脚本:杉山嘉一 監督:田村孝蔵
ゲスト:前田亜季 上杉祥三
『魔銃録』という人気小説の作者が銃殺される事件が発生。凶器は、数か月前、収賄疑惑を掛けられた代議士襲撃事件で使われた古い銃と思われたが、問題の銃はすでに警察が押収し、厳重に保管されていたため、ネットでは「魔銃が現れた」と騒がれていた。銃を「野蛮で旧式な武器」と嫌う右京(水谷豊)は、亘(反町隆史)と共に独自の捜査を開始。線条痕の再鑑定をしている警察庁の付属機関・科学警察研究所を訪れる。
脚本:杉山嘉一 監督:田村孝蔵
ゲスト:前田亜季 上杉祥三
『魔銃録』という人気小説の作者が銃殺される事件が発生。凶器は、数か月前、収賄疑惑を掛けられた代議士襲撃事件で使われた古い銃と思われたが、問題の銃はすでに警察が押収し、厳重に保管されていたため、ネットでは「魔銃が現れた」と騒がれていた。銃を「野蛮で旧式な武器」と嫌う右京(水谷豊)は、亘(反町隆史)と共に独自の捜査を開始。線条痕の再鑑定をしている警察庁の付属機関・科学警察研究所を訪れる。
細かいことを言いましたが、当サイトへのコメントは大歓迎です。初めての方もお気軽にお書込みください。
今日もなかなか面白かったです。相棒はここ何シーズンか終盤に面白い話が重なってるような印象を受けますね(それでいて最終回はあんまり…ってパターンも多いでんすが)。
ミイラとりがミイラ、ではないですが銃犯罪の被害者が銃に憑りつかれ最終的には銃を使用した犯罪をおかすという皮肉なストーリーはとても印象深く、銃犯罪に巻き込まれながらも毅然とした態度で銃に立ち向かう出雲刑事との対比もよかったですね。
そういえば1話の白バイ隊員狙撃事件との関連を匂わすような描写があったので、てっきり今回が最終回への伏線になるのかと思っていたのですが来週の予告を見るとあんまり関係なさそうな気もしてきました。
早いもので次が今シーズン最後の事件になりそうですが、最後の事件が前後編になるのって実はシーズン1以来超久々のケースですよね。
掲示板の方で予想されていた通り最終回は2時間SPではなく拡大SPになりそうですね。
とてもいい内容だと思います。それが、科学的捜査やサイエンスポリスという科警研の違いにいい勉強になりました。とくに科警研の仕事内容という観点を中心とした内容で、比較的面白い内容でした。捜査一課の3人、組織犯罪対策課、刑事部の上層部、サイバーセキュリティ、特命係が連携して、捜査に出ていたところが良かったと思う。一番驚いたのは、拳銃を向けられた捜査一課の3人に危害を加えるのではないかと、とてもひやひやしました。でもそれが、出雲麗音ちゃんが前に出て勇気をもって、自分も拳銃で撃たれた体験談を話したところが一番心に残り、感動した場面が一番良かったと思います。私はすごく感動し、感情移入してしまいました。科警研の人間が犯罪の被疑者になることは、それは決して一番よくないという、右京さんが最後に言いたいことを思いっきり言えたところが良かったと思う。それが法と正義に関係しているのではないかと思います。白バイ隊員の襲撃事件の話も出ていたので、興味深い内容でした。次回はスペシャル版が楽しみです。
今日の話はとても良かった。久々に情ではなく、しっかりした本格的な事件。またトリックも素晴らしく。破綻していない。
また、内容に無理や無駄がなく。きちんと終った淡々と落ち着いたストーリー。
良かった。
相棒のよさだ。右京だからこそ、最後のしっかりした重い手厳しいメッセージが伝わってくる。
タイトルも皮肉めいていて、出るべき人がきちんと出るところに綺麗に収まっていた。
今期では出色の出来ではなかろうか。
まだまだ走り続けてほしい、相棒。本当に杉下右京というキャラクターは素晴らしいと思う。
村上虹郎主演の映画「銃」を思い出したよ。
自分の意思と関係無く銃を手に入れてしまったら、人間はどうなるのか。正にそういう話。
面白かったです。
最後にひとつだけさんが書かれてるようにミイラとりがミイラにのパターンで、刑事ドラマやミステリーでは有りがちなタイプの犯人でしたが、突っ込みどころとかも感じませんでしたし、骨太な作品だったように思います。
最終回のエピソードが「プレゼンス」の続編になることから、出雲さんの事件にも少し触れ、彼女の思いを今一度クローズアップしたところも良かったです。
これはこれで、最終回のエピソードと関連性は無いと私も思います。
科警研の屋外での最後の場面のBGMは別の曲にしてほしかったです。
前田亜希さん演じる犯人の動機に同情はできないから。
そこだけは今のところの残念と思った部分です。
最終回の前編の予告編には久しぶりの鑓鞍国家公安委員長も出てきて、楽しみです。
後編は90分スペシャルかな?
急に白バイ隊員狙撃事件が出て来て、ラストに向かって今シーズンの伏線回収が始まったかと。来週の予告に石丸さんがチラリと見えましたし。拡大版楽しみにしています。
今回、丸腰で銃を持っている人に近づくのは、刑事ドラマによくある展開だなぁと思いました。近づいてくる相手が女性だと、銃を持つ男性が躊躇する。そして動揺している間に隙をみて、女性が取り押さえる。
「科捜研の女」で銃の鑑定はよくやっています。
番組は何度も再放送されているので、同じ線状痕の銃が2つ存在するわけがない、だからこの銃は外部に持ち出されたと思いました。
ボディチェックが厳しいことを強調していましたが、科学者ならすり抜ける知識がある。
科警研の二人なら可能。
そして、一人が転落死。
もうその時点で、特命係に言われなくても、犯人はわかっちゃいました。
欲する者に与えたらどうなるかの実験って(笑)
なぜ彼女は銃身のすり替えなんて面倒なことしてまで、魔銃を作る必要があったのか?
捜査のかく乱?魔獣の存在を知らしめる?そんな必要ある?
科警研に捜査が及ぶに決まってんじゃん。やぶへび。
2丁の拳銃を入手しているのだから、その気になればもっと入手できるでしょう。
それをめぼしい回答した人のところにどんどん届ければいいだけだったのでは?
金属探知&手荷物検査をすり抜けて、銃そのものは持ち出せないけど、
銃身だけなら持ち出せるんだねー。
平和ボケしている僕なので、彼女のプロパガンダは響きませんでした。
過去のトラウマについては気の毒だと思うけど、それとこれとは別。
★★☆☆☆
見ていてとても面白かったです。
線条痕一致の謎についてずっと考えていましたが、銃身のみの交換など到底思いつきませんでした。
個人的には今回のような重々しい雰囲気が好きなので、とても楽しめました。
また今回、銃という武器について、ただ見て終わるのではもったいない、深く考えさせられるような内容だったと思います。
犯人の女性が語っていたように、拳銃一つで圧倒的な力の差が生まれ、ただの子供でも大人の女性を屈服させる力を持つことができる。確かに日本の銃規制にはそのような側面があるのかもしれません。本来なら警察が全ての銃を押収できればいいのですが、それは現実的に不可能に近い。だったらいっそ銃に銃で対抗してしまえということなのでしょう。理想と現実を追う難しい問題ですね。
最後、魂たちの祈りが流れた重厚感のある描写は特に良かったです。犯人を容赦なく糾弾する右京さん、やはりかっこいいですね。
おもしろかったと思います。犯人は最初からアヤシイ感じがぷんぷんしていたのでわかっちゃいましたけどね。同じ銃がという予告の時点で、ゴルゴに銃を分解して持ち込むという話があったのを思い出して、分解したんだろうという当たりはついていたし。
出演者に無理せずに話を進めていたように見えたのでよかったです。久々に登場の刑事部長もがんばって無理をしている感はなかったし、右京の最後も絶叫という感じで見せなかったのもほっとしました。無理なくしんみりと進めて、最後はちょっとだけぐさっとやった感じですかね。出演者の年齢が上がっていくのだから、あんまり今までと同じようにどたばたばきばきやってもなあ。心なしか、全体的にカツゼツがあれっという気がしたのですが(出雲も含めて)、さて。
小ネタとしては。こでまりの生け花は今日もきれいだったし、あの店はあの後ろの感じが好きですね。右京は相変わらずおしゃれだった。角田課長にコーヒー淹れる右京、こぼしてなかったですか。気のせいかな。それにしてもどうも今期は、いたみんコンビは失態続きで、あーまたやっちゃったって思っちゃいました。どうしちゃったんでしょう。青木は今日は(も?)素直に活躍していたので、自分の部署には結局のところ居場所がないってことなんですか。なんだかんだ言って、右京に認めてほしいってこと?
皆様へ
はじめまして。
少し教えてください。最後のエンディングの導入曲を教えてください。
ところでバレルの溝は「線条痕」ではなく、「ライフリング」とするのが正解なのでは?
あとガンオイルをあそこで使う必要性があったのかもよく分からないし、
拳銃を置いたままとはいえバレルだけでもそんな簡単に持ち出せるものなのだろうか?とか個人的に疑問がいくつか残ってしまったので微妙。
あと転落するシーンが自分から落ちていってるようにしか見えなかったのもちょっと、、。
このご時世が影響して余裕を持って撮影する時間がなかったのだろうか、、。
初回スペシャルの「プレゼンス」にて出雲さんが撃たれた事件とリンクさせ、ロンドン·日本·小説·銃を手に入れた者の心理描写など最後まで拳銃をメインに話を進めたのは面白い趣向だったので惜しいと思える内容の作品になったという印象。
レギュラー陣含め登場人物をバランスよく登場させたのは良かったと思います。
疲れ切って熟睡する角田課長をコーヒーの香りで起こすという右京さんが新たに見せた一面も笑えましたし。
今シーズンも早いもので
来週は最終回の前編にあたる15分拡大スペシャル。
サブタイトルは「暗殺者への招待」。
想像以上にオールスターな感じでびっくり!
衣笠副総監·鑓鞍兵衛·鶴田官房長官·柾庸子·加西周名·朱音静らが
登場するとなると何か大きな展開が起こることはほぼ間違いないと思うのでかなり楽しみです。
>たむさん
もしかして劇場版2·罪と罰·善悪の彼岸〜深淵などでも流れていた「魂たちの祈り(神の子羊よ)」のことでしょうか?
再コメント失礼しました!
今回は面白かったですね~。
前回がイマイチだっただけに。
科警研を主軸にした話、あまり記憶にありませんが、過去にも有りましたかね?
とにかく魔銃をめぐる事件の犯人、黒岩主任かと思わせておいて、実は研究員の久保塚雅美だったってのは、最初から見えてましたよ。
登場した時点で怪しさ満点でしたし、亘ちゃんもオイルの匂いで勘づいていたようだし。
途中で捜一トリオが銃を持った少年に対峙する場面で、出雲さんが自身が銃に撃たれた話を切り出して少年を説得するくだりは、めちゃ良かったと思ってます。
ただ僕もラストを『碑前の復讐』だったかな?あの曲では終わらせて欲しくはなかったですね。
さて、来週はいよいよ最終回の前編。
初回スペシャルで登場した加西さんとのバトルの決着は果たしてつくのだろうか?
また久しぶりの鑓鞍さんの登場も楽しみです。
「理不尽な暴力との闘い」というテーマに対する脚本家さんの強い思いが伝わってきたのが非常に良かったです。個人的にはその主張には納得しかねる部分もあるのですが、先週の様な無味乾燥な話よりは、これくらい作家の想いが強く表れている作品の方が、今の相棒にとっては必要なのかもしれないと感じました。
銃身の入れ替えというトリックも良かったですし、これといった矛盾も無かったですね。
個人的に気になったのは、
・選曲に違和感。「魂たちの祈り」も「碑前の復讐」も、出来ればもっと深みや重みのある事件に使ってほしいです。「聖戦」「罪と罰」等のスペシャルや「善悪の彼岸」では凄くハマっていたのですが、通常回で使うと重々しすぎて浮いている様な。
・銃に人生を狂わされた者として、出雲と雅美を絡ませて対比させても良かった様に感じました。出雲の説得シーンは凄く良かったですが、今回は題材的にいっそのこと出雲主役でも良かったくらい。
・銃で脅された過去から、どの様にして雅美がこの様な行き過ぎた犯行に及ぶことになってしまったのかが余り描かれておらず、「よくわからない危ない人」っぽく見えてしまった様な。もちろん最後には雅美は右京さんに「愚かな人」として断罪されないといけないのですが、そこに至るまでに雅美の思考もしっかり描いて、雅美の犯行にも「行き過ぎ」でありつつ「理解はできる」程度の説得力を持たせた方が、最後の右京さんの断罪もより重みが出てくる様に思うんですよね…特に今回の様な主張の強い作品だと。櫻井武晴さんは「サザンカの咲く頃」とかその辺り上手かった様に思います。
2件の殺人も、葛藤描写も何もなく余りにもあっさり殺しちゃってるせいで、ますます雅美の「銃という暴力の被害者」としての側面が薄れ、理解の範疇を超えた犯罪者っぽく見えてしまった気が。
まあ、ラストで右京さんに断罪させることで「相棒」の根幹を守ることの方がよっぽど大事ですし、この辺りはほぼ難癖かもしれません…
次回はボディ・ディープフェイク・プレゼンスのゲスト陣がオールスター出演で、いよいよ纏めに入ってきたという感じでワクワクします。特に万津幸矢の母親はあれっきりだと思っていたので、再登場するのはかなり意外です。輿水さんのことだから、幸矢母と静の関係をかなりえげつなく描いてきそうな予感が…
前回の予告で、銃に怯えている人が映ったの、女性でしたよね。もう、それだけで種明かし、犯人はこの人ですよーって。その前も、今野さんの後ろで、拘束もされずにどこ吹く風でゲームをしている少年が映っている予告だったし、
もう、筋も犯人も、開けっ広げの予告はやめてほしい。何にも面白くない。あの予告がなかったら、今回は、持つものを駆り立てる魔銃の話と絡めて、面白かっただろうに。
考えさせられる回でしたね。初参加の方でしたが、丁寧に脚本が作りこまれていて、話もとてもよかったと思いました。右京さんの説教も、今回は説得力がありました。(最近はこの部分が弱い方が多い)
まあ海外で生活したことある人じゃないと、前田亜季さんの感覚はわかりにくいかも⁈(銃社会という意味で。。。)
う~ん。この内容だったらスペシャルにしてほしかったなぁ~。この脚本家さんなら、もっと掘り下げられると思えます。
あと、田村監督のカメラワークも非常によかったと思います。
私の中では、今回は星5です!
なぜ雅美は笠松がスランプに陥っていたことを知っていたのか? 仮に知る機会があったとして、犯罪小説など書いたことなかった笠松になぜ目星を付けたのか? そして、なぜ笠松は短期間であれだけの分量の小説を書き終えることができたのか(膨大な資料があったからというようなことが仄めかされていましたが、資料の読み込みだけで3ヶ月なんて余裕で費消してしまうはずです。それが犯罪者の心理をよく描けていると評価される小説であるなら、なおさら)? 銃身を入れ替えて持ち出すというのが「魔銃」の真相でしたが、本当に銃身であれば「厳重な警備」を突破できるのか(銃身も金属ですし、身体検査で引っかかると思います。持ち物検査を受ければ、それが銃身であること、少なくとも、研究員が持ち出すような代物ではないことことは分かるはずですが……こちらでこのトリックが絶賛されているということは、このような疑問は愚問なのでしょうけど……)? 特命係は、アメリカで雅美が突き付けられた銃がデュークであることをどうやって突き止めたのか? このような疑問に加え、部下の失態を告発もせずに自殺してしまった黒岩や、雅美に銃を突きつけられても後ずさることすらせず、至近距離になってようやく悲鳴を上げた笠松など、人物描写について不自然に感じる点も多かったです。伊丹の「そう! そうですよ警部殿!」というセリフも、とても違和感を覚えました(掲示板の方で何人かの方が仰られていたように、作品作りはプロデューサーによるところが大きいというのであれば、こういった細かい部分の調整は脚本家の仕事ですし、もっといえば、こういったレギュラーキャラの不自然なセリフの修正もできないのであれば、やはり、少なくとも相棒については、話の出来は脚本家によるところが大きいということになるのではないでしょうか……?)。以上のように、個人的には、今回のお話はあまり良い出来のものとは思えませんでした。
ただ、銃を手にした者、及び突き付けられた者の心理にフォーカスを当てた点は評価できると思います。「銃を持つ者には銃で対抗するしかない」というのはNRAの主張するところでもありますし、銃の使用が圧倒的に少ない日本でも流通量は10万を超えるというのも、面白いところに目を付けたなと感じました。一方で、これに対し右京さんが「人を平等にするのは、銃ではなく、法」とリアクションしたのも良かった。久々に右京さんの崇高な理念の片鱗が見れましたし、剣道の達人なのに繰り出すのは相手の竹刀を弾き飛ばす技だけという右京さんらしいセリフだなと思いました。もっとも、黒岩の主張が市民全員に銃を持たすことによる物理的有形力の平等の実現だったのに対し、右京さんの反論が市民全員を法に服させることによる権利義務の平等だったので、ここのやり取り自体はいまいち嚙み合っていないような気がしました(法の支配に平等に服させることで市民全員から銃を取り上げ、物理的有形力の著しい格差の是正を図るということであれば分かる気もしますが、そうでもなさそう……)。
線条痕が一致した2つの射殺事件のトリック、社会への復讐を望む者へ現れる「魔銃」の謎、相棒では珍しい科警研を舞台に繰り広げられたミステリーで、銃という暴力の象徴を巡っての右京と黒岩や久保塚との議論が見所だったと思います。
面白かった、のですが所々に粗が目立ち手放しで評価出来る作品ではないと感じます。
①銃の入手経路について。結局久保塚が独自に手に入れたのでしょうか?せっかく組対が出張ってきた事案なのにそちら方面でのフォローがなかったのが気になりました。
②線条痕一致のトリック。銃身だけを持ち出しても結局探知で引っ掛かると思うのですが…銃の形をしていなければOKなのか?銃身だけは金属じゃなかった?トリックを話の肝にしておきながらフォローもなしの雑さは看過できません
黒岩が鑑定結果を捏造した、3Dプリンタで一致する銃をつくった、その辺の窓から投げ捨てて探知機をスルーしたとかの方が面白みに欠けますがまだ説得力はあったと思います
③トリックを用いて笠松を射殺した意味。捜査の撹乱とはいえわざわざ苦労してまで科警研に疑いを向けさせるメリットはないような…
④久保塚の動機。銃を向けられ屈服せざるを得なかった経験が根底にあるようでしたがそれが一般人に銃を与え暴力に走らせるという動機にいまいち繋がらないと感じました
あるいは彼女もまた銃の魅力にとりつかれ銃の流通によってその暴力を征服したかった…ならば納得出来ますが作中ではそこまで踏み込まれませんでした
設定はよかったし面白かったのですがいまいち作り込みが足りない、そんな印象です
たしかにこれは先週と同じくやっちまった感のあるそこまで印象に残らない作品となったのではなかろうか。
相棒らしさがありながらも別のドラマを観てる感覚になった。
コロナが影響したのか今シーズンは割と地味な話が多かった印象。
特に杉山嘉一さんと神森万里江さんの書く話には今のところ魅力を感じれない。
冠城くんになってから脚本家交代しすぎだし、相棒だけに限らずドラマ界の今後がかぎりなく不安になった。
最後の音楽は、終焉か、別れの予兆が良かったと思いますが、こう言う余韻を残して終わる回のパターンも、シーズンに1, 2度欲しいと思ったのでしょうね!
魔銃録という、小説を読んだ様な話は、初期からのファンには是非、増やして欲しいパターンです!
初期の相棒は、まず最初に、設定が良かった!
内容は、犯人の動機、殺害された小説家も同じ被害者の会で知り合ったなど、強い理由、銃へのトラウマが、歪んだ経緯を丁寧に、書くのが欲しかった。
米国のガンコントロールも、社会問題ですし。
銃の筒も、持ち出しは、微妙か?
ただ、総じて、設定、テーマ、また、犯人を推理させる展開は面白かったですね!
前田さんといえば、心臓移植を受けた女の子、上杉さんといえば、所轄の刑事。それぞれ重要な役でした。
そして、上杉さんはやくざの親分役もやってます。ゲストが役をかえて出ていると、前の役が気になってしまうおいらでした。
ラストシーンで、冠城のセリフの後に右京さんが怒って決めるという流れは、相棒らしくていいなあと思いました。そこで話が終わるのもまたよかったです。
ただ、犯行の動機に成り得るのだろうかと。しかし、おいらにとって上質の作品であることは間違いありません。
「右京の眼鏡」よりはアイディアが良くて、印象に残る。
それだけの話だったと思います。
相棒でやるにふさわしい内容になりきってるとは言えませんでした。
久々に、相棒らしい作品と私は感じ、良かったです。
脚本と、それぞれのキャラクターのセリフが違和感なく、安心して観れた印象。最後の右京さんのセリフのシーンも、久しぶりにしっくりというか、右京さんはこれだよね、と嬉しく。嬉しくと言えば、右京さんのホームズの引用も良かったです。これも、そうそう右京さんのホームズ、聞きたかった!というファンとしての喜びでした。
確かにラストの曲は、好きなんですけど、どことなく違和感を感じなくもなかったな。
それにしても、私の中で唯一ぶれなくて良いキャラは、青木くん!屈折具合いさえも安心材料なのは何故…
冒頭のシーン、アニメ版頭文字Dやワイルド・スピード等で言うところのアフターファイヤーを発生させるシーンを元ネタにしたのか、相棒でここまで凝ったシーンが今まであったでしょうか?
まず、笑えたシーンとあれ?って思ったシーンを幾つか。
(笑えたシーン)
・説明下手な青木(魔銃だからだよ!で終わらせようとすることは自分で説明するのが下手ですと言ってるも同然)
(あれ?って思ったシーン)
・上杉祥三さん演じる科学警察研究所法科学第二部機械研究室主任・黒岩雄一に論破された右京(右京の言う法こそ正義が覆されたのはこれが初めてか?)
・コーヒーメーカーで角田課長のコーヒーを注ぐ右京(注いだあとコーヒーカップで角田課長を起こしたのも珍事ですよね)
・普通ガンオイルを使うとき(ガンオイルに限らず潤滑油系のものは)ゴム手袋ぐらいするはずだし、何より手についたら強めの洗剤で手を洗うぐらいの余裕ぐらいあるはず
・これは一部の人が言っていましたが、前田愛さんの妹の亜季さん演じる科学警察研究所犯罪予防研究室主任研究官・久保塚雅美と黒岩主任が屋上でもみ合ったときの黒岩主任の落ち方がどう見ても自ら落ちていったとしか・・・。
以上、笑えたシーンとあれ?って思ったシーンでした。
終わり際のシーン、右京が雅美に言い放ったあの一言に対して個人的には、
『オマエのやってることの方が愚行じゃボケー!!!』
と言いたい。
反面、銃を手にすると短絡的な行動に走りがちという理由で年1回の銃の取り扱いの講習にすら行かないというのもある意味もっともらしいと思いましたが。
「暗殺者への招待」の前後篇スペシャルは前後篇観てから述べようと思います。
柄本明さんと杉本哲太さんは監察医朝顔がクランクアップするなりすぐの参加だったんでしょう、特に柄本明さんは「アレスの進撃~最終決戦(18-2)」以来1年半ぶりの相棒なので、鑓倉先生はどんな形で登場するのか、それも含めて期待してます。
科警研の久保塚さんが犯人で、銃の線状痕のトリックも以外にもシンプルなものでした。
久保塚さんが、海外で経験した「銃の恐怖」。弱い者でも凶器(銃)があれば力関係は変わるという信念は、そもそも凶器を持たない日本では通用しないものと思います。
右京さんとのやり取りの中で、久保塚さんがおっしゃった「(日本人は)平和ボケ」のくだり。Season7「レベル4」(ウィルスに対する危機感の低さ)、劇場版相棒Ⅲ「巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」(憲法9条により戦争を行わない日本人の他国に対する危機意識の低さ)で同様に容疑者が危機感の低さを訴えるくだりがあったのですが、今回もまた右京さんとの価値観の相違がはっきりと出ていたと思います。
小ネタ的(と言っては失礼か)には、銃を持った容疑者に立ち向かう出雲刑事。ほんの少し前に狙撃され瀕死の状態から「この日の出来事」を迎えた事には大きいものがあると思います。そして、出雲刑事が誰よりも勇敢だったと思います。
バレルだけなら持ち出せるというガバガバさ、
ライフリングと線条痕の違い、
射撃方法、
ガンオイルの使い方
など拳銃に対しての知識が浅いまま書いたのが見え見えな脚本。
拳銃に興味のない人なら気にしないかもしれないが
それにしたって疑問点が多すぎる。
展開のほうも急だったり、遅かったりでバランスが悪い。
かといって右京さんの静かな怒りや相棒らしさ溢れる犯人像など印象に残るものもあり、
題材も内容も悪くはないが、色々と中途半端になってしまった作品だという印象。
とりあえずお約束みたいなものとはいえ、屋上で揉み合うのはやめようぜ。
杉下右京の個性: 8/10
冠城亘の個性: 8/10
その他キャラ: 8/10
小ネタ: 7/10
題材: 7/10
セリフ: 7/10
構成・テンポ: 7/10
カット・撮影: 8/10
音楽の使い方: 8/10
ストーリー: 6/10
総合: 66/100
修正
総合: 74/100