脚本:山本むつみ 監督:権野元
ゲスト:西田尚美 朝倉あき 松尾諭
郊外の空地で両手の親指が切断された女性の絞殺体が発見された。犯行の手口から捜査一課は、これまで2人を殺害している“指切り男”が、2年ぶりに現れたと警戒を強める。その後、遺体の喉の奥に“バロックパール”と呼ばれるいびつな形の真珠が発見され、右京(水谷豊)は不審に思う。そんな中、亘(反町隆史)は弁護士の連城建彦(松尾諭)から突然、「会いたがっている人がいる」との連絡を受ける。
Season18 第17話 「いびつな真珠の女」
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遠峰小夜子が不気味な存在感を放っていた。協力者がまだいる、というのが恐ろしい。
今回は純粋に面白かったですね。遠峰小夜子は南井とはまた違ったスリリングさのある悪役ですが、今回は前回よりも更に底知れぬ恐ろしさが感じられたと思います。
今回は遠峰の悪意が明確に特命係(というよりも冠城)へ向けられ、敵に回す恐ろしさが存分に描かれました。
また、今まで相棒に登場した劇場型犯罪者たちはみな右京の頭脳へ挑戦するような展開が多かったのですが(朝倉や閣下、南井などは再登場したときもまず右京に接触しようとしています)、今回に限ってはあえて右京を避け、右京の相棒から崩していくという形になっていたのも興味深いです。
先週予想した通り、今回では解決しなかったので来シーズンにまた対決の機会があるでしょう。
しかし遠峰の協力者という新たな存在が示唆されましたが、そのときのカットに連城弁護士が映されていました。本当に彼が協力者なのでしょうか?
彼は登場回数こそ多いですが、どのような思惑を持った人物なのか地味に謎なんですよね。
あと個人的によかった部分は、角田課長に「あんたの相棒か?」と聞かれたとき、右京が「冠城くんですか?」と即座に返したところですね。
一応「相棒」扱いされるとこまではきたんだな、と。
面白いですね~やっぱり。
でもまだ遠峰小夜子さんとの決着はつかないので、次seasonに持ち越されましたね。
新崎芽依さんもパン屋を続けるみたいだから、居酒屋の女将にはならないみたいだし。
遠峰さんとの決着が終わればまた、亘ちゃんと再会しそうな感じがしますね、って前回は相貌失認を治すって言ってた気がしますが、まだ治ってなかったんだ。
あと、連城弁護士はやはりチョイ役でしたね。
それ以外に遠峰さんの協力者って誰なんだろうか?
あと、捜一コンビが失敗する度に、中園さんは毛が抜けるんですね。
お気の毒様ですが、笑えましたよ。
今回は5点ですね。
来週はヒロコママが出っぱなし?
児玉脚本に期待していいのかな?
ヒロコママの店が第2の花の里になれば良いのにね。
楽しみです。
今回は、すごく楽しく見ることができました。とくに16シーズンで出演してくれたブラックパールの西田尚美さんの遠山小夜子さん、新崎芽衣さんの朝倉あきさんの2人がダブル出演してくれたのが、一番よかった。でも1番大爆笑したのが、捜査一課の2人がよりによって刑事部長からの大激怒を受けたところが、一番びっくりしました‼️おそらく逮捕しようとした被疑者が自ら系動脈を切り自殺で怒られたと思う。でも、それは被害者の指切りの犯行には、あまりにも冷酷かつ残酷であることは、間違いないと思う。次回はヒロコママさんが出演するので、楽しみ。
楽しくて一時間があっという間でした。
ほとんどの方が予測はしていたと思いますが、第3章のエピソードが早くも待ち遠しいです。
劇中で明確に示してなかったと思いますが、連城弁護士は遠峰小夜子の担当弁護士になってるような感じでしたね。
相変わらず、人を食ったような遠峰小夜子のイラつかせる言動もなかなか憎らしくてよかったです。
残念だったのは新崎芽依ちゃんこと朝倉あきさんの出演場面が少なかったこと。
まだ正体が掴めない遠峰小夜子の協力者の存在があるために冠城と芽依ちゃんが会えないとは切なすぎる!
ラストの挿入カットは連城弁護士がそれっぽい匂わせ方してましたね。
このエピソードから新崎芽依ちゃんが「あおびょうたん」もしくは「花の里」というのは無いのが、少なくとも確定したように思います。
安定の刑事部長と参事官も笑えました。
それにしても、毎度文句は言いながら青木はリサーチ能力は優秀。
次回、ヒロコママと右京のやりとりが予告編だけでも笑えました。そこに冠城とどういう絡み方するのか楽しみです。
久々の山本さん担当回。メイちゃんが死に、また冠城くんが悲恋を経験するのではと終始ドキドキしながら観てました。最後は切なかったけど、メイちゃんの笑顔を見れて良かった……
S16の「目撃しない女」を見返してみましたが、当然ながら、遠峰は映っていませんでした。S17「ブラックパールの女」で遠峰を冠城くんたちに引き合わしたのは蓮城でしたね。蓮城がグルっぽい描写もされていましたが、この伏線はどうなるのでしょうか? ただ、誰がグルであったにしても、一連の事件はただ単に遠峰が自分の力を試したかったがためだけに行われたという、何とも身も蓋もない結末になりそうな気がするのですが、この伏線はこれほど引き延ばす価値があるのでしょうか? それなら、亀山くん-亀子のほのぼの生活を、冠城くんとメイちゃんで観てみたい気がします。
それにしても、これで山本さんは、副総監とブラパ女、メイちゃんの3つの伏線を負うこととなりましたね。製作サイドには、これらすべてちゃんと回収する算段があるのでしょうか。投げっぱなしはあんまりです。
南井以降でやっと、久しぶりに見たい相棒が、帰ってきた!という感じ。今どきのさわやかなだけのドラマじゃないのが相棒の一番の魅力だ。
南井が終わってしまい、ガックリしていた。が、この女もなかなか。右京に挑戦する、牢屋の女。牢屋の中にも、操られている人間がいるのだろう。右京をまだまだ奔走、翻弄させてほしい。すごく魅力ある、とんでもない悪人だ。が、その割に人の心をつき、振り向かせる手が見えにくく、荒いような気がする。惜しい。もっと巧妙に一瞬で人のひだを見ぬき、入り込む瞬間をみせつける犯罪者であってほしい。この脚本家はすごくなると思う。あ、勿論、来期も徳永さんにも、ぜひまた新しく話を書いてほしい。
遠峰小夜子のキャラはどうしても◯村英生と◯ャーロックで長谷川京子がやっていた役を連想させる。更にさかのぼるなら◯る大捜査線の小泉今日子、そのルーツのレクター博士。そう思うともっと強烈なインパクトでもいいような気がする。ただ安易なイカれた奴とかサイコパス風な演出演技をしていないのは好感が持てる。
黒幕は蓮城弁護士で遠峰小夜子もまた蓮城に操られていたというオチだと面白いな。
相貌失認を治すとかいうコメントがあったが、相貌失認は脳の機能障害だから基本的には治せない。日常生活に支障をきたさないための訓練はできる。PTSD等による後天的な障害なら治せるが芽依は子供の頃から人の顔を覚えられなかったとのことなので先天的なのだろうと思う。
サイコパスとかエキセントリックな犯人の回は、個人的に苦手です。自殺した奴にしても、黒真珠の女にしても、胸糞悪い人間たちだった。それに気のせいか冠城までなよなよになってしまった気がしたのだが、黒真珠の女に操られてあそこまで骨抜きになるのか。気持ち悪い。雑誌に暗号が隠されているのは想像はできたが、何だかいかにも推理小説のようなトリックだった。で、最後に弁護士の薄気味悪い笑いが出てくるわけで、これはおもしろくなるなと思わせるような演出だったのも、いかにもって感じで興ざめした。なーんか作りすぎな気がするんだけど。今回は2点。こういうのは私は苦手。
なかなか見ごたえあって面白かったです。予告の段階では、”相貌認識”と”相貌失認”がどうストーリーに絡んでくるのかとても興味深く楽しみでしたけど、蓋を開けてみると、そこまで重要なキーワードではなかった感じでしたね。もちろん、真犯人が冷凍庫の点検員になりすまして、芽依さんを拉致、監禁するという展開は、被害者が相貌失認症である芽依さんだからこそ成り立つ展開でしたけど。遠峰小夜子と新崎芽依さんの接点が、シーズン16「目撃しない女」のキッチンカー火災事件の際にたまたま見掛けたという事ですが、なんか両者をストーリーに取り込む為に、無理矢理とって付けた感があります。もう少しこの辺りに一捻あればなぁって思いましたが、まぁ通常の一時間枠ですから、そこまで細かい設定は必要無いのかなと自分自身納得しました。芽依さんを巻き込んで冠城さんを引っ張ってくるなど、拘置所内に拘束されながらも自分の思うように周りを遠隔操作している遠峰小夜子は、相変わらず、不気味でクレバーな感じがしましたね。連城弁護士の立ち位置が気になります。次回の遠峰回では連城弁護士が重要なキーパーソンになるのかな。長文失礼しました。
後天的相貌失認は治せるとうっかり断言してしまったがそれはメンタルな要因によるもの。外傷的なもの、脳溢血の後遺症とか、は完治は難しい。ごめん。
クールで、スマートな冠城君が
獄中女性に洗脳されちゃうのね。
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
もう一人の協力者って、
やっぱ、弁護士さんなのかしら?
彼は天下の大秀才、
じゃなくて、天才!
決して、洗脳なんてされず、
自分の意志で協力している、
と思いたいけど、実態は?
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
おしまい
想像していたよりは普通でしたが、とても丁寧なストーリー展開で面白かったです。(城西冷機の出し方などもとても自然だった)
西田尚美さんも悪女ぶりを放つ演技がレベルアップしてて、遠峰小夜子というキャラが今後もとんでもない驚異になるだろうという説得力が増していたように感じます。
今度、対面するときはさらなる大事件が起こりそうな感じもしますね。
記事関連ということで風間楓子も顔を出してくることになるかも?
連城弁護士という人物は単なる特命係の協力者なのか、それともまたやっかいな人物の一人なのかさらに謎が深まりました。
遠峰小夜子が口にしていた「人の顔がわからないことと一度見た顔をいつまでも忘れられないことどちらのほうが不幸だと思います?」というセリフも気になっていて、実は後者のほうが疲れはてる人生になるのでは?と何となく思います。
朝倉あきさん演じる新崎芽依さんも重要人物となって再登場するのでしょうか?
できればそうであってほしいですね。
とにもかくにも続編の内容が早くも気になってしまうエピソードでした。
来週は久々のヒロコママゲストでサブタイトルは「薔薇と髭との間に」。
ところでヒロコママが経営するゲイバーの店名は確か「薔薇と髭と」でしたよね?
ここから見てもかなりの重要キャラとしての再登場になるのでしょうか?楽しみです。
山本むつみさん担当で楽しみにしてました。
期待通り、面白くて大変見ごたえのあるお話でした。
ゾクッとくる怖さが絶妙です。
最後の「もう会わない」って流れがとても切なくて…。
ただの個人的な意見で批判とかじゃないけど。
西田尚美さん嫌いじゃないですが、遠峰小夜子の役はどうかな…。
役作りに不足を感じてるというか、演じきれてない印象。
遠峰小夜子の役は木村多江さんでも雰囲気出せたね。
みなさん絶賛でびっくりした…
ごめんなさい、さほど面白くもなんともなかった。
前回の遠峰の時も今回も、遠峰という人物像に見ていて嫌な気分はあったけど、話的にはちっとも響いてこなくて(最近そういうの多くて、また相棒見るの断念しそう)そもそもこの山本さんの話が好きじゃないのかもしれませんが、最近、伏線を蒔くだけ撒いてる印象で、密度や濃さを感じません。実のない話や登場人物でシリーズを長引かせないでほしいと思いました。歴代の相棒話が恋しいです。
西田さんの芝居を昨年観たこともあってか、ああ、芝居が巧いなと感じました。
あの、嫌な感じがたまらないです。それと連動はしていないのだろうけど、
切ない二人の別れというのも、またよかったです。
この毒婦の話がどう決着するのか、楽しみです。
遠峰小夜子の言動や雑誌などから監禁場所に辿り着くという展開は非常に面白かったです。遠峰小夜子がまた再登場するのを今から楽しみにしています。冠城亘がキッチンカーの新崎芽依に会えない状態なのは残念ですが、いずれ再会してほしいですね。遠峰小夜子の協力者の話が出た直後に連城が映ったのはミスリードでしょうか。どちらにせよ面白く見れました。それと参事官の髪の話は笑えましたよ。さて来週はヒロコママの登場ですか。前回彼女(彼)が登場した時はまだ私は相棒を見ていない時期でしたので、相棒の歴史の長さを感じます。
またしても亘の警察官としての未熟さが露わになったこの回、考えたくないですが、今期はないと思いたいですが、反町さんの相棒の卒業も近いのかと考えさせられてしまいました・・・。
そう考えさせられる中で笑えたシーンとあれ?と思ったシーンを幾つか。
(笑えたシーン)
・当の本人はそんなつもりはないが、芽依にストーカーチックなメールを送った亘(あくまでストレートに会いたいと言っただけだが、当の亘本人もあれ?と思ったことを右京に相談したら呆れられた)
・西川瑞さん演じるダイニングバー「木曜島」店長・平川典明に捜一コンビの前で自殺されたあとの中園参事官の毛に関する自虐
(あれ?と思ったシーン)
・小夜子の鼻歌で歌っていた「きらきら星」が何気に聴いててイラッとしたのは気のせいか(これが事件解決の糸口にも繫がったが)?
・全体的に芽依の出番が少ないのはちょっと・・・。
・平川が切断した指を冷凍保存してるシーンは流石にリアルを求めすぎでは?
・(解決編で)亘さん、ちゃんと公園の駐車場の区画内に車を停めましょうね。他の車はちゃんとまっすぐ区画内に停めてますよ(それを注意しない右京さんも右京さんですよ)
・どなたかが言ってましたが、「目撃しない女(16-9)」で芽依のキッチンカーが爆発したシーンの前後に無理矢理小夜子を入れてる感が感じられた点
・このシーン
右京「(東京拘置所で亘の車と亘を見つけるなり、亘の車の窓をノックし、)やはり、ここでしたか。(中略)遠峰さんに口止めされたのでしょう、僕に話して彼女が何も教えてくれなくなることをキミは恐れている、しかし、それに従っている時点でキミは操られてるのですよ?」
(車のエンジンをかける亘、亘の行く手を阻む右京)
右京「彼女はキミに芽依さんを探すという目的を与え、見つけ出すためのヒントを出したのでしょう、(中略)洗脳の手口です、冠城くん、目を覚ませ・・・!」
このシーンによって亘は理性を取り戻したはいいものの、どうやって右京は亘の居所を突き止めたかが明確にされなかったのはイマイチ腑に落ちないですね。
あまり長文になると申し訳ないのでこの2点を挙げて終わりにしますが、芽依の相貌失認が解決編ではあるが、本編でも活かした点はまあいいにしても、連城弁護士が最初と最後にしか出てきてないのは前回と同じなのはいただけませんね、ただ最後のシーンで次のシーズン(?)ではキーパーソンとして出てきますよと思わせる雰囲気を出してたので、期待していいかと思います。
本作と直接関係はありませんが、新崎芽依さんは、パンの移動販売の仕事を持っている事から、「花の里」の女将になる事は無さそうですね。正直なところ、Season18が始まる前、贈答品会社のCMで朝倉あき(新崎芽依)さんの和服姿を拝見した事があり、少し期待したところがありましたが。
遠峰小夜子さんの特命係(特に冠城さん)への、したたかな戦法が印象に残る作品でした。終盤、右京さんが遠峰さんに話した仮説。予言や暗示でなく、事前に芽依さんに目をつけ、今回の猟奇事件の標的にしようと考えていた可能性がある。芽依さん監禁後は、冠城さんを混乱させる。やはり塀の中にいても恐ろしい人物なのですね。
芽依さんを監禁場所から救出後、冠城さんと芽依さんが逢う機会は、先延ばしになってしまった所が、残念でありません。
小ネタ的には、久しぶりに内村刑事部長の『バカモノ!』が聞けた事。芽依さんの監禁場所付近に冷蔵庫があり、その延長コードを辿ると監禁場所に至るのがお粗末に感じました。
再コメント失礼します。改めて観直すと西田尚美さんのキャスティングも説得力がないように感じ、そこまで面白くありませんでした。悪女には見えない意外性を狙っているのでしょうけどやはりどこか微妙に感じる。木村多江さんや深津絵里さんのほうがまだしっくりきたかもしれません。脚本の山本むつみさんはこういった作風には不慣れのようにも感じました。
私も正直山本さんは悪女ものは不慣れなのかなと感じています。
前回はまだ得体の知れない悪女感があってよかったのですが、今回は一回丸々使って、予告・あらすじから想像できる「小夜子が冠城を誘惑、芽衣誘拐して特命係を翻弄。特命係が芽衣を救出」程度の内容に終始、何ら小夜子の内面は掘り下げられず(自身の相貌認識能力に何か思うところがあるらしいことだけはわかったが)。冠城惑わす小夜子の話術も、数多の男を狂わせる程巧みなものとは思えず、冠城が惑わされるのもなんか強引で、展開上の都合としか思えない。特に魅力も無い暗号をこねくり回して引き伸ばす暇があったら、小夜子が冠城の内面を侵していくマインドコントロールをじっくり魅せるか、「倫敦からの刺客」みたいに小夜子のバックグラウンドに踏み込んで欲しかった。
結果、内容の無い中継ぎ回としか思えず。
社会派・人情ものでは非常に高い構成力を持つ方なだけに、この構成の下手さはどうした?という感じでした。
また、演出も、キラキラ星などで不気味な印象を与えようとしているみたいですが、どこか突き抜け切れていないせいか、小夜子にはそこまで恐怖・大物感を感じず。橋本監督辺りの思い切りエキセントリックな演出の方がハマったのではないでしょうか。
(今後もし小夜子に別の顔が出てくるとしても、中継ぎである今回はもっともっと邪悪に演出しないと、南井シリーズのようなどんでん返し効果は狙えないし)
山本さんの徹底した取材に基づく社会問題への真摯な姿勢や、一方を悪に断罪せずどんな人物であっても功罪両面を丁寧に描く手法、説得力ある一貫した人間像などは好きですし、本当に尊敬しています。矛盾なくよくまとまった高水準な作品が多いですし。
ただ、これらの特徴は悪く言えば優等生的。今作における小夜子の描写の物足りなさから、悪女・サイコパスものは櫻井さん・岩下さん・山本さんといった丁寧だが優等生的な本を書く人よりも、輿水さんや真野さんの様な、粗や矛盾はあっても強烈な個性・独自の美学を台詞に投影してくれる(歪な情の世界を描くのに長けている)人の方がやはり向いているのかなと感じました。
(砂本さんが作ったウィンパティオシリーズを櫻井さんが引き継いだときも、これはこれでいいんだけどなんか物足りないと感じましたし)
ただ、良くも悪くもこれは中継ぎ回。今後の決着編を見ないとなんとも言えないですし、だからこそ、こちらの浅はかな批判・不満を吹き飛ばしてくれるような素晴らしい決着編をぜひ‼︎期待しています。
最初は何となく面白く感じていたが、うっすらとストーリーといったストーリーが実はないことに気づく。
朝倉あきさんの扱いがひどすぎやしないか?顔を覚えられない相貌失認であり、特命係と絆を育んでいる貴重な設定で困っている人のために頑張る姿が可愛らしく魅力的で特別なキャラなのに敬意を感じられない。
なんなら遠峰さんと対面してもらって
これで再登場しなかったら本当にひどい使い捨てかただと思う。とりあえず中身があまりないただの後味悪い話はダメ。
ごめんなさい。途中で文章がきれちゃったので続きを。
遠峰さんと彼女を対面させたほうがストーリーに深みが出てまだ面白いひとつの作品になったんじゃないの?ってことを言いたかったんです。
心の強そうな彼女を悲劇のヒロインとして描いちゃダメでしょ?めっちゃ好きな人物だからせめてまた再登場させてください。山本むつみさん。
上のお三方が仰られていることがこの話のすべてだと思います。別番組で申し訳ないのですが、3月に終了した科捜研の女でも櫻井さんが悪女モノをやっていました(鶴田真由さんがメインゲストの話です。ちなみにFile6の「愛される悪魔」、File33の「ニューヨークから来た悪魔」の二本あるので、気になる方はテラサなどで見てみてください、ただし個人的にはあんな話より岩下さんの感動脚本や戸田山さんの前後編スペシャルの方が100倍面白いです)。しかし、メインテーマになっていたマリコVS後妻業の女の掛け合い、そもそも鶴田真由さんの役が魅力的とは思えず、お世辞にも面白いとは言い難い内容でした。
今回もそれと同じ系だったのではないか、と皆さんの感想を見て思いました。やはり遠峰小夜子のキャラに魅力がない。南井が右京寄りにいたので小夜子は冠城さん寄りにしているのだと思うのですが、南井と右京さんはドラマで泣いたことがない僕でもウルッときてしまったのに、小夜子と冠城さんの関係性にはあまり魅力を感じることができません。また南井は「相棒のラスボスか!?」というくらいの邪悪・大物のオーラを見せていたのに、小夜子は「檻の中」(あえて表現)で単に人を動かしてやろうという小物的な魂胆しか、バカな僕には感じ取れませんでした。多少は拘置所内という制約があるとしても、もう少し冠城さんとの掛け合いを深く描いていれば…と思ってしまいます。
「指切り男」の事件がほぼ絡んでこなかったのも不満点。最初のcm明けからは「芽依さんを探せゲーム」が話の主軸におかれていたのですが、初見時は急にフーダニットから芽依さん探しに話がスイッチしてついていけませんでした。折角相棒ではあまり取り扱わない猟奇殺人をやっていたのだから、もう少し見せてほしかった。
縦軸回は浅倉や南井という前例があるからこそこの遠峰回にも期待していたのですが、残念ながらその二つに匹敵する出来であったとは言えないです。良く言って南井の焼き直し、悪く言えばただの二番煎じだったと言わざるを得ません。
長くなってすみませんでした。
余談なんですが、実は芽依さんは小夜子の娘だった、とかないですかね?そうすると、小夜子の相貌認識能力と芽依さんの相貌失認にも何らかの繋がりがあるかもしれないし、今回わざわざ芽依さんを出してきた意味も分かるし。そして芽依さんの父は同じくものすごい記憶力を持つ連城弁護士…まさかね。
けっこう楽しめました。
事件の構造が複雑なので、1時間ではやや慌ただしい感じがしましたが、しかたない。
言い換えれば、テンポが良いってことでもあるので、まあ良しとします。
ただ楽しみのためだけに人を操り、人を陥れようとする遠峰小夜子。
こういうのが敵として一番厄介なのかもしれないなぁ。
なかなか良いキャラだと思います。
冠城と芽依。互いを思いやりつつも切ないエンディング。
こういうのいいね。
★★★★☆
冠城亘と新崎芽依の物語がこれで完全に終わってしまったことになるかもしれないと思うと悲しい
杉下右京の個性: 9/10
冠城亘の個性: 9/10
その他キャラ: 8/10
小ネタ: 8/10
題材: 7/10
セリフ: 7/10
構成・テンポ: 8/10
カット・撮影: 7/10
音楽の使い方: 8/10
ストーリー: 7/10
総合: 78/100
新崎芽依も遠峰小夜子も出さずに冠城卒業なのに、なぜこの回が再放送されている?
しかも冠城がマリアを庇っていたS16のサクラの方は再放送しないのとんちんかんすぎる。最終回でマリア出てくるはずなのに。
放送しない理由は大方予想はつきますが、轢き逃げ太郎みたいな三流犯罪者俳優に配慮しているなんて作品としてみっともない。
最終回でマリアを出すのにサクラは再放送しない、新崎芽依も遠峰小夜子もおそらく出てこないのに再放送している愚かさが相棒シリーズの堕落を象徴している。
今となっては、冠城亘は警察退職したから、新崎芽依と一緒になれるんじゃないのかな、それを回収してほしかった。
遠峰小夜子は相棒に敵対だから今後も利用価値があるけど、
新崎芽依のようなのは完結した上で、冠城亘の相棒を終了してほしかった。
相棒は、回収されないままのものが多いけど、最終シリーズまでに回収するのかな。