脚本:輿水泰弘 監督:橋本一
ゲスト:保坂尚輝、温水洋一、吉野きみか
右京と薫は、小野田(岸部一徳)の個人的な依頼で
急成長のITベンチャー企業で潜入捜査をすることになった。
若手社長の北潟(保坂尚輝)に過激派を金銭面で援助しているという容疑が持ち上がり、
公安が刑事を社員として潜入させていたが、1カ月ほど前から消息不明になってしまったという。
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今思えば、『相棒』にハマったのはこの作品がきっかけだったと思います。
冒頭で奏でられる口笛のグリーンスリーブスのテーマを聴く度に、
この話をラストシーンを思い出してしまい、切ない気持ちになります。
ちょっとキャストに無理がありませんか?
温水さん、一目見てあやしいし、正体を見破られたくらいで自殺するのも解せない。
最後の小野田官房長のセリフだけは秀逸だと思いますが。
個人的には北潟に感情移入してしまうなぁ。
自身の会社に潜入された挙句に恋人を寝取られ、
スパイを退治すると恋人が逆切れして自分を殺しにかかってくる。
結果、恋人に反撃し死なせてしまうはめに。
ゲリラへの資金援助に対する報いというには大きすぎます。
ラスト近くで「いっそ爆弾で吹き飛ばして欲しい」と望むのもうなづけます。
終始親友を庇うばかりの葛城を悲劇のヒーロー扱いしている点に
いささか違和感を覚えました。
この作品は「面白い」
今回は作品の内容ではなく製作者側の俳優の使い方に何らかの意図みたいなのを感じました。上手く言えませんが。う~ん、何て言うか今回のゲストが保坂尚輝さんで、この2週間前の「夢を食う女」では高岡早紀さんだったわけで、元夫婦だったお二方を出演させたのに関して何か意図があったのか、それとも偶然なのか?
狐と狸の化かし合い?
トリッキーで面白かったです。
でも確かに北潟はちょっと可哀想な扱いだと思いました。
そもそもあっさり身分を見破られたヘマな森本がダメだっただけじゃんー!
というか、、、
北潟は森本に対しても聡子に対しても、防衛しただけじゃんー!
というか、、、
そんな印象です。
亀山さんのナンパシーンが微笑ましくて良かったです。
この作品、非常に面白かったとはいえ被害者の森本には全く同情というか感情移入できなかった。
北潟は徹底して憎たらしい悪役として描かれたいたけれど、汚い駆け引きや工作をしていたのは公安側も同じなわけで、要するに森本は北潟に完全敗北しただけなのではないかと。
それに関しての復讐と言われてもそれこそただの逆恨みにしか思えない。
結末はちょっと読みづらかったですね。。。あのまま爆破におじけづきひざまずくシーンを予測しましたが、まさか射殺されるとは思いもしませんでした、意外。
手錠を外させる駆け引きはかなり面白かった。
公安がこわいと思った。
面白いんだけど。
北潟に同情的な感想が多いのには違和感を覚えます。
この疑惑が事実であるかどうかは明らかにされませんでしたが、過激派を支援するのは思想・信条の自由の範囲を逸脱しているように思いますし、彼も違法な捜査を受けていた身とはいえ他人の情事を盗撮したりそれをダシに脅したりするのは犯罪ですし、森本を追い出すのにあそこまで辱める必要はなかったでしょう。
設楽の殺害に関しても、彼は彼女の首を絞める前の時点で既に彼女から刃物を奪っていたわけですから、「殺さないと自分が殺される」という状態ではなかったように思います。彼の行動は防衛ではなく立派な殺人でしょう。
私には、北潟は同情に値しない見下げた人物のようにしか見えませんでした。
相棒で公安が本格的に絡んできたのはこの話が初めてのようですね。で感想は誰一人救われない話でしたね。グリーンステーヴスの音色もこの話のシリアスな雰囲気に合っていて耳から離れません。 ゲストの吉野きみかさんも北潟演じる保坂さんの怖い雰囲気と憎たらしい感じも葛飾演じる(本名は何だったのか…)の温水さんは意外な役どころですがよかったです。射殺されるシーンは衝撃的だった。 右京さんが悔やんでいる姿はなかなか貴重で…。 笑いどころとしては取り調べを受けている右京さん、留置所に入れられる右京さん、警備員姿の右京さん、布団を敷いて横になる右京さんなどもなかなか見れる姿ではありません。(笑) ほかにも亀山くんのメンテナンス作業員姿やナンパしている姿(相棒は4人とも必ず女性を口説く(ことになる)話があるようで) カラオケで熱唱する姿 課長と大小コンビの釣り、捜一の白衣姿、美和子と伊丹のツーショットなど見所がたくさん。 右京さんの運転技術がすごすぎることが初めて明らかになった回でもありますね。何度見てもやはり面白い話です。
7行目 変なところに の を打ってしまいました。
たまきさんが出てるのに珍しく先日名古屋で再放送されました。
すっかり内容忘れていたけど、後半のカーチェイスが良かったです。
考えみれば最近の刑事ドラマでカーチェイスはあまり見ませんね。
しかし保坂尚輝擁護のコメントの数々・・・顔が良いのは得ですね(笑)
実質S.4から始まる元日SPのプロトタイプ.冒頭からグリーンスリーブスの口笛を延々と聞かされ,終わりもまた同曲で締め括られる,相棒屈指の超鬱回.それだけ相棒らしいとも言える.筋運びは見事,潜入操作という設定も面白い,でも主調は日の当たらない「闇の中」の深夜業とチヨダを絡ませた暗さが全編を覆われた作品.輿水脚本この作品ぐらいからその粘りと暗さが増してきた.
暗澹たる気持ちになるから見返すにも,心の準備が必要.内容に触れるのは諦めてここでは少しでも気の晴れる小ネタについていくつか.
「頼もしい」亀山のこちらが見てて少し寒くなる執拗なナンパ(冠城はマタギ由来のナンパ師だが亀山は曽祖父がナポリの家系と嘯く)
亀山がカラオケでガッチャマン
噂されると身体が痒くなる伊丹の体質
死体を釣り上げる角田課長(このエピソードはS.3最終回に引き継がれる)
右京が檻の中に,それが可笑しくて堪え切れない亀山,たまきに知らせる事で右京の梅干し嫌いが発覚(笑いを堪える亀山のシーンは結構多い)
右京も後の神戸ほどではなくてもドライブテクニックは相当な様子
一方,官房長の元チヨダ管理官としての一面,ドラゴン社長の冷酷さ(※),綺麗な吉野さんから醸し出されるエコエコアザラクの怖さ。。。
チヨダ(公安警察)を扱う為に,ドラゴンの資金は現実ありそうな暴力団ではなくて極左に流れている設定.
この作品には90年代の暗い影が色濃くさしている気がする.暗い時代の可能性の中心は暗さである.
(※)時間にして丁度中間,彼がWagnerのMeistersingerを聴くシーン.WagnerはS.4元日の「汚れある悪戯」でもWalküreが使われる.しかし本来はWagnerはネアカ,Brahmsはネクラである.
う~ん、切ないとか、欝な話とか、いろいろと感想はあるみたいだけれど、
これはやっぱり、うまくいきそこねて、滑って転んだエピソードだと思います。
そこは相棒クオリティだから、見てるうちはそこそこ面白く見ちゃうんだけどね。
ミスター・ノーボディ、誰でもない男、本名無しの男、公安の潜入捜査官。
「俺たちにだって名前はある。生活もある。恋愛することだってある!」
最後に腹巻爆弾男がそういう意味のことを叫ぶんだけど、これが
ある種の悲壮感、なるほどと頷かざるを得ないようなリアリティを
強烈に帯びるためには、森本達也(仮名)のキャラクターがもっと
くっきりと、そして彼の任務と個人感情との板挟みがもっともっと
際立たないと、ダメなんだよねえ。
でも、現実にはまったく逆に、ほとんど出番がない。画面に出てこない。
任務の失敗も、単純に捜査対象の愛人に岡惚れして本気になって、
しかもそれがバレて逆襲されて、なし崩しにダメになっていくだけ。
挙句の果てに、喘ぎ声まで録音されて(普通は女の方でしょ?)、
脅されて、どんな人なのかもまったく分からないのにどん底ボロボロ。
だったらこの場合、彼女(聡子)の方が、苦渋の彼氏の心情代弁者に
なりそうなものだけど、これがまた輪をかけて分からない。演ってるの
誰だっけ? え? 吉野きみか? ってほんとですか? あの吉野公佳??
えー『ACRI』だったの? 全然分からなかった。水着アイドルって
いうか、その手のビジュアルクイーンのはしりの人、ですよね?
でもなんか、明るいところのない人ですよねー?
よく分からないというか、茫洋としたところのある水着アイドル。
いや、魅力はあるんだろうけど、どこかブラックホール的というか、
虚数域の魅力に勝ってる人だなぁと(だからあの人魚族なんだろうけど)。
う~ん、相変わらず『相棒』はえぐいキャスティングするなあ。
でね、そういう特殊な、でも、ほとんどキャラの核心のつかめないままの
恋人同士の二人が、早々に死んじゃうわけですよ。それで、同じく
ミスター・ノーボディの仲間の温水洋一(腹巻爆弾男)が
「かたきを取ってやる」とか言って成金社長(保坂)を人質に取って
クライマックス。温水さん、最初から怪しい。当て込みすぎでしょう?
話のテーマとしては面白いけれど、聡子が社長の愛人って、
じゃあ、いったいどのくらいの愛人だったのか(あのマンションとか、
かなり優遇されてたと思うんだよね)、社長は確かにゲス野郎だけど、
あれはあれで、チャラい遊びじゃなくて、聡子にはかなり入れ
あげてたと思うし。だとするとなおさら、じゃあ彼女は二つ名前の
彼氏をどのように受け入れたのか、せめて恋愛心情の鹿威しが
カコーンと傾く明確な一瞬を描いておかないと(つまり、何をもって
彼の真実の愛を感じたのか)、社長に優遇されていただけに、ただ
「相手を変えました」じゃダメなわけだし、この、変則腸捻転の
ロミオとジュリエットは、温水さんがあれほど仇討ちに燃えるような、
起爆剤に乏しいと思うんですよ。あれでは。
一回だけの回想シーンでもいいから、絶対にそこは何らかの形で
きちんと具体的に押さえておかないと。
というわけで、これをもし「欝な話」というのであれば、それは
潜入捜査官の悲哀とかそういうのではなくて、二人の話の核心が
分からないのに、周囲ばかりがヒートアップして駆けずり回ってる、
そういう意味で欝な話、ちょっと鬱陶しい話なのでした。
なんか神戸尊の最終回、神戸クンがいつどの時点で自分の無意識の、
意図的な偽証に気づいたのか、それが分からないまま、ズルズルと
相棒版『四つの署名』だけが展開されてゆく、あのもどかしさ、
見心地の悪さ、それに似たものを感じました、ホント。
だから官房長の最後のセリフも、あれがよかったという人もいるみたい
だけれど、私には肩透かしでした。だって、それはすでに温水さんが
叫んだことと同じだから。自分はむしろ、最後に一癖あるとすれば、
それは2二つ目の指輪のイニシャル「Y.S.」、森本達也に関する、
劇中唯一の真実、あれしかないと思っていたんですけどねぇ。
またまた投稿失礼致します。久しぶりに潜入捜査も視聴しました。他の方もコメントされていた通り、温水洋一さん、怪しげ感半端なかったです。また潜入捜査した右京さん薫ちゃんコンビ最高でした。温水さんの最後の頭を撃ち抜かれるシーンは怖かったです。保阪尚希さんもカッコ良かったです。あと、右京さん薫ちゃんが車で温水さんの車を追うシーンもカッコ良かったです。
顔関係なく北潟にも同情の余地はすこしだけあると思うよ。彼女を殺したから善人でないことも確かだけどね。
ナンパに関しては亀山くんらしさがでてて面白かった。
個人的には北潟にも葛城(温水洋一)にも感情移入できなかったかな。北潟は過激派に資金援助してた時点で共感できないし、葛城も森本との関係性がほぼ描かれてなかったのでどれほど深い関係にあったのかがさっぱり分からない。設楽聡子はまだほんの少しだけ理解できましたけど。
あと最後の「自己完結のチャンスを奪ってしまったのか」という右京さんのセリフ、あれはいらなかったんじゃないでしょうかね。実際葛城だって罪を犯していたのだから、「犯罪者は法律によって裁かれるべき」という右京さんの信念を右京さん自身が否定したら、それってキャラ崩壊と同義だと思うんですが、気のせいでしょうか。
あとひとつ、亀山さんのナンパが個人的にはめちゃくちゃイタかったです。というわけでこの話はあんまり楽しめませんでした。
公安を題材にした作品ですが、公安の刑事が潜入捜査をし、相手先で事件の証拠なり真相なりを突き止める。ただし、しくじればすべてを失う。厳しくもあり、恐ろしくもある仕事なのでしょうか。
森本達也なる公安刑事、北潟社長の愛人である設楽聡子との関係が発覚、プライドを傷つけられ追い詰められた末の無念の死。北潟の話に乗ったとしても早晩絶命となると思います。
森本さんの無念を晴らしたい葛城貫太郎なる刑事、彼までが警備員になってまで潜入捜査するなら、森本さんの死体を損壊、遺棄する意味は、何だったのでしょうか。そして、小野田さんの依頼で右京さんと亀山さんが潜入捜査をしなかったら、ラストの惨い結末は起きなかったのでしょうか?
結果的には、北潟さんを逮捕できましたが、後味の悪い結末でしたね。
ただ、葛城さんがおっしゃった、公安の刑事の捜査や尾行に比べ、警視庁の刑事の捜査や尾行には、まだ至らない所があるのを指摘された点は印象に残りました。
小ネタ的には、森本さんを釣り上げた角田課長と、焦げた死体に驚き逃げる大木さんと小松さん。角田課長のショックは相当の様ですね。
再放送視聴にて。
潜入捜査って、失敗したら死ななきゃいけないんですかね?
リアルでもそうだとしたら、とても恐ろしい世界。
season9の「暴発」を思い出したりもするなぁ。
死ぬほどのことか?
殺すほどのことか?
そんなに仲間の仇うちたい?
どのキャラにも入り込めなくて、なんだかなぁって感じ。
役者の演技力の問題もあるのかな。
★★★☆☆
昔の脚本なので仕方ないのですけど、
「おれは犯罪者じゃない!」とのたまう北潟氏の感覚が結構古い感じがしました。
・極左集団に資金援助→事実なら、破壊活動に使われると知ってやってる=犯罪幇助では?
・盗撮&脅迫&不倫許さない→リベンジポルノ(立派な犯罪、そもそも愛人なので移り気を許すも何もない)
・殺人→どう考えても過失致死のレベルを超えてます(しっかり首絞めてます)
公安は非合法活動も”国家治安を守るために”特例として許可されている(という設定の)警察組織なので、
あくまでいち一般人が「公安がいつも使う手」「思想の自由」「スパイを退治しただけ」っていうのは詭弁ですね
その辺、もうちょっと右京さんにごりごりと責められてほしかったです。
ラストで当局が温水さんのご遺体をしれっと引き上げるだけなのも物足りません。
北潟氏をあれだけふてぶてしいキャラにするなら、しっかり報復もされてほしかったですね。
いずれにしても森本君が「ダメじゃん」なのは変わりないんですけど…良いようにやられちゃってまぁ…。
途中まで「彼女と生きるために自分は殺されたことにして姿を消すため腕一本犠牲にした
(実は北潟は設楽女史を愛人の名のもとに良いように利用しており、その復讐として北潟に殺人容疑が向くように腕を送った)」
のパターンか…?と思ってたのでちょっと肩透かされました。
まぁでも、このモヤがかかったような独特の雰囲気が初期の相棒らしさですよね。
結局、身分を隠して潜入していた右京さんと亀山(亀田 創)くんに愛想よく「人」として接してくれた2人が亡くなり、私語にも無反応で作業員や警備員として淡々と接していた社長のみが生き残ることとなったのが、ああそういう結末になったかと静かに悲しくなった。森本さんの影を薄くしたのも、相棒の2人の視点から彼自身の記憶や交流を追体験させたかったからなのかなと思う。それこそ、潜入捜査の任務内容から北方社長と極左集団の関係性、公安部と刑事部のぶつかり合い、特殊部隊の展開まで話を広げて1時間半に凝縮すれば交響曲並みの重みのある出来栄えだったんだろうけど、あえて深掘りしなかった今作は民謡の口笛のような小品曲に留まっていて、しみじみとしました。(小曲とは言っても、カースタント、温水さんの対右京・対亀山アクション、公安とスナイパー、大きな建物多数、伊丹×美和子とだいぶ豪華なつくりになってるので、未視聴の方オヌヌメ。)
さすがに初期だけあって劇場版でも成り立ちそうな空気感とストーリーで釘付けになった。
描写不足な部分もあるが話の整合性はとれているし、
変にごちゃごちゃしていないからスッキリ見れる。
温水洋一のキャラも意外性があってよかったし、
保坂尚輝も北潟社長の如何にもカタギではない感じを出してて、いいキャスティングだね。