脚本:竹内清人 監督:権野元
ゲスト:小宮孝泰 菅田俊 大西結花
右京(水谷豊)は、薫(寺脇康文)と連れ立って、橘亭青楽(小宮孝泰)の落語会を訪れる。青楽は、薫が特命係に配属された当初、元アイドルの妻・美奈子(大西結花)を脅迫していた男を殺害した罪で服役していた人物。出所後、落語界に戻り、世話になった右京たちを復帰公演に招いたのだった。ところが、その舞台の直前、青楽がどういうわけか姿を消し、そのまま行方不明になってしまう。
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初の竹内清人脚本、なかなか面白かったです。青楽(小宮孝泰)の話って芹沢くんすら出ておらず輿水さん以外の脚本家が書いた初めての回でしたね。(櫻井さん相棒デビュー)
・4人で落語を見に行く。
・シーズン1の映像が出た!(古いな~)
・イタミン当時は三浦さんと2人だったな~
・殺人犯が出所する(懲役20年で出所した人が再登場。長期シリーズならでは。)
・根津さん!の時右京さん近すぎるよ。
・犯人は意外と最初に怪しいと思った人だった。
・終わり方はシーズン1と同じように落語で終わる。
なんか日本語がところどころ変で分かりづらくすいません。
次回は「インビジブル」。右京さんが爆弾テロの容疑者!升毅さん3回目の出演。あらすじからてっきり山本さん来たかと思ったらまさかの今季3回目の瀧本さんだった!!
今回は久々の青楽夫妻再登場にして新規の脚本家による作品、しかも青楽を演じる小宮孝泰氏が企画段階からかかわっていたとのことでどんな仕上がりになっているのか楽しみにしていました。
……正直なところ、お話そのものはまあまあといったところでしたね。
青楽と目黒が電話で揉めていたという証言があからさまに怪しくて真犯人が非常にわかりやすかったですし、何より犯人の行動があまりにも短絡的でこれ特命係じゃなくてもすぐに真相へたどり着いたんじゃないの?と思ってしまいました。
というかあの会場内に監禁していたら青楽がいなくなったと騒ぎになってみんなで捜索していたときに発見されててもおかしくないですよね。そのへんちょっとご都合的というか……
ただ根津と青楽の語らいの場面はとてもよかったです。
この物語では事件自体は前座に過ぎず、この2人の交流こそがトリなのだなと考えたら悪くはない回でした。
小宮孝泰さん大西結花さんが久しぶりの登場というだけでわくわくしながら観ました。
犯人が分かりやすかったのはまあ仕方ないとして、青楽さんが会場内の見つかりやすそうな所に何日も監禁されて、右京も薫も誰も気づかないというのがもうちょっと何とかならないかなと笑
あと、菅田俊さんがさすがの迫真の演技で惹きつけられましたが、あまりに痩せていて途中まで菅田さんだと分からなかったです。痩せすぎて心配になってしまいました。
うん、今回は僕的には良かったですよ。
失礼ながらですが新参入さんの脚本家さんにしては良くまとまった話だったと思いますよ。
青楽さん、今度は事件を起こす側ではなく、巻き込まれてしまう側でしたね。
最後に青楽さんの「子ほめ」の落語が見れて良かったです。
青楽さんと根津さんの病室でのラストシーンも良かったです。
根津役の菅田さん、どこかで見た事があると思っていたら、仮面ライダーゼクロスの人でしたね、懐かしかったです。
美奈子役の大西結花さんも相変わらず綺麗な女優さんでしたし。
さて来週はまたまた瀧本脚本、右京さんが爆弾犯人?なわけがありませんが、どういうものなのか楽しみです。
真犯人の速水の服装を右京さんが「素敵ですね〜」なんて言っちゃう時点でまあ速水が怪しいなという感じでしたが、繋がりが読めず。そういうことだったか…
瀬尾(速水)のお母さんの手術が…なんてのも根津さんの心を動かして、協力させるための嘘だったのかな。
瀬尾(速水)のクズっぷりを見るに嘘っぽいな。切ない。
一つ疑問なのは、瀬尾(速水)はなぜ根津さんに差し入れを贈り続けたのか?
凶器の隠し場所も全てを知っている根津さんが裏切って自分が真犯人だと喋らないように気持ちを繋ぎ止めたかった?
それとも1ミリでも罪を被ってもらった良心の呵責があった?(そんな人間には見えないけど)
根津さんに迫るときの右京さん顔近すぎるのは私も思いました。
速水も目黒も相棒にありがちなまあ〜クズ揃いでしたが、青楽さんを待って、出所後も支える奥様が素敵な方で、夫婦の絆には気持ちが温かくなりました。
面白かったです。正直『あんなとこにずっと凶器ある?』とかミステリーとしては物足りないんですが、青楽師匠と根津を演じられたお二方の深みのある演技で最後はグッとくるお話になってましたね。何だろう…『はぐれ特命係純情派』みたいな。本来本格ミステリーが好きな僕ですが、今回は人間ドラマとして良かったです。根津の息子のエピソードは切なかったし。
勿論、故・蟹江敬三さんが同じパターンで殺人を犯し出所後に巻き込まれる事件を描いた二部作と比べると、あちらはミステリーとしても上質だったので総合点では負けます。でも薫ちゃんが帰ってきたからこそ青楽師匠が救われる物語が出来たというその『相棒』の歴史を噛みしめられたという意味でも、感慨深かったですね。
そして今回のラストの右京のセリフ『罪を犯してもやり直せる者もいる(意訳)』は、カイトが戻ってくる布石みたいでドキドキしました。元日スペシャルも考えると最終回はもしかして──でも南井かもしれないし…ドキドキ…
過度な期待はしてませんでしたが充分楽しめる一本でした
青楽さんの監禁場所は指摘されてるようにもう一捻り欲しかったところです
特命係でなくとも解決はできたと思わせてしまう回は残念回が多いのですが、今回は小宮さんが企画段階から関わっていたという点や長年のファンが喜ぶ過去作の続編という点が他と一線を引く部分で加点にもなりました
あと、瀧川さんがゲストでただの支援者なわけがないと思わせてしまうのはマイナス
瀧川さんを知らない方は関係ないでしょうけど
菅田さん、「死に過ぎた男」に続いての釣りでしたね
櫻井さんが書いてたらどんな感じになったのかも気になりました
過ちを犯した夫をずっと支えてる奥さんを演じた大西結花さんの出番がもう少し欲しいとも思いました
いやあ、文句なしの5点でした。今期でダントツ1番の出来ではないでしょうか。すばらしい。「門出」。何という気の利いた言葉でしょう。すごすぎる。以下、ちょこちょこした感想をば。
クラブで落語というのは案外ありだと思いました。こてまりの女将の着物姿が新鮮でよかった。犯人は最初から見えていたので、人間ドラマのつもりで見ました。師匠の蕎麦を手繰るくだりがすばらしかった。伊丹たちが連ドラの逮捕シーンのようにタイミングよく入ってきたのには笑った。最後の病室でのシーンで、右京が無表情、亀山が感情を露わにしていたのが印象的でした。師匠と根津のシーンを音楽なしでガチでやってくれたのには、監督の意気込みを感じた。まあ、こんなところですかね。いや、よかった。ほんとにいいものを見せてもらいました。
脚本の内容自体はまあまあといった感じでしたが、自体は血の付いた手ぬぐい、強請られる、寄席で掛け声を掛けて終わるラストなど、S1第3話「秘密の元アイドル妻」のオマージュがちりばめられていたのは良かったです。
特にラストシーンはS1第3話はなんとも切なく、いわば最後の落語の席でしたが、今回はそれとは対照的に、新たな門出の最初の席で前回との対比になってたのが良かったです。
こういう話が出来るのは22年続いてきた相棒だからこそだなぁと。
最初に鯉斗さんを見た時に、え?ノブコブの吉村?なんで??と思ってしまいました失礼しました。でも鯉斗
さん、落語家つながりでの出演でしょうけど、こういう大きなドラマ出演にしては結構しっかりお芝居もやられてたし、やっぱり悪役がにくたらしいとお話しが盛り上がります笑 今回は右京さんの激オコも見られたし人情話も、私のような昭和のおじさんにはささりました。ただ一点、あんな場所に放置していて、いつまでも見つからない分けはない…ですよね。まあケチないちゃもんを付けるのはよします!今回は素直に面白かったです。
「根津が目を離してる隙に」→それは目を離してる隙とは言わないのよ。保護者(しかも大人が1人しかいない)なのに見てなかっただけだよね。
根津幸作→ねずみ 立川談志の旧住居は根津
瀬尾福一(速水)→崇徳院の「せをはやみ〜」
目黒徹→目黒のさんま
今戸良輔→今戸の狐
高尾紺子→紺屋高尾
百川賀津夫→百川
登場人物の名前は落語の演目名や落語に因んだワードから来てますね
僕は某落語漫画のお陰で刑務官の名前が今戸というところでもしかしてとなりましたが落語に詳しい方は根津と目黒ですぐピンと来られたのかもしれません
瀧川鯉斗、元・暴走族総長。適役でしたね。
過去の過ちを償い、人生を挽回しようとする者。
過去の過ちを悔い、過ちと向き合う者。
過去の過ちは償うも、更生の遺志は無い者。
過去の過ちに向き合うことなく、のうのうと暮らす者。
そんな4人の人物のお話でしたが、速水こと瀬尾さんは、目黒さん殺害の件も、かつての強盗殺人も全く反省する様子はないようですし、強盗殺人の時の「母親の心臓手術費用」の事も嘘なのかもしれませんね。
作中、青楽さんが、逮捕から今日まで罪を償い更生してゆく中、ひとりの噺家として、落語を通して受刑者の支援活動をする姿がよかったです。そんな中での根津さんとの出会い、その根津さんも落語を通して、今は亡き福太郎君へ対する想いが印象に残ります。
結果的に、青楽さんは、再び高座に復帰し人生を取り戻すことができたのが何よりよかったです。今回も、寄席で締めくくったところがいいですね。
最後は青楽さんの高座に向かって右京さんが声をかけるという終わり方がいいなあと思っていたので、だいたいその通りになって満足しております。
目黒(目黒のさんま)をはじめ全編落語づくしだったのですから、殺人事件でなくてもよかったのではないでしょうか。それによって青楽師匠をあの場所に拉致していることにしなければならなくなった。しかし、それが見つからないというのは無理があります。
捜査一課トリオや美和子を毎回登場させなければならないしばりはないですよね。そこが相棒のいいところの一つなんだと思っています。
特に目新しい展開はなく、普通に始まり普通に終わった印象です。
皆さん仰っている通り、あんな近くに監禁されていて誰にも気付かれないというのは無理がありすぎますね笑
本日に期待します。
相棒らしい通常運転の回でしたね。安心できる面白さというか。あんな所に隠されてたらすぐ見つかるだろ、というのはこれまでのコメントで総ツッコミされているところですが。
根津さんの心情の動きが、何とも切なかったです。息子と同い年で同じニックネームの青年に引きずり込まれるように道を踏み外した彼が、どれだけ自分を責めていたか伝わってくる感じでした。本当に償いたい相手である息子はもう帰ってこないのだけど、せめて何かを捧げたかったのでしょうか。
……できれば、それに対して瀬尾青年がほんの少しでも根津さんへの感謝とか後悔とかを抱いているシーンがあったらなあ、と思ったのですが、タダのクズでしたね。ある意味ではリアリティがあるというかか、そういう人間もいるよね…という感じです。
だんだんシーズン終わりが近づいてくるのが寂しいです。次シーズンもあってほしいなあ。
お稲荷さんの祠から23年間も凶器が見つからなかった点と、
青楽師匠の監禁場所がクラブの裏手という直ぐにバレそうな場所で誰にも気づかれなかった点は引っ掛かりますが、
特命係がクラブで遭遇した青楽師匠失踪事件と
捜一トリオが捜査していた元受刑者の男・目黒が殺害されていた事件が関係ないと思いきや、一つに結び付く展開や
『特使面接員』という業種を題材にしているところなど
相棒らしい要素がたくさんあるのは良かったと思います。
可能なら櫻井さんも脚本に関わってほしかったのが本音ではあるものの、前作の「秘密の元アイドル妻」に続いて手拭いの存在が目立っていたのもリスペクトを感じましたし、
青楽師匠の「一線を越えた人間にしかない匂いがある」
というセリフも浅倉禄郎のことを思い出させたりして
懐かしい気分にもなりました。
右京さんに「犯した罪に飲み込まれてしまった男」と形容されていた瀬尾福一も印象的なキャラで
元々は母親のための手術費を手に入れるために(本当のことかどうかは怪しいが)犯罪行為を
おこした気弱そうな青年が刑務所行きを免れたことで
強気になり救いようがないほどの悪人になってしまったのがリアルに感じました。
彼の人生がどんなものだったのか想像させるためなのか敢えて描写されなかったのも良かったと思います。
ゆするためとはいえ瀬尾福一が引き起こした殺人事件のことを知りすぎてしまい命を落とした目黒の悪党ぶりも
印象的でした。
しかし、この回は何といっても落語に救われた青楽さんと根津さんという人物の師弟関係が見どころですね。
根津さんが目を離してしまったことでまだ幼かった愛息の福ちゃんを溺れ死なせてしまい心を完全に閉ざしてしまった描写は辛く、
そのことがきっかけで瀬尾福一の犯罪行為に協力し
殺人犯となった彼を愛息の福ちゃんと重ねて
庇い、身代わりになってしまうのは悲しくなるものの
無理もないことだと思いましたし、
自身が悪人ではないことを青楽師匠や
刑務所に服役していた目黒に見抜かれていたことや
瀬尾福一が反省せずに殺人を犯したときの凶器を探しだそうとしていたことで事態がややこしくなり
青楽師匠と瀬尾福一のどちらを守るべきか苦悩している
姿も人間味がありました。
絶望しかない人生のなかで
青楽師匠との特別な出会いで落語という唯一の生き甲斐を見つけたものの末期ガンを患っていて本当の息子である福ちゃんに早く会いたい、と青楽師匠の目の前で息を引き取るシーンは切なかったです。
菅田俊さんの味のある演技が光っていました。
落語を愛し、根津さんのために奮闘していた青楽師匠の姿も良かったです。
もし再再登場したら今度はどのような回になるのか気になるところですね。
小ネタとしては
・クラブでの落語は興味がわく
・すっかり亀山夫妻と打ち解けているこてまりさん
・靴が薄汚れていることに気づくのは右京さんの悪い癖が発揮されていると感じた
・「ふっ、いますねー。こういうやつクラスに一人」←とても亀山くんらしいセリフ
・「我々も前科があるから疑ってるわけじゃないということを伝えておこうと思いまして」←とても伊丹刑事らしいセリフ
・青楽師匠の応援記事を書こうという美和子さんも美和子さんらしい
・「青楽さんはどこですかぁー!!」←知人が命の危険にさらされたときの右京さんの激昂シーンも心に響く
・「お帰りなさい!立花帝青楽!」←締めのセリフとしてこの上ない
失礼しました。
「特使面接員」ではなく「篤志面接委員」ですね。