脚本:瀧本智行 監督:守下敏行
ゲスト:下條アトム
大学構内の地中から白骨死体が発見された。死後50年近くたっている時効事件のため、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が捜査を押しつけられる。DNA鑑定の結果、白骨は1970年代に学生運動をしていた岡田という過激派の幹部であると判明。当時の仲間によると、岡田はカリスマ指導者で、人心を操る天才だったという。
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アトムさんと白川さんの切ない演技が見事でした。
あの操り人形は「時代に取り残されたもの」の象徴ということでしょうか。でも私はそういうものが好きです。
それにしても次回予告、幽霊もの?あれ?あれれ、れれ?
今回もかなり面白かったですね。
事件の全容そのものはかなりわかりやすくヒントがちりばめられていたため非常に予測しやすかったですが、最後のシーンでズシっと深みが増したような感じがします。
大昔に死んだ人間の「悪意」だけが生き続けて、残された人間たちに災厄をもたらすという展開はなかなかどうして季節外れのホラーを見せられたように背筋が冷たくなりました。
ここまで登場人物全員が完膚なきまでに不幸になるバッドエンドは久しぶりだったような気がします。
個人的には本人に何の非もないのに最終的に人殺しになってしまった今回の犯人が一番気の毒だったような気がしますが。
あれ本来であれば正当防衛か事故で済む程度の案件なのに、前科があるがゆえ通報をためらい余計な小細工をしたがために更に罪が重くなってしまうところがまた切ないですね。
今回の事件は一言でいうなれば「呪い」って感じのお話だったと思います。
今回の話、すごく良かったと思います。
最後はしんみりと泣けてきましたし。
殺害された岡田さんが健太くんの父親だと言うのも、その母親の美鈴さんとの経緯も、おそらくそうだろうとは予想していた通りでしたよ。
それにしてもやはり切ない話でしたね。
その中で幽霊の声が聞こえる右京さんや、メジャーリーガー1課とマイナーリーガー特命係のネタは笑えましたが。
メジャーリーガーのお役に立てて良かったと皮肉を言う亘ちゃんに、渋い顔した伊丹さんが面白かったですね。
今回は5点入れます。
来週は新参入の方の脚本ですが、期待して良いのでしょうか?
不安です。
ごく初期の段階(みすずさんの口紅が紅い)から、詳細に思った通りの筋書きで進んだから
ミステリーとしては何ら楽しむところはなかったけど
でも面白かったです。
あとは、きっと学生運動にかかわってない若い人が書いたんだろうなとは思ったけど
滝本さん見たら年下だったから、そこも、ああ、想像だよな、と思った通りでしたが
役者さんたちが上手かったから見られました。
私「オマエニ・・・」も過不足無くこじんまりまとまって面白いって感想書いてた・・。
大風呂敷拡げずに、期待持たせずに、でも静かにちゃんと終着する話が好きなのかも・・。
犯人かわいそうですね。幽霊に間違えられて首絞められたから、必死で抵抗しただけなのに。
母親にも見放されて。
にしても、今シーズンの裏テーマは「幽霊、亡霊」なんですかね??
右京さんさいごにきっちり見てましたよね・・・。
何だかとても切実な思いが詰まったものを感じましたね。悲しみや過去の苦しみを思い出そうとする気持ちがとてもかわいそうにしかありませんでした。突然白骨化した人間の頭が動いたところがあまりにびっくりして、腰を抜かしてしまいました。でも子どもたちにとって、人形劇というものは唯一の楽しみの一つであること。そしてその人形劇が子どもたちの笑顔を変えてくれたところがよかった。下篠アトムさんはシーズン2の登場して以来全く見えなかったけど、消えた銃弾以来の2回目の登場ですごくよかったと思います。捜査1課と特命係の2人が仲良く情報交換をするシーンが一番おもしろかったです。とくに右京さんが野球的な表現を使ったところが面白かった。そして何よりも、冠城くんの意地悪と乱暴な行動で、伊丹さんたちには負けたくないという熱い思いが込められていると感じました。次回も楽しみに。
今回のは下條さん、白川さんの演技が重厚で、それだけでも見る価値はありましたね。しかし白川さんの息子にしては年齢設定に疑問が???50年前なのに息子はどう見ても40歳前後、実際は50歳前後じゃないとね。まあこの辺りが「相棒」の不条理なところでしょうかね。しかし、そんなことより今回の俳優陣の演技力に★3つです。
再投稿すみません。
訂正します。
「メジャーリーガーのお役に立てて光栄です」と言ってたのは亘ちゃんではなく右京さんでしたね、ごめんなさい。
演出も役者さんも上手くて面白かったですが、終わってみれば関係者全員にとって悪夢の様な物語でしたね…
「死者の強い無念が真実を明かした」という、普通ならば美談になる話のはずなのに(「大統領の陰謀」とか)、当の死者が全く同情の余地の無い卑劣な人間であるせいで、この上なく後味が悪かった。「どこまで苦しめるのか」という美鈴さんの絞り出す様な言葉が重かったです。
そして今回の犯人は可哀想すぎる。せっかく真っ当に生き直そうとしていた矢先にこれとは…岡田が彼を操っていたとしたらと思うと、ますます岡田が憎く思えてくる。ここまで被害者が憎い事件は久しぶりかも。
この物語の何が一番救いようがないかって、岡田以外、登場人物全員に悪意が無いことなんですよね…本当に最初から最後まで岡田の一方的な暴力によって苦しめられ続けている。
美鈴さんに至っては、(物語上描写された限りでは)全く落ち度のない人なのに、最後には誰よりも苦しみを味わわされるという…子供を産んだ美鈴さんの選択は間違っているとは思えないけれど、結果、この様な事態に至ってしまった。だからといって、子供を産まないという選択が正しかったとも思えない。どうすればこんな結末を防ぐことができたのか、どこで間違えたのか、自問しても永遠に答えの出ない、美鈴さんにとって残酷すぎる運命だと感じました。
「オマエニツミハ」で少年犯罪の更生を取り上げ、「人生ゲーム」では底辺で苦しむ者たちの再起の可能性を描いた瀧本氏が、どういう意図でこの様な、自分に落ち度のない事情(というか、卑劣な人間の一方的な暴力)によって、人生の最後の時まで永遠に苦しめられ続けるという、一切の救いを排除した絶望的な物語を描いたのか、純粋に気になります。
内容自体は展開の読めるシンプルなものでしたが、
豪華な役者さんたちの名演と存在感、
演出のおかげで強く記憶に残る相棒らしい作品になっていて良かったと思います。
それにしても今回、全体的に漂っていた空気感はこれまでの数多いエピソードのなかでもトップクラスに薄気味悪かった気がしますね。
「操り人形」というサブタイトルから人間が何かしらの力に操られて犯罪や事件が起きる内容だと察することは出来ましたが、
想像を超えるバッドエンドで、
最後は寂しさと恐ろしさ、そして学生運動が盛んだった50年前に許されないことをしておきながら今になって復讐を繰り出してきた岡田という男への憎しみ
が込み上げてくるラストで
上の方々がおっしゃっているとおり、「呪い」「悪夢」などの例えがしっくりきます。
これまでとは少しテイストの違う後味悪さを持ってきた部分は、挑戦的なものを感じ取れました。
ストーリーは手堅くまとめて、
人間模様や世界観を重視していると思われる
瀧本智行さんの脚本はやはりとても好きです。
そして今期のテーマのひとつが、「幽霊・亡霊」というのは確かにそうかもしれませんね。
なるほど、この脚本の方だと人間ドラマ回なのですね。地味なのですがよかったと思います。
「藤島は人形を操り、岡田は人間を操る」これが言いたいだけだったんでしょ。
上手いこと言った風だけど、ぜんぜん上手くないぞ。
雰囲気だけ作り込んでいるが、肝心の中身が面白くない。
自分が殺した岡田の子の親代わりになるとは相当な葛藤があったはず。
子どもに罪はないとしても、普通の愛情をもって育てられたのか?
そのあたりがグレた原因なんじゃね?
白骨死体が出てきたことにより、これまで抑えていたものが爆発して精神崩壊。
そんなところだと思うんだけどねー。
すべて”岡田の亡霊の仕業”ってまとめ方は受け入れがたいです。
死んだ人間の怨念なんかどうでもいいので、生きてる人間をもっと丁寧に見せるべき。
最後の岡田が映り込むカット、あれ要る?
「志村、うしろーっ!!」って感じ?(笑)
田中健太は40代後半に見えなくもないのでギリギリセーフだけど、
「今の若い奴らには理解できないだろうねぇ」と当時を語る角田課長は何歳の設定なのか?
★★☆☆☆
なんとも救いのない話。だからこそ相棒らしいともいえる。名作です。杉下右京があまり喋らない回が
好みなのですが、今回はアトムさんの喋らない演技がこの作品にマッチして絶品でした。
視聴者にその後を考えてもらうような余韻のある終わり方は映画のようでもありました。
もちろん、こんな話ばかり続かないところが相棒のよさなので、ハイスピードな展開の
回を待っております。
オカルトのようでオカルトじゃない。ミステリーの
ようでミステリーでもない。結構どっちつかずな内
容と雰囲気の一編ではあるけれど、本作が特異なの
は、この登場人物たちは誰も悪い事をしていない(
殺人・死体遺棄は充分悪い事ですがね)というか、
元々は誰も悪くない。本当に悪いのは白骨体で発見
された70年代の学生運動のカリスマ・岡田茂雄だ
けなのに、岡田に関わったというだけで、藤島健司
・梶原太一・田中美玲、そして岡田に犯されて身籠
った末の美玲の息子・健太らが、最後には陰鬱とし
た末路を辿っていくという、つまり、何の解決も成
されないまま物語が終わってしまうという点。殺人
事件が発生し、終始オカルトを匂わせ乍も、事件の
犯人は一応は逮捕されるが、事件発生の原因は最後
まで究明する事が出来ずに、結局誰も救われない。
こういう番組をどこかで観た事があると思ったら、
これは70年代の円谷プロによる「怪奇大作戦」の
雰囲気そのものだなと気が付いた。ただ本作が、
「オカルトのようでオカルトじゃない」のは、ベン
ガル演ずる梶原に見えていた岡田の亡霊は、あくま
でも梶原が抱え込んでいた「忌まわしい過去」が見
せた幻想で、右京と亘ら当事者にとっては事件発生
の原因をただただ想像するだけしか出来ないが、視
聴者側は、50年の時を経て掘り出された白骨体が
引き金となり、時限爆弾の如くに梶原のメンタルを
崩壊させて引き起こされた悲劇なのだという物語の
主張を、とりあえずは拾い上げて解釈する事ができ
る、と言うところだろう。だから本作は、いわゆる
「鬱回」の中でも、更に輪をかけて特種な異色作と
しての存在感を確実に残した作品と言える。それで
も、必ず最後には登場人物たちにほんの僅かでも救
いの手を差し伸べ、一筋の光明を見せつつ終わろう
とするのが相棒だった筈なのだけど、本作ではそん
な要素を一片も見せる事もなく完全にそれを放棄し
た。こんな時期にこれをやられると、まるで本エピ
ソードにGOサインを出したプロデューサーさえも
が、いよいよ「相棒」そのものをも放棄しようとし
ている前振りとして本作を世に送り出したのではな
いか?などとさえ勘ぐってしまったりしてしまうの
は、こちらの考えすぎかしらン?前回の「かわおと
こ」といい、次回の「生まれ変わった男」(?)と
いい、ホント、「もうどうでも良くなったの?」と
思ったりもする反面、個人的には「でも面白ければ
何でもいいよ」というチャラさも持ち合わせていた
りはするので、今のところはまだ微笑ましく静観す
る構えなのだけど。なので「操り人形」も面白かっ
た。でも、地味。地味の極みと言ってもいい。これ
では視聴率が上がらないのも無理はない。相棒がず
ッと以前のような好調時にこれをやっていれば、ま
た評価も数段跳ね上がったのでしょうが、今のよう
な停滞期に不用意にこういうのをやると、また「善
悪の彼岸」の時のように、「話が凝りすぎて面白く
ない」とか、余計な事を言い出す輩が出て来ないか
が心配なぐらいの地味さ加減。だから相棒全体の底
上げというのは油断する事なく、常に考えに考えて
制作を進めてほしい訳なのです。という訳で「操り
人形」には、実質3.5に近い★3つを献上。さて次
回も、またまたこっち系のお話なのかどうなのか。
新規参入の方のお手並拝見という意味も含めて非常
に楽しみです。^^
白骨遺体が発見されたことから始まった不幸。と言ったところでしょうか?
当時の人形劇団仲間だったことも今回の人間関係を物語った形でしたね。
ずっと「岡田茂」と聞こえていて、良くまぁ東映製作で東映の超大物会長の名前をこんな奴に冠せられるなぁ(; ゚ ロ゚)と思っていたら「しげお」だったんですね。失礼しましたm(_ _)m
下の方に角田課長について書かれた方、私ほぼ角田課長と同年代だと思いますが、子供の頃中核派と革マル派の抗争とかよくテレビニュースで見ていたので、角田課長が思うところは理解できます。
二度目の投稿は御法度ですが、ご容赦願います。
保育園での興行から戻った美鈴(白川さん)は腕を痛めた藤島(アトムさん)に手当てをしつつ、しみじみとこれまでを振り返り藤島(アトムさん)を見つめます…。その眼差しは劇団員仲間というよりも「愛する男性」に対してのもの、でしょうか。見つめられた藤島も笑みで返しますが、美鈴の眼差しを振り払うが如く、一瞬で険しい表情になりました…。「いけない、仕事におくれちゃう…」と、その場を納めた美鈴…。
お互いが愛し合っているのは間違いのだけど、どこか遠慮がちな二人…。
¨藤島¨としては、梶原と共に「健太の父親になる」の誓いもさることながら、卑劣極まりない岡田に制裁できず梶原に手を下させてしまった申し訳なさ、自分に対する情けなさもあったのではないか…。
ラストにおける美鈴の「どこまで苦しめれば気が済むのよ…」の嘆きは健太に対するものに違いないのですが、傍らで聞いていた藤島は「自分にも向けられた悲嘆」と受け止めたのではいか。
アトムさんと白川さんの今回の演技は「内奥にあるもの」も見事に表現されていたと感じました。
すいません。先ほどの投稿に誤りがありましたので訂正あります。
(×)間違い→(○)間違いない
三度目の投稿になってしまい、誠に申し訳ございませんでした。
toshi26さんのコメントにもありますが、白骨死体が出た事からはじまった不幸なお話だと思います。
土木工事ではまれに工事中に白骨死体が出る(遺跡などの関係で出るケースが多い)ようです。工事計画に支障をきたすケースもあるとか。
学生時代から人形劇団を立ち上げた、藤島健司さん、田中美鈴さん、梶原太一さん。その劇団の藤島さんと革命家の岡田さんが友人県関係にあった事も不幸な出来事の背景にあったのですね。
白骨死体の発見から、梶原さんにとっては、出所したばかりの田中健太さんに人生をやり直す機会を作ったばかりなのに、身元判明をきっかけに、48年前の出来事の贖罪、その岡田さんへの恐怖感が、田中さんを塔酒猿を得なくなったのかも知れません。そのような事実を知らない健太さんには、理不尽に感じたのかも知れません。とても残念に思います。
下條アトムさんは、Season14「神隠しの山」&「神隠しの山の始末」以来のご出演と思いますが、本作の人形劇団の藤島さん役は、多くを語らず長年の肘の酷使に苦しみながらも人形を操る姿がよかったと思います。
バタバタと忙しくて投稿遅くなってしまいしまいました。
大学の構内から白骨死体が出てきたり、学生運動が盛んだった頃のの事件だったりと日本版「コールドケース」のシーズン2の第1話と似た部分はありますが、よくできていたと思います。
なんともやりきれない後味の悪さ、悲しさは過去の相棒を思わせるものでした。
ベテランの白川和子さん、3度目の下條さんのお二人の演技とても良かったです。
因果は巡るとでもいうのでしょうか、みんな普通に生きてきただけなのに1人の害虫のような男の為に不幸の沼にはまっていくなんてやるせない思いになりました。
特命係の部屋やこでまりでのほっこりラストもいいですが、時にはこういう重くて考えさせられるラストも相棒の魅力ですね。
もはやこの手の話は『コールドケース~迷宮事件簿』でやってくれと言いたい、かと言って話の中身としては決して悪くはないと思います。
また個人的見解ではありますが、これはある意味亘メイン回でもあるんですかね(理由は最後に)?
本編はあまりありませんでしたが、笑えたシーンとあれ?って思ったシーンは、
(笑えたシーン)
・名村辰さん演じる過激派「革命主義者青年同盟」幹部・
岡田茂雄の白骨遺体の下顎が外れた瞬間ビビる亘(いい加減オカルトの類が苦手なの克服できませんか)
・捜一(麗音以外)をメジャーリーガーとディスる右京(言いだしっぺは伊丹だが)
(あれ?って思ったシーン)
・亘と角田課長とのやり取りに出てきた「セクト」や「内ゲバ」という言葉、実際問題水谷さんや山西さんの年代でしか知らない単語を頻繁に出されても(反町さんの年代はかろうじて知ってるのかもしれないが)・・・。
・『相棒』というドラマでレ○プするシーンを再現するのはいかがなものか(過去のエピソードにもレ○プされたという発言はあったがその再現はしていない、このドラマで再現するのはちょっと・・・)
以上、笑えたシーンとあれ?って思ったシーンでした。
本エピソードは岡田以外のゲストキャラクター全員が被害者(特に白川和子さん演じる人形劇団「糸使い」劇団員・田中美鈴とその息子である石母田史朗さん演じるけん坊こと田中健太)というあまりないエピソードでしたが、事の発端がベンガルさん演じるカジハラロジスティックス社長・梶原太一が岡田を殺したことにあった、随所に出てくる「藤島健司(演:下條アトムさん)は人形を操り、岡田茂雄は人を操る」の「岡田は~」は実際に革命主義~の幹部達までも虜にしただけではなく、亡霊と化してけん坊まで操る、亘も終わり間際に言ってたが、特にサブタイトルの『操り人形』は藤島や美鈴の劇団の商売道具のことよりも、岡田の亡霊がけん坊を操ってた意味合いが強い、太一に「俺を殺した報い」であるかのようにけん坊を操り、亡霊と化して太一に復讐した、自分が引き起こしたことであるにも関わらず、亡霊と化してもタチの悪いことしてる辺り、そりゃあ成仏できるわけはないわ!とも思ってしまいました(右京さん、納得して頂けましたか)。
最後に亘さん、オカルトの類、話が進んでいく度に克服できたかに思えますが、果たして・・・?
この回は演出の勝利だと思います。
白骨化した遺体を掘り起こされたことで解き放たれて
自分のことを殺し見捨てたメンバー全員に呪いをかけてきた「おかだしげお」という名の男の醜さと執念、自分の子供に憑依して復讐を実行させる狂気など完全に本格的なホラー映画ようなシーンがたくさんありました。
メッセージ性のようなものは特になく、なおかつ被害者には一ミリも同情できず、ただただ呪いを振りかけられた人物たちのみが救われないというこの胸糞悪さしか残らない感じ。
無論、過去にも「特命」などえげつなさすぎる内容の回もあるにはありますが、
それでも今までの後味悪い回とは明らかにどこか違うところが、逆に魅力的に思えてこれはこれでけっこうアリだと思いましたね。
想像通りに進む構成だったっていうのは間違いないですが、振り返ってみると相棒史上一番異色な話だったかもしれない。
ストーリーの良し悪しはともかく不思議と面白く見れたので好きな回のひとつになった。
動きがないという点ではあまり面白くなかった
潔いくらいに胸くそ悪い話であり、ここまでくると良作に思えてくる。
岡田は殺されてよかった。性犯罪者は死刑で必要十分なので。
事件は50年前の死体きっかけでというのは良いけど、最後のほうが微妙だね。
けん坊は、梶原社長に襲われて誤って殺したなら情状酌量はあるんだろうな、無罪は難しいか。
杉下右京の個性: 8 /10
冠城亘の個性: 7 /10
その他キャラ: 8 /10
小ネタ: 7 /10
題材: 7/10
セリフ: 8/10
構成・テンポ: 8 /10
カット・撮影: 8 /10
音楽の使い方: 8/10
ストーリー: 7/10
総合: 76/100
犯罪者の子供なんて産まなきゃよかったのに。
判断ミスだよ。
不幸の芽は摘み取るべし。