Season5 第15話 「裏切者」

16件のコメントがあります

脚本:櫻井武晴 監督:長谷部安春
ゲスト:金田明夫

専業主婦の久美子(奥田由美)が何者かに射殺された。
鑑識の米沢によると、凶器はモデルガンの改造銃。銃弾の形などからかなりのマニアではないか、という。
右京と薫は過去の改造モデルガンによる発砲事件を調べ直し、マニアと思われる岩崎(宮崎吐夢)という男をピックアップ。当時岩崎を送検した池波署を訪ねる。

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16件のコメント・感想があります

  1. ネコ さん

    キャラクターとしての薫ちゃんの存在意義にも触れている このセリフが収録されているのは、この回です。

    小野田「僕はねえ…」
    美和子「はい」
    小野田「特命係は、杉下が動かしているとばかり思っていました。」
    美和子「は?」
    小野田「でも、実は君の旦那さまだったんだね。…亀山薫君」

    組織内の権力を手中にしている者一人一人が矮小に見え、その対極にある、右京さんと薫ちゃんが、個人として、大きく見えるラストでした。

  2. maribu さん

    亀山がボコられる場面が、強烈なインパクトを残す本作。
    本放送の時はそれほど相棒ファンじゃなかったんだけど、このシーンは印象に残ってました。
    池波署の連中からしたら、亀山が「裏切者」なんだろうけど、警察の理念を忘れ組織防衛に走る彼等こそ「裏切者」なんでしょうね。

    それにしても個人的には亀山や小野田の退場は、つくずく残念。
    彼等が残って活躍(暗躍?)する相棒も観たかった(笑)

  3. スコッチ さん

    今となっては薫ちゃんも美和子さんもたまきさんも去ってしまい、最後のセリフを言った小野田官房長官すらいないのでこの回のラストが虚しく思えます。最初に殺害された何も罪の無い主婦の残された家族の気持ちや警察組織の本来の正しきあり方を病室で涙ながらに必死に池波署の元上司に訴えた薫ちゃんに感涙します。これも相棒・亀山薫を語る上で最も大事な回だと私は思っています。あっ、それからきよりんさん、あたたかいお言葉いつも有り難うございます。管理人さんも私のコメントをいつものせて頂いてとても感謝してます。有り難うございます。これからも相棒をがんばってファンの方々同様に応援していきます。      

  4. それじゃなんのための取調監督官なんだ さん

    こんばんわ。

    相棒恒例の「警察内部の犯行暴露」シリーズですね。

    よく杉下右京がいう「真実の追究」。これはどこまで突き詰めればいいんでしょうか。「この男が改造銃で撃ち殺しました。」これはもちろん真実です。そこでさらに「理由は」と続けなければ被害者遺族も「どうして殺されたのか」と疑問に持たないかもしれません。頭のおかしい奴が適当に殺したんだって自分でも気づかないうちに答えを勝手に当てはめてしまったかもしれない。しかし右京さんは「自分の基準」でその理由を明らかにしてしまうんですね。不正アクセスで得た池波署のデータに秋川久美子さんの住所が出ていた。それを見て犯人は犯行に及ぶのだがそのデータを見て犯行に及んだのはもちろん犯人自らであって別に池波署が殺人教唆したわけでもない。どこまで池波署にこの殺人の直接の責任があるのか。そのへんがかなり難しいし、真実を全て明らかにすることの残酷さを見たような気がしました。

    あと最後のシーン。杉下右京がはったりで指紋を池波署の刑事の指紋とそっくりだと言い出したとき、最後は「情報公開法」を持ち出した。ここで興味深いのは「本来は右京と同じ警察の隠ぺいをおもしろく思わない」大河内首席監察官が内村刑事部長をさえぎるように「官房長!情報開示請求の申請書は警察庁長官宛になります」とその場の警察幹部のを脅迫するかのようなことを言ったこと。それで小野田官房長も即座に肯定したことですかね。おそらく二人は杉下右京の言葉がはったりだと気づいたのかもしれません。それを承知で池波署に責任とらせるためにわざと話を大きくしたのかもしれないですね。ああいう内心何考えてるかわからないような設定のキャラを用意しているってことも相棒の強さですね。

  5. SEIJI さん

    こんにちは。

    この作品で一点のみ納得できないことがありましたので初ですがコメントさせていただきました。

    池波署の組織暴力対策課の課長が(池波署の刑事と思われる」暴漢に襲われた亀山薫を見舞う場面。
    「捜査費の流用なんてどこでもやってることじゃないか。なんでうちだけ追求するんだ?見逃してくれ。子どもも大きくなってるんだ。」
    まあずいぶん勝手な言い分ではあります。でも私が納得いかないのはその次の亀山薫の言葉でした。
    「子ども・・・・被害者と同じですね。・・・被害者にも子どもがいたんです!でも殺されたんですよなんの罪もないのに!」

    亀山薫が言う「殺された秋川久美子がなすりつけられた罪」とは何だというんでしょうか。まさか犯人を目撃した件だというのでしょうか。
    犯人が不正アクセスで違法に入手したデータには「秋川久美子に捜査協力費として2万円を支払った」ことしか書いてありません。犯人は自分が秋川久美子に何かされた、つまり逃亡の邪魔をされたことがないことは当然知ってますから彼女が何か捜査協力をしたとすれば目撃情報を警察に届け出たくらいしか思いつきません。では目撃情報を警察に通報するということは犯人に仕返しされてもしょうがない罪なんでしょうか。それくらいのリスクを一般庶民が持つのは当たり前なんでしょうか。池波署が彼女に金を支払ったことにしてその分の金をねこばばしたとしてもそれは犯人には関係ないんです。秋川久美子さんは殺されたらいけなかったんです。おそらく池波署の悪事によって秋川久美子は殺されたという話の筋にしたかったんだと思いますけどね。まあ、毎回毎回優れた作品を生み出すのは大変だとは思います。テレビドラマとは思えない凝りに凝った見ごたえのある歯ごたえのある作品が相棒にはたくさんあるのも事実です。すこし気になったものでコメントさせていただきました。

  6. まるがお さん

    初めてコメントさせて頂きます
    上記のSEIJIさんの疑問点について自分なりの解釈をと思いまして

    秋吉久美子さんが殺されたのは、犯人の岩崎が池波署のコンピューターに不正にハッキングし、猫を撃った目撃証言の名簿を見たからですよね? そこに秋吉久美子さんの名前と、支払われた謝礼が書かれていたと。
    しかし、その名簿は、池波署が費用の不正流用を隠す為のでっちあげ、つまり、秋吉久美子さんは、本当は目撃者ではなかったのではなかったでしょうか? それが、「なすりつけられた罪」だと思います。

    キタさんが子供の写真を見せた心理は、“子供がいるから、告発しないでくれ、見逃してくれ”という意味で、それを聞いた亀山さんは、何の罪もなく殺された秋吉さんにも子供がいて、しかもその原因は、慕うキタさんがいる池波署のせいなのに(費用流用を隠す為に勝手に目撃者にされたから)… ということで、彼は滞りを隠せなかったのではないでしょうか? 

  7. 重富穂奈美 さん

    ボコボコにされた亀ちゃんがまさかの入院することになった事件でした。恩師だった課長に返却物があるのに所轄の警察官に盗み取られたときは正直にやめてほしいです。警察官としてこんなことをするはずがない。私だったら正直怒りたいほど気持ちがあります。

  8. ラッキーアイテム さん

    無事「裏切者」終わりました。亀山君が病室で泣くシーンこれは本当に辛かったです。演技ではなく本当に泣いているのかな?と思いました。でも本当っぽいですよね。明日は「イエスタディ」です。これも面白いエピソードなので、見たいと思います。

  9. ピエール さん

    明日、関西では再放送されます!
    もし、ご覧になった事が無い、ファンの方がおられましたら、是非とも録画をオススメいたします。
    たくさんの作品の中でも名作です。
    ゲストの金田明夫さんと亀山の終盤の場面に注目です。
    余談ですが、同じ櫻井さん脚本の他局ドラマでも、金田さんはいい演技されていましたよ。

  10. Endymion さん

    こんにちは。
    久しぶりに録画していたのを再視聴しました。
    本当に泣ける話って良いですね。
    また考えさせる内容も好きですね。
    亀山君だと他にseason2の北海道編の前後編、season3の「警官殺し」、season7の「最後の砦」などの感動作品もありますね、全部が櫻井さんの担当だったかな?
    さて前のピエールさんのコメントですが、金田さんの出演番組って「科捜警の女」の事ですよね?
    藤倉刑事部長は僕も大好きなキャラです。
    また古くは「金八先生」の社会科の先生役も良いですね。
    さてこの回は、
    情熱派刑事の亀山君と頭脳派刑事の右京さんの対比が良く出ていた回とも思いますし、見応え充分に素晴らしいと思います。
    後半の亀山君の病室のシーンや、故・小野田官房長や監察官を交えての右京さんのやり取りのシーンは正に絶品だと思います。
    先の皆さんのコメント通りですので僕は多くは語りませんが、まだ拝見されていない方々には僕も是非ともおすすめ致します。
    観ても損はしませんよ、たぶん。
    では、また。

  11. marumori さん

    こんにちは。かなり前の書き込みへの返信になってしまいますが・・・。

    「子ども・・・・被害者と同じですね。・・・被害者にも子どもがいたんです!でも殺されたんですよなんの罪もないのに!」のセリフの「何の罪もないのに」の部分が納得できないとのご意見がありましたので、私なりの考えを述べさせていただきます。

    このセリフの前に、北村課長は子供の写真を亀山に見せて「見逃してくれ」と懇願しています。つまり「子どもを悲しませたくないから、自分たちの不正(=罪)を見逃してくれ」と言っているのです。これに対し、亀山は「殺された秋川久美子さんにだって、子どもがいるじゃないか、しかもあなたたちのように不正(=罪)を犯したわけじゃない」と諭しているのだと思いますよ。それどころか、警察の不正のために名前を勝手に使われたことが、殺された原因になっているのですからね。

    決して「目撃情報を警察に通報するということは犯人に仕返しされてもしょうがない罪」という意味ではないと思います。

  12. sonic さん

    コメントの前に、Endymionさん、昨日のコメントに対し、ご意見及びコメントの補足をしていただき、ありがとうございます。
    本作は、亀山さんの恩師、北村武(池波署)課長との再会と、改造銃を所持していた容疑者の、捜査の過程で判明する池波署の捜査費用の不正流用のお話ですが、北村課長も、米沢さんの恩師山崎係長も、捜査の信念たる格言をお持ちの様ですね。(北村課長:「捜査に迷ったら原点に戻れ」山崎係長:「規制線の中だけを現場だと思うな」)奇しくも恩師は、長い年月の間にその格言と精神を忘れてしまい、あってはならない過ちをしてしまったのですね。
    亀山さんが右京さんとの約束を破ってまで北村課長とじっくり話をしたかったものの、北村課長の部下と思われる男たちに暴行の末「裏切者」の捨て台詞。彼らには、特命係は警察組織を裏切ったと思っているのかも知れませんが、池波署は、殺された秋川久美子さんやその遺族、更には池波署の管轄下の住民を裏切ったのではないでしょうか。
    この頃の亀山さんは、ある時は監禁の末足首を骨折、ある時はサウナに監禁され脱水状態と、災難続きでしたが、回復力が早い丈夫な体でよかったです。

  13. 釈圭優 さん

    金田明夫さん、薫に「北さん」って呼ばれていましたが、ご存じのように金田さんは金八で北副校長(社会)の役をやっていたため、北さんの由来は副校長の役から来ているそうです。

  14. 品川陽子 さん

    >SEIJIさん
    >亀山薫が言う「殺された秋川久美子がなすりつけられた罪」とは
    >何だというんでしょうか。まさか犯人を目撃した件だというのでしょうか。

    いや、亀山君の言う「罪」は、何かの具体的な罪ではなくて、
    何も関係のない第三者であったのに、池波署が操作資金着服の
    目的で、勝手に秋川久美子の名前と住所を偽造書類に使用した
    せいで、結果的に殺されることになった、事件に無関係なのに、
    警察の不正のために、命を失うことになった、そういう意味です。
    「なすりつけられた罪」という意味ではありません。
    秋川久美子は過去の事件の目撃者であるかどうかではなく、
    まったく無関係なんです。過去の事件の本当の目撃者は別人で、
    特命の二人が最初に池波署を訪れた際に調書を見てずっこけます。
    亀山君は、すわ、その時の目撃者が、てっきり殺された
    秋川久美子だと早合点していたので。

    ***********************************

    >捜査費の流用なんてどこでもやってることじゃないか。
    >なんでうちだけ追及するんだ?

    いちばん聞きたくない、イヤなセリフですねぇ。
    現実のニュースで日常的にごろごろしてるだけに、なおさら。

    イヤな話で重い話でシリアスなテーマで、また、悲しい話で
    双方につらい話で、あまりに現実に密着していて、でも
    面白くてグッと来て、ハラハラして思わず潤んでしまって、
    結果的には、もちろん勝てないけれども痛烈な一矢を報いて、
    最後には、ちょっとさわやかな風も吹く、ミラクルですね。

    最後に吹いた風の中には、もちろんコロンボの顔がありました。

    ひとつだけ欲を言えば、亀山君を暴行した池波署の
    キタさんの部下、彼らの決着が一瞬でも描かれると、
    本当に着地十点なんですけどね。

  15. 2304 さん

    捜査費流用問題について、こういう切り口があったのかと驚かされる。
    そのアイディア、脚本がすごい!

    協力者名簿が流出したこと、さらに実際に犯行が行われたことは、
    ストーリーとしてでき過ぎの感があるけども、
    現実社会で100%起こりえないとも言い切れないところが、
    警察関係者にとっても、一般市民にとっても恐ろしい話。

    亀山の葛藤がしっかり描かれていて、病室での号泣シーンは胸が熱くなる。
    ラストの小野田官房長の名言もあり、
    亀山期の「相棒」を語るうえで欠かせないエピソード。
    ★★★★★

  16. 亀山姉 さん

    再放送を久しぶりに観ました。
    よくある警察組織内部の不正と隠蔽ネタで、官房長やラムネなど当時のフルメンバー出演の回。
    やはり、官房長らとの権謀のめぐらせあいや、解決に向かっていく中での爽快感。
    単に、櫻井さんが書いてるから、とか、小野田公顕がいるからという理由でなく、
    明らかに、ここ最近のシリーズとは違った良さがある。
    この回で、出てきた教訓
    「行き詰まったら、原点に戻れ」は
    今の相棒の制作関係者に一番必要な言葉なのではと思いました。

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