脚本:瀧本智行 監督:守下敏行
ゲスト:中川 翼 吉田日向 升 毅
右京(水谷豊)とチェスで互角に勝負できるIQ150の天才少年・山田(中川 翼)が、連続爆破事件の犯人“INVISIBLE(=透明人間)”を名乗って所轄署に出頭してきた。抵抗する素振りを見せず、そのまま逮捕された山田だったが、右京以外とは一切話すつもりはないと主張し、取り調べ官に指名。しかし、右京の追及に対しても挑発的な態度で応じるだけで、本当の目的を明かそうとしなかった。
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瀧本脚本、後編なかなか面白かったです。
・右京さん、エアチェス2度目(神戸くん以来)
・久しぶりに熱い亀山くん見た(胸ぐら掴んだり)
・以前の亀山くんの時って櫻井さんがこういう話書いてたよな~(「裏切者」はその最高傑作)
・今回はかなり思い事件だったな~(瀧本さんたまにこういう話書きますね「操り人形」とか)→その関係でクスッと笑えるポイントは少なかった。
・課長、コーヒーはお預け。
・できれば山田市長はもう少し出て、大河内さんに署長へ一言怒鳴ってほしかった。
次回はついに最終回。「トレードオフ」。法務大臣が出るらしいが法務省関連で公安調査庁関わって冠城くん出てくれないかな?
あと官房長官出るけど輿水さんの官房長官は長引くかな?
CMが長すぎです。多すぎです。あれ程本筋をブツぎりにしてCMをタレ流すのはやめていただきたいです。
とんだバカ息子所長のせいで起きた復讐劇と、責任を取って辞職した父親
山田征志郎氏「は」本当に出来た人だったので、まだ市長として残り、山田君たちのような「”やり直す”が発生してしまうような人」を2度と生み出さないよう尽力して欲しかった
とはいえ、きっと世間は征志郎氏へのバッシングを起こすだろうからそれも難しいんでしょうね
せめて、山田君たちが出所した後に彼らの面倒を見てあげて欲しい
右京さんはまさに捨て身の覚悟で山田君の説得
右京さんにとっても、貴重な友人だと思える人を失いたくなかったんでしょうかね……
まずまず良かったと思いました。最初に市長の家を爆破した動機が少し弱いけど、死傷者を出さないデモンストレーションとしてはそれもありかもしれません。山田市長に裏の顔がなかったのはけっこうですが、んー、まあ息子は大馬鹿でしたね。
取調室での最後のシーンは良かった! 希望はあると諭し続ける右京さんに、山田くん最初は「やめろ!」、次には「やめてください」とトーンが変わっていくのは素晴らしい。本気で自分を案じてくれる右京さんにほだされていく感じが伝わってきました。右京さんの頭の片隅には息子のように接していたかつての相棒の思い出もよぎったのではないでしょうか。
右京さんが、犯人を抱きしめたのは、私の覚えてる範囲で、初めてだったと思います。
山田くんにシンパシーを感じられてた右京さん、
もしかしたら、右京さんも、孤児院で育った?
薫ちゃん、右京さんを一人にさせてあげる配慮をしてました。
他の相棒の、神戸くん、カイトくん、かぶらきくんではこうはいきません。
想定以上に良かったです
市長の方は普通に良い人物で息子が出来損ない、その彼が原因となって今回の大事件が発生したので相応の処分が下されるでしょう
それを受け入れられなければ依願退職という流れ
捨て身で山田希望を説得して、力いっぱいに抱擁した場面が今回のクライマックス
涙腺ヤバくなってましたね
改造銃の件もなるほどでした
不遇な生い立ちの人たちにスポットを当てたところは太田愛さんの作風を思わせましたが、瀧本さんも上手いと感じました
通常編をもう一回挟んで欲しかったけど、もう次回からは最終回前後編
堅実なゲストの面々と役柄に私は期待してますが、近年の輿水さんアンチの方々の評価はどうなるのか気になるところでもあります
カメラ目線で語り始める右京の映像は果たして本物なのか?フェイクなのか?
サプライズで冠城登場してほしいけど、リアルに考えると無理かなぁ
台詞で捜査に協力とか情報提供とかが語られる程度かも
べたべたでしたかね。カメラワークも演出も。施設で育った=親がいない=問題があるという考えは現時点でどれだけ現実を反映させているのかわからないので何とも言えないのですが、時代感覚がちょっと古いように思えます。警察内部のパワハラというかいじめにしても同じです。それこそインビジブルな悪というものを描き出したかったのかもしれませんが、設定が極端すぎて感覚的に共感できませんでした。制作者側の渾身の作品だったのだと思いますが、インビジブルなものはこんなふうにエキセントリックでないからこそたちが悪いんだと個人的には思っています。都知事は名付け親という立場でしたか。この設定は胸に響きました。また、最後に辞職してしまうのも、何だかああそうなのかと思ってしまいました。息子の署長のほうは前編からの流れで、単なる屑でしたが。
まあでも、基本的には自分がどう考え、判断し、行動するかなので、親がいるとかいないというのは関係ないです。自分が持っている能力を正当に評価してくれる大人がいるかどうか、また、自分が悪い、周囲が悪いというのではなく、自分にはXXがあってよかったと喜べるような、それを自覚させてくれるような人間が周囲にいるかどうかでしょう。だから、右京が「大人の責任」という言葉を出したのだし、山田もそれに感銘を受けたんだろうし。そこが描かれたのはよかったですが、にしても、うーん。全体にべたべたすぎて、心の底から共感というふうには、私はならなかったですねえ。私のような違和感を覚えた人は、いつものことながら少数派なんだろうと思いますが…。
またまたやってしまった~っ!またしても寝てしもた~っ!気づいたら21時35分、そこから何だかわからないまま放送終了で、慌ててすぐにTELASAで見直しましたよ。
あの金森さんをイジメ倒した連中にも、本城くんの仕事場の同僚のクソ野郎にも、あの山田署長にも、本当に腹が立ちますね~。
絶望して自殺した金森さんの代わりに、少年二人が復讐劇を演じた気持ちにも理解はできますが、もっと他に復讐の方法は無かったのだろうか?
金森さんの遺書が残されているのならば、それを使ってメディアに訴える方法も有ったと思うし、右京さんに言えば亀山君も奥さんの美和子さんも協力してくれたでしょうし。
とにかくやるせなさだけが残った後編の話でした。
で、あと2回で相棒season22も終わりなんですね〜。
season23のスタートまでまた長〜〜〜い相棒ロスが始まりますね~。
あと2回の最終回スペシャル前後編、しっかり寝ないで見届けようと思います。
正義を基本とする警察署であんな根性の腐った署員が存在したのを杉下右京は自殺した金森さんや山田希望君達に詫びたかったんでしょうね
こうなる前にもっと寄り添えたはず
せっかくチェスの大会で知り合えていたのに
昔から警察官が犯罪に手を染めるのには身体を震わして激怒してましたね
「希望はあります…!」静かに語り、強く抱き寄せるシーン
右京さんの少年への労りや暖かさが伝わりました
きっとこの先もずっと見守り続けて行くんでしょうね
正義と希望は亀山薫と杉下右京そのものです。
なかなかの傑作だと私は思いました。内容はかなり辛く重いものでしたが、最後の右京さんの抱擁は涙が出ました。
改造銃の件、一瞬ボディチェックしなかったんかーい!と突っ込みを入れてしまいましたが、なるほど。トイレに行った時でしたか。
市長は本当にいい人でしたが、升 毅さんなら何か裏があるだろうと勘繰ってしまった自分がいました。
それにしてもあの息子はバカ息子の何者でもないな。
そして今回は捜一トリオも1人1人いい味が出ていたと思いますし、特命と協力して捜査をするあたりもよかったです。
亀ちゃんの熱い胸に響く言葉。
山田くんも落ち着いたらその言葉を胸に秘めて希望を持って生きてほしいな。
何と言うか、材料は悪くないと思うんですが、それを調理するパッケージを上手く使えなかったというか…
『チェスをモチーフにした劇場型犯罪で隠蔽された真相を炙り出す』というのは、映画版の一作目のパッケージですよね。映画版では隠蔽した相手が政府で簡単には炙り出せない、だからこそ裁判まで計算に入れた綿密で大掛かりな計画が必要だったって説得力が生まれてました。それで観客も『おお〜っ』てなる訳です。このパッケージはそういう展開にすれば綺麗に収まる。
なのに今回は署長の隠蔽は捜査一課の聞き込みですぐ判明してる。これが警察官の自殺の元凶が誰か分からないのであれば、爆弾を仕掛けて脅迫して誰がやったのかを白状させるって流れもあり得るんですが、それも遺書で初めから分かってる。映画版の様に裁判でパワハラと隠蔽を告発したいのか?いや、それも否定してた。じゃあ犯人は何が目的なのか──ただ慕っていた“お兄ちゃん”を苛めた相手を懲らしめて、警察署を爆破したいだけですよね。
つまり、劇場型犯罪にする必要が無いんですよ。むしろそうする事で、失敗する確率が上がっちゃう。
前編の感想で『太田愛さんの世界観に似てる気がする』と書いたんですが、若い犯人達の境遇とかはその匂いがありました。今回良かったのは犯人が捨て子でその名付け親が市長で、その市長は本当に善人だった点です。それで“希望”と名付けられた逆恨みの様に市長に爆弾を送ったのが、犯人の心理としては切なくて頷けたんですよね。
だから今回はそんな若さと絶望が引き起こした短絡的な計画だと、もっと印象付けた方が良かった気がします。お兄ちゃんを苛めた相手を目立たずに殺して、警察署を爆破するだけでいい。わざわざ自分が捕まらなくても爆弾は仕掛けられたんですから。でもその前にどうしても市長にも嫌がらせをしたくなった。そして自分をチェスで負かした右京も巻き込みたくなった。それで爆弾魔とかゲームとかの要素が混じってきちゃって、一見劇場型犯罪みたいになっちゃった──
そんな天才的でも何でもない“お子ちゃまの犯罪”という描き方をしていれば、観てる方はその犯人が薫ちゃんに『ふざけんな!』って怒られて、右京に『希望はある』って抱き締められたシーンに、悪戯が過ぎた子供に対する”父性“を感じて共感できると思うんですよ。『こうやって叱って愛してくれる親がいなかったんだな』ってもっと感情移入できる。
今回の前後編の材料はそんなドラマにするのに向いてた気がします。だから特に前編をもっとシンプルにして後編の内容を少し前倒して入れて、その分ラストの犯人と右京達との心のやり取りをもっと見せて欲しかったかな。
名前を思い出せなかったが 最後のテロップで確認。
アイドル”という以前?の<あいどる>
喜寿の島かおり様を久しぶりに拝見 これが唯一の眼福。
終盤は期待外れでした。ちょっと安易な感じ。
前編は良かったんですけどね。
最後の最後にやられました、意識せずに涙が頬を伝わったのはいつ以来だろうか。右京さんも同じ子供時代だったかも知れないので、僕も同じような境遇でした、僕が超えてきたのだから、君もきっと大丈夫、希望は絶対にあります、君なら乗り越えられます!という事をハグしながら伝えたかったのかなあと思いました。いやホントにやられた。そしてやっぱり悪役が上手いと物語が引き立ちますね、あのかまいたちの山内に似た署長役の俳優さん、そういう意味で良かったです。
よかったと思います。
右京さんが「希望はあります」と言って抱きしめるところはうるっと来ました。
伊丹さんたちも今回は右京さんの指示通り動いて一緒に解決に奔走してるのがよかったです。
右京さんと伊丹さんが助け合って解決するパターン好きなんで^_^
個人的には、ポンコツぼんぼん署長への懲悪をもっとやってほしかったですが、そう思わせるほど署長役の役者さんはピッタリのキャラと演技でした。
あーもうシーズン22も終わっちゃいますね、、、
相棒は映画作品も含めて全話見ているのですが、初めて号泣しました。山田くんがただただ悲しくて大泣きしました。
「きれい事でも信念を伝えるのは大人の責任」
この言葉に胸が締め付けられましたが、山田君を真っ直ぐ見ながら何度も「希望はあります」と言い続け、優しくハグしたところで大号泣…
回想シーンの(細かい言い回しはうろ覚えですが)「なにかあったら連絡ください」「こんなふうに言ってくれる大人は初めて」のやりとりも切なくて。
右京さんが希望になって良かったです
しかし改めて豊さん老けたな~
ほっぺたのたるみが特に
川原も鼻のシワとかみんな歳とった
ところでやっぱり配役にはモデルがいるのかしら
それも比較的リアルタイムに
以前も○○細胞の小○方さんをモチーフにした話があったり
今回のクソ牧野のモチーフってすぐ思いついたのは
元東北楽天ゴールデンイーグルスの安楽
「希望はあります」うるっときました。
どこにでも転がっているありきたりな言葉なのに、繰り返し繰り返し諦めずに言われたら、根負けしてしまいますね。
山田くんたちの目的は、16時までに署長たちが会見を開き、全て公にし、謝罪することかと思いましたが…
どうなることが彼らにとって一番理想だったのだろう?
右京さんと勝負していることから、覚悟は決めてるけど、一縷の望みは託してる感じだったし。
最後の場面がぐっときてしまったので、いいものを見た気はしてるんてすが、彼らが起こした事件自体はよくある感じだったので、山田くんの天才ぶりがいまいち発揮できていないように感じました。
正直言ってあまり好きではない話でした。なんというか、辛気臭い割に薄っぺらいんですよ。
瀧本氏の描く敵役ってどうも2時間ドラマ臭がするというか…今時こんなテンプレートで中身のない憎まれ役なんて見かけない気がします。
あとラストの希望はあります連呼からの抱擁シーンも見ててゾワっとするほど寒々しい演出でした。
そもそも右京さんの武器は論理性だと思っているので、その論理を廃して中身のない言葉と態度に示す姿はあまり見たくなかったなと。
瀧本智行氏はもともとあまり自分に合う脚本家じゃなかったんですが、今シーズンでそれが決定的になった感じがします。
ベタベタでした。
天才少年と右京さんがどんな頭脳戦を繰り広げるのだろうかと、久しぶりにワクワクして何度も録画を見直して後編を待ちました。
しかし、パワハラで自殺した警察官が児童施設出身と分かった時点で全て終わりました。期待した要素は何もありませんでした。
「右京さんに認められるほどに天才のIQ150チェス少年との対決」
「二人の少年の復讐劇」
というどちらか片方に分けたほうがよさそうな題材を
無理やり一つのエピソードにまとめた感があって
正直微妙な前後編スペシャルでした。
山田望くん本城くん金森さん三人の青年の交流についてもほんの少ししか語られないのでイマイチどれだけ強い絆で結ばれていたのか分かりませんし、
施設育ちということでどんな人生を送ってきたのかも
IQ150である山田望くんがただ気味悪がられる人生だったらしきことを含め
なにか陳腐な表現しかないうえに、
描写が圧倒的に足りないので
差別やパワハラなど深刻な問題を取り上げている割に
どこか軽くてリアリティーもなくて
なにより登場人物に感情移入しにくくなっているのが
気になりました。
金森さんも自殺する前に何か他に手はなかったのか、
山田くん本城くんも爆弾を使わずにもっとやれることはなかったのか、
いらないことばかりが気になってしまい
わざわざこんな形で右京さんに勝負を仕掛ける必要性があったのかも疑問てす。
「山田望」と「山田正義」という二つの名前のくだりは印象的ですが、
父親である市長をはじめ、山田正義署長の親族も
ただただ気の毒なだけに終わり
瀧本さん脚本の作風が今回の本来であればメッセージ性を強く込めるべきテーマには合ってなかったと個人的に思えます。
右京さんの「希望はあります」連呼からの抱擁も
何処かわざとらしく説得力もなく無理やりな感じがしてしまいましたし、
右京さんと山田望くんの絆が強まったと思える描写も
圧倒的に足りないので
最後の一人チェスのシーンもどんな感情で見ればいいのか分かりませんでした。
右京さんの少年時代に少し触れたり面白くなりそうな
要素もあっただけに少し残念です。
もういっそのことIQ150チェス少年をサイコパスな犯人にした対決ものを見てみたかった。
また右京さんとチェスの組み合わせを本格的に前面に押し出した回をやってみてほしいものです。
最終回スペシャルはまた前後編ということで
二時間で一本にまとめてあるという予想は外しましたが
楽しみです。
後編になったら升さんの気配が消えていたのには驚きました。息子の署長はひどいが、親の市長は本当に人格者だったんだ。予想は大外れでした。最後の取り調べ室のシーンは名シーンでした。右京さんの犯人への抱擁までの過程が素晴らしかった。ここだけで観る価値があります。ほぼ泣いてしまいました。
それにしても、人は油断していると集団生活の中で他者を攻撃してしまう。自衛隊、相撲部屋、大学、高校そんな話ばかりが現実に起こっている。相棒は本当に社会の鏡になるような作品を作っているんだなあと改めて感心したおいらでした。
長年の相棒大ファンですが、初めてのコメントです。
前回のに間違えてコメントしたので、改めてコメントします。
今回、Giftedの辛さや我が国におけるそれに対する著しい対策の遅れと、児童養護施設退所後の18歳以降の人たちの「インビジブル」という、まさしく違う意味で文字通り社会にはあまり知られていない重要な問題、その複合が、「相棒」で真正面から取り上げられていて、そういう意味でも感動しました。こういうところが「相棒」の底知れない凄さだと思います。
山田希望君にとって、右京さんは父親にも近い人(初めての父親的存在)なんでしょうね。だから、右京さんにとことんこだわった。そして右京さんの、今ままでに見ないハグの場面、右京さんが年を重ねたという意味でもあるでしょうけど、右京さんにしてみれば息子(いや、孫?)にも近い感覚だったのかもしれません。そして右京さん、本音を表せるようになった、のかもしれないですね。不器用なハグだからこそ、泣きました。
サブタイトルの持つ意味が、想像以上に重い事に驚きました。
出自が「児童養護施設」というだけでものすごい偏見があるという事実。山田希望さん(山田少年)、本城卓さんが慕っていた金森さんの死の真相(署内、職員寮内でのパワハラと言われているが、実際はそれを超越する仕打ちだった)。上層部のもみ消しもあって、山田希望さん本城卓さんの警察に対する憤りは相当なものだと思います。ただ、1年前にチェスの大会で右京さんに出会い、名刺をもらった経緯から、金森さんの事を相談する(遺書を見せる)事も可能だったのではと思います。とはいえ、山田さん本城さんは、城北中央署のの山田署長が警察庁に戻ると、真相究明が厳しく復讐が間に合わないと思ったのかも知れません。
山田署長は警察庁に戻る間際での、不祥事もみ消し発覚で処分となりましたが、かつて、Season1「下着泥棒と生きていた死体」でも、もうすぐ警察庁に戻るはずの署長が不祥事のもみ消し発覚で、地方の警察署の署長に左遷されましたが、山田署長の場合は、全く非のない父上の山田征志郎さん(東都市長)まで引責辞任となったので、厳しい処分が下されるのでしょうね。父親(山田市長)は、母子家庭で育った苦労人で清廉潔白な人物ゆえに市長辞任は残念です。
小ネタ的には、右京さんと山田希望さんとのチェス対決。回想での対決シーンと取調室でのエアーチェス対決は拝見できてよかったです。
山田くんのIQ150を活かして爆弾魔では終わらせて欲しくなかったな。安直過ぎますね。右京さんも感情よりも論理的になるべきです。今シーズンは…..最終回で挽回して欲しい。
前編で盛り上げた割にはメッセージ性が弱すぎるし、盛り上がりにも欠けた。
チェスを事件に絡める必然性も感じられなかったし、
杉下右京と山田くんの絡みも少なすぎる。
何がしたかったのか、何を伝えたかったのか
これではまるで分からない。
山田くんはIQ150の天才少年だって設定が全くいかせていないし、なんならストーリーの邪魔にすらなっていた。
5分で避難できるわけがないのは天才じゃなくても分かる。
天才キャラを登場させることのメリットとデメリットを
理解せずに
右京さんの関係者としてただ登場させただけという感じで薄っぺらい人物像になっていた。
題材であろう差別意識の強い人間やパワハラを行う人間の惨さの描き方も雑としか言いようがない。
正直いって少なからず無関係の人間が巻きぞえになりかねない爆弾を意図的に仕掛けてる時点で善人ではないので、若者にたいしてとはいえ右京さんにはもっときびしい言葉も口にしてほしかったとおもうのが正直なところです。
面白かったです。
謎解きはシンプルで何もトリッキーな展開はなかったですが、その分だけストレートにメッセージが伝わってきて、これはこれで好きですね。
物心ついた時から重荷を背負い、人生に絶望しかない、と訴える青年に、「希望はあるんです」と命かけて繰り返す右京さんの言葉は、ある意味で、いっそ自分も絶望しそうなほど多くの凶悪犯罪を見た後でも人間を諦めきれない、諦められない老人として、負けない重みがある感じでした。
のぞみくんも、すぐるくんも、何十年か先にでも自分と自分の人生を愛せるようになってほしいですね。……て言うか、これがシーズン1だったら20年後ののぞみくんが中年で再登場できたのにーと思っちゃいました。さすがにシーズン40までは無理でしょうか……
また、最後にちゃんとドクズ署長のオチも見せてくれたのも嬉しかったです。やはりそれがなきゃダメですよね。次回が楽しみです。