脚本:徳永富彦 監督:内片輝
ゲスト:伊武雅刀
再来日した南井(伊武雅刀)の行動を注視していた右京(水谷豊)は、東京・山手線沿線で相次いで起きている殺人事件が、かつてロンドンの地下鉄で発生した“逆五芒星事件”と呼ばれる連続殺人と多くの類似点があることに気づく。そんな中、品川で警邏中の巡査が射殺される事件が発生。それもロンドンの事件の状況と酷似していたため、右京と亘(反町隆史)は、南井が逆五芒星事件をなぞっているのではないかと考える。
Season18 第15話 「善悪の彼岸~深淵」
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ただ伊武さんの眼の演技に圧倒されました。真実がわかった瞬間からの表情。今までとは全く違うただずまい。凛としていた時とは違う老いを感じさせるおろおろとした風体に凄みを感じました。
まさかの結末でしたね。
でもなんだか南井さんはかつての浅倉みたいに、生きてるような気がするんだけどな~。
しかし、南井自身が老いからくる記憶障害でしかも人格障害だったとは、ちょっと創造できなかったです。
さらに怪我をして入院中だった亘ちゃんが、あっさり何事もなかったように特命係に戻って来てるのもね~。
とにかく面白かったですよ。
評価は5点です。
次回はまさかの陣川回
『けむり』ですね。
花の里の次に新たにくつろげる、陣川御用達の店が登場するのでしょうか?
脚本は根本ノンジさんですね。
楽しみです。
すみません、誤字です。
創造ではなく、想像でした。
訂正します。
伊武さんの演技力にはとても感動を与えました。とくに最後のエンディングシーンで、自殺で終わってしまった。彼の元相棒も同じような形で亡くなったと思う。なので、彼自身も同じようなことを考えていたと感じたこと。冠城くんが標的の対象としてなってしまい、おしまいにあの彼に殴り倒されたところは、一番衝撃的でした。伊丹さんたちが病院に着いたときは、大きなショックを受けたと思う。次回も楽しみに。
伊武さんにただただ圧倒された。
老いによる記憶障害の演技は凄かったし
最後で実は記憶障害すら南井の演技だったのすら思える
前回ピエタの回に妙な淡々としたというのか、何かが欠けているような感覚があり、満足感が得られなかった
というかちょっと凡庸な感じすらしたのが、演出のまずさなのか、脚本の伏線なのか判別しかねて保留してましたが、マリアのセリフで回収されていなかった分がここでちゃんと拾われてました。が、度々映る伊武さんの演技が気づいて見ればこれまた絶妙で…。というか次第に あれ、これ…もしかして伊武さんやばいぞ…と疑惑が募り、バーの辺りからエンディングまで伊武さんが逮捕されるされないよりも生き残れるかどうかを気にしながら見る方針に変換。
というわけで、連続殺人犯の認知症問題という全シリーズの中で一度だけ許されそうな(というか一度しか使えない)手を使ってきましたね…。
なんというか…別の展開も選べたであろうことを思うと、必ずしも別の犯人回でやってもよかったネタのような気がして…フクザツです。
それを差し引いても少しばかり演出が仰々しさが過ぎたキライもあり、説得はされたけど心では納得しきれてない…ううーん私の中ではワクワクが空回ってしまったのが悔やまれます。
知性や論理の対決になると思っていたので、まさか認知障害だとは。ちょっと梯子を外されたような気がしました。相棒じゃなくてオリジナルの刑事ものドラマや映画だったら、いい話だったと思ったと思います。
今までぶれる事なく罪は罪だと糾弾してきた右京さんが「裁くべきなのか」と問う姿にショックを受けましたし、南井さんが落ちたとおぼしき崖下を覗きこみ、冠城さんの声で我に返ったような表情が南井さんのそれに似ているように見えて、ぎょっとしました。
真実が分かった瞬間の、あの何ともいたたまれない悲愴感といい、喪失感といい、絶望感といい……。
南井にとって杉下が子ども時代からの憧れだったように、杉下もまた南井は、捜査における協力者であり、またカイトの喪失感をも取り払ってくれた特別な存在。杉下にとって“一番大切な記憶”かまでは分からないけれど、間違いなく右京の人生においても彼の存在は思い出になることでしょう。
まさに2人は“相棒”。
そんな彼が右京を前にあんなふうに陥っていく様子を目の当たりにすれば…やり切れませんね。かつての相棒だった河合すらも記憶から消えてしまって。
記憶や表情が虚ろでいかにもな伊武さんの演技は勿論のこと、決して軽くはない悲痛を抱えながらも気丈に語りかける水谷さんの演技にも感嘆しました。
あまりに長くなってしまいそうなので続きは掲示板に回しますかね。
まさかの展開に驚きと物悲しい思いになりました。
右京はまた一人の相棒を失ったわけですね。
え!もしやと思い始めてからの展開と伊武さんの演技に圧倒されました。
できれば切れ者同士の対決、決着を見たかった!
マリアが一緒に日本に来た理由も納得ですね。
右京と冠城の熱い思いがぶつかる場面も良かったです。
相変わらずというか通常運転の部長と参事官コンビ笑えました。
南井は生きてるのか、死んでるのかは皆さんのそれぞれでご自由に想像してください的なラストも私は好きなパターンです。
変にそれっぽい姿をちら見せしなくて良かった。
次回は久しぶりの陣川だけど、根本さんの脚本でちょっと不安。さらにレギュラーにするのかわからないけど居酒屋みたいな店で飲んでるのがイヤな予感しかしない。
レギュラー固定の店の登場編を兼ねるならある程度の相棒執筆のスキルがある人に執筆してもらいたいというのが本音です。
個人的にはかなりよかった。とても満足しました。
いや~伊武雅刀さん熱演でしたね。
最後のやりとりでは右京さんに対するある種の依存や尊敬などが感じとれました。
南井は要するに「解離性障害」だったということでしょうか。
なかなか衝撃的な真相ですが全て納得がいきます。
一つ一つの演出も丁寧でかなり良かったですね。
右京さんと南井がハグをするシーンはかなり印象的。
冠城くんも警察官らしさが出てきてとてもいい感じです。
最後の「飛び降りて死亡したのか?」謎を残すのは、
やはり浅倉禄郎を思い出しました。
再登場してもしなくてもいいようにしたという解釈でいいのかな?
確かにこのままで退場させるには惜しいキャラのようにも思えます。
再登場するなら最終回スペシャルか来シーズンの初回スペシャルあたりが可能性高いですかね。
とにかく緊張感漂う相棒らしいストーリーを堪能できました。
しかし来週まさかの陣川くん再登場もぶったまげましたね。
南井の目的がわからない。
わからないはずです。
空しいけれど、相棒らしい決着の付け方。
右京は年齢を重ねて血管が脆くなると、という話をしていたのがちょっと気になりました。
南井の行動を見ていると、レビー小体型認知症の症状が混じっていました。
最後が、サスペンスによくある崖で終わっていたのが残念。
病院からの連絡と、捜査の状況だけで、最期は視聴者の想像に任せる手法でした。
個人的には病室で車いすに座った状態で終わった方がよかった。
反町相棒は、助かって良かったです。
でも、南井を受け入れたことで。
すなわち右京も、いよいよ老いが近つきつつあることを忍ばせるような妙なオチみたいで怖く、後味が悪かったです。
話は相棒らしく。
スピード感もあり。
すごく面白かったし、ごく初期の認知症をよく知っているな【やや、ん?ちょっと違うなというところもありますが】と感じました。
星は4。
もっと面白くなりそうなキャラクター。このありきたりなつぶし方で終わるなら、ちょっと。まだ生きているなら面白いけれども。
モリアーティは、あくまで元気な知能犯でないと、つまらないのです。張り合えない。
なんだか、ジュードーは?というツッコミがしたくなります。
これは、アガサ・クリスティのカーテンみたいなオチにはしないで欲しいです。
ホームズは隠居してのんびり暮らしたのですから。
テレ朝さん!戸田山さんや、金井さん、古沢さんに脚本、お願いして欲しい。相棒は水谷さんの演技が輝いています。
若い頃から、水谷さんの熱中時代を見てきた世代としては。あの頃から、ずばぬけて演技が素敵でした。
昼で陣川さんやたら出してたのですが、まさか来週来るとは思いませんでした。ビックリ。
良かったです。
見応えありました。
南井さんの演技に圧倒されました!
最後、自殺でよかったと、納得させています…
もう、南井さんが登場される事はないと思うと(微かな望みはありますが…)
ちょっと寂しいです。
最後の右京さんの表情…今まで見たことのない表情でしたね!
来週はまさかの、陣川さん登場…
ちょっとびっくりです。
こんな終わり方とは残念
結局、南井の生死は不明で浅倉禄郎みたいに復活とかあるんでしょうか
人格障害と認知症の併発による犯行という筋書きは、意外性という点で楽しめました。
ただラストの崖のくだり、認知症の方が行方不明になるケースは実際にありますが、他の方も言及されてますが、私も浅倉禄郎を思い出しました。もし浅倉と同じだとしたら、人格障害や認知症の症状も南井の演技?南井再登場の布石なのでしょうか?
私もラストは、「病室で車いすに座り、一人黄昏ている南井」のカットでよかったと思います。
南井が自殺した理由が私には分からず、悩ましい終わりかたでした。
認知の歪みがあり。逮捕された時点で善悪の判別が出来ないのならば、何を悪いと思って死を選んだのか。一時的に正常に戻ったとして、産院長を殺したことについて今更反省したのでしょうか…難しい。
とにもかくにも、来週の陣川くんが楽しみです。
↑来週はお休みですよ。
南井の事「なんか突然、脈絡なしに猛る変なオッサンだなぁ」とは前々から思ってたけど・・・まさかの認知症。
なんとも痛ましい、空しい結末。
それを見ごたえある内容に仕上げてくれる相棒が好きだとしみじみ思いました。
やはり南井は生きてるのかな…最後まで謎めいた人物。
南井シリーズどれも本当に好きだし、面白かったです。
初回登場時の最後のシーンの「光で照らせばその分影が浮き出てくる」の対比があってとても良かったです。
まさかこんな結末になるとは
今更こんなことを書いても完全に後出しじゃんけんになってしまうのですが、前編を見た時点で伊武さんちょっと衰えてきたかな?という感想を持っていました。
なんか声もかすれているし、全体的によぼよぼしているなぁと思って見ていたのですが、そこは刑事部長など、高齢の訳者さんが増えてきている「相棒」なので気にしてもしょうがないかと思って流していたのですが、まさかこういうことだったとは…
あの衰えは完全に「芝居」だったんですね。あらためて役者の演技のすごさに感服しました。
回想シーンではハキハキとしゃべっていながら、現在の時間軸のシーンでは老人のような話し方をする。
結末を見終わってからだとどの部分が「老い」の演技で、どの部分が「まとも」の演技なのか手に取るように理解できる伊武雅刀という役者の演技力に感服しました。
そして南井の状態を理解してからの、やりきれなさと無念さを合わせたような水谷氏の演技もまた白眉の出来だったと思います。
ストーリーそのものの重厚さも見事でしたが、今回は役者の演技力にただただ圧倒されました。
ラストシーンはあの朝倉を彷彿とさせるすっきりしない終わり方でしたが、かのシャーロックホームズのモリアーティ教授のように、その姿を消してもなお影響を受けた犯罪者が今後再び登場する展開もあるのかもしれません。
脚本家のやりたい事を全て具現化して
それを超えてきている伊武雅刀が凄すぎた。
今まで相棒の駄作は脚本家が悪いと思っていたけれど
もしかしたら役者のせいの時もあるのかもと思いました。
今回は特に、下手な人だと絶対成立しないので。
名探偵の老いというテーマが出されると、どうしても気になるのは「杉下右京自身の最後の事件」はどう描かれるのか、それが「相棒」の終焉になるのか、ということです。
水谷さんと伊武さんの終盤の絡みを見ていて、残された時間は長くないかもなと思ってしまいました。
反町さんの演技がとても良かったですね。
折角、右京と南井が対峙するクライマックスシーン。
何故、テレビ朝日屋上テラスなんですかね。ちょっと萎えました。
水谷さんと伊武さんの演技力が凄かっただけに、残念です。
久しぶりにドロドロな濃い相棒を見れました。私は南井は生きてると思います、そう、以前にもあったあのパターンです。なんか最近テレ朝の刑事もので、以前相棒に主要キャストで出てらっしゃった俳優さん(竹中直人さん等)がバンバン出演されてるので、あれ?もしかしたら相棒の終わりが近いのかな?最後に豪華キャスト出演での壮大なフィナーレの布石かな?とか勝手に思っております。ホントに個人の勝手な妄想です。で、最後の事件は亀山、神戸、甲斐くん総出演なんて…あ、最後にひとつだけ。今回ラス前で、右京さんと抱擁したシーンでちょっと涙ぐみました。来週は復活陣川回!楽しみです!乱文・長文大変失礼いたしました。
今回は特に反町さんの演技(熱演)に引き込まれ、字幕無しで見ていました。
ところが南井のセリフが聞き取りにくく、伊武さんの演技シーンは字幕を出したりして見ることに…
と 少々イライラしていたのですが、伊武さんのセリフの濁りは演技だったとは!
なるほど、と納得しました。
とはいえ私が疑り深いのでしょうか?
妙にとぼけているという線にもみえたりしてしまい、裁きをかわす為の(伊武さんの演技ではなく)南井の演技なのではないのか?
などど思ってしまいました。
だからこそ、裁判前の本格的な診断を受ける前に早々病院を脱け出してしまったのではないか?
自殺をほのめかす形で姿を消したのではないか?などと考えてしまいました。
そうは言っても右京さんと南井との会話シーンで右京さんからの抱擁があったことに満足はしました。
ただ、どなたかもおっしゃる通り右京さんには『罪は罪です』といった態度をとって欲しかった。
今後の相棒に不安を感じてしまいましたし、このことにより本当の決着にはならなかったように思いました。
後半の最初、ひょっとして本当に犯人(イギリス人の、イギリスの事件で捕まっていない)が日本に来ていて、南井は犯人を追っているだけ、悪者ではない、というどんでん返しでは??と思った。つまり、南井は「犯人を追っていた」それから、犯人のカットが全部同じ、ということに気付いて、犯人は居なくて、南井の幻影なのでは??と思った。幻影を追っているということは、南井は常軌を逸しているということ。
まさかそれが「老い」とは思わなかったけど、あのチェスのにわかな怒りはレビー小体型認知症の表現で、それを介護したことがある私には納得がいった、きっと、右京さんも、南井の頭が尋常だったら絶対打たない手を打っていて、何か気づいたことがあるのだろう・・・。
南井、伊武さんだけでなく、最後の崖を除いた後の、右京、杉下さんにも、「老いによる恐怖」を表す演技をされていて、見ていて不安になった・・・。
冠城くんは、撃たれてなくて、殴られただけだから、死にかけてないし、回復するだろうことは、想像できたけど、特命係に戻って、額にばんそうこう貼ってた時の演技は、(反町さんのこと結構大根だと思ってのに)症状が治りきっていないのに、(右京さんを思って)出てきた感を上手に出していて、やっぱ、よい役者に囲まれて場数を踏むと上手くなるのね、と思った。
なるほど、ニーチェの怪物は前半に気配を散りばめておいて、後半は老いを持ってきてその世界自体とっかえるというやつですね。確かに前編はテンポが速くて、南井がチェスをちゃぶ台返しにした時も隣の5課から誰も見ている人がいなかったので、どうも普段とは違うところに焦点が当たっているのかなぐらいに思っていたのですが、つまりそれは右京視点で、南井=怪物という見方をしていたために「見落としがあった」「気づかなかった」ということを表現していたわけですね。映された映像は、あるべき全体像とは違っていた。それが右京の「あのとき気づいていれば」というセリフに繋がるわけか。そういえば、冠城に特命係をやめろというくだりでも、右京があれだけ怒鳴っているのに5課の人たちは見ていなかったしね。つまり、それは違うよってことだったんだろうなあ。普段あるべきものがないってのは、何かが間違っているっていうサインなんだろう。
で、後半の「深淵」ですが、老い、病んだ南井の心の深淵にあったもの、それは右京への尊敬であり愛着であり、右京はその事実に対し、抱擁するという行動をとったわけで。「シャーロック=ホームズのようだった」「また一緒にやろう」というのは南井の純粋な思いだったんだなあ。で、それを善悪の彼岸と作者は名付けたわけですかね。って、こういう解釈で合ってますか?私にはこの前後編がそんなふうに思えました。
南井の最期は、何か個人的にはよく刑事もので出てくる崖じゃなくて、滝なんじゃないかと思っていたのですが、さすがにモリアーティじゃないか。いや、あの人の迫力はモリアーティだろうと思えましたよ、ほんとのところ。
印象的だったのは、南井の逮捕後にいたみんたちが「あれで公判維持できるのか」「証言能力あるのか」と言っていたシーンで、何か南井の幻想から一気に現実に引き戻されて、それがよかったです。
season16で登場したときは贖罪の心を持てない殺人教唆犯の心を操って自殺させたましたがあの時はまだそこまで認知症が進んでなくて、season17から18の間にひどく進行した。という解釈で宜しいのでしょうか?
ただ、season17の時はそこまではっきりと行動していた訳じゃないのでもうあの時に今みたいになったって考えることもできますが
南井、絶対、生きているでしょう。
でも、演出サイドからすると、
「ご想像にお任せします」で、ケムに巻いて、
今後の進展・進捗次第で、再登場?
もちろん、再登場が「ない」かも?
「あなたは自ら事件を引き起こし、自ら捜査をして
いた…」(ドヒャーンッ ^^; )
今季お初の、待望の、徳永富彦氏脚本にして、南井
モリアーティとの決着戦を描く4部作の完結編。
待たされただけあり、プロットといい語り口といい
久しぶりに、本当のホントの久しぶりに、「プロの
作品」を観せて貰えた気がする。…って、こんな状
況の今の相棒って、本当にどんだけ酷いんだよ、っ
て事にもなるのだが。真相は、南井の脳血管性認知
症による情動失禁・記憶障害・見当識障害により引
き起こされた悲劇、という結末。それらを引っくる
めて最後に右京が言う、「すなわち、老いによるも
の」という言葉の響きが、右京と南井を包むやるせ
なさの上に、さらに冷たく重い空気をのしかからせ
る。二人の対決を、まだもうちょっとだけ観てみた
かった自分にとって、一つの惨劇の終わりと、これ
にて南井篇の終了という二つの事実に、今季初めて
の(!)満足感と、ため息の出そうな名残惜しさを
抱かざるを得ないという複雑な想い。しかし、伊武
雅刀氏の鬼気迫る熱演も相まって、冠城回の長尺エ
ピソードの中でも指折りの一編に仕上がった。まず
はめでたい、というよりも、心底安堵した。
ラストに関しては、自分も監禁病棟の車椅子で座っ
ている南井の姿で締め括る方が好みだったかも。浅
倉緑郎の面影のリフレインも最初はいいかな、とも
思ったのだけど、車椅子に座っている南井が、様子
を見に来た右京を振り返って、二タッとするエンデ
ィングの方が、このエピソードには相応しいんじゃ
ないかな、とも感じたので。徳永氏は南井にピリオ
ドを打ちたかったのかもしれない。次回作も徳永氏
にはさらなる深淵に誘って頂けるであろう事を期待
して、「善悪の彼岸・前後篇」には文句なしの☆5
つを献上致します。
現状の相棒で本当に期待できるのは、原作の輿水氏
を除いては、徳永富彦氏と山本むつみ氏の二人だけ
というのが今の自分の本音。が、山本氏はひょっと
したら、テレ東の「病院の治しかた」に関わってい
る関係から今季は難しいのかも。それでもやっぱり
相棒では「プロの作品」を味わいたいもの。次回は
相棒を乗りこなし始めた根本氏による陣川回。今後
は根本氏がハイライト回を担っていく事になるのだ
ろうか。若干ではあるが期待して待つ事にしたい。
蛇足だが、荒井修子氏による相棒も観てみたい気が
する。蛇足でした。^^;
徳永さんという人は普段日常会話で使わない単語や難しい読み方の単語をサブタイトルに入れるのがお好きな人のようですねぇ(右京風に)。
後篇で亘は警察官としての失態(原宿駅・日暮里駅での女性絞殺事件の犯人がマリアだと決めてかかった点、これを前篇の感想で入れるのを忘れてました、スミマセン)を取り返せるのか?
唯一ですが、笑えた点と、幾つかあれ?と思った点を挙げると
(笑えたシーン)
・特命係と刑事部長との関係性が逆戻りになってしまった?点
(あれ?と思ったシーン)
・木戸巡査の殺され方がお粗末すぎる点(普通拳銃を奪おうとしたら抵抗されるはずなのに)
・亘は何故南井と対峙すると分かって(しかも木戸巡査から奪った拳銃を持ってるとも分かって)防護服を着ていかなかったのか、そうすれば拳銃で殴られそうになってもカウンターで投げれてそのまま逮捕できたのでは?
・南井十こと鏡見悟、実のところは分かりませんが、鏡見悟と言う役名は実は伊武さんの本名からきてるのでは?
・この会話で気になった部分
右京「(亘に)特命係を辞めて貰えますか?」
(中略)
亘「けど右京さん・・・」
右京「いいですね!!!?」
最後の右京の怒鳴りながら言い放った台詞が字幕なしで聞き取れなかったのは自分だけでしょうか?
・南井は前篇ではダークウェブを使わなかったのに何で後篇で使い始めたのか(確証はないけど前篇ではマリアとのメールのやり取りで使ってた可能性もあるが)
・南井が屋上から下を覗き込んでたシーンがあったが飛び降りるのか、と思ったら飛び降りないのかよ!と突っ込みたくなった点
・警察病院の不用心過ぎる点
・石田ニコルさんが後篇には出てないのにクレジット表記されてる点(写真では出てきてるが)
やはり見所というのは右京と南井の対決以外にないですね、老いによる脳血管障害によって所々会話がかみ合わなくなってたり、南井の言う唯一右京のことは覚えてられるというのが皆さんの言う演技だったとしたら、逆に右京が南井をハグした点も自供を促すためあるいは拘束するための演技だったとしたらと考えることも出来ますがどうなんでしょうか?
久しぶりに真の相棒を見た気分です。最近の相棒は面白いのですが、比較的平たい物語が多く、昔のような奥深さが足りない気がしていたのです。今回は奥が深かったです。前後編をまとめて見ましたが、時間があっという間でした。冠城亘が活躍したり、狙われたり、反町隆史の熱い演技が見れて良かったです。私は南井に途中から何か違和感を感じていたのですがまさか認知症とは。原因も、単純に老いにより血管が脆くなったという微妙なもので、驚きました。そして真相が分かってからの伊武雅刀の演技は素晴らしかったです。本当に認知症の人に見えました。それでも右京のことは忘れないという南井に、右京も同じ事を言ったシーンは、まさに「相棒」というドラマだと実感しました。さらに、冠城亘がいなければその真相に辿り着くことができなかったという右京の言葉にも、「相棒」を連想させるものがありました。最後の崖のシーンで、南井のように右京が途方にくれたような状態だったのは、右京も南井のようになってしまうのではないかと不安でした。実に濃い内容でした。さて次回は陣川君ですか。期待します。
うーん。名作なのか?認知症で自分で殺人を犯しておきながら、犯人を捜し続けた。
しかも、その幻の犯人は、以前に自分で殺していた。
伊武さんの演技はすごかったとしても。あまりにも、あまりにもご都合主義のような気がする。
観終わってスカッともしないし、深く考えさせられもしない。もちろん、ネタ回でもないだろうし。
次回の陣川回に期待です。
高評価が多い中ですが、私はこういうの苦手です。
認知症とか老いで片づけられていて
決着がこれでいいのかと思いました。
まず、殺されてしまった人たちが本当に浮かばれない。
心の闇を触発されて殺人を何度も犯し、自ら自殺した犯人たちでさえ
浮かばれないのでは・・・と思いました。
久々にこちらで感想を書きます。
面白かった。個人的に「相棒」に求めてるのは筋の通った話ではなく今までどこもやってない斬新な話かつ、それを納得させられるだけの演出だと思ってるので、そういった意味では100点でした。
星5つの評価です。
【感想】
サブタイトルが「善悪の彼岸」とあるので、南井がやった犯罪は善でも悪でも無い純粋な行為としか捉えられない。善だ悪だと評する事こそが無駄で無意味で、でも法律では善悪を定めて処罰しなきゃならない矛盾。最近でも心神喪失で死刑がひっくり返って無期懲役になったり無罪になったりしているので、そこに対しても想いを馳せてしまう。
これまでは心神喪失で殺人を犯した奴はクソ野郎としか思えなかったけど、今回の南井の哀れさを考えたら少しは理解して納得しなきゃという気持ちにもなる。(勿論第三者の立場だったらだけど)
そこまで思わされた伊武さんの演技は今期最高!
間違いなく今回のMVP。
「人間が最後に残るのは記憶だけ、そしてその記憶もどんどん消えていって消えないものがかけがえのない物として残る」って台詞は重い。南井が最後にカワエでもマリアでもなく杉下右京しか残らなかった部分も杉下の業として重い。殺人を決意した神戸、ダークナイト化したカイト、今回の南井、彼等も杉下右京と出逢わなければ道を踏み外したり踏み外しかけたりする事も無かった。やっぱり杉下は峯秋が言った劇薬以外の何者でもないと再認識。
でもそんな杉下もダークナイト事件後で傷心中に南井によって救われていたのも確かだった。
杉下によって狂わされた者もいれば、杉下が救われた事で助かった者もいるので何とも言えない。
最後に滝に落ちた南井だけど、再登場の可能性は含んでるけど死んでて欲しいってのが正直なところ。
だってもうこれ以上やりようなく無い?ボケた元天才と推理ゲームする危ないとしか言えない回は少なくとも私は見たくない。
しかし右京が深淵を覗き込んだ場面で、冠城が呼び止めて右京を現実に引き戻した場面は好き。
覗き込む場面の表情や南井を抱きしめる場面の表情など杉下右京の新たな側面を見る事が出来て個人的にも嬉しい。
【小ネタ&雑感】
•ロケ地が完全にテレ朝の屋上
•防弾チョッキ着よう冠城君
•部長デレ期終了のお知らせ
•最終的に額に絆創膏だけの冠城君
•喫茶店の場面で既に赤傘の女性がいた!
【次回】
2年ぶりの陣川回!
ここ数年は陣川犬関連の続編としての側面が強かったので、何も考えず笑える陣川回としては5年ぶり!
青木と陣川の絡みが楽しみだった前期は登場しなかったので今期こそは頼みますよ!
期待とかではありませんが普通に楽しみです!
思い返せばS.7『沈黙のカナリア』爾来ずっと徳永氏は相棒らしい脚本を自然にごく当たり前のように書き連ねてきて,しかも相棒全体の脚本の質がどんどん下がり続ける中で逆に良くなっていって特に最近は凄みを増してきたところに,今回の南井完結篇.
世間的成功のピークと言える神戸期には充実した作品も多いことに紛れてまだ目立たないが,S.8以降徐々におかしな作品がぽつりぽつり増えてくる.
それらに共通するのは概して細かい演出をelaborateする事ばかりが進化して肝心の中身のない作品がどんどん多くなってゆく.
誰とか誰とはとは言わないが。。。
安直に私情を投影した人物を臆面恥じらいもなく作品に紛れさせて近視眼的でヒステリックな勧善懲悪やってる午後のバラエティニュースの延長の様な脚本.
底にたたえる血の通った人間把握に欠けたネクロフィリアな殺人ゲームを見せつけられる脚本.
それ以前の学芸会に毛の生えた程度の習作脚本.
大言壮語なトリックやレトリック.スペクタキュラーの大風呂敷広げても大山鳴動鼠一匹の何ほどかも残してくれぬ作品.
犯罪抑止・法令遵守の掛け声と裏腹,小心翼翼潜ませた説教臭い作品.
そんな表層人間ばかりが登場する作品に成り下がってしまった相棒.
日々の我々の日常の荒みを更に強めこそすれ,少しも人間観を深め再認識させてくれる事のない作品群.
結局人間存在の深み,可能性,恐ろしさ,を思い知らせてくれてきたのは,ギリシア悲劇にしろ聖書にしろ,古今の本物の文学の力.
前シーズン,ポーの『黒猫』から『善悪の彼岸』とボールを渡されていながら,迂闊にも自分は南井はモリアーティなのか,と感想を書き込んだ.
確かに劇中,右京が和製ホームズとして語られ,BakerStreet Sta.は犯行現場でもあり,マリアモースタンのMariaを英語Maryに戻したメアリ-モースタンは相棒ワトソンの何度目かの妻になる『4人のサイン』の依頼人,逆五芒星事件の犯人の名前は『まだらの紐』の犯人(ギムズリーロイロット)と『空き家』のモリアーティの片腕(セバスチャンモラン)から折衷されている?等,全篇極めて濃いホームズ色に彩られている.しかし南井は単なるモリアーティへのオマージュに留まる人物ではなかった,確かに自ら手を下さないとか類似性があっても,冷静な裏組織ネットワークのドンというよりどちらかと言うと浅倉やキリーロフのような狂気の人であった.
その狂気の果ての認知症である事を見誤ってはいけない.浅倉の記憶喪失後,母を殺した夢に苦しむ彼が想起されるシーン.
幼少期,友を死に追いやられる産院病床の凄惨な光景,その院長に向けるあの少年の目.あのおぞましい記憶を心に刻み付けた彼こそが南井なのだ.
人間の記憶は消えたように見えて消えてなかったり再構成されたりする.AIやコンピュータと違って人間の中心にはいつも「この私」が見据え俯瞰している.脳の疾患として「認知症」として病名を与えられたところで,外から眺められる身体の病いと決して一律には論じられない.
劇場版で右京は真実を記憶し受け入れる事を確か木佐原教授(西田敏行)に強く訴えるが,現実,人にはそのすべての記憶の重みに耐える力はない.
南井さえも大切な記憶として飲み込む右京の暴走する頭脳,通常なら確実に破裂している.
遠い昔「曙光」以降の殆どの作品を読んだニーチェ.この作品に触発されて箱の奥から『善悪の彼岸』を引っ張り出して読み直した.
「ピエタ」ミケランジェロの若き日のピエタ像はその幼さから母マリアではなくマグダラのマリアではないかとも言われている.マリア・モースタン(冠城には欧米女性のガ-ルフレンドも多そうだ)を結局死に追いやってしまった南井はまさにアンチ・クリストの位置に立つ.
支配.抑もニーチェその人が実はイエスに囚われ,精神の内奥で荒れ狂う彼の同情共感の能力から抜け出そうとして,深く人の心に踏み込むその共感能力をディオニュソス=アンチクリストへ向け,逆にその高貴で孤独な魂は「深淵」に飲みこまれてしまった.
(精神医学で言う,「逆転移」とか「転移」,「相手を狂気に追いやる努力」,この辺りはもっと端的に言うまでもなく故・砂本量さんの最後の相棒作品『密やかな連続殺人』『悪魔の囁き』が扱っている.)
南井をかき抱く右京はイエスの立ち位置にいるというのが言い過ぎなら,少なくともアンチ・アンチ・クリストとして浮かび上がってくる.
亀山(と美和子)も殺人鬼・浅倉の終生の友だった.
最後の場面は浅倉の飛び降りた断崖絶壁とホームズとモリアーティの死闘の場「ライヘンバッハの滝」の双方を思わせ,この作品の両者融合の様を象徴する.ホームズではこの滝をやはり「深淵」と呼んでいるがそれは”chasm”であって,『善悪の彼岸』146節の「深淵」は”der Abgrund”である.
『沈黙のカナリア』でも利用され尽くす弱者の悲しみ,幼少期のぶら下がる母の重みの記憶.ニーチェの言う「深く苦しんだ人間」〔『善悪の彼岸』270節〕として復讐の為の歪んだ信条心情が語られる.
中身とは?
一つ一つの描写はありきたりだったり,シンプル過ぎたり,その所為で時に冗長,回りくどかったりする事もあるかもしれない,この作品も実は台詞は点描的,輿水脚本の論理を紡ぐ長台詞とはまったく違う.でもそんな事はお構いなし,骨太で重厚,ヒューモアの王道といえる展開の前では些末事,言葉は的確に配置され,見終わった後のカタストロフ,感銘の度合いは極めて大きい.人間への眼差しの奥行きを蘇らせてくれるだけではなく,その「深淵」を覗き込むその姿勢,ダイナミズムを蘇らせてくれる.結果平準化されない’個人’が屹立する.
この前後篇作品は10年来,時間潰しかと見紛うような脚本ら(ニーチェならネット平均化社会・減点主義の畜群道徳と呼ぶだろう)から惹き起こされた自分の中で溜まるに溜まった鬱積を吹き飛ばしてしまった.
現状,輿水さんを除いて,徳永脚本こそは’相棒-その可能性の中心’,と言えるかもしれない.
ベテランの徳永さんらしい前後編でしたし、大きな不満点は特にありませんでした。むしろ良い点のほうが圧倒的に多かったです。ただ不満に思ったことが一つ。「檻の中」でも書かせていただいたのですが、逆五芒星事件への繋げ方がいささか唐突過ぎるのではないかと思いました。冠城さんは「南井の事を」教えてくれ(だったと思うのですが…間違えてたらすみません)って言ってるのに、何で右京さんは急に逆五芒星事件の事を話し始めたのでしょうか?まさか南井=逆五芒星事件が成立する筈ないし。これまで全く無関係だった事件を話に出すためには脚本上そうせざるをえなかったんだな、というのがわかってしまって、ちょっと白けてしまいました。細かいことですみません…
それ以外の内容は概ね良かったです。2人の対立も良かったし、冠城さんの警察官としての正義というか、矜持が垣間見えて、とても見応えがありました。というか、最低13人って死にすぎでしょ…
歴史の長い相棒でもみたことがないような衝撃的で頭から離れないラスト15分はいまだに何度も何度も繰り返し視聴しています。
南井十として見せた伊武雅刀さんの老いが原因であると哀愁をかんじさせてくれる繊細な演技、渋さ、迫力、圧倒的な存在感すべてが偉大で水谷豊さんとの屋上での演技合戦は凄まじい化学反応がおきていてシーズン18屈指の名場面となったんじゃないでしょうか?
そしてさらなる不安をかんじさせられるラストもベテランの人たちの技量をこちらに伝わってこさせる。
認知症だったのも飛び降りたのも本当だけど年齢や体力的に無理はあるかもだが死んではいない。わたしはこう思っているひとりです。
SEASON18では確かに良かったと思える話だ。しかし、
これだと相手の心を操って殺人をおこなわせていた理由としては唐突すぎるんじゃ?
私的制裁として犯罪者に犯罪者を殺害させて、そして殺害を実行した側も自殺し、南井自身にたどり着くことはない。
重度の認知症でロンドンで相棒を襲ったセバスチャンロイロットを殺害したことがきっかけだとしても、刑事の顔と犯罪者の顔が交互に現れて、ここまでまどろっこしいことを自覚もなくとんでもない行動力があるとしたって都合的に上手く運ぶとは思えない。というか無理だろう。
私的制裁をすることが正義なのだと思ったのなら一人ででもできるだろうにあえて他人の心をダークウェブや心身掌握で操っていたのが何故なのか正直説明がつかない。
それが犯罪者に自らの死という罰を下すための近道とも思えず。
認知症であることがホントかウソかまではわからない。けど不完全燃焼だ。絶対にまだ何か裏がある。
そして言われてみて認識したことだがシャーロックホームズで認知症だったのはモリアーティではなくホームズだった。
ほかの人が言うように最後の崖はライヘンバッハの滝を意識しているのだろうが本来はホームズとモリアーティが共に落ちるのにたいしてこちらは南井ひとり。
南井は立場的に認知症のホームズと悪党のモリアーティ。一体どちらなのか?
まあほぼ百パーセント再登場させるつもりなのだろう。
水に落下ははっきりいって生存フラグでしかない。
ダークナイトに匹敵するトラウマ5
”自分の犯行を自分で捜査してました”とか”連続殺人犯は認知症でした”とか、
普通ならズッコケてしまいそうな反則技をくり出しながら、
これほどまでに重厚かつサスペンスフルに仕上げた脚本・演出がお見事。
俳優陣の演技も素晴らしい。
光が強ければ、影が濃くなる。
「ダークナイト」の甲斐峯秋説にも通じるものがある。
★★★★☆
モヤモヤは残らせているものの初期の回に負けない良作。
次々と失くなっていく一般人の方々に右京さんと冠城のピンチ。
そして十五分間のラストシーン。
やはり展開にメリハリがあると何度観ても飽きることはない。
アッパレ!
よく見ると誤字が·····。
失礼しました。
南井がテ○朝の屋上から見下ろすのと、右京さんが崖から下を見下ろす姿がそっくりなんだよなぁ。なんか暗示しているような気もする。(監督がただ単に狙っただけかも。。。。)
見返すと南井シリーズはやっぱオモロい。徳永さんの脚本も中身があいいし、伊武さんの演技はそれを超えるもの素晴らしい。さすが名優。
今度のシリーズでも南井が登場することを密かに期待している。(笑)
杉下右京の個性: 10/10
冠城亘の個性: 10/10
その他キャラ: 10/10
小ネタ: 8/10
題材: 9/10
セリフ: 9/10
構成・テンポ: 9/10
カット・撮影: 9/10
音楽の使い方: 9/10
ストーリー: 8/10
総合: 91/100
わざわざ2部構成にしたのに、最後はボケ老人で終わるなんて。
テーマの1つとして事件化するのは良いけど、南井の事件の結末としては、期待外れ。
せっかくここまで南井の事件シリーズとしての一貫性を感じない。
無理やり終わらせたかっただけじゃないのかな。