脚本:輿水泰弘 監督:麻生学
ゲスト:山本圭、洞口依子
薫(寺脇康文)がビルの屋上で今にも投身自殺しようとする女性を発見する。なんとか無事彼女を保護したが、女性は「人を殺した」とつぶやいた。「車の中で男を刺し殺した」という彼女の証言に従い、彼女の車を調べた右京(水谷豊)と薫だが、そこには死体どころか血痕すらなかった・・・。
13件のコメント・感想があります
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この話は初の一時間回で初期ならではの回で相棒の魅力をストレートに表しています。
奇妙な始まり方、偽装のトリック、権力者の圧力、テンポのいい会話、そして意外な動機。
内容は2時間サスペンスにありそうですが綺麗に一時間で収まった話だと思います。
この作品は「普通」
昨日より関西で夕方16時枠にこのseason1が再放送されました。1時間枠なので初回の「犯罪の影に~」は放送がなく、この回からでした。改めて見てみると以前に「仮面の告白」のところで私がこの回から死体さんが出て来なかったみたいな事を書き込みましたが、よく考えるとこの第2話でも回想シーンにのみ死体さんが登場したわけで実際に発見に至る描写はありませんね、失礼致しました。あと冒頭のお昼のランチタイムで生活安全課(後の組対5課)は大木さんだけが一人さびしくご飯を食べていたような気がします。どこかに相棒の小松さんがいたのかな?あと親分のヒマ課長も?右京さんはご飯ではなく優雅にラジカセでバッハ作の「G線上のアリア」を聴きながらティータイムっていつご飯を食べられたのだろうか?相棒の亀ちゃんはどこかのビルのラウンジにて美和子さんと待ち合わせ……のはずが事件発生でご飯食べられず(笑)。待っている間の亀ちゃん、貧乏揺すりはダメですよ、恥ずかしいですから。しかも美和子さん15分遅刻。など冒頭で笑い所が随所にあって私、スコッチ的には満足してます。極め付けはトイレで用を足そうと駆け込んだセッパ詰まったイタミンにいきなり背後から羽交い締めにして情報を聞きだそうとした亀ちゃん!!あまりにもイタミンに対して残酷ですよ(超ウルトラ大爆笑)。イタミンもよく我慢したね、と言うかよく漏らさなかったね、エライ!!(アカン、笑い過ぎてしばらく放心状態の私)。最後は検査芍薬を消す芍薬??どんなに綺麗に洗い流しても血液に必ず反応するくらい強い科学芍薬にそれ以上の芍薬があるとは考えにくいと思いますが、教授クラスの人間ならばその事に気付いていてもいいのではと思いました。しかし後でその中身が芍薬ではなくウイスキーだとは参りました。しかも右京さん、しっかり紅茶に入れてますし(笑)。今回はとにかく亀ちゃんはよく走らされてましたね、刑事部長も登場回数多いし、官房長も最後に登場されて良かったです。で肝心の死体さんはどこに?
すみません、一部追記と訂正します。芍薬ではなく試薬でウイスキーではなくブランデーでしたね、失礼致しました。あとヒマ課長、「朝起きたら偉くなってないかな~」ってぜ~~~ったいに有り得ませんから(笑)。
今日は台風の為、仕事は休み朝から相棒三昧、台風、無事過ぎて良かったです。此方の回再度見ました。最初に右京さんがラジカセで聞いていた曲〝G線上のアリア〟ですか!かの有名な~私、クラシック音痴ですが〝G線上のアリア〟という題名は勿論知っていましたがどんな曲かさっぱり…さすが!ですね~薫ちゃんと美和子さんのデートも台無し(笑)飛び降りそうな人を目撃する事に…そして角田課長のストローの袋遊び(笑)袋を丸めて水を垂らす→芋虫みたいになる…私も喫茶店でたまにやります~右京さんが薫ちゃんに言った言葉〝君は腰は重いが口は軽い〟って、ちょっと言い過ぎ!ひどい~これまで沢山相棒見てきて右京さん、薫ちゃんに一番キツい言い方しますね、最近は少し丸くなられた、カイト君にはわりと嫌みな言い方はしなくなった…そう感じてます。結局死体さんは何処に?私も思いました~そして最後にまたまた、飛び降りそうな人を目撃!せっかくのデート、二度ともパー!お気の毒様でした(笑)此方も大好きな作品です。
何故だか名前が表示されるようになりました。
お騒がせしてすいませんでした。
相棒らしい話でしたね。
犯人を罠にかけて、言い逃れができない行動や発言に導く手法はコロンボや古畑でもありますが、好きなパターンですね。
犯人のキャラクターや手口が良いほど、見ていて気分がいいです。
山本圭さんは、ご兄弟の学さん、亘さんと三人とも出演されてるんですね。
人を殺したと言った部分がびっくりしました。殺したはずの死体が消えたのが一番びっくりしました^_^右京さんは試薬を紅茶に、亀ちゃんは直接飲んだことが笑いが止まりません。
右京さんの落としの手段で、かまをかけて白状させる方法がありますが、今回は、中身がブランデーの、試薬を反応させる試薬でした。
同じ色で同じ車種(本妻用と愛人用)の車のすり替えが、トリックの手段でしたが、車のナンバー照会でもう少し早く解決できたのではとも思います。ただし、軽自動車でない限り、自動車の後部ナンバープレートは封印付で固定されていますので、偽装やナンバープレートのすり替えは難しいと思います(それでも、車のナンバーと車の車体番号から容易に照合できます)。とは言え、国家公安委員に一警察官が嫌疑をかけることは、縦社会ゆえ容易ではないと思いますが。
それにしても亀山さんと美和子さんのランチデート、2度も台無しになって残念ですね。
この回では、教授の奥さん 神林淳子演じる洞口依子さんの独特な雰囲気がかなり印象に残ります。
確かに偽装のトリックや右京さんの罠のかけ方も見ごたえがありますね。
気になったポイント 冒頭の亀山くんと淳子さんの会話
米沢「ということは、見つからなければ叱られませんね。」
「君は腰が重いわりに口が軽いですから」(笑)
トイレにて我慢の限界まで亀山くん(情報を聞き出すため)に拘束されて、伊丹さん 本当に辛そうだった(笑)
それでもやはり二人は仲良し
課長のストロー遊び 、「朝、起きたら偉くなってないかなー」確かに笑った。そしてとても課長らしい
「正しいことしてクビになるならかっこいいじゃない。」さすが美和子さん
右京「人の気持ちは理屈じゃありませんからねぇ。」何かとても印象的なセリフ
亀山「わかんねぇ、やっぱりこの人わかんねぇよ。(ブランデー飲み干す)」
官房長「もう一度 組まないか?」
右京「お断りします。」 やっぱりすごい二人だ。
久しぶりに観返しました。
右京さんのハッタリパターンでした。車2台というのは、ちょっと無いかなあ。
でも、面白かったです。
長時間物を除けば輿水さんの初脚本.S.1での輿水さんは特に推理の冴えや論理の堅牢さが素晴らしい.勿論,丁寧に練り込まれた台詞回しはいつも通り,というより右京(水谷さん)は理路整然とした長台詞こそが真骨頂.(ただしそれが益々長く重層的でかつ粘りを持ってくるのはS.3あたりから.)
洞口さんのアンニュイな演技(向精神薬の所為という設定か)が印象的な作品で小エピソードがかっちり組み込まれたトリック作品としての体裁でわかりづらいが,ここでの主題は後々まで通底する輿水さんによる,男女の間の「惚れた腫れた」の心理・機微に対する右京の読みの描写である.(※警察自己批判という相棒の表のテーマは第8話『仮面の告白』が引き受けている)
妻の不安神経症の原因として,愛人への嫉妬を考えるのは自然.しかし右京は彼女が元芸者,花柳界の出いう事でそうした関係には寛容なのでは?話す,するとそれをたまきにいつになく「らしくない」非論理的な偏見,と指摘されるも,すぐさま更に一つ進めて,”たちのよくない元恋人が現れて強請られているそれで不安神経症になった”とあくまで右京は論理で切り込む(個人的には嫉妬の方が激症性はあると思うが)
しかし最後に教授が愛人を作っていても妻への愛情は本当だ,と話す場面,右京も「理屈ではありません,特に気持ちは複雑です」と.
“惚れた女の為につきまとう昔の男を殺す”及び”消えた死体”,このモチーフは大幅に改変・拡大されてあのS.12『かもめの死んだ日』という,色々な意味で非常に怖い陰鬱な作品に引き継がれる.妻はとんでもなく悪い女に変貌し,スクラップ工場は東京湾上の大規模道路のコンクリートの下に場所を変え,カイト曰く「杉下さんならあそこを打ち壊しそうですね」
また神林教授の国家公安委員なる肩書きは,後に三上冨貴江に与えられ,S.17『ボディ』では本当にショベルカーで庭の離れをぶち壊してしまう(その時点ではボディはなかったが最後には見つかる.まったく別系統の作品だがS.11『森の中』『猛き祈り』では流石に右京は強引に即身仏を掘り起こす事はなかったようで結局見つからない)
当作品,『かもめ』『ボディ』,三作品ともお金持ちな「惚れた男」の,側(はた)からみれば愚行が犯罪の動機.
((以下小エピソード
実際にはウィスキーだったという「試薬の試薬」のブラフのシーンはS.5『裏切者』のジャンパーについた指紋のくだりを思いだす.この次の第3話『秘密の元アイドル妻』では試薬(=ルミノール)の本物をちゃんと持参している.
亀山と伊丹のトイレでのやりとり.警視庁トイレの笑える名シーンは他に『特命係復活』での伊丹「何で復活すんだよ…馘じゃなかったのか〜!」三浦「何だよぉ」や,同じくS.2の『殺意あり』での米沢が大から出てくるシーン.また所轄だが『双頭の悪魔』での亀山と海音寺課長とのバトル.→これら全部輿水さん.
最初と最後で自殺を抑止するシーン,折角一生懸命な走る亀山,ビルを階段で昇る亀山,のイメージを確立してるのに右京に「君は腰が重い割に口が軽いですから」と言われてしまう。。。
官房長にも愛人がいた?という衝撃の事実?!
官房長の浮いた話しは『特命係復活』での小暮ひとみとの関係,S.2『殺してくれとアイツは言った』での飲み屋でのシーン,に絡んで否定的に語られるだけで後には女性関係は息を潜めてしまう.
Bachのアリアと第九が最後に用いられている.BachのアリアはS.3『密やかな連続殺人』で「羊たちの沈黙」のグールドのゴールドベルク変奏曲に倣ってかvim patior村木重雄のテーマ曲として用いられている.))
連投になります
Bachのアリアはpre S.3でも使われてました.Brahmsの4番からパッサカリア(pre1,殺しのピアノ),アマデウスと同じMozartの25番,Albinoni作と言われてきたアダージョ,Pachelbelのカノンといった誰もが知ってる入門クラシックが結構適当に用いられていて,特にElgarがメインと定まっていたわけでもない.少ない予算の中で訴えたい才能がまず根にあって,徐々に相棒の枠組みが作られていった,そうしたどの曲が好きとか私情は昇華されて自然と良いものが周囲から引き寄せられていった過程がわかる.
岩下さんの代わりがいない中,どうしても自らを作品の中に安直ストレートおセンチに私情混入させがちな女性枠は男性脚本家よりそれだけ求められるところが異なるのに,ただ女性枠も必要でしょという局や社会の要望に甘えて,創りあげる能力もなく出来上がった枠組みを消化も出来ず,ズタボロな独我で相棒をぶち壊してきた,パトロンコンプレックスの太田女史のクラシックの使い方見てると,箱庭の中での思いつきの継ぎ接ぎゴタゴタ組み合わせという,偽左翼イデオロギーに憑かれた無能,という言葉しか思い浮かばない.
彼らの手柄はあなたの手柄。
もっと利用すればいいじゃありませんか。
★★★☆☆