脚本:金井寛 監督:池澤辰也
ゲスト:新妻聖子 西田健
組対五課の応援に駆り出された右京と、見学ということで同行した亘は、現場の廃工場で、小さな子供が描いたと思われる母親の似顔絵を見つける。
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うーん、今回も特に良くもなく、悪くもなく普通という評価でしょうか。
長年のファンの方々なら、倉庫の管理人が右京たちを案内した時点で怪しいのに気がつくし、登場人物が少ない話なので、大体の展開は読めたと思います。
シーズン13以降は櫻井さん、戸田山さん、古沢さんが不参加なのでパンチに欠けるというか物足りなく感じる回が多いと思います。
ひなたちゃんが元気にお友達と外で遊べるようになるラストは無理でも、何かしらのセリフでフォローも欲しかったです。
元日スペシャルの真野さんに期待です!
こんばんは。
年内最後の放送の今回、
金井氏脚本では最も優れた作品だと感心しました。
内容は面白く楽しめましたが、少し苛立つところもありました。
いくら家族の生活の為とは言えども、親が犯罪をすると子供に迷惑がかかるのは当たり前の事!
今回、父親とその友人がした虚偽誘拐事件で娘のひなたちゃんがどれだけ心を痛めたか、考えるとやるせない気持ちになりました。
母親を心配するあまり、大好きな友達の誘いを断りまた秘密を守ろうとする健気さ、泣けました。
また伝説の「イカ」回から3度目の登場の西田健さん、迫力満点の演技力に感服しました。
やはり彼なりに娘夫婦の家庭の事を心配していた一人のおじいちゃんだったんですね。
素晴らしかったです。
秘密を持って守ろうとする以上は、本当に家族は幸せにはなれないと諭す右京さんの言葉、おじいちゃんの心に響いた事でしょうね。
あとは小ネタとして、
・課長の出番は最初に撃たれた時だけ
・参事官のドアップ怒り、笑えた
・幸子さんと芹沢君、二人とも冠城さんの変な声のマネしてた
・冠城さんのコーヒーの「右京注ぎ入れ」、いい加減に止めて欲しい(しかも右京さんとツーショットは)
・久しぶりの冠城さんの運転シーンが見れたのは良い
・ひなたちゃんが飼っている柴犬、かわいらしい!
・今回は五課、一課、特命係とそれぞれ見せ場があって良い
・冠城さんもそれなりに頑張っていた(臆病者には笑えた)
ぐらいかな?
次回はいよいよ元旦スペシャル!
今年の元旦スペシャル同様に真野勝成さんの脚本、本多篤人親子や三浦さん、カイトパパや雛子嬢も出てくるので非常に面白そう!
楽しみですね。
いや、良かったです。
僕的には先週のが…だっただけに、今回は凝った内容でとても楽しく見ることができました。
でもその嬉しさも元日スペシャルの予告のインパクトに吹っ飛ばされました(笑)
もう元日が楽しみすぎて死んでしまいそうです。
なんとかしてください、テレ朝さん!
正直に言うとおもしろいです。家族を大切にすることは良いことだと思っています。
家族を守るにはいろいろな方法がある。虐待、暴力、暴行をしないで平和でいること。私が思うことはあの社長の怒りと最後の刑事部長に怒られた捜一の2人。どちらが怒ると怖いか?私はあの刑事部長が怖いと思います。皆様はどうですか?
金井寛さんがこれを書いたと言うのがまずちょっとビックリ。すごく面白かったです。イタミンとセリの登場も沢山あったし、満足です。
相棒がつまらない、という人がいますけど、それは過去の相棒に比べると、というだけのことなんじゃないでしょうか。相棒と言う既成概念に捉われず、飽くまで一作品として見れば、普通に面白いと思います。
元日スペシャル、また真野さんの脚本なんですね!本多篤人の再登場・・・予告を観ましたが、ゾクゾクしました。他とは一味もふた味も違う真野脚本、楽しみで仕方がありません。
今回は私も良かったと思います。家族の絆の大切さを金井流にきちんと描かれていたと思います。ただ1つだけ疑問があり、私が見逃したのか?冒頭で管理人に鍵を開けてもらわないと入れない廃工場なのに、どうやって拳銃所持犯が潜伏していたのだろうか?謎です。
家族モノとして良質で楽しめた!
夫は妻子を思うが故に妻子を意図せず傷付けてしまい娘は母親を護る為に頑張り妻は事実を知って悲しみ祖父は嫌いな娘婿を助けてでも全てを隠そうとしたという「家族」全員がマイナスな感情では無く家族の為に罪(?)を犯してしまったという点が上手い事出来てて素直に関心した。
あと冠城も初期の「無能を装う有能」というキャラが活かされていたのも嬉しかったです。
何より今回白眉だったのは捜査一課の使い方。
今までは「ちょっと活躍させときゃいっか」という酷い扱いだったのが今回は情報流出を絡めたサイドストーリーに展開させて視聴者に対するミスリードにして最後は部長に怒られるという事でオチをつけてるのがお見事!
優秀なんだけど運と勘と間が悪い捜査一課を上手に表して綺麗に纏めてたと思う。
事件も面白く二転三転してサイドストーリーも重厚だったから通常回2本分くらいの満足感がある。
金井脚本にありがちな異常なツッコミどころもなく全てが素直に腑に落ちた個人的に彼の話だと2番目くらいに面白かった。
「最期の告白」の時も感じたけど金井は右京を悪役のように書くのが上手いから犯人サイドに同情する形になるので上手い事ハマると本当に見応えがある。
今回も途中から「家族の問題と判明したんだからそれ以上の追求は可哀想だよ…」と思ってしまった。
社会派ドラマを名乗る事と右京の性質的に彼を悪役の如く書くのは必須ですがそれが可能なのは櫻井さんだけと思ってきたけどようやく脚本家の後進が育ってきてて嬉しい限り(まだ劣化版櫻井だけど
次回はついに元日SP!
予告やあらすじを観る限り本田篤人最終章という感じで面白そうなので期待値は高く持っているのでそのハードルを飛び越せるかどうかが個人的な評価の分かれ目になりそうです。
最初、すごく面白そうと思って、わくわくしたけどはっきり
いってしょうもないです。
警備会社の大物がでてきたから政治なんかにからんでるかな
と思ったのに、、、。
元日は本多篤人(^o^)ついに決着か?
船が舞台って!!!
社は出ないんですかね。
最近気づいたんですけど元日スペシャルのスケールがデカ過
ぎるから映画がショボなる…
勘違いでしょうか
以上です
年内最後の放送。
これは面白かったですよ。かなり。文句なし。西田健さんも良かったです。次回は元日スペシャル!待ってました。元日スペシャルの前は芸能人格付けチェック!これも楽しみ〜。
首都警備保障って、ダメダメですね。(笑)
神戸さんの時もおおごとで、今回もまた、、。
いくら天下り先でも、、、。
いや、天下り先だから余計?
ひなたちゃんの父親は、誘拐などせず義父親に、借金の申し出をしなかったのでしょうか。まだ学生だった頃の志乃さんと、出来ちゃった婚の上に甲斐性無しだった事で、義父(健作さん)に嫌われていた。
とはいえ、社長室に飾ってあった、ひなたちゃんが描いた祖父(健作さん)の似顔絵からも、義父(健作さん)は、神田家の事をずっと気にかけていたのだと思います。
エンディミオンさんもおっしゃっていますが、冠城さんのコーヒーの淹れ方、高い位置からお湯を注いでも、一か所に集中して注ぎ事になり、美味しいコーヒーにはなりません。第2話の時のように多めの豆に、時間をかけて抽出されると、コーヒーを美味しくいただけるのですが。
次作は元日スペシャル。三浦さんが久しぶりに登場しますので、楽しみにしております。
リアルタイムと、録画と2回観ました(^^)
初見では、拍手喝さい!
金井さんが力いっぱい描くSeason14、と言う感じで、色々嬉しかったです。
冠城が社長にかまをかけるなど、ちゃんと冠城らしかったし、
(冠城の壁ドンも手足が長くて映えましたね)、
捜査1課が本当に面白かった!!
「そんな、偽の容疑者要らないから・・」と思わせられるいつもと違って、
本当に捜査1課の追う秘書がエルドビアと繋がる人物なんじゃないかと思わせてもらえることが出来て、ドキドキ出来たです(^^)
(俳優さんは申し分なかったですが、でも、もうちょっと、この秘書&ひなたパパの見た目が大きく異なる配役は出来なかったのでしょうか、2人とも痩せ型眼鏡スーツ同年代、せめて髪や服の色を変えないと、ちょっと視聴者に親切じゃない気がして惜しい)
小ネタでは、幸子はまあ寒かったけどおかみとして客の物まねは可愛かったし、
芹沢が冠城の喋り方が伝染しているのはseason14ならではだなと微笑めたし、
参事官のお叱り中に右京が電話に出て、後で途中からまた叱り直してくれるという難しいボケ、さすがお上手で、大爆笑させて頂けて嬉しかったですね。
肝心の、犯人たちの家族像のほうは・・・。
初見ではスピード感に満足で良かったのですが、2回目はやっぱり、確かに、イラっとしますね。
いちばんよくわからないのが、ひなたママの本音。
てっきり、夫と共犯で、納得の上の監禁だと思ったら、なんと誘拐監禁は事実。
じゃあせめて、レイプとかご近所に噂されないように隠してたのかと思ったら、純粋に父親の会社のために黙ってただけなんですね。
社長令嬢で厳しく育ち、しんが強く、控えめで、年上の夫の言うことを聞いて貞淑に穏やかに暮らしてきたんでしょうけど、なんか出来過ぎで気持ち悪い。
「ひなたが誘拐されたの。あなた、すぐ帰ってきて」って、電話口であんなに上手に演技して言えます?わたしなら、演技出来ないし、縁起でもないし、言えない。
その口で満面の笑顔でひなたを迎えに行き、笑顔で親戚に預け、夫が真犯人だと知っても、まず責めるより、理由を尋ねる。
夫の誘拐教唆を夫のかわりに右京に謝り、右京からバドミントンが届いたらあの強い笑顔。なんか理想の女性像?すぎる。
自分(ひなたママ)が不動産屋に誘拐監禁3日もされたんでしょう?!
自分はうつ病とかならないのか。主犯の夫と離婚考えないのか。本当に育ちの良いお嬢様は、そこまでストレスに強いのか。その強さが悔しいし、うらやましいです。
とはいえ、イラっとはするけど、ストーリーは面白かったと思います。
誘拐事件の日付も絶妙だなと思います。
ひなたパパは、10月8日決行、お金が手に入りしだい妻を解放、そのあと土日と体育の日の連休で、ひなたの心には影響が少ないだろうと、もくろんだんでしょう。
でも妻の誕生日はどうでもいいのか。その程度の家族愛なんですよね。
そして実行犯の不動産屋社長。風船ガムもバカっぽくていい味出してるし、冠城の前ですぐ電気つけちゃう間抜けさ(これは相棒ファンへのサービスヒントかな)と、
連休前から連休にかけて、賃貸も購入も、不動産屋は一番忙しい時だろうに、犯行は10月8日でいいよと了承しちゃう。そんなだから経営もずさんで借金もかさむんだろうなと、キャラは立っていたと思います。
長くなりますが、もう一つ。
秘書が防犯カメラの映像を加工したのは、あれは、やり過ぎでは。
あれのおかげで、もう、隠せない犯罪になっちゃってますよね。
防犯カメラにクリスマスツリーが映りこんでいるなり、後出しジャンケンにならない工夫も欲しかったけど、
秘書が完全に犯罪者になってしまわなくても、このお話は成り立ったんじゃないかと。
そのほうが、右京がいかにも「ほじくり返さなくていい家庭の事情に突っ込んだ非常な人間」らしくて、分かりやすかったのかも知れないなと。
長文、失礼しました。ありがとうございます。
ヤバイ、面白すぎ。
多少設定に無理がありますが、これなら相棒も安心です。
今までにない感じがするのは、相棒が変わったからなのか、演出が変わったからなのか、いずれにしてもこの演出家の映画版が観てみたいと思いました。
またまたお邪魔します。
最初の銃撃戦のシーンも良かったです。右京さんよく、あの銃撃戦の中で弾の数、数えられたなぁ〜。犯人は確かに6発全て撃ってました。捜査一課の刑事さんの銃の音と犯人の銃の音、よく判断できたなぁ〜。私だったら判断できませんし、拳銃を向けられているのに右京さん堂々と「撃ち終えてますよ」と犯人の前に立つ。(ちゃんと数えてましたからね)。でも、間違えてたらやばかったですよ。
連投ですみません。ひなたちゃんのお母さんを演じた新妻聖子さんがお誕生日を聞かれたシーンで「10月8日」と言っていましたが、新妻さん本人も10月8日生まれです。以上です。
最近数シーズンの中でもワーストシナリオだと思いました。
何と言ってもリアルさのかけらもない筋書き。
妻を狂言誘拐して義父から身代金を騙し取り、
義父はそれを知っていながら隠蔽工作までして身代金を払ってやる。
策士策に溺れる、みたいなホンです。
また、相変わらず冠城は存在理由のないおちゃらけた助手のまま。
この人、化けるのかな。
最終回で急に犯罪者になったりしないだろうなあ。
元日スペシャルは、待ちに待った(?)ダブル金田一耕助の登場。
楽しみにしています。
ムリヤリ感満載のめちゃくちゃな内容だった。
存在感たっぷりの西田健さんの再々登場だっただけに残念でした。
ひなたちゃんと柴犬が可愛かったのが癒されました。
面白かったです。脇の捜1が最高でした。
リアルな世界でも、拉致監禁を警察に届けない事は、勿論あってはならぬ事ですが、昔は特に多かったのではないでしょうか。
正に許されない事ですが、被害者が女性の場合特に、婦女暴行の噂を怖れ、世間に隠し、泣き寝入りも。
警察に言えば命は無い、黙って金を出せば身柄は無事帰す、と言われて本当に通報出来なかったケースも存在する事でしょう。
ドラマの中では上記の事にプラス、被害者志乃の父が国家規模に関わる大手警備会社社長であった事が2重にネックとなり、通報しなかった事自体はむしろリアルであるとさえ感じます。通報しない事に賛同しているのではありません。
犯人隠避については別ですが、それ含め楽しめる内容でした。
中盤以降の反町さんの演技は集中できたが、序盤の軽い演技は集中できない。
多少軽いくらいならいいが、軽すぎはダメだ
そういえば、カイトの子供はどうしたんですか??
右京さんが恋愛への興味が希薄とはいえ、さすがに元相棒、特命に復帰させてくれた甲斐親子の情報があまりにないのがシーズン14で。。。
シーズン13を再放送を観ると、今どきな恋愛話などが多くありましたが、シーズン14はほぼないですね。
もっとも冠城には、法務省ならではの事件にからんでほしいですが!
このシリーズの再放送があったので見ました。あの西田健さんの登場が右京さんと亀ちゃんの相棒のとき以来でした。また登場したときはびっくりしました。たびたび失礼しました
season 14 再試聴中。 この話は普通で中の上。 オープニングでは冠城くんのように法務省キャリアの人をあんな危ない現場に連れてったりしていいの?とか匿名Sさんの言うように暴力団員が廃工場に入れた理由とか疑問もありましたが。前者は未だによくわかりませんが後者は割れた窓から入ったりしたのかな?と思いました。 右京さんの廃工場に絵が落ちていたのはなぜでしょうか?という質問をされたときひなたちゃんが母親のほうを見てから答えている細かな描写などはよかったですし、チラシ、カレンダーのシール、母親の誕生日での右京さんの推理は「なるほど。さすが。」と思いました。 父親たちの虚偽誘拐はひなたちゃんのような子供の心を傷つけるものでいくら家族のためとはいえやってはいけないことです。 義父と夫がもう少ししっかりした関係であればこんなことには…..。とても残念ですがひなたちゃんと奥さんがこれから幸せになれるように、と思います。 気になったポイント 捜一と五課もよかった。 課長 撃たれる 大木も越境捜査で撃たれた(もちろん二人とも防弾チョッキ着用) 小松はアリスで毒を盛られたが撃たれたことはあったっけ? 右京さんのたまきさん関係の言葉はこれ以降出てきていない気がする。 柴犬やっぱりかわいいなー
録画ストックにて再試聴。
この頃の作品としては十分だと思います。
最近のファンにもお薦め出来ます。
キャラが活きていて、それぞれに見せ場がある楽しめる通常回だと思います。
個人的に気になった点は、西田氏演じる祖父と右京さんのやりとり。祖父が言うように、全てを明らかにしない事で救われる家庭があるのは事実でしょう。今回のケースでは、お孫さんの心の傷を癒すためにも、家族集まり全て話してあげるべきだと思いますけど、対外的にオープンにする必要はありません。右京さんも分かってて、きっかけを与えたと良い方に解釈しました。
右京さんの気持ちも分かります。きっと、右京さんも同じような過ちでリセット(笑)されてしまったのでしょうから。
ところで、冠城さんも4シーズン目が決まりましたけど、右京さんの年齢も考えると、冠城さんで相棒は打ち止めで良いでしょう。今後は、過去のキャラクターの再登場にも期待しています。前シーズンのタコライスの彼女と冠城さんの続きが観たいです。
失礼ながら全体的に見て、この物語のサブタイトルって「家族の秘密」にした方がしっくりくる物語のような気がしましたね。
ただ、西田健さん演じる警備会社社長の川口からの横槍が入った下りは割と見応えがありましたね。地方の警察のOBとは言え、警視庁のパイプが太いというのはいささか強引な気がしましたが、伊丹・芹沢が川口社長からの圧力に屈してるシーンは割と笑えました。
あえて不満をあげれば、新妻聖子さん演じる志乃がメインゲストであるにも関わらず出番が割と少ないのと、
亘も後に本人に言ってましたが、初めて入ったはずの倉庫の電気のスイッチの位置を把握してる辺り、あの業者が犯人かもと思ってたが案の定そうだった。川口社長が違う方向にも横槍を入れてたことが薄々感づいてたがやっぱりな、と(この場合の横槍は家族を庇うという意味だけど)。
最後に、2045(S14-5)の最後に書いてた右京の口癖を亘と幸子が花の里で思いっきりディスってた云々はこの話だったようで、大変失礼しました(2045では鈴木杏樹さん出てませんでしたから)。
虚仮威し回でした。外国要人へのテロ絡みの誘拐事件をミスリードする必要があったのかな。個人的には羊頭狗肉感満点。それから、誘拐事件の可能性だけで鑑識を3人も動かせないでしょう。あそこは、米澤さん一人に来てもらうのが精一杯かと。
事件とは全く関係なさそうな一般家庭の事情を探るというイントロは「キモノ奇譚」と似ていますが、あちらは(現在軸で)犯罪を犯したわけでもない他人の事情に単なる興味で入り込んで荒らしたという印象が否めなかったのですが、今回はちゃんと犯罪の匂いを嗅ぎ取った上で神田家に介入したという理由付けがされていて、その辺りの丁寧さは好印象。
また、犯人が非常にわかりやすいので、犯人逮捕を中盤に持ってきて川口社長の真意を最後の詰めに置いたのも大正解。
推理ドラマで伏線に気付けた試しがなくいつも勘頼みの私でさえ「あっ、おかしいな」と気付けたので、今回の犯人は非常にわかりやすかったと思います。事件自体もさしてオリジナリティある魅力的なものでもないので、もしこれで犯人逮捕が詰めにされていたら凄く盛り下がったでしょうが、今回は犯人関連は副菜のようなもの。婿を一方的に嫌悪する堅物ジジイに見えた川口社長が家族を守ろうと動いていたというメインストリームはいささか安易ではあるもののそれなりに納得のいくものであり、孫の絵を飾っているというさりげなくもわかりやすい伏線も含め合格点だったと思います。
テロ関連の大型事件とミスリードしておいてその実一つの家族のすれ違いの物語だったという「大→小」の流れも効果的でした。川口社長が圧力かけてくる辺りは、それだけなら陳腐ですが、捜一の見せ場としてしっかり機能していたのも好印象。
金井さんはレギュラー、特に捜一の動かし方は上手いですよね。毎回それぞれのキャラが立っていて魅力的だと思います。
ただ、「大→小」の構成だったり圧力と捜一だったりは割と使い古された感もある相棒の定番なので…
粗はなく丁寧でまとまっていてキャラも活かせているが、突出して良いところもなく斬新さもない、という、良くも悪くも金井脚本だなあという印象の回でした。
普通におもしろい話。冒頭の暴力団との乱闘、家族内での虚偽誘拐、人間ドラマ、もうひとつの大きな事件、裏相棒とてんこ盛りの内容で昔のエピソードにひけをとらないぐらいの出来にしあがっていると思う。素なのかいちいち暴力団の声や銃声にビビりまくる冠城には笑えた。それからラストのセリフを聞くと右京さんとたまきさんの同棲時代を一度でも実際にお目にしたい気持ちになる。
杉下右京の個性: 10/10
冠城亘の個性: 8/10
その他キャラ: 10/10
推理要素: 9/10
小ネタ: 10/10
セリフ: 10/10
構成·テンポ: 10/10
カット·撮影: 10/10
音楽の使い方: 10/10
ストーリー: 10/10
総合 97 /100