腑に落ちるものであったことが、個人的には良かったと感じたところです。リバーブというアイデアもオリジナリティが感じられました。確かに遺体をどう運んだのか、音声トラックか変わるのではないかという点は感じないわけではありませんでしたが、先ほど触れた良かった点と比べると個人的には瑣末な問題だと思いました。また、藤井美菜さんの演技も素敵だったと思います。
良いか悪いかというより、ちょっとヤバいのではないかと思いました。今回。
主役犯人の女の子は、初々しくもびんびん頑張ってるし、盛り込まれたピースは
いろいろといいものばかりだし、できれば応援したい回なんだけど、結果的にうまく
噛み合ってない……というか、作者はうまく絡めようとして握りそこなっていて、
さらにラストのあの、やけくそ気味の哄笑というのでは、視聴者は救われないです。
イヤーな感じで終わってしまいました。残念ながら。
こまかい(でも大きい)ストーリーの穴は、皆さんすでに書き連ねてらっしゃる
通りですが、やっぱり「残響(リバーブ)」なんじゃないですかね?
盗聴器に残っていたのは二種類の録音。「残りはどうやって消したんだ」という
ツッコミも多いですが、わざわざふたつを残した形にしたのが災いのもと、
作者はダメ押しでそうしたのかもしれませんが、これでは詳しい専門的な残響知識が
なくても、全体の空気音の違いは一聴瞭然、犯人にだって細工したその時点で
分かったはずだし、益子さんにも薫ちゃんにも、右京さんに限らず、誰だって
否応なく分かったはずなんです、あんなヘッドホンで集中聴取しなくったって。
空気の音ってすごくよく録音されるから。劇中冒頭でコンサートホール・ネタで
べたべたに伏線貼ってありましたけど(何のコンサートだったのか知りたい、
そういう細部の伴わない伏線は寒い)、かえって自爆状態です。残っていた録音が
一種類だったらまだしも(それでも空気音の広がり方で狭い部屋の中での録音で
ないことは素人の耳にも一発で分かってしまう)、わざわざ右京さんの聴覚を
出したことが自縄自縛、しかも、歪んでいたとはいえ、あれだけ演劇に燃える
彼女の耳がそれに気づかなかったとしたら、それこそ、その時点ですでに演劇の
神様は彼女にそっぽ向いていたのです。アルバイト先の店長が警察にタレ込むとか
タレ込まないとか、どうしてそんな賭けを、と右京さんは突っ込みましたけど、
それ以前の話なんじゃないですかね?
ちなみに自分が演劇部のころは、リバーブなんて言ってなくて、単純に
「自分の声のエコーをちゃんと聴きなさい。同じセリフを教室で言うときと、
講堂で言うときの、自分の声のエコーの違いをちゃんと聴きなさい」と言われました。
「違いがはっきりと聴き分けられるように発声しなさい」って教わりましたけど。
やはり遺体を自宅にどうやって運んだのかが気になってしかたがありませんでした。
さらに、盗聴器で、稽古場と自宅の音をつなげているのは、リバーブ?でなくてもばれてしまうだろうと思ったり、手についていた血や遺体の時間経過とか次から次へと矛盾点がでてきてしまって、もやもやした気分です。
藤井さんの熱演があっても、やはり今一つというところでしょうか。
正当防衛とその矛盾点を探るお話でしたが、その決め手となるのが、冒頭のクラシックコンサートのうんちくだったのですね。
殺害された演出家の工藤に多くのものを奪われた(妹の自殺の原因、当時在籍していた劇団の解散の原因が、工藤にあった)久保崎さんですが、素行の悪い工藤氏に、オーディションの場で嫌味を言われても(実際審査員ではなかった)、その後のショートメールや電話がかかっても相手にせず、オーディションの結果を待つこともできたのではと思います。
正当防衛の事も、その裏付けが揃うのはいいのですが、揃いすぎるとかえって疑いになる。序盤の果物ナイフの疑問、盗聴の件、右京さんは不信に感じたのかもしれません。とはいえ、役者が芝居を犯罪の道具に使うのはいかがなものかと思います。
ぜんぜんダメってことはなく、まあまあ面白く観れたんですが。
正当防衛にみせかけた完全犯罪って設定でいうとアラが多すぎるかな。
録音データの件はもちろんのこと、死体が移動されたであろう痕跡とか死亡推定時刻とか、警察(鑑識)がちゃんと調べれば、あれ?おかしいぞってなりそうなもんだけど。
そうなれば、右京(特命係)は必要なくなっちゃうんだけど。
「幸運の天使には前髪しかない」ってフレーズは初めて聞いたので、ちょっと意味が分からなくて、W杯日韓大会のロナウドを思い出しちゃったりしたんだけど、後で調べて納得した。
でも、サブタイトルにするほど内容にリンクしてるとも思えなかったな。
せめて、リバーブではなくて「毛髪」が決め手になるようなストーリーだったらなぁ…。
★★★☆☆