脚本:櫻井武晴 監督:橋本一
ゲスト:山本浩司
崖下から柴田(山本浩司)という男の転落死体が発見された。刃物による傷があることから、何者かに追い詰められて転落した可能性もある。
柴田は金もなく、期限切れ間近の保険証と大中小3つの鍵を持っていただけ。
柴田の奇妙な胃の内容物から事件に興味を抱いた右京は、尊と捜査を開始。
今年1月、寮付きの仕事が決まったからとアパートを出た柴田。死ぬまでの11カ月が空白であることがわかる。
脚本:櫻井武晴 監督:橋本一
ゲスト:山本浩司
崖下から柴田(山本浩司)という男の転落死体が発見された。刃物による傷があることから、何者かに追い詰められて転落した可能性もある。
柴田は金もなく、期限切れ間近の保険証と大中小3つの鍵を持っていただけ。
柴田の奇妙な胃の内容物から事件に興味を抱いた右京は、尊と捜査を開始。
今年1月、寮付きの仕事が決まったからとアパートを出た柴田。死ぬまでの11カ月が空白であることがわかる。
細かいことを言いましたが、当サイトへのコメントは大歓迎です。初めての方もお気軽にお書込みください。
相棒らしい時事問題でしたが、この話は怖いです。
順調に見えても勤め先の倒産とか一歩間違えば誰でもああなる
可能性があると思うので。
何か日本人らしい話だと思いました。
勤勉に生きてきて、大きな犯罪にも手を染めず。
外国から突然やってきた50人の人間には生活保護が受けられて、真面目な日本人は申請を出すことも出来ない福祉。
子供手当や高校無償化などしている場合かと。
何か身につまされました;;最後まで柴田役の山本浩司さんに惹きこまれました。
どこにでもいそうな普通の人なのに、歯車が噛み合わなくてどんどん悪い方へ転がっていき、最後には…
パン屋の店員さんの「ちょっとした意地悪」がどれだけ彼を打ちのめしたのか…
試食のパンを奪って走るシーン、以前の自分の部屋に新しい住人の荷物が運び込まれるのを陰から見つめるシーン…
自分でも意外なほど、惹きこまれました。この話は私には痛かった。
「本気で助ける」「社会に殺された」…右京さんと神戸さんの言葉も響きました。
自分自身を反省して見つめ直したくなりました。私にとって忘れられない作品になりそうです。
今まで相棒シリーズを見てきましたが、ここまで悲壮感が漂う内容だとは・・・・・・。
特命係が事件を辿ることで明らかになっていく過程が、それをさらに増幅させます。
米沢役の六角精児さんも「こんなしみったれた話は初めてだ」とコメントしていたそうで・・・・・・。
現実ではもっとひどい例もあります。
北九州市で、生活保護を打ち切られて食うに食えなくなり、そのまま餓死者が出た事件なんかがそうですね。
しかも北九州市は当初「(生活保護の)廃止は適切だった」と主張してたという始末。
「何のための福祉や社会制度なのか」というやりきれない疑問が沸々とする回でしたね。
生意気な感想を言わせていただくと、バリバリ櫻井氏の脚本...だと
思いました。 今の社会の問題点を痛いほどついてくる。
「右京、風邪を引く」でも現代の孤独が描かれていましたが、
古沢氏の脚本は、ユーモアに溢れていて温かいものが残ります。
櫻井氏はすごく重いテーマをストレートにぶつけてきますね。
それでもいつもはどこか一点、救いがあると思うのに
今回の話はホンの少しのわずかな希望も与えてくれないほど
強烈でした。
「自分の人生を分かって欲しい」と願って
あのような死を選んだ柴田さんにとっては、
どこまでも真相を明らかにしようとする右京さんの存在が、
救いだったのかもしれませんが。
お久しぶりです!!
いやぁ~、まさに相棒って感じの話だなって思いました。
なんだか、全てのシーンが1つ1つ重たくて、印象に残るものばかりでした!
私的に今までの相棒の中で、1番重いシーンが多かったと思います。…というか、
いつもに比べると、軽めのシーンが無いんじゃないかって勢いで!!
重い・軽いの問題でないとは思いますが、現代社会にとってはかなり核心を突かれるところですよね、きっと。誰にでも思い当たる所があると思いますし、私も「ちょっとした意地悪」みたいなこと、無意識にしているんだろうなと。
自分にとっては「ちょっと」でも、ある人にはかなり衝撃的なことになるかもしれないし、もう取り返しのつかないことにもなり得るんだなって思いました。
またもや相棒に勉強させてもらいました。
「相棒」の世界が現実なのかドラマなのかわからなくなるくらい、いつも見入ってしまっている、いちファンです。毎回、期待している内容をはるかに上回る作品を提供してくださる、番組に携わる全ての方々を尊敬します。
短所をあげるとすれば、ただ一点、「片手間には見ることのできないドラマ」というところです。真剣にきちんと視聴して、しっかりと作品全体を味わいたいので、必ず集中してみてしまうのですが…。
今回は、見終わってぜんぜんいい気持ちにはならず、心が痛くなる内容でしたが、やはりこういうお話を多くの人に見せることができるのは「相棒」しかないのでは、と改めて作品全体のパワーを感じました。脚本もさることながら、ゲストの山本浩司さんのかもし出す雰囲気にも圧倒されました。特に終盤の、アパートを見つめるシーンや自死直前のシーンが頭から離れません。すべての演者の方がリアルを見せてくださるからこそ、すばらしい作品になりますね。
まれに、ゲスト(とくにメイン)が、作品に対抗できない演技力の方だと、いっぺんに全体が下がってしまうと感じるときがあります。有名ではなくても、売れていなくても、作品力に負けない俳優さんの出演をこれからも熱望します。
……なんか今回の話は、人によっては、グロい虐殺シーンとかがあったりする話よりもキツい内容でしたね。
胸痛ミステリー、というか。
今まさにシュウカツ真っ最中の人とか、見ていてダメージ受けただろうなぁ。
特に今なんて、大不況の真っただ中だし。
この話見て、シュウカツ時代のトラウマ思い出した人も多いと思うんだ、うん。
湯浅誠さんの『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』を思い出したなぁ。
それをドラマとして見せる脚本と好演に脱帽。
救いがないってつらいよね。
右京さんの「だからと言って犯罪は悪い」でさえ「暴発」の回よりは優しめに思えたのは私だけ?
二人には日本社会の排除構造にもっと義憤を感じてもらいたい気もするけれど,本気でこの問題を扱うとドラマにならないくらい難しい問題なのでこういう触れ方でよかったと思う。
勧善懲悪のカタルシスとリアリティはまた別の問題なのね。
櫻井脚本といえば、たとえ重いテーマでもその独創性でミステリーやエンターテイメントとして娯しめるのですが、今回は現実・現状をひたすら見せつけるだけで、正直ずっといたたまれない気分でした。
逆にいえばそれが、「相棒」では新しい試みなのかもしれませんね。
次々出てくる俳優さんたちが知らないひとばかりなのでよりリアリティを感じました。
でも、しばらくはこのエピソードをもう一度見たいという気持ちにはなれません…こういうこともはじめて…。
こういうものにはじめて投稿します。2週間も経って、いまさらながら第8話は秀逸でした。ただそれを言いたくて投稿しました。
すっかりコメントするのを忘れていました。
このボーダーライン、重いですね。この話が放送されて少したってから、朝日新聞では「孤独の国」という連載をしています。それが今回のと重なって。39歳という若さで餓死をしてしまった人が出ていました。生活保護も申請させてもらえず、兄弟からは見捨てられ…。今回の柴田さんや39歳の彼は何を思って死んでいったのか。新聞にもこうありました。「餓死する前に助けを呼ぶ勇気そして、彼を救う社会の勇気があったら、餓死なんてしなかった、と。」さすが相棒。今後も期待しております。
相棒は初期の頃から見ていましたが最近はあまり見ていませんでした。この回をたまたま見てはまりました。 この回はほんとリアルですね。この話はすごく重いですけど、こういう社会問題を扱った話をもっとやってほしいですね
ん~。この3連休でDVD借りて見ました。リアルすぎて涙が出ました。最後の、自分で防御創をつけるシーンは、彼の精神的、肉体的痛みがダイレクトに伝わって来ました。真面目で、一生懸命生きているのに、それをわかってもらえない、評価されないって、今の社会なんですよね・・・。みんな余裕が無いのと、自分さえ良ければいいという、人間性を失っていく人々・・・。悲しくなります。手を差し伸べることで自分も潰れるんじゃないか、奈落に落ちていくんじゃないか・・もしかしたら、みんながそう感じだしているから、あのようになってしまうのかもしれませんね。誰が悪いわけでもないけど・・・。
あ、ねたばれすみません;;
テレビでも見ていましたが、DVDで再び見て再度涙しました。
そして、見終わった後の苦しさ……
今年(去年?)新卒で社会にでましたが、不況の中の就活を思い出しました。
一歩間違えてたら、私も…友人も…彼のようになっていたかも……
と考えるととても虚構のドラマには思えませんでした。
さすが相棒…深い…
とある就活サイトには[死にたい]と言うコミュニティーがありました。
恐らく今回の大不況で、彼のような人物が何年後に出るだろうと考えさせられました。
相棒は、時々、思い出したように、見るのに覚悟のいるお話がありますが、この回も、そんな覚悟のいるお話でしたね。
先日、再放送されて、また拝見して、ドッと来ました。
初めに拝見した時には、社会の理不尽さとか、福祉のお役所体質に怒りが湧いたものですが、それから数年を経て、生活保護費の不正受給の実態が、あからさまになりました。
踏みつけるか、踏みつけられるか。
そんな社会になってしまったんでしょうか?
ホントに、やりきれないお話です。
彼が努力をしなかったわけではありません。でも、負のスパイラルにどんどん嵌っていってしまった彼の、最期にとった善良さが、あまりに哀れです。
この話を観た皆さんがどういう感想をお持ちなのか気になって来てみました。
皆さんが、重く受け止めてくれて良かった。
ここに書ける人の多くは、柴田のように追い詰められた状況にはないと思います。
ここに書くことすらできない、書くほどの気力も失った、柴田のような人間が現実にたくさんいます。
ドラマの中での福祉の対応、近親者の言葉などにより、世知辛いという言葉では足りない切り傷を、現実に毎日心に負いながら、生気を無くすか無くさないかの境目で生きています。
傷だらけになると、だからどうして欲しいとか、助けを求める勇気なんて持てません。
より傷付く可能性ばかり頭をもたげます。
だから、柴田のように、自分の状況を伝えるのが精一杯です。
一歩間違えれば誰もが陥り得る現代社会の悲劇。
特に、試食巡りのあたりからは直視し難いくらいでした。
右京の言った「手を差し伸べる勇気」もですが、
柴田青年に「悲鳴を上げる勇気」が少しでもあれば、と思います。
そして、そのいずれもを持てないでいるのが、今の日本人なのでしょう。
「温まりたいですよね」
ラスト、右京から花の里へ誘われた神戸の返答が、
視聴者の気持ちを見事に代弁していると思いました。
久しぶりに再放送で見ました。
絶望へのプロセスが丹念に描かれていて,観ていて苦しい。
が,最後まで観てしまうのは脚本の力でしょうか。
畳みかけるような主人公の不運の連鎖。
悪循環の中でもがく主人公は他人事ではない,と観ている者に感じさせます。主人公がついには名義貸しまでやって食いつないでいくところは,かつての日本に自らの血液を売って生活していた人々がいたことを思い起こしました。
息をするのも苦しくなるようなドラマですが,こういう質の高い作品をテレビで放映するのは大事なことですね。
(最近の相棒11とは,えらい違いです)
わたしは、DVDを再度みてやっぱり涙が止まりませんでした。
ちゃんと、勤勉して一生懸命働いても様々な人に騙されたり
絶望し、生活保護も受けられず少しずつ…少しずつ
絶望へ…堕ちていき、誰にも助けを求めることが出来ず
最後は自殺と言った形になってしまう。
私は、この話はドラマだけの中だけでは収まらないと感じました。今は、生活保護の
見直しを求める声があります。
ニュースでも、生活保護の不正支給があったりなど
あまり良いニュースがないせいか私の周りにも生活保護の支給を
やめた方が良いと言う声があります。
私は、今福祉関係の勉強をしているので
そんなことをよく考えて言っているのかと本当に 思ってしまいます。
関東地方限定ですが、3月6日水曜日に再放送やりますね。
TVの番組表で検索してわかりました。
すみません。追加。
このストーリーの右京さんのパートナーが,神戸尊でなく亀山薫だったら,
どうでしょうか。
「ちょっと温まりたい」どころか,きっと激しく悲憤慷慨したと想像します。
そして,視聴者の心情を強く代弁したことでしょうね。
(でも,あまり語り過ぎないほうがドラマとしてはいいのかな。)
昨日、見直しました。
イモジェンさんのおっしゃるように、確かに亀山クンならと思いましたね。
そして甲斐クンならどんな反応をしたんでしょうかね?
そう思っていたら今度は想像が飛躍して、最後の砦の回の相棒が神戸クンなら、暴発の回や宣誓の回が亀山クンならどんな反応をしたのかなぁなんて思いました。
やっぱり亀山クンと神戸クンは杉下さんと袂を分かつ信条の持ち主だったと思います。
ちなみに甲斐クンはまだ立ち位置がわからないキャラですね。
柴田役の人が童貞放浪記っていう映画で主演してたけど、このボーダーラインの柴田に比べると童貞放浪記の主人公なんて平和な奴だなぁと思ってしまいますね…
海外出張から今朝帰って来ました。きよりんさん、出発前のお気遣い有り難うございました(*^o^*)無事に帰国しました。出張先でたまたま飢えて苦しんでいる家族や人々と遭遇しました。私はその方々に残念ですが何もしてあげられなかったです。いや何もできなかったというのが正直なところです。ただその方々のほとんどが必死に今を生きていますし、人々の目が他人からの哀れみを拒んでいるように見えました。そしてこの「ボーダーライン」という話があった事をふと思い出しました。この回の柴田くん(だったかな?)は最後は自殺してしまいますが、たしかにすべてを失いどうすることもできずに人生に絶望してしまう気持ちはわからなくはないです。が私はたぶんこの回のコメントされてる皆さんとは意見は逆です。死んでしまってどうするの?たとえどんな状況であっても必死に生きようと考えなきゃダメでしょう?疎遠になってしまった家族に恥をしのんで頭を下げてでも泣きつくとか。生きてさえいればきっといつかは良い事があります。雨ばかり続く日はありません、いつかは晴れる日が来ます。言葉はあまり良くありませんが公園で寝泊まりしているホームレスさんやあのイチローくんですら必死に生きているのだからね。私も震災で家族や仕事や全てを失った一人です。それでも無職で無住所で頼るところも無くどん底のような生活から這い上がってきてやっと今の仕事に巡り合えたのです。(ちょっと海外出張はキツイですが)だからこの回の柴田くん(?)には自殺せずにがんばって生きて欲しかったですね。それこそあのseason3で出てきた川沿いの自由共和国にでも行けばまだよかったかも知れないのにね。
この作品は大分前に見ましたので、鮮明には覚えてないのですが、とにかくやり切れない想いが残った記憶があります。私はここ3ヶ月程、過去の作品一気に見たので(勿論全ては見てないですが)再度レンタルして見ようと思っています。スコッチさん、震災で大変な思いをされたと知り、言葉がありません。当事者でなければ計り知れない事でしょう。でも復興され、お仕事頑張っておられる事嬉しく思います。海外出張での大変な体験、目の当たりにしないと、到底私などには、計り知れない思いです。今後もお気をつけて頑張って下さい。相棒、これからも楽しみましょう。管理人さん、作品の内容からそれて申し訳ございませんm(__)m
先ほどレンタルでこの回を初めて見ました。皆さんおっしゃるように、最後まで救いのない現実をつきつけるな展開と涙を流さない山本さんの演技に圧倒され、このまま眠ると悪夢を見そうで、思わず脚本の櫻井さんのお名前を検索してしまいました。ミステリーを越えて、考えさせられた作品です。
関東の順不同な再放送で見ているものです。
今まで書き込みしたことなかったのですが、思わず。
隙のないリアリティーだと思いました。
そして総選挙の翌日にこれを再放送されたので、
ちょっとした意図を感じましたです。
順不同さんのコメントを見て、私も何か凄いものを感じました。総選挙の後でこの回ですか、う~ん?この回の青年(名前は忘れましたが)のような悲惨な青年を作らせない政治を、自民党(アベノミクス)に訴えてるかのような感じですね。この回は私自身が二度と見たくない為に録画したものは削除しましたが、記憶を辿って意見しますが、最後に絶望し自殺するならば、どうして自身のプライドを棄ててでも色々と仕事をしてみようと考えなかったんだろうと思います。交際中の彼女との結婚問題があったが為に正社員の仕事にこだわったのはわかりますが、それが出来なくなったのならば、例えアルバイトでもいいから何とか収入を得る事を何故、考えられなかったのだろうか?また喧嘩中でも家族(確かお兄さんだったかな)がいたわけだから、プライドを棄てて頭を下げてでも泣き付いて頼み込むぐらいはしても良かったのでは?結果、就職した会社の冷たい仕打ちを受けて仕事を失い、彼女も去り、住む場所さえ失い、安易に身分提供と言う犯罪まで犯し、生活保護さえ受けられず、ネット喫茶生活を続けながらただ食べるだけ(試食コーナーで)の生活を続け、履歴書に記載する住所すら失い、最後に試食しようとした時の店員の女の子のキツイ言葉に絶えきれずに、最後は死への道を選んだんでしたね、この青年は。私も明日は本当に我が身に起きる事かも知れませんが、死の道だけは選びたくはないですね(当たり前かな)。例えアルバイトでも収入を得ないとと思います。今回の選挙では自民党の勝利となりましたが、本当にこんな悲惨な青年を産ませない政治が果たして実現するのだろうか?本当に景気回復し、国民にとって暮らし良い国にしていけるのか?微妙のような気が致します。選挙の後だから、この回はTV局の政治家へのヒニクとも思えますね。
2013年02月27日付ご投稿の蜜柑さま、初めまして。
このドラマの“柴田さん”とほぼ同世代の、3児の母兼OLです。
2年あまり後の遅レスお許しくださいませ。
「生活保護の見直しを求める声」に対してあなたはご不満をお持ちのようですけれども、むしろ“柴田さん”のような、真に手を差し伸べるべき方々を社会や行政がきちんとお守りするためにこそ、生活保護の不正受給は徹底的に排除しなければならないのではありませんか?
ドラマの中でも、多忙を理由に“柴田さん”の受給申請を門前払いした福祉事務所の職員に対し、右京さんが「(真の)生活困窮者を見極めるのがあなたの仕事ではありませんか?」と諭していますね。
元を糺せば制度を歪めているのは不正受給者であって、行政ではありません。
善意の困窮者に悲しい思いをさせないためにも、申請受理時の審査はもちろん、事後の追跡調査ももっともっと厳しくすべきだと思います。
毎日ニュースには多くの社会的弱者の話題が出ますよね。
しかし「本当の弱者は声すら上げられない、誰も見る人がいない」と言うことなんだなあと、思います。
社会性を描いたシリーズでした。なかなか難しい事件を乗り越えないことを思い出します。でも右京さんと神戸くんならきっと事件解決してくれるので期待していました。
アカン、マジでヤバすぎますよ。
一歩間違えていたら、僕もこの柴田君みたいになってたわね。完全に昔の自分を思い出しました。何をするにしてもついてなくて(幸子さんみたく)、最悪なままに試食しながら歩き回るだけの生活。そして最後はすべてに絶望し、自殺!
有り得る話だけにリアル過ぎていて、妙に怖かったです。
柴田君も死ぬ前にどこかで幸子さんと出会っていたら、またどんな状況でもひたすらに生きている公園のイチローくんと出会っていたら、また少しは救われたかも知れないかな?また、知らぬ事とは言えども彼にトドメをさした?パン屋の試食係の店員のお姉さんもヒッド~イ!
柴田君が食べ残したパンに蟻がたかっていたのが、やりきれなく苦しかったです。
悲しいストーリーでした。
ラストの神戸くんと同じで僕も温まりたいです。
被害者柴田に冷たい仕打ちをする人たちに最初は憤りを覚えました。
しかし、繰り返しそんな人たちの姿を見せることで、この人たちは特別な人ではない、見ている自分たちの姿でもあるのだと気づかされました。
誰かがあと少しだけ手を差し伸べていれば、この悲劇は起こらなかった。しかし、皆路傍の石でも見ているかのように、通り過ぎて行ってしまう。そんな石ころにも、目を向けた佳作だと思います。
山本浩司さんがどこにでもいる普通の青年を自然に演じられていたことや、あえて大物俳優を使わないことも、物語に普遍性を与えていると感じました。
また、杉下右京と神戸尊、二人が聞き込みを重ねて、被害者の足取りを丹念に追いかけていく・・・聞き込みは捜査の基本ですが、相棒には珍しいと思います。その点でも、従来の相棒から一線を画している作品でした。Season9まで来ながら、なおも新しい引出しを持っているところが、相棒が長く愛される理由の一つなのでしょう。
こういう物語を生活保護受給者たたきに利用する人には注意を与えるべきかもしれません。
単に身内に都合の悪い投稿者を排除するだけというのは右京さん精神に反しますよね?
本作は秀作ですが、柴田さん役の山本浩司さんの好演もあって、辛いお話でした。特に、他殺に見せかけた自殺のシーンは、視ていて辛かったです。
Season9最終回の直前頃、川原和久さんのインタビュー記事によると、柴田さんのモデルは、相棒の番組スタッフの知人だったそうですが、その方は最悪の結末には至らなかったものの、なかなか這い上がれず辛い思いをしたそうです。
派遣社員の切り捨て、違法な労働条件のアルバイト、名義貸しなど、柴田さんが落ちるところまで落ちるまでに、家族や、周りの人はなぜ手を差し伸べなかったのでしょうか?終盤の、ただ生きるためだけに、無料で食べ物が得られる施設、試食できるお店などを彷徨い、その結末から絶望に至るのが悲しかったです。
柴田には親しくしていた友達や知人はいなかったのかな?市役所生活保護課?には相談に行ってたけど、ちゃんとハローワーク通いはしていたのだろうか?明日食べるお金にも困るぐらいならば、そうなる前にどこでもいいし何でもいいから職種の好き嫌い問わずにバイトでもして稼げば良かったのに。例えば嫌々でも食うために仕方なく職種の向き不向き関係なくバイトすれば、そのうちその仕事が好きになり、またバイトから正社員へ道が開けるって事もあったかも知れませんし。やはりどんな事情があったにせよ自ら死を選ぶのは最低だと思うし、世間が自分にそうさせたと思わせて世間に死を持って抗議したかのような感じで死ぬのはどうかと思う。確かに周りの人々は柴田君に対して冷たかったかも知れませんが、そもそもの元は柴田君自身が招き入れた結果だと思う。いわば甘ったれの象徴だとも思う。ラストで自分が捨てたアパートに新しい入居者が来たのと、自分が捨てたドーナッツに蟻がたかってる様子はシンクロさせてはいるけども、確かに観ていて辛く思わせるシーンではありますが、私は前述のように柴田君には辛口ですね。「自分が招いた結果なのに世間のせいにして勝手に死んでんじゃねえよ!死ぬ前にもっとやれる事があるだろう!」と思います。
うーむ、フィクションにマジレスもなんだが、イベント企画の派遣なんて20代ばっかですやん
歳とったら切られるだけだし、医療事務の資格も何で取ったかよくわからん
普通資格なんて趣味じゃなきゃ取る前に実用性あるか調べないか?
名前からして35過ぎたオッサンなんか対象外だろうし、簿記2級目指すのと対して変わらん
取ってから、実務経験ないとダメとわかるとか計画性なさすぎだね、35までイベント企画の派遣とかやってる時点で詰んでるんだよ
切られる前に転職活動して切るべきだった
それかせめて直接雇用のバイト見つけるべき
これは全く同情できん
今日再放送があったのに、見れなかった理由は、実はスポーツクラブに行って、運動をしたから。
次の再放送まで期待したいです。
柴田君は、「生活困窮者」とまでは言えないと思う。
35歳前後で健康なら仕事はある。介護職員なんかどうなんだろう?
最近よくブラックと言われている介護職員だけど、一人暮らしか嫁と共働きなら、無駄遣いしなきゃ普通の生活は可能だと思うけどなあ
ブラックなわりに、国立や有名私立大学の福祉関係の学部から新卒で入ってきてる職員も多くて、「負け犬感」はないし。
どうせ住所が無いなら、家賃の高い東京からは離れ、田舎の介護施設の職員とかなら採用もあると思うけど…
医療事務の資格をとれるほどの学力があるのであれば、介護施設では重宝されたと思うし、働きながら介護福祉士とるのもそんなに難しくないだろうし…
柴田はおとなしくて優しくて、いわゆるいい人。でもプライドはある。だから大声で「助けてほしい」と言えず一人で全部抱え込むタイプ。でもやっぱり死んだらアカンよ。死ぬくらいならプライドもなんもかんも捨てて、兄貴の所でも彼女の所でも住まわせてもらって、とりあえずバイトでも何でもやって生きてほしかった。悲鳴をあげる勇気、強さを持ってほしかった。山本さんの感情を抑えた演技もよかった。
再放送を見て、改めて柴田役の山本浩司さんの演技が秀逸なのが分かりました。この話、フィクションじゃありませんよ、と現在学生の皆さんに伝えたいです。そして忙しいとか、上司へ不満をいえる状況が、どんなに恵まれているのか改めて実感させてくれる話でした。自立できないなら最終的に親族から見放されたら人間終わりですね。一度きりの人生です、好き勝手生きるのも良いでしょう、でも生活が破たんしてしまってはいけません、いつかは親のスネがかじれなくなりますものね。この柴田という人は多少自分にも責任はあったでしょうが、めぐりあわせが悪すぎてこのような人生になってしまいましたが、もう一度言います、このストーリー、決してフィクションではありません、明日は我が身です。以上、長文・駄文で大変失礼いたしました。
8年前の作品でも柴田の様な人は、有効求人倍率が高いと言っても増えているのは、悲しい!
再放送でひさしぶりに見ました。
初回放映から8年が過ぎてますが、決して過去の話とは言えません。
むしろ解雇規制緩和や残業代ゼロ法案など取り沙汰されており、いよいよこの物語が一部の人だけの問題ではなくなってきましたね。
普遍的な社会問題を世に問う当時の相棒の姿勢、
これからも忘れずにいてほしいですね。
製作側の意図は何となく分かるけど、話が極端過ぎてツッコミどころが多く、全く感情移入できませんでした。
不景気とはいえ、男で30代で健康体ならいくらでも働き口はあるはずだし、寮完備の求人は何もブラック派遣の肉体労働ばかりじゃないだろうに。
介護の仕事なんて年中人手不足なんだから、医療事務と直接関係なくても、とりあえず挑戦してみるとか、他にも色々選択肢がありそうなんですけどね~
そもそも食べ歩きに時間を費やすくらいなら、ホテルや飲食店でバイトすれば賄いもでるし、つまみ食いもできそうだし、一石二鳥だと思うが…
夕方からバイトして、夜はネットカフェで寝泊まりすれば、日中は就職活動できるし。
お兄さんには経済的に頼るんじゃなくて、就職に必要だから住所だけ使わせてもらうとか、出来なかったんだろうか…
「健康体だから周囲にも福祉にも頼れなかった」というのは切ないけど、病気や障害を抱えながら一生懸命働いている人達が大勢いる事を考えれば、やっぱり、もう少し頑張れなかったのかな~と思います。
防御創まで作って自ら命を絶つっていうラストに持っていくには、この程度の苦悩では説得力が不足しているような気がしました。
視野狭窄とか情報弱者ということに縁が無い方には、彼は甘ちゃんに見えるんでしょうね。
本当にこのエピソードは言葉にならないのですが
赤の他人をかばう余裕がない、
真剣に向き合おうとしない、
悪気なく見下してくる、
平気な顔でひどい仕打ちをする
そんな冷たく厳しい人間がいる社会に打ちのめされていく柴田さんの視点で話が進んでいき、
また彼のなかに確かに存在していたプライドがさらに彼自身を追い詰めることになっていく様子があまりにも、リアルで苦しい気分になります。
防御創に見える傷をナイフで自らの体に複数つくり、飛び降りる前に勇気を出すためなのか何度も叫んでいたときの表情がまた悲しすぎて悲しすぎて。
山本浩司さんの演技にもやはり引き込まれる。
そして右京さんが口にしたように「手を差し出す勇気」が世間か彼自身に少しでもあったのだとしたら、このような残酷な結末をむかえることはなかったかもしれません。
とにかく一度観たら心に刺さって一生忘れられなくなった凄まじい作品です。
現在2020年です。
ひと昔と言っても良いくらい前に放送された作品なのてますね。
再放送で初めて観ました。
これまでの自分の暮らしを重ねてしまい心がけ震え、涙が滲みました。
会社に騙され30代で突然の解雇とされれば、多少なりとも頭が空白になりもしますし判断力もつかない状況にもなります。
住所を失う恐怖や、行政からの見限りを受けた精神的ショックは計り知れない破壊力があります。
すでに愛する人からも見放されていましたし。
柴田さんの生き方を甘いと思う人もいらっしゃるのでしょうが、家族や恋人からは『まともな仕事でなければ認めない』とされ、面接先には『経験がない』と言われ日雇いアルバイトし続けるにはすでに若くなく、抜け出す道筋も見つからないまま心身ともに疲弊していく姿に甘えという言葉はやや方向が違うように思います。
かといって彼の生き方にどの様な言葉が当てはまるのかはとても難しいですね。
確かに死を選ぶのは甘えなのかもしれませんし。
(ここはネタバレNGでしたか??スミマセン)
あえて言うなれば彼は 『見失っていた』というべきでしょうか。
自分自身も、社会からも。
自分を認識するには他者の存在が大きいでしょう。
人からの視線や評価でバイヤスがかかるのは、特に弱者に強く現れると思います。
彼の周りには希望をみせてくれるような他者は存在せず、どんどんセルフイメージが落とされていったのだと思いました。
何人かの方からは プライドを捨てれば、とのお考えもでていましたが、自ら名義貸しを申し出たりするまでになっていった彼には既にプライドなどなかったのではないでしょうか?
どなたかもコメントされていましたように幸子さんと出会うなど 違う側面からの眼差しがあったならば、と思いました。
本当に重かったです。
役者さんの演技にも圧倒されました。
現在辛い方には重いテーマだと思いますが、あの最期のシーンが、誰かを思いとどませてくれることを願います。
国会でも再放送して欲しいかな。
誤字訂正です。すみません。
×なのてますね。
○なのですね。
×心がけ震えました
○心が震えました
新型コロナウイルスが騒がれている今の時代だからこそ本当にありそうな回。放送当時は確かリーマンショック後で大きな反響があったそうですが、AIの進歩やコロナによる経済危機の可能性が叫ばれている今だからこそ、将来柴田さんのような存在が増えていくのではないか、と不安でしかありません。
偽装請け負いを行った土建会社、生活保護費圧縮の水際作戦を行った役所、そして偽名義で犯罪を行った人たちは決して許されぬ存在ですが、ドーナツ屋のおばさんが柴田さんにとどめを刺した、と考えるとなんとも恐ろしい。おばさんは先ほど挙げた人々のように悪意をもって行ったのではなく、ちょっとした嫌みとしてあの言葉を言ったのですから。まさに悪意の不在とも言うべきことでしょう。しかし柴田さんに最もダメージを与えたのは悪意のあった人々の心なき所業より、悪意なきおばさんのたった一言の言葉だった。そう思うとなんともやりきれない気持ちになります。
「彼は社会に殺された」という右京さんの言葉が強く印象に残った回でした。
劇中の柴田さんに否定的な人とか、「現実的じゃない」とか、「政府のせいだ」的な反応する人とか多いですが、そういう人にこそ届けたかった話なんじゃないんですかね
介護職があるだろ!とか言っちゃう人も笑っちゃいますね。明らかに介護職を誰でもできる仕事と無意識のうちに見下してますし、介護職も未経験30代半ばでは難しいですよ。
そういう無意識の悪意とか、様々な悪意が折り重なって劇中の柴田さんのようになってしまう人が生まれるんですね
こういう議論を呼ぶことも、この作品の狙いなんでしょうかね
それでも、死ぬ勇気が、それも自傷行為までする勇気があるのなら、他にできることがもっとあったと思いますし、少なくとも僕ならそうします。
しかし、そうできない人もいる。頼れない人もいる。手を差し伸べる勇気が無い人もいる。そんな人々に、少しでもそういう勇気を出せるように考えてもらうきっかけとして、ここまで救いのない重い話にしたのかな、そして、それは相棒だからできる話なんだなと思います。
手を差し伸べる勇気をいつも持ち合わせていられる人間でいたいと思いますね
今2020年11月29日(日)です。「ボーダーライン」は相棒の中でも際立つ名作であると同時に問題作ではないでしょうか? どなたかが触れていましたが主人公より、周囲の人々の在り方がリアルで、その冷たさは10年たってますます進んでいるように思いますが如何でしょうか?
せつない話でした。山本浩司演じる柴田が追い詰められるにつれて、こちらも胸が苦しくなります。役所の人、元婚約者、偽装請負人、それぞれが保身のための小さな悪意を柴田にぶつける。けれどそれが積み重なり彼の心を蝕んでゆく。ドーナツ屋の女の子の一言がとどめを刺したのではないでしょうか。現在のコロナ渦における「不備ループ」に通じると思いました。努力している人が報われない世の中だと思います。それでも有権者は、次の選挙でまた現政権を勝たせるのでしょうか。 山本浩司の好演があってこそ、このドラマが傑作になったのだと思います。このサイト、良いですね。これからもよろしくお願いします。
2022年最初の再放送枠でコレやるかね、攻めたねテレ朝。
まだ正月休みの人も多い今日にあえてやったのかな?
ボーダーラインは、超氷河期世代の自分にはよく解りますし、ますます今や悪化、永久凍土時代なのでは。生活保護は、なかなか難しいと思います。取るのは。若いしね。ハロワ行けというコメントありますが、ハロワ職員がアルバイトだったり、質が悪い求人を跳ねないんですよ。とりあえず、きた求人ガンガン出しときますから。あとカラ求人とか。現実を知らなすぎ。ドーナツ屋の方は、今は試食バイトないし、しっぺがえしですな。悪いふうに転がる時期は本当にあって、つらい。這い上がりたくて他人を蹴落とす人まで今やいます。ただ、メンタルをやられるので、まずは当座のバイトしながら。やはり本当によい友から助言を受け、今の自分に出来る身を整えていくということは、大切かも知れません。まず、食べないと人間おかしくなる。女房がいても、幸せとは限らないんだと割り切る。友人、ご飯、暖かいところで寝る。この3つがあれば、身体を壊してさえいなければ、突破口は開く。前よりはこうした人にきちんと手当てがいってれば良いのですが。皆が幸せになりますように。
「ここからは、我々の推測です
彼は
「社会に殺された」
そう訴えたかったのかもしれません
正社員になれるはずだった会社を解雇され
婚約者にも捨てられ
家族にも頼れない中
住む家も、新たな仕事も無くし
頑張って取得した資格も役に立たず
福祉にも見捨てられ
とうとう、犯罪に手を染めてしまった
そうまでして続けた就職活動も、上手く行かず
やっと得た安眠の場も追い出され
やがて、食べるためだけに歩く毎日になった
それもし難くなったある日、彼は以前住んでいたアパートに、新しい人が入った事を知ったのでしょう
これで、就職活動に使える住所も無くなった…
絶望するなと言う方が、無理かもしれません
その絶望を、誰かに分かってもらいたかったのかもしれません」
覚えてしまいました
学校の授業で取り扱われみたのですが、現役大学生の私には刺さりすぎるお話でした。
就活に対する不安や恐怖などが具現化されたような作品になっており、自分がこうなったらどうしようと思うと同時にこうならないように頑張ろうと考えるきっかけになれたらよかったのですが、話が重すぎてそこに至れませんでした。大学生の授業で見せるくらいしっかりとしたお話なので見てない人に見せた方がいい作品なのかもしれません
このコメント欄にも被害者を責める冷酷で無知な愚か者が多い。
生活困窮者に救いの手を差しのべるような人間が日本にいるとは思えないが、少なくとも本作によって日本国民の不甲斐なさとその自覚のなさは可視化された。
知恵袋に「ボーダーライン」についての質問にベストアンサーがついていた書き込みがこちら。
「ボーダーライン」は、派遣切りされたネット難民が社会問題となり、年越し派遣村が結成されて2年目の歳末に放送されました。
正社員に採用されずに派遣社員になれば、ボーダーラインの向う側に転落して、
二度とこちら側に戻れない惨状を訴えたかったのでしょう。
派遣切りされれば職と住まいを一度に無くし、人と会話するバイトができず、妙なプライドが邪魔をして親族に窮状を訴えることもできない。
正社員か派遣かの二択しか頭になく、友達もいないので客観的なアドバイスももらえず、どんどん視界狭窄に陥って神経を病んで自殺以外考えられなくなりました。
1.兄弟は他人の始まり。
親が生きていれば実家にも帰れますが、父は亡くなり、母は大病を患い長男の世話になってます。
長男と次男の主人公は仲が悪く、長男は「頑張って正社員にならなかったからこんなことになるんだ。母さんが入院しても見舞いにも来ないで、今さら何の用だ。金なら妻子と母の世話で精いっぱいだ」とけんもほろろでした。
生きるか死ぬかの瀬戸際であることを説明し、「廊下の隅にでも寝かしてくれれば、住民票を移動してバイトでもなんでも見つけてすぐに出て行くから、しばらくでいいから置いてくれ」と食い下がる意地もないのです。
諦めが速い。
2.派遣社員の彼は長年工場のラインなどで働いていて、人と会話する職種が考えられなかったのでしょうね。
兄とも不仲で友達もおらず、コミュニケーションスキルがない。
恋人と結婚するにしても、彼女が苦言を呈すと「そんなに結婚したいなら他の男を探せば」とキレてしまう。
区役所で生活保護を申請しても、職員から何か言われるとすぐ「もういいです」と引っ込んでしまう。
自分で自分の首を絞めてますよね。
以上ですが、ご立派ですよね。
どんな困難であろうと、きっとこの方なら自分の実力で乗り切ってゆけるでしょう。
1年ほど前に再放送されたこの回を見ました 今大学生なのですが、山本浩司さん演じる被害者の柴田さんと少し似た境遇にあります。
自分は院進学を考えているのですが、就職はその先できるのかという焦りや、派遣の倉庫作業などもしていて、それもいつまで続けられるかわからないという不安があります。
大学を卒業できたとして、その先が幸せなものだという保証もどこにもありません。 夢や将来なりたい像も幼い頃は持っていましたが、現実味が帯びてきた今実現できるのかも分かりません。
この作品には、とても考えさせられる点が多いと思いました。
これからうまく生きれるのか怖いですが、自分なりに諦めずに頑張ろうと思います。