脚本:徳永富彦 監督:橋本一
ゲスト:伊武雅刀 池内万作 ニコラス・ぺタス
元スコットランドヤードの警部で右京(水谷豊)のイギリス時代の相棒・南井(伊武雅刀)。右京は、南井が歪んだ正義感から、更正不能と見なした犯罪者を死に追いやっているとの疑いを持つが、決定的な証拠をあげられず、1年前の来日時にはイギリスへの帰国を許したのだった。その南井が、ロンドンで再び不穏な動きを見せていた。
Season17 第17話 「倫敦からの刺客」
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まさか、今シーズンの最終回は南井との直接対決!?
これはもう今までの話とは別物、冠城期に入ってからでもぶっちぎりのスリルショックサスペンスでした。
相棒始まって以来の巨悪が誕生したと言えるでしょう。
結局今回も決着はつかなかったわけですが、これほどのキャラクターを2~3回で終わらせてしまうのはもったいないので今後も定期的に登場させてほしいですね。
もらい子殺しという実際にあった犯罪をベースに、断片的ながら南井のルーツが垣間見えてくる構成は圧巻の一言。このクオリティが保てるなら徳永氏は今後もメインライターで十分やっていけるでしょう。
来週はさっちゃんのシリアス回ですか。
ここへきてトラブルに巻き込まれる回数がまた増えてきた感じがします。
なんというか、みんな鈴木杏樹を使いたいんだろうな、と(笑)
S.K さんへ
レギュラークラスのキャラ以外の再登場はそれぞれそのキャラクターを生み出した脚本家が担当した場合のみという暗黙の了解があるようなので微妙なとこでしょう。おそらく最終回は輿水氏の脚本でしょうし。
でも確かに見たいですよね、2時間ガッツリ南井と対決する最終回を!
えっ、結局は今回でも右京さんと南井さんは決着がつかなかったですね。
決着どころか南井さんは来日すらしていないし、今回は右京さんへの宣戦布告的なまた、挑戦状的な話でしょうかね。
次には来日されるみたいなので、絶対にケリをつけて欲しいところですね。
どうやら右京さんの最大の敵にもなりそうな予感がします。
ちなみに今回も犯人が立入さんだろうとは感づいていましたよ、僕は。
今回は普通ですかね、4点にします。
来週は太田作品の「漂流少年~月本幸子の覚悟」、
幸子さん、また何かをやらかしそうで心配です。
太田さん風の幸子回、楽しみです。
話がほとんど前に進んでいないし、前回の続編的な位置付けの話としては食い足りない。
16シーズンの倫敦の客人のシリーズで出演していた、伊武さんを演じる南井さんの演技力は偉大なる彼の刑事としての元相棒の存在があったと言えるのは、右京さんのことをよく見てきた良き相棒だったと私はそう思う。連続無差別殺人の犯人は死んだけど、本当の犯人があのガイドさんだったのは、1番びっくりしました‼️次回は幸子さんの過去が明らかになるストーリーが楽しみです。
概ねの展開は予想通りなのに面白くて、最後まで楽しく見ることができました。
TV情報誌や公式などに掲載された粗筋から、今回はロンドンに居る南井との決着はつかないのは想像つきましたし、外国人観光客はミスリードで本ボシは池内さんも多くの皆さんは予想通りではなかったかと思います。
今回は南井の過去が垣間見えたという部分が注目のポイントでしたね。
本当に南井との対決で最終回スペシャルとかでもいいぐらいです。
多分、輿水さんで全然違う話だとおもいますけど。
実際に世の中にまだ存在する多くの未解決な事件の犯人たちは池内さんが演じた犯人のように何食わね顔で日常の中に紛れ込んでるかと思うとゾッとします。
次回は幸子さんメイン回で太田さんとは楽しみです。
Endymionさんへ
鶴田忍さんがシーズン3で演じられたのは警視庁の地域部長です。
階級的には内村刑事部長と同じで、各所轄の警察署の交番は各警察署の地域課が担当部署になりますが、そこのトップなので、ああいう事になったんですね。
余談長くてすいません。
今週もまた早速お風呂上がりにでも見直ししたいぐらいに面白い作品でした。
最終回は輿水さんだと思いますが、ラス前は誰なんでしょうね?
真野さん、年明けから書いてないからそろそろなのか、今期まだのどなたかになるのか?
ケイゾクのようにドキドキハラハラ。これもまた相棒の魅力なのでしょうか、何だかちょっと意外な楽しさも味わえました。
3人目の犠牲者がなかなか興味深い人物だったから、その生い立ちを辿る展開にも自然と没頭。ただ、それにしてもやたら深く掘り下げるな…と思っていたら、まさかこんなところに宿敵のルーツが潜んでいたとは。
さておきホテルの排水トラブルを調べて帰ってきた右京さん。シリーズの今後に大きく関わる濃密な重要回だからこそ、淡白に流さざるを得なかったかも知れませんが、それがかえって効果的な演出だったかと。静かに怒りを抑える冠城君が、いつになく頼もしいお兄さんのように思えました。
こんな時、歴代相棒なら一体どんなリアクションを見せてくれたのでしょう…そんな余韻まで楽しめる素敵な一時でした。
待ってましたの南井編第二弾。
期待通りの面白さでした。
やはり南井は、モリアーティですね。
相棒全体の最後の敵になりそうです。わくわく。
3件目(スフ毛布校長)被害関係者の扱いが妙に丁寧だと思ったら、最後の最後に
犯人の琴線に触れる形で、更にもう1階層上でも回収されていく脚本、脱帽しました。
頭禿げ上がりそう。
初期の大物キャラクター朝倉ばりの(うがった方向で)信念骨太さを彷彿とさせる
南井十はもはや貴重な右京さんのアンチテーゼ。
連続殺人事件、叙述トリック、サブ・メインそれぞれの因縁関係、別件犯罪、
1時間のうちにこれだけ盛り込んであわあわしてない筋書きのスマートさ、
頭後半追いつかなくなったので(終わってからようやく頭の中整理できました)、
そこからは天才設定の右京さんの世界をただひたすら堪能することに徹して
悦に入る方針転換してました(笑)。
毎回これだとハイレベルが過ぎますが、たまにこういうおいてかれるくらい
ガツーンとしたお話、…すごくいいです。
たぶん、今回みたいなのは風景とか人物情景とかにもっと時間かけて立派な
2時間ドラマに仕立て上げちゃえるんでしょうけど、最短最小エネルギーで
まとめ上げても成り立つ世界、になるのが相棒のすごさなんでしょうね…。
連続殺人+偽装殺人+実行犯自決で計5件はいくらなんでも詰め込み過ぎかと。
おかげで花の里への電話や皮膚片の話等後出しホイホイ、1課の皆さんの活躍もなく残念。
立入氏のシャツの胸ポケットにとてもわかりやすく重要な写真が納まっているべき蓋然性があるのなら、制限ある中でよく書いた脚本かと思います。
南井が本編にあまり関わってこなかった(出てこなかった)のが肩透かしを食らった感がありましたが、それでも今後特命係(特に右京さん)にとって脅威になるだけの存在感はありました。
今回の事件に関しては警察以外ではほぼモラン?(ペタスさん)と立入しか映っていなかったことから、犯人の見当は何となくつきました。気になるのはモランがホテルにいない間に立入はどうやって青酸をコップに塗りに部屋に入ることが出来たのだろう?モランが施錠もせずに出て行ったのだとしたら麻薬の運び屋としては不用心過ぎる気がします。
一回見て突っ込むのはこれぐらいで他の感想としては殺された3人目の被害者にはもらい子やらスフ毛布が無いと落ち着かないという暗い過去があった他南井とも関係があるとは想像を超えたシナリオだったと思いました。
今の世の中には流石にもらい子殺人こそは無くても虐待で苦しんでる子どもは少なくないしあってはならない大きな問題となっているから、そこも考えさせられるなぁと思いました。親から大切に育てられないと今回の犯人のように人が死んでもなんとも思わなくなるという人(全ての人がそうではありませんが)が出てしまうというのも怖い話です。
南井とは今回でも決着はつきませんでしたが今後が楽しみです。
それにしてもダークウェブから偽装発信まで怖いなぁ…
面白かったです!
途中までの雰囲気も良かったんですが、もらい子殺人の過去が南井に繋がっていくくだりが、まさに朝倉の母殺しの告白を観た時のような”犯人の深層に連れていかれるゾクゾク感”がありました。
そこにしっかり尺を使ってくれて、バランスのいい仕上がりになったと思います。
金井脚本や根本脚本について”ネタに頼って詰め込み過ぎ”と感想を書いてきましたが、南井のキャラクターを生かした今回のストーリーなら、犯人当ては誰でも分かるこのくらいシンプルなモノでいいわけです。
犯人当てはジャブ、その後の南井の過去話こそがとどめのストレートなわけですから(同じ構造のエピソードなら、大河内監察官の例の話がありますよね)。
このストーリーはどんなプロット(構成)でまとめるべきか、その”本質直観”がしっかりできてこそプロの仕事だと思います。
ホントに徳永さんは上手くなったなあ…
なんか肩透かしだったけど、伊武さんは、こんな風に出し惜しみしながら、長く続けるキャラなんだろうな。・・・と思うことにしよう。
なんかイギリスロケで2人のロンドン時代のエピソードがあってもいのに。ノベライズ本には碇 卯人さんのオリジナルで「右京さんのイギリス(スコットランド)の休日」的な話がいくつか出て来るけど・・、今回の同じ脚本家で新年SPかなんかで、ロケ行って、何が、どう、あったか、しっかり描いてほしい。
あれ?下宿屋のおばさんの話(なり続ける電話)は本編だたっけ?ノベライズ版たったっけ??
伊武さんが出てくる回は、ドラマと分かっていても緊張感があって良いですね。ですから今回はそれが全てです。ー 花の里って、食べログに載ってるんですね?
サスペンス!って感じで面白かったです。
池内万作さんの演技がもう本当にすごすぎて…1時間では物足りないくらい。もっと見たかった。
前もここに書いた気がしますが俳優を魅せる内容の相棒は本当に面白いなぁって。
右京さんの静かな怒り、俳優さんの名演技、堪能させていただきました。
次は…個人的に幸子さんそんなに好きじゃないし。
とりあえず女児かいたいけな老婆か高校生くらいの少年か神戸を出すしか脳のない大田愛の脚本か…んでまた少年出すのかwスルー安定だけど…『けなげな女児少年老婆神戸with相棒』以外は書けないのかなこの人…。
とくめーさん!
此方は沢山の人が見てるんですよ!
見苦しい、誹謗中傷は止めましょう!
前から思ってました!
え?
私も、基本的には、この世界は、自分と自分以外の2種類と捉えていますが・・・。
(ちなみにコインロッカー生まれではないし、親もおりますが・・・。)
自分的にはこの辺りがショックだったりして。
こんなもんかなあと思って見ていました。お書きになった方もいらっしゃいますが、あれはモリアーティですね。
今シーズン、はじめが輿水さんにしては、ちょっと方向違いか、評価しづらく、その後も初めての脚本家さんは試行錯誤の感、常連さんは手堅い良い作品が並ぶ(→例外、元日は、、もう言わない)。でもどれも可もなく不可もなくといった印象でしたが、ここに来て重厚な作品を徳永さん書いてくれました。ただ前編の「客人」は金井脚本の前ストーリー100%の女と違って、余り高評価を自分は与えてなかった。
右京を出し抜いた、または手こずらせた相手と言えば、小暮ひとみ、片山雛子、篠宮ゆかり、富田寿子、小菅彬、若林昌文のバックの4人、昔の譜久村聖太郎、等がぱっと思いつきますがどちらかといえば女性に多く、篠宮、片山を除けば、ワンエピソードで完結。
シーズン17にして、ようやくホームズの宿敵モリアーティならぬ、右京の宿敵誕生なりますか?(ちなみにモリアーティは英国人ではなくフランスの数学者の設定)
ポーの引用もありきたりなモルグ街じゃなく、黒猫を上手く組み込まれていて良き。
徳永脚本では、時に犯罪者や被害者が作られてしまう狂気すれすれのプロセスを垣間見せてくれる、カナリア然り、フェイク然り、2045然り、少年A然り。。
ちなみに、ニーチェの善悪の彼岸は、彼の作品の中では名前負けの感がある作品。
相棒はネット時代のファッションとしての哲学もどきじゃなく、フィロソフィー=「知を愛する」事を本来の意味で実践しているような方に訴えかける作品であってほしいと思う。
みなさん、お気づきでしょうが、南井の本名が「カガミサトル」なら
やはり右京さんの相棒は「カ」始まりの「ル」終わりなんですね。
こだわりを感じました!
真犯人はわかっているのに捕まえられない。
実行犯は自殺。
どこまでもグレーで、やるせない感じ。
これが相棒の世界、これぞ相棒という作品でした。
次回。
予告で幸子さんの洋服姿が見られるとき=トラブルに巻き込まれるってわかっているので、暴走しないで修了することを祈ります。
面白かったです。見応えありました。
此方を観る前までは、この事件は、今回で決着すると私は思ってました。
再度、南井さんの登場、右京さんとの対決が観れるという事は、楽しみです。
(伊武雅刀さん、好きな俳優さんなので…)
南井さん自身の幼少期の暗い体験が、ずーっと尾を引いてて、このような歪んだ正義感を持つようになってしまったんだろうか!
同情する部分もあるけど、やはり悪は悪…
ですよね。
拙い感想、失礼しました。
南井十さんの読み方、勉強になりました。
池内万作さんはシーズン10-1<贖罪>の冒頭に~
神戸尊に恨みを持って自殺した城戸充役で出ていましたよね。
今回の❝同じゲスト・監督・脚本の作品を検索❞では検索不可
ウイキを見ますと、父は伊丹十三、母は宮本信子、
祖父は伊丹万作、大江健三郎は叔父、とあります。
一つ疑問が、倫敦から刺客~来日の際、税関は大量のコカイン
を見逃したんですかね。 体内に飲み込んで?
あんな大量のコカインを。程度問題ですが余りにも大量すぎて。
優秀な日本の税関をすり抜けられたんですかね?
池内さんが伊丹十三の息子だったとは。これこそが衝撃の事実。いや、驚きました。本編ですが、南井という男は、杉下右京の最終対決者になるのでしょうか。そのあたりを考えながら観ていました。
心が動いたのでなかなかの良作ということで。それにしても、今シリーズはどう終わるのか?
冠城は特命に残るのか?そのあたりが気になる今日この頃です。
すみません、6つ上の匿名投稿、少し寝ぼけながら書いてしまい、削除したいのですが、できなさそうです、一応自分です。
右京の宿敵は元相棒からしか生まれないという事でしょうか。
重要な役で役者さんを使いまわすのはちょっと…。城戸さん、死んだはずでは。
Season16の時にも思いましたが、伊武正刀さん、演技は上手なのですが、
英語の発音が…。撮影の時、指導してあげる人はいないのでしょうか。
右京さんの【僕はあなたを絶対に許さない】が気になるのですが・・・
もしやカイト君をそそのかしたのは南井ってこと?
一回目試聴では少し肩透かしでしたが、もう一度見返すととても面白かった。
やはり今回も決着は着かなかったんですねー。
それでも前回の「倫敦からの客人」と同じく全体に流れる雰囲気が凄くよくて緊張感もあり、最後まで集中して試聴できました。
それにしても「更正の見込みがない犯罪者を自殺させる」というのが南井の真の目的だったとは。やはり単純なキャラではありませんでしたか。
立入「この世界は自分と自分以外の二種類」と捉え、(自分以外)の人間は冷静に殺害することができた。
「それでもね。必要なんですよ。僕みたいな人間には。」
「友人ができたんだ。唯一無二のね。」
「杉下右京という名前を聞くたびに殺したくなった。」
「僕らのような人間にとって死は救済なんだ!」
また印象的なセリフがいくつかありました。
そしてまたもや立入も青酸カプセルで自殺してしまった。
それでも南井十の正体は「鏡見悟(かがみさとる)」で何か暗い過去を抱えている。ということを特命係の二人が知ったところで終幕。
次には完全に決着がつくのか?つくとしたらどう終わらせるのか?目が離せないですね。
気になったポイント 何気に初めてチェス対決している右京さんと課長
悪い出来事の前兆としてティーカップにヒビが入る
ターゲットにされているかもしれない右京さんをとても心配していた冠城くん
久しぶりに聞いた右京さんの英語
コカインを体内に入れて運ぶ(とても懐かしい手法)
伊丹「ほーお二人でご出勤。一緒に住まれているんでしょうか?」 なにげにすごい発言だな
黒猫
青木「公平かつ客観的に考えると神目線でしょうかね。」
鏡見悟の幼少期の写真 もしかして本物の伊武さんの昔の写真だろうか?
なんとなく面影があるような気がする。
あの昔の写真!脚本家は「007/スペクター」の影響を受けているに違いない、きっと。
序盤から何やら緊張感に覆われたヒリヒリムードで
始まる一編。それもその筈、前回有耶無耶のままロ
ンドンに逃げ去られた、伊武雅刀演ずる南井モリア
ーティ教授との決着戦なのだから、そりゃコーヒー
カップにだってヒビぐらいは入ろうというもの。
面白かった。今シーズン中では「ボディ」「バクハ
ン」の次ぐらいの満足度。実は本作、録画だけして
おいてずーっと観れてなくて、やっと3月末の昨晩
に視聴できた。つまり、あの金井寛氏による最終回
スペシャルを観て、暫く経ってからの視聴である。
つくづく本作を最後に観れて良かったと胸を撫で下
ろした次第。無駄もヘンテコな描写も一切ない緊迫
感溢れる展開で、池内万作氏しか疑わしい人物がい
ねーじゃねえか! ^^; というのも序盤辺りから薄々
分かってしまうのだけど、それでも尚、いかにして
犯人像を炙り出して焦点を合致させるか、いかにし
て自白せざるを得ない局面まで追い込んでいくか、
というところが丁寧且つ明快に描かれ、またしても
トカゲのシッポ切りの如くに、真犯人の自殺で南井
との糸は断ち切られるものの、納得のラスト。決着
とはならなかったけど、右京と南井なら、もう少し
ぐらいはやり合ってもいいのではないか、とも思っ
てしまった。楽しみは長〜く、という感じで。
いずれにしても、徳永富彦氏はどなたかとは違って
作家としての階段を順調に登っておられるようで、
頼もしい限り。今後ますますのご活躍を期待して、
「倫敦からの刺客」には、やはり満点の☆5つを献
上致します。…頼みますからプロデューサー様。相
棒の未来を託すライターを呉々もお間違いのなきよ
う、どうぞ宜しくお願い致しますヨ! ^^;
だからサブタイトルのロンドンぐらいカタカナで書いて視聴者目線で対応しやがれ!!!と言いたくなりますが、それをふっとばすぐらいの、ロンドンからの客人以上ののめり込み方がすさまじいぐらいの話の展開ですよね。
伊武雅刀さん演じる南井十(って名前じゃないけど)が直接水谷さんと共演はしなかったし、対決こそしなかったものの、令和初のロンドンからの〇〇は一体どのような話になるのか、前回は深澤嵐さん演じる西田真人に警視庁の便所で毒を飲んで死なれ、今回は池内万作さん演じる立入章に右京と対決する前に遅効性のある毒を飲まれて死なれてしまったけど(しかも教会で)、次はそれを右京は食い止められるか、この2人の対決からは目が離せませんね。
ただ、ニコラス・ペタスさん演じるジャック・モランは何しに出てきたんだと、目くらましのためだけに出てきたのならちょっと気の毒すぎるというか何というか・・・。
善悪の彼岸を見てから「客人」とこの回を再視聴してみたのですが、「客人」では南井は右京さんに敬語だったのに、こちらと善悪の彼岸ではタメ口になっていたんですね。「客人」とこの回の間で南井の病は進行していたのかなと思うと、徳永さんの先を見据える眼にちょっと感動しました。
事件については、まあ予想の範囲内ではあった気がします。他の二作に比べるとやや冗長だった感も否めませんが、それでもseason17後期で数少ない当たり回だったように感じました。
なるほど。「倫敦からの客人」から約一年経過したこちらで敬語からため口へと変化しているってことは少なくともこの時点であの展開にするのは確定していたっぽいですね。
また南井十の過去や右京さんがいっしょにロンドンでいたときに何がおこっていたのかなどすべてにおいて細かーく張り巡らされている伏線がすごい。
定番な展開ながらも手に汗握るひとつの事件としての一部始終にも飽きることなく見いれる。
しかし善悪の彼岸では影が薄かったアイテムで推理ドラマの隠し味として便利そうなダークウェブとやらはまた出てくるのでしょうか
あの外国人ではなくガイドが怪しいってのは、ほとんどの人が予想できるだろうし、
黒幕が南井だということもみんなが承知している中で、
しっかりとサスペンスフルなストーリーに仕上げているのが素晴らしい!
”兄弟”というワードから右京を連想させたり、
ヤクの密輸入者という設定にして、思わせぶりな行動をとらせるなど、仕掛けが上手い。
傘を持ってたのがガイドだけっていう、細かいことを指摘するのも右京らしくていい。
結局、南井には手が届かなかったし、
”兄弟ってそっちかー”みたいな肩透かしをくらわせつつ、
新たに、南井の出自の秘密らしきものまで提示してくるとは。
最後に自殺されてしまったけど、遅効性の毒を飲まれちゃ防ぎようがないわな。
★★★★☆
卒業回前ということで幸子さんが花の里の女将として活躍するシーンもきちんと挟まれていたのがよかった。
それとなく伏線も出しつつ、サスペンス要素と出演者の存在感で最後までひきつけ、一本の作品としてもきちんとまとめているのはさすが相棒に長く関わってきた徳永さんの力量が大いに貢献していると言ったところか。
教会での立入章と特命係が見せた会話劇はまさに相棒ワールドそのもの。
ちなみに「倫敦」という当て字も個人的には好きだよ。
杉下右京の個性: 10/10
冠城亘の個性: 10/10
その他キャラ: 10/10
小ネタ: 9/10
題材: 9/10
セリフ: 10/10
構成・テンポ: 9/10
カット・撮影: 9/10
音楽の使い方: 9/10
ストーリー: 9/10
総合: 94/100