脚本:古沢良太 監督:和泉聖治
ゲスト:岸惠子 国広富之
大学時代の恩師・悦子に呼ばれ、彼女の山荘へとやってきた右京。
借金取りに追われ離れの小屋にかくまっていた榊が自殺したため、その身元を調べて欲しいと悦子から依頼されたからだ。
しかし、右京は榊の死因は自殺ではなく他殺ではないかと言い始める。
遺体を発見したとき小屋は密室状態だったのでそんなことはあり得ないという悦子に、自らの推理を語り始める右京。
本当に殺されたのか? ならばその犯人は誰なのか!?
脚本:古沢良太 監督:和泉聖治
ゲスト:岸惠子 国広富之
大学時代の恩師・悦子に呼ばれ、彼女の山荘へとやってきた右京。
借金取りに追われ離れの小屋にかくまっていた榊が自殺したため、その身元を調べて欲しいと悦子から依頼されたからだ。
しかし、右京は榊の死因は自殺ではなく他殺ではないかと言い始める。
遺体を発見したとき小屋は密室状態だったのでそんなことはあり得ないという悦子に、自らの推理を語り始める右京。
本当に殺されたのか? ならばその犯人は誰なのか!?
細かいことを言いましたが、当サイトへのコメントは大歓迎です。初めての方もお気軽にお書込みください。
花の里での一件の翌日 伊丹巡査部長、特命係の一室にてコーヒー片手にDS中(任天堂DS)、刻は午前9時を回る頃、角田課長が現れる
角 田:暇か?
伊 丹:暇じゃね~よ!
角 田:お前さんも警部殿に呼ばれたのか?ってオイ勝手に人のコーヒー飲むなよ!
伊 丹:あんたのコーヒーってわけじゃね~だろ!
角 田:オレんだよ!亀がオレのために置いてってくれたんだから・・・
伊 丹:あっそ~ですか!そりゃすみませんでした!
角 田:・・・
ちょうどそこへ杉下右京、鑑識の米沢巡査部長を引き連れ特命へ
右 京:おはようございます。
伊 丹:あっ、おはようございます右京さん。
米 沢:右京さん?
角 田:右京さんて、何で?
右 京:みなさんお揃いで、ちょうどいい、皆さんにも紹介しておきましょう。亀山君の後任の伊丹君です。亀山君同様よろしくお願いしますね。伊丹君、こちらは組織犯罪対策課の角田課長、こちらは鑑識の米沢さんです。お2人とも我々の力になってくれる方々です。もちろん非公式ですが。
伊 丹:伊丹です。(いつになく謙虚に)よろしくお願いします。
角 田:あ~
米 沢:わかりました、杉下警部の部下とあればこちらこそ。
そろそろ特命係の伊丹刑事登場だと思うので、そのときの様子を丸く治めててみました。
>青いカナリア さん
紅茶の説明(ただいま放送中)よりも面白い!
新相棒は、まさか・・・。
最近の中では見応えはありましたが、昼間の再放送の方がやっばり面白かった。何度も見てるのに…。亀チャンがいることで画面がパッと明るくなって、救いがあるんですな。
で、相棒、芹ッチで取り敢えずの間は良いのでは? あくまで取り敢えずってことで。
これを≪相棒≫として観なければ、最高に面白かったです。最近のへんに捻ったシナリオとは違い、意外性を持たせながらも、描き方が丁寧で好感が持てました。
悦子という人物像とその人生を掘り下げていけば、こうした感情の流れになり、こうした行動になるだろうと納得もできましたし。これで、榊が本当に単なるワルだったという結論だったなら、底の浅い作品になってしまったことでしょう。 最後に、悦子がさらりと言いましたよね。なぜ右京に知らせたのかという理由を。これが圧巻! 女なら、みんな分かると思いますが、男の人には分からないものなのかな?
冒頭に殺人事件を持ってきてみたり
前回放送のネコさんのコメントにあるように
いよいよもって「コロンボ」になってきましたねぇ
見応えも面白さも充分にあるんですが
亀ちゃんの居ない寂しさが残ります
特にモンカフェのCMが(笑
シンプルながら余韻の残る非常に素晴らしい出来だったと思います。
もちろん亀山君がいない寂しさはありますが、
今回は「右京さんだけ」という状況がかえって雰囲気に合致していたのでは。
今までとは違う趣の展開でこれはこれでよかったと思います。登場人物は実質3人、+エキストラ2人、こんな少ない人数で1時間のストーリーが出来上がってしまうとはすばらしい。
青いカナリアさんの脚本、今週もなかなかすばらしい!ツボを抑えていますね。特命係のイタミンが角田課長や米沢さんと上手くやれるようにあらかじめ手配りするあたり、右京さんもなかなかです。来週は芹沢君が右京さんと行動を共にするようなのでイタミン登場はまたまたお預けか?
前にも書いたとおり、シナリオやムードは良いと思います。話の密度や演技はこの日本のドラマでも、行くところまで行っているんじゃないかと思います。
でも、相棒ファンとして感じるのは、
前提に、薫ちゃんとの明るくて動的な「相棒」が今も続いていて、番外編としての作品なら、今回は、もっともっとポイントは高かったといいうこと。
タイトルは忘れましたが、冒頭「薔薇と髭と」?というバーで、薫ちゃんを軸に、ヒロコママともう一人の従業員さん(こういう人をなんと言うか知らないので)との3人でテンポ良く、軽妙?なシーンで始まる話。殺人なんて理由を付けたって暗い話なんだけれど、見ている私たちが、ホッと安心してお気楽に楽しめるシーン。
薫ちゃんを欠いてから、そういうのが無い。または、相当に足りない。んじゃないですか?
そして そういう役目を右京さんにさせては欲しくない。
Chimoneka さんと同じく私も
薫ちゃんが辞めたことがよい方にはたらいて欲しいとは思いますが、
(人気番組からその中心人物をあえて外した意味がないので)
違うところは
薫ちゃん以上に右京さんに影響を与える人物が今後も出て来ないなら
「相棒」というタイトルの意味は無い、とも思うのです。
今回のドラマのような質の良い「枝葉的」番外編(または外伝編)を
より際立たせるためにも 何より
「相棒」のタイトルに相応しい「根幹的」相棒正統派路線編を充実させて欲しい。
薫ちゃんを外してもなお、「相棒」というタイトルを掲げている意味について
ファンを納得させうる作品を一刻も早く放送してください。
たまに薫ちゃん外伝編を放送しても可。
皆さん、相棒に対する様々な思いがあるのですね。個人的には前向きにシーズン8.9.10.11・・・と長く続いて欲しいと思っています。この枠のドラマでははぐれ刑事は20年近く続いたし、はみ刑事も10年以上やってましたからね。相棒にもできると思います。後ろを振り返っても仕方ないので、とりあえず特命係のイタミンにがんばってもらって、オフシーズンはどなたかも言っておられた番外編として2ヶ月に1回くらい「相棒VSハミ刑事」とか「相棒VS科捜研の女」とかやってほぼ1年中相棒が見られるようにして欲しいです。
はじめまして、naoと申します。
薫ちゃん卒業後の相棒の淋しさにネットをウロウロしていまして、こちらのサイトの皆さんの意見を見て毎回共感しております。
今回の作品さすが岸恵子さんと感嘆いたしました。
でもやっぱり物足りないですよね。
薫ちゃん卒業後、プッと笑える場面があまりに無くストレスがたまっています。
寺脇さんの昨日のアカデミー賞でのコメントも逆に淋しかったぁ。
頑張って一歩前に進んだ寺脇さんには申し訳ありませんが、もう一度帰ってきて
もらえないでしょうかねぇ・・・。
亀山君がいなくなって寂しいですよねぇ・・・。
松本P曰く、「亀山が居なくなったらつまらないのか?」を試してみたかったんだとか。
気持ちは何となく分かります・・・。
ゴーオンジャーの最終回では亀山”軍平”くんが特”犯”係の”左”京さんのもとに帰ってきたそうですし・・・。
きっと本当の最終回では帰ってきますよ!
それまで続いてもらうには、私たちファンが根気よく見守っていくことが大事なのでしょうね。
今シーズンでの最終回でもきっと何かが起こる・・・そんな予感がしますのです。
始めまして、雅と申します。
いつまでたっても新しい相棒が決まらないようなので調べていたらこのサイトに
たどり着き・・こんなにいいサイト何で今まで見つけられなかったのか・・。
自分は本格的に見出したのがシーズン5と遅いので毎週TUTAYAで借りて見てから
ここで復習?しています。(いまだシーズン2-7ですが・・)
自分はなおさんと同じく「相棒」としてじゃなければすごく良かったと思います。
みなさんの仰る通り、岸さんの演技も素晴らしくて内容もすごく濃かったですが、
ただ、榊は最初の奥さんの方はホントに殺しちゃってますよね?あそこはもう
ちょっとどうにかならなかったのかなぁとは思いました。
亀山君は・・出てほしい!と思うのはもちろんですが、寺脇さん御本人が脱・亀山薫
ということを目標にしているのであらば、無理をしてまで出てもそれは「今までの
相棒」とは違うのかな・・とも思います。(もちろん寺脇さんが自信を持って
帰ってきてくるのであればそれほど嬉しいことはありませんけどね)
新相棒は伊丹さんの線が強いんですか?何分無知なもので・・個人的には芹沢君を
押したいです、理由は小説で読んだだけですが4-3の「黒衣の花嫁」の芹沢君が
なんとなく好きだからです(笑
新参者のくせに長文失礼いたしました。
これからもちょこちょこ出てくると思いますがよろしくお願いします
私の個人的見解では
伊丹刑事が特命係に移動させられるような失態を演じてしまった時には
潔く警視庁を去るのではないかと考えています。
それよりも
男、伊丹には内村刑事部長をぶん殴って辞表を叩きつけるっていうような派手なことをやってほしいです。
亀山元刑事と伊丹刑事の確執の原因は数々の失態を重ねながらその地位に恋々とする亀山元刑事の態度に伊丹刑事は潔しとしなかったのではないかと思っております。
Pre Seasonからの≪相棒≫を順番に観ている毎日です。副題にって出ているのを見ると、何かぐっと胸にくるものがあります。
これはやはり右京さんと亀山君の物語なんだと改めて感じます。根幹なんですよね。枝葉はともかく、根幹だけは絶対に変えてはいけなかったのだということに、製作者の方々はまだ気づいていらっしゃらないのでしようか。どんなに素晴らしい俳優さんが出演していても、いかに見事な演技であっても、≪相棒≫というドラマに於いては、ゲストでしかないのです。そしてまた、真の相棒とは、代わりがきくものでもないと考えます。右京さんの相棒は亀山君ただ1人。それは未来永劫変わらないし、変わるべきではありません。単なるコンビとは訳が違うのですから。こんな意見が大勢を占めて、大きなウエーブになったら、亀ちゃん、帰って来るかも・・・・なんて。
副題にって出ている・・・と書いたつもりでした。抜けてました。すみません。
何度も失礼しました。警視庁ふたりだけの特命係 です。
前回はあんまりパッとしなかったですが今回は見ごたえがあった。
エンディングのエスコートの場面は台詞や車の音が音楽とシンクロして
心地よかった。
しかし相棒なのに今回は完全に右京さんの個人プレーでしたな^^;
でもこういう考え方もありますね、
今まで杉下&亀山でずーっとやってきて、皆も右京さんがどんな人なのか良く
知っているのだけど、だからこそ、相棒の居ない今
杉下右京をとことん細部までズームアップして改めて彼の人間性をみせよう
という試みなんだと。
また何からの形でタイトル通りの「相棒」に戻るんでしょう。
亀山の退職については賛否両論ですが僕は否定的ではないです。
ただ、元々リアリティのある面(社会問題等)とそうで無い面(名探偵コナンのように度々事件に遭遇する等)がはっきりしていたので
退職に至るまでの筋の通し方にはリアリティがありすぎて逆に違和感を覚えましたね。(人気番組なのにそこまで壮大なシナリオを作ってまで退職に繋げなくても良い
ではないかと。)
これはS7のインタビュー記事とかでプロデューサーか誰かが言ってたように
亀山演じる寺脇さん自身に関わる事があるからでしょう。
確かに『相棒』では役者として素晴らしい実績を出してきて、
これからもずっと相棒で・・・というのも勿論アリですけど
寺脇さん自身の人生や役者としての可能性として考えると、もっと羽ばたいて欲しい。残念ですが制作者の決断もシナリオの違和感も納得がいきます。
ただ、亀山の(チョイ役としての出演余地すら残さない)「海外へ」という
話の持って行きかたは、殉職であれば当然今後の出演はあり得ない一方で
いずれ亀山が何らかの形で戻ってこれるような余地を残しているとも取れますね。
fanさんの穏やかなメッセージを読み、亀山君のいない寂しさにピリピリしていた心の炎症が、少し和らぎました。ありがとうございました。
役者のとしての飛躍、と言うのは、当たり役がある俳優さんほど難しいものだと思います。つまり、その役のイメージが強すぎて、別の役を演じてもなんかしっくり来ない、そこから脱皮できない、と言う辛さです。そこを超えられれば、多分役者として一皮も二皮も剥けるのかもしれませんね。釣りバカ日誌の主演二人は、アレだけ強烈な当たり役を何年も続けながら、ちゃんと別の役も私たちに違和感なく提供してくれている。寺脇さんにはそういう俳優さんになっていただきたい。だから、薫という彼が演じ作り出したすばらしいキャラクターを続けつつ、一方でまったく別の役も演じ分けられるような俳優さん。私は寺脇さんのファンなので、彼の姿が見られない相棒はやっぱり ”クリープを入れないコーヒーなんて”的感じになってしまうのです。
冒頭の殺人の場面、胸をかきむしられるような、バイオリンの音色。ファンファレーと共に、主役の登場。重く垂れ込めた空の色。フランス語にハーブティーの講義。うっとりするような一時間でした。
薫ちゃんショックで影が薄いけど、これ意外に秀逸な作品ですよね。
最近の再放送されてたのを録画して先ほど観ました。
「警部・杉下右京」で、「相棒」ではないです。
古畑の初回の中森明菜の回みたいで、登場人物が役5名・・・。
クラッシック音楽には疎い僕には、やたらと耳障りでしかなかったです。
岸さんと水谷さんって昔、「赤い激流」で共演されてたんですね。
調べてわかりました。僕の知らないドラマです。
岸さんフランス在住って事で作風もそれらしく作らせたのでしょうが、僕には、合わなかったです。ごめんなさい。
本作は、後発のSeason10「晩夏」、Season12「最後の淑女」と同様に、大御所クラスの女優を起用し、文学作品のような脚色にまとめられた所がいいですね。また、Season13「鮎川教授最後の授業」と同様に、右京さんの恩師を題材にした作品でもあります。後発の布石となる先品とも考えられます。
序盤での悦子先生宅の捜査、無造作に捨てられたハーブティーに気づく所、中身はもちろんラベルまで徹底して分析する細かさ、さらに、悦子先生にさりげなく紅茶又はハーブティーを要求する所に感心するばかりです。
年齢の離れた男女の恋愛とそれに躊躇と疑念を持つ年上女性の行動が、本作の出来事の背景にありましたが、榊さんは当初こそ、悦子先生の殺害を企んでいましたが、日々の暮らし中で、悦子先生の優しさに触れ、それが真の愛情に変わりました。それを裏付けるのが、あの捨てられたハーブティーの効能(美肌)だったのですね。悦子先生は、人を愛する事の大切さが、榊さんが亡くなってからこの事に気づいたのが残念です。
シンプルながら、とても印象に残るエピソード。
岸恵子さんと国広富之さんもこれ以上ないハマリ役です。
気になったポイントとしては
・右京さんの学生時代が語られるのはとても貴重。
・「遺骨を廃品回収って訳にはいかないでしょう?」
右京さんを「かわいい子♪」と言ったり
先生 最強
・得意なフランス語をしゃべる岸恵子さんの姿もとても印象的。
・クラシック音楽も雰囲気にとてもピッタリでスピード感のある編集
・あのような身体的コンプレックスで真剣な恋愛が今まで一度も出来なかったというのはベタすぎるような気もしますが
・「ストーリーを都合よく運ぶために人物像を歪めてはいけないの」とても印象に残る深いセリフです。
・後悔して涙を流す悦子先生の姿は心にくるものがあった
・飲み続けていたハーブティーはカモミール、ローズマリー、セージ、マリーゴールドのブレンド。
それには「美肌効果」があった。
ただ恋人のことを本気で想って作っていた愛の結晶のようなもの。
自分が愛した女性を殺人者にしないために証拠を消し去る榊(ジュリアン)
悦子先生(キャテリーヌ)が右京さんを呼んだ理由は「良心の呵責」でも「罪悪感」からでもなく
「誰か一人でもいいから自分がこんなにも愛されたことを知ってほしかった」というのは見事です。
まさにフランス文学のようなストーリー。
「男女の愛に関してはやっぱり落第♪」
単位をもらえず落ち込んだ様子の右京さんも面白かったです。
この脚本も、右京さん単独の事件ならではの、文学性を感じる作品でしたね。
①人間臭さ☆☆☆☆★
私もあまりないですけど、愛について、なかなか文学的なお話です。
②右京さんの説教☆☆★★★
ごくオーソドックスなことをおっしゃっていたので。
敢えて右京さんが説教するまでもなく知的な女性ですので・・・。
③社会風刺、題材☆☆★★★
特に社会風刺とした題材・テーマではありませんでした。
「愛は人を変える」
・公明正大な、コンプレックスを抱える美しい女性が、愛に溺れる
・羊の面を被った悪魔、が愛に目覚めて生まれ変わった(?)
④愛嬌、その他☆☆☆☆★
・学生時代の右京さんを知る教授ならではのエピソード
・男女の愛については「落第」
これも含めて、相棒ではいい作品ばかり書いていた古沢さんが
今ではコンフィデンスマンみたいな寒いノリのものを作っていることが残念でならない。