脚本:岩下悠子 監督:内片輝
ゲスト:小林隆
ある休日。右京(水谷豊)は、著名な美術コレクター・道明寺(小林隆)とチェス喫茶で一局交え、その策士ぶりに舌を巻く。いっぽう、薫(寺脇康文)は美和子(鈴木砂羽)と共に、陶芸教室に参加。講師は“アート界の若きエース”と評される女性芸術家で、図らずも道明寺がかつて支援した人物だった。
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脚本:岩下悠子 監督:内片輝
ゲスト:小林隆
ある休日。右京(水谷豊)は、著名な美術コレクター・道明寺(小林隆)とチェス喫茶で一局交え、その策士ぶりに舌を巻く。いっぽう、薫(寺脇康文)は美和子(鈴木砂羽)と共に、陶芸教室に参加。講師は“アート界の若きエース”と評される女性芸術家で、図らずも道明寺がかつて支援した人物だった。
細かいことを言いましたが、当サイトへのコメントは大歓迎です。初めての方もお気軽にお書込みください。
S22-5の感想でKANEI さんもおっしゃっていましたが岩下さんの回はホント面白いです。
・右京さん、相変わらずチェス強すぎる。(店でも有名とは!!右京さんに唯一勝った青木くんすごいな)
・亀山夫妻、陶芸教室へ。
・イタミン2人の登場実は待ちわびてる?(土下座で亀山くん復帰させたくらいだもんな)
・道明寺さん、いきなり倒れてビックリした!
・横井さん役の俳優さん亀山君よりはるかに大きいな!
・取調室いつもと向きが違う。
・岩下さん、スコルピオ好きだな。(21-15、22-5で登場)
・殺人犯意外とあっさり逮捕。
・22-12で南井さん出てきたと思ったらダークウェブまで出てきた。
・亀山くん、前回は美和子さんにラブレター、今回は右京さんにティーカップを。
道明寺さん、芸術を愛しすぎて行きすぎた人だったとは。岩下さんの回でたまに出てきますね。(21-13の奥さんとか)
次回は川崎さんの「マッターホルンの殺人」。川崎さん一番好きなので楽しみです。
今回も面白かったです!
なんというか全編通して岩下氏らしさが凝縮された回でしたね。
今回のキーマンである道明寺は「ディアボロス」のときと同じパターンで、つまるところ愛情をこじらせて執着になってしまったような惨めなオッサンでしたが、自分的にはこのオッサンの気持ちわからなくもないんですよね。
クリエイターやアーティストって追い詰められたときほど素晴らしいものを生み出したりするんですよね。
特にミュージシャンなんかそれ顕著で、名盤と呼ばれる作品はだいたいプライベートがゴチャゴチャしてるときに制作されてたりするんですよね。
だから道明寺の「君が犯罪者になれば周囲から人が去って芸術に専念できる」ってエゴ丸出しの思想にはからずもほんの少しだけ同調してしまいました。
自分も「マンネリ化してるアーティストを一度あえて過酷な環境に置いたら往年の名作に近いものが生み出せるんじゃないかな~」なんて無責任にも考えたことはあります(笑)
パトロンとして芸術家や芸術作品を独占しようとするのはどう考えても間違った行動ですが、自らの死を悟ってそのエゴが暴走するのはある意味人間らしいというか、人間を多角的に描くのはうまい岩下氏ならではのこじらせ方だなと感心してしまいました。
しかし道明寺も島川や横井を窃盗犯に仕立てるつもりはあってもまさかそこで闇バイト雇って人死にまで出してしまったのは想定外だったでしょうね。
そこに「犯罪計画など筋書通りにはいかないんだぜ」という岩下氏からの警告が混じっているような気がしました。
いや〜先週『画家が絵を傷付けられたのに反応薄い』って違和感について書きましたが、まさか翌週にその真逆の『芸術を愛する人達の執着』がテーマのエピソードが来るとは……やっぱり岩下さんの脚本は好きだなあ。かつての蝶コレクターの話なんかもそうですが、物語の材料としてただ専門的な知識を引っ張ってくるだけじゃなく、ちゃんとそれに関わる人達の心理に踏み込んでる。
それも今回なら一方は芸術に囚われたコレクターの妄執と狂気を描き、一方は一度筆を折ったけれど純粋に絵を描く愉しさを思い出す画家の希望を描く訳ですから、一面的では終わらない。そうやって登場人物にお話を進めるだけの“画家”や“コレクター”、或いは“犯人”や“被害者”といった役割だけではなく、それぞれちゃんと生き様も考え方も違う血の通った人間としての個性を与えるから、ストーリーの辻褄が整って視聴者が理性で納得するだけじゃなく、感情も揺さぶられるんだと思います。その為に蝶のコレクションの世界や今回なら芸術家の世界を相当取材されてるのでしょう。流石です。
細かい所では普通の陶芸家が簡単にダークウェブにアクセス出来るのかとかツッコミどころもありますが、右京と薫ちゃんのラブラブぶりや大根過ぎる捜一劇場で癒やされたからOKって事で。
おもしろかったです。右京がチェスやら芸術やらをやり始めると、独特のおもしろさがありますよね。犯人は最初からうさん臭さ一杯だったので、謎解きよりもその周辺のほうに注目して見ていましたが、きめ細かく描かれていてよかったです。百舌鳥の絵を描いた画家には何とか立ち直ってまた描いてほしいと思っていたら、最後に復活していて、ほんとによかったです。劇中で救いがあるのは嬉しいものです。
小ネタとしては、捜一トリオの掛け合いもうるさくなく、こてまりのお花にも女将さんの和服にも目をやる余裕があるような作りだったので、全体的に配慮が行き届いていてよかったと思います。
さすが岩下さん!やっぱり面白かったです!
今回亀山君の五感は事件解決には関係していなかったですが、右京さんへの溢れんばかりの想いが伝わってきました。
岩下さんは1話限りの登場人物達のドラマだけではなく右京さんと亀山君の関係性を事件捜査と絡めて描くのが本当にお上手だと思います。
「真の愛情とは手放す事、それから手放したものはいつかきっと帰ってくる」
これはもう感動を禁じ得ません…!
来週は今シーズン2回目の川﨑さん、楽しみにしております!
やっ、やってしまった~っ!
遂にドラマが始まる前に寝てしまった〜っ!
悔しい〜〜っ、僕とした事がっ!
って事で仕方なく予約録画しておいたDVDを見てからの投稿になります。
やはり岩下悠子さんの脚本は面白いですね~。
今回の「亀裂」も最高に良かったですよ~。
古畑任三郎で知った小林隆さんの演技力も素晴らしく、また演じた道明寺役がピッタリでしたし、まさかその道明寺さんが事件の首謀者だったとは、刑事物のドラマには良く有る展開でも良かったですね~。
最初から右京さんは道明寺さんに何か有るって勘ぐっていたとは流石です。
それにしてもあの亀山君から受け取ったティーカップ、右京さんはめちゃめちゃ嬉しそうでしたね。
美和子さんとこてまりさんの洗面器ネタの漫才も笑わせてもらいましたよ。
あとはあの犯行グループの連中、捜査一課はどうやって早く割り出して確保できたんだろう?
ちょっと気になりましたよ。
とにかく次の岩下作品にまた期待してます。
岩下さんの脚本回は安心して見てることができますね
果たしてどういう結末で終えるのか?と思案しながらの視聴でしたが、なるほどそうきたかと感心しました
指摘された方もおられましたが相棒風の脚本を書く方の場合だと道明寺さんをいつもの感じで叱責して終わりですが、思いやりのある声かけや何気ない導入部分すらきちんとした前振りとなってるのが流石だと思います
ちょっと引っかかったのはダークウェイブってそんなに簡単にはアクセスできないと思うんですが?
彼女がアクセスできた方法も盛り込んでもらえていたら満点でした
亀山待ちの伊丹とか美和子スペシャルのあたりは素直に笑えました
さて、次回は相棒ならではのエピソードみたいで楽しみ
捜一トリオをどう絡ませてくるのか気になります
とても面白かったストーリーだと思います。非番中にチェスや陶芸教室に行くところが面白かったです。いつもなら特命係の2人が、事件現場にいるはずと思っていた捜査一課の3人の姿に笑えました。右京さんが、最初に道明寺さんをなぜ疑ったのか質問されたとき、それはきっと、最初から疑っていたことを明かしたいのではなく、犯人であることを証明しようとしたと思う。無事に美術品が見つかったことには。少し安心しました。次回も楽しみにしています。
サブタイトルの意味は、将来を嘱望する若い芸術家と、そのタニマチたるひとりの美術品コレクターとの、方向性の相違を指すということでしょうか。
今回の島川さん、横井さんが(数多の芸術品を守るために)とった行為は犯罪ですが、その原因は道明寺さんの身勝手にあるわけです。
コレクターの道明寺さんを見て、Season2「蜘蛛女の恋」の容疑者の言動を連想させます。若い芸術家を支援することは、素晴らしく思います。しかし、さらなる飛躍を想う芸術家を、自分勝手な都合で将来に水を差すことはいかがなものかと思います。事実、日本画家の関口さんのように道明寺さんに束縛されて、一時的とはいえ画が描けなくなる事は大きな損失であるのですから。
ただし、亀山さんの作ったティーカップを拝見して、「不器用で愚直だがあたたかい」。良い所を見つけ出す道明寺さんの優しさがとてもよかったです。
芸術家を自分の支配に置いておき芸術に専念させたいので、犯罪者にしたてた。という構図ですか。個人的にはまったく理解できないけど、ある意味芸術という狂気の中で過ごしている人の中では成立する話なのでしょうか。キャラクターは生き生きとしてるのだけど、本筋に共感できないというのが続いています。
次回に期待!
どなたかのように私も本編途中で寝てしまい、Tver2回目でようやく完視聴~てな訳です
道明寺氏とのチェスの画面の色彩とカメラワーク?が何とも言えない雰囲気で
これからの物語の展開を想像してワクワクしました
インテリジェンスな会話、場面が右京さんらしく
て私は好きです。
物に拘ると悲劇が起こる
私が死んた時に一緒に棺にいれて欲しいのは、例えば
眼鏡、冬にはマフラー、ノート、鉛筆など普段愛用してた物しか思い付かん
芸術的感性の人はお気に入りの芸術家の作品に思い入れが半端ないね
道明寺さんの若い才能を潰す行為も理解できないが若い男女の犯罪を犯してまで守りたいと言って実際闇バイトを依頼するのも安易すぎ
まあ、現実に闇バイトなるものは有るから怖いんだけど。
時代背景を取り入れて私達も何となく考えさせられるのも「相棒」の魅力なので、最後私が思ったのは
「闇バイト頼む人も受ける人も怖い」
道明寺さん、絶対に前にも相棒に出演してるよなあと気になってましたが、毎晩見てるテラサで今日お目にかかる偶然。シーズン4美和子サンがエジプト行った直後の回のシェフでしたね。
それはともかく、余命宣告を受けて犯罪に走るお話はパターン化してしまってる中、犯罪ではなく非常識な行動に行くというのは面白いと思いました。百舌鳥の絵が実際に映像で素敵な絵だと視聴者が思えるように描かれていたこと、亀山くんのティーカップが無骨だけど温かみがあるものに見せること、どちらも難しかったと思うのですが、見事にクリアできてましたね。上手に作ったスタッフの方のファインプレーだと思います。
まだ三浦さんがいた頃を思い起こさせるトリオ・ザ・捜一と特命係のやりとりや
右京さんと犯人の軽妙な会話、
二転三転する先が読みにくかった展開など相棒らしいと
感じる部分はあった回ですが
美術品コレクターである道明寺さんの
微妙にサイコじみている動機が作品の空気感にあってないような気がしましたし、
キャラの掘り下げも足りない犯人という印象であり
同情してしまうような人間味もない、かといって狂人としてはインパクトも弱く
どうも人物像がよく掴めなくて、ノれませんでした。
「真の愛情とは手放すこと」という締めのセリフも
なんだか極端な感じがして
右京さんと亀山くんにあたかも名言のように口に出させても
何処か押しつけがましい印象が拭えなかったです。
圧倒的な審美眼を持つ亀山くんに
陶芸教室に通う美和子さんの
ストーリーへの関わらせ方も中途半端で
色々と惜しい回だと個人的に思いました。
とはいえ、岩下さんが相棒で脚本を担当したこれまでの
回は良作ばかりなので
また次回作に期待しています。
そろそろ亀山くんの魅力を最大限に引き出した回も観てみたい。
岩下さん脚本にしては今回は微妙でしたかね。
内容をひねりすぎかも。
とりあえず、わたしも道明寺さんのキャラがなんか嫌でした。
「さらば愛しき人よ」のネコさんとかもそうですが、
真犯人が特にこれといった伏線もないまま
本性をあらわすパターンはそろそろやめにしてほしいです。
自分勝手なものでもそうでなくても理解できる動機があれば話はべつだととおもいますが。
カイトくんダークナイトのほうがまだ伏線とおもえる描写があったとかんじますよ。
亀山夫妻の陶芸教室通いとか小ネタ部分は良かったけど
岩下さん担当の回として観ると、あまり印象に残らない回だったかな。
復帰してくれたのは本当に嬉しく思っているから
岩下さんにはまた次シーズンに期待。