脚本:坂上かつえ 監督:藤岡浩二郎
ゲスト:森尾由美
ある休日、右京が亘訪れていた絵画のオークション会場でちょっとした騒ぎが起こる。出品されていた三上史郎(斉藤陽一郎)という画家の絵画に、三上自身が「こんな駄作に価値はない」とオークションを拒否する騒動を起こしたのだ。その夜、三上が歩道橋から転落死する。
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喫茶店のマスター役の小林尚臣さんの演技が、
たいへんお上手で味わい深く、それを見られたことだけが収獲でした。
セリフで説明するだけの退屈な話に感じました。
いったい何回ブルーピカソという言葉が出てきたんでしょうね。
今回はすごく感動と涙のある物語でした。それは出たしと最後のシーンではあの絵画を見ていた二人の関係性も味わえたと思う。私が一番好きなシーンは出たしのオークションが、三代目の甲斐くんのシリーズで思い出しました。
三上殺害の犯人はなかなか意外でした。
悪事に手を染め、ばれないと思いつつも罪の意識から自滅していく様は人間の弱さの表れなんでしょうね。逆に何も感じないのはある意味悪魔とも言えますね笑
三上さんには犯罪の物的証拠があったにせよ、良心までもが完全に汚れなかったことは古澤さんにとって救いだったでしょうね。
割と面白い話で僕的には満足いく内容でした.亀山時代,甲斐時代に続いて3回目のオークションでしたけど,今までとはまた違った話を楽しめましたね.
本物のブルーピカソを探している3人が組んでいたり,ブルーピカソ贋作作成側では筒井を含めた3人がグルだったり,出てきた登場人物達をうまくさばいてました.まあ半年前に会社に入ったと言った辺りであの3人組んでそうだなあとかは予想できましたけど.
最終的に結局仲間割れだったけど,その様子をぐだぐだやらずにあっさりと済ませたのも良かったですね.
杉下と冠城が別行動を取っている時,杉下の方が出番多いですよね.まあ福祉施設内を聞き込みしている様子を写す必要性はないから良いんですけど.また,冠城の台詞も割と与えられていましたしね.一方的になるのはあまり良くないかなと思っているので.
最後,結局新しいブルーピカソは存在しなかったっていうのも裏をかいて良かったですね.三上が贋作作っただけですだったら意外性がありませんからね.それでいて,最後に感動要素も入れるという色々と詰まった感じですね.
芸術の秋に相応しいしんみりとくるミステリーでしたね。決して嫌いではないですが、前回の「ギャグ回」よりは落ち着いて観れました。
そもそも世界的有名画家の本物の作品がそんなに簡単に日本に有るわけがないし、手に入る訳ないんですよ。
ルーブル美術館とかに保存されているか、子孫がまだ大切に保管しているかだと思いますよ。
今回、一番気の毒だったのは言うまでもなく殺害された三上画伯ですが、彼もまた筒井や磯田の誘惑に負けて贋作を創ったことで自分に後悔し苦しむと言う「自業自得」のバツが与えられました。
その偽のオークション主催者の磯田には本当に憤りを感じますね、金儲け主義の人間には。
ラストはきれいに女流作家らしく綺麗にまとめ上げた感じがしました。
本当にいつの日にか古沢さんの元で育ったお弟子さんたちが、脚光を浴びて有名になる日がくると良いですね。
芸術の秋にふさわしいしっとりとする余韻が残って少し感動しました第5話でした。
最後に、貴和子役の森尾由美さん、「はなまる」の時よりお綺麗に見えたのは役作り?ちょっとドキッとしました。
次回は「嘘吐き」、
脚本家は森下直さん。
なにやらご近所トラブルが原因で殺人事件が起こるありきたりな感じですが、どうやってストーリーが広がっていくのか?非常に楽しみにしています。
すみません、書き忘れてました。
今回のこの話に青木君は出ていなかったのも安心して観れた要因の1つかも。
青木君が出ていたら、ストーリーがぶち壊しになっていたかも知れませんね、失礼ながら。
前回に引き続きコメントさせて頂きます。
容疑者の散らし方といい、小道具の使い方といい、話の捻り方といい、文句なし。
前回つい熱くなってしまい、以前のクオリティーは望むべくもない、と言い放った自分を顧みて、深く恥じ入る気持ちで一杯です。
この質を保って頂ければ、今後の展開にも期待が持てそうです。
相変わらず上から目線のコメントで申し訳ありません。
うーん、面白いんですよ。複雑に登場人物の関係を構築して、美術ミステリとしても、人間ドラマとしても高いクオリティ。でも、でも不満。演出がどうも肌に合いません。まるで普通の二時間ドラマのような工夫のないカットが目立ち、本編全体が二時間ドラマのようになってしまっています。和泉監督、橋本監督や兼崎監督のような凝った映像美が見られず、ずっとウズウズしておりました。惜しい……ということで今回は三点です。
来週は橋本監督で脚本は森下さんですか。前回の14歳は正直イマイチだったので、気軽に見ようかなと思います。
揚げ足取るようでごめんなさい。
世界的に有名な画家の真筆(本物)でも、けっこう日本にも沢山あるんですよ。ピカソに限らず。
美術館も、企業も、個人も所有しています。オークションにかけられることもそんなに珍しい事ではないです。
プロの作品は売れてなんぼですから。
余計なお節介でごめんなさい。
先週に引き続き、今週も事件そのものよりもそれを取り巻く人間たちの動向に重きが置かれた作品でした。
個人的にはもうセンセーショナルなトリックや意外性のある犯人というものはあまり期待していないので、こういう方向性に進むことは歓迎です。
ただストーリーそのものは可のなく不可もなくといったところでしょうか。そこまで印象に残った部分はありませんでした。
最も印象に残ったのは、森尾由美という女優の顔を見たのが相当久しぶりだったということくらいです。
赤い激流で水谷豊さんと共演いた堀内正美さん回ですね
最初の8分見逃してしまいましたがそのことも関係あるかこのおばさん誰と思いながら見てましたが森尾由美さん
確かにしわが隠せなかったのはしゃあないでしょうけど年相応でしょうしそれ差し引くとなかなかの演技でした
贋作を使って絵描きの卵を一生懸命後押ししていた画廊のご主人を、3億もの金を詐欺でむしり取ってその後の人生を台無しにしてしまったオークションの社長が許せない!と思いました。もうちょっと怒鳴られるとか襟首つかまれるとかして欲しかったですね(笑)こんな風に思わせる役者さんは本当に演技がうまいと思います。ただこのお話は、あえて相棒でやらなくても他のドラマでやっても良いのではないかな、とも思いました。そうなんです、先ごろから続いていた私の心のひっかかりがようやく分かりました。最近のお話の中のいくつかは、相棒じゃなくても良いのにな、と自分が感じていたという事。これでした。これも老害の一種ですね(笑)今回も乱文・駄文で大変失礼いたしました。
この事件、ほんと伊丹刑事の言う通りで通報者が上を見ていたら、犯人はすぐに見つかっていたかもしれませんね。犯人筒井は三上を転落させた後、死んだかどうか確認するために下に覗きこんでいた訳だから、充分に犯人筒井の顔は見れただろうに、惜しい。だが走っていていきなり目の前に人が降ってきたら、ビビってそれどころじゃないってのもわかるかな。せめてその前に橋の上で何やらもめている二人の気配ぐらいは感じていても良かったね。それも音楽聴きながら走ってたら無理かな。ストーリー全体的に見ればやはり「ブルーピカソ」の贋作をめぐって起きた殺人事件と、その背後に蠢く二人の人間のドス黒い企みと、一人の画家の贋作した事による後悔と苦悩を描いた「せつなく悲しい」ミステリードラマで良かったと思います。私のガラケー携帯からはどうも投票出来ないみたいですが、気持ちでは4点です。また先にコメントされてましたが、この話に青木はいらね~し、幸子さんも同じくいらないですね、出さなくて良かったと思います。あえてこの話に青木でちゃかされたり、幸子さんの天然ボケを最後に「花の里」で持って来たりしたら、ストーリーが台無しになるかも知れませんでしたね。あと、そろそろ広報課の社課長や日下部事務次官、峯秋長官官房付、陣川警部補など出して欲しいですね。陣川君、以前と違い今は冠城は巡査ですからね、後輩に当たる冠城にどんな接し方するのか非常に興味があります。
絵画には残念ながら詳しくありませんが…
此方を視聴して〝ピカソ〟の本物の絵、見たくなりました。
早速、此方の県立美術館に電話して問い合わせた所、ピカソの展示は昨年はありましたが、暫く予定はありません、と言われました。残念!
因みに、ゴッホ、ゴーギャンは、来年1月にあるそうですが…
ダイオウイカさん(何時も何でもお詳しい…)が言われるように、日本国内で、個人の方で本物を持っておられる方いらっしゃるんでしょうね(超お金持ち、私とは別世界の方々) ふぅ~
感想ですが、前回より楽しく見れました。そして、そろそろ、大河内さん、社さん、見たいです。
長々、駄文、大変失礼しました。
本作は、8年前の出来事に対する、当事者各々の想い、葛藤が上手く表現されていたと思います。
その中で、三上さんが、画家として得た名声に苦しむ姿は、かつてのSeason7「希望の終盤」の西片さんを思い出しますが、似て非なるものだと思います。
偶発的な出来事と深読みによる錯誤が災いし、自殺に至った西片さんに対し、磯田、筒井両氏にそそのかされ、お金と名声のために、恩人の古澤さんをだました経緯から苦しみ続けたのは、磯田、筒井からの誘導があったとはいえ、自業自得ともいえると思います。
3億円をだまし取られ、すべてを失った古澤さんでしたが、将来性のある若い芸術家に希望を与えてきた功績や誇りが未来に残った事を、右京さんが伝えたのがいいですね。
サブタイトルなどから、ピカソに関するうんちくがあるのかと思いましたが、それも最小限(ブルーピカソの事のみ)にとどめ、ストーリーそのものを楽しめたのがよかったです。
脚本の坂上さんは前回ちょっと残念な出来だったので不安でしたが、今回は上手くまとまっていたと思います。
ゲストの人物たちや事件も違和感無く見れました。
森尾さん、堀内さんはもちろん他の皆さんの演技もなかなかで、オークション会社の加奈ちゃん役の仲村さんが好印象で思わず検索してしまいました(笑)
ただ、何か今一つ物足りないように感じたのは何故なんでしょう?
謎の解明に驚きも無く、登場人物に深い感情移入することもなく、レギュラーたちの特筆すべき点もなかったように思いました。
すごく平凡な作品という印象ですね。
櫻井さん、戸田山さんがローテーションのメンバーに居ないとやっぱり物足りないですよ、やっぱり。
今回も、モヤモヤの残る回になってしまいました。
何故だろう? と思いつつ皆さんのコメントを追っていく中で、匿名Sさんの
「通報者が上を見ていたら、犯人はすぐに見つかっていたかも」
という指摘にアッ!
急いで録画を見直したら、やっぱり・・・
犯人の筒井は歩道橋の手すりに 「手をついて」 転落した三上さんを覗き込んでいました。
下には、ちょうど通りかかったジョギング中の男性がいます。
ジョギングの男性が上を見上げなくても、動転していた筒井には「指紋を拭き取る」余裕も時間もなかったはず。
ということは、鑑識がきちんと現場検証していれば、すぐに彼が容疑者として浮び上った筈だったのです。
ようやく分りました。モヤモヤの原因は「鑑識の不在」でした。
米沢さんが去ってから、ゲソ痕や指紋の情報がほとんど入らなくなってしまった為、右京さんが「細かいところ」に反応するシーンまでが大味になってしまった気がします。
鑑識を出したがらないのは、作者の都合? プロデューサーの都合? とてもモヤモヤした気分です。
視聴者である自分にとっても、推理する手がかりが曖昧な為か、今シーズンはボーっと流れを追うことが多いです。
私は、なるべく多くの作者さんに実力を発揮して欲しいと願っていますし、今回の作品にこめられたメッセージも快く感じられました。
春辺千佳さんが指摘された、喫茶店のマスター役の小林尚臣さんの演技も自然で味があり、私も印象に残りました。
それだけに、鍵となる事件の構成と展開はもっときちんとして欲しかったなあと残念でなりません。
右京さんのポリシーは「罪は決して許さず、人は決して憎まず」かと。
緻密で冷徹な推理を突き進めた先に、はじめて人間性が滲んでくる相棒ならではの魅力に、今後も期待したいと思います。
絵画ミステリーとしては面白かったけど殺人事件としては及第点以下という評価。
本物と偽物の二つを巡る争いで、自分は本物が存在せず二枚とも偽物という可能性は考えていたけど、まさか偽物が1枚で鋲を変える事で二枚を演出していたトリックは物凄く腑に落ちたし裏をかかれたと脚本家の手腕に感嘆した。
ただし殺人事件について捜査一課が解決したとはいえ、絵画ミステリーに比べ雑過ぎる。
今回は久々に大勢の犯人候補がいたんだからそこでも犯人を当てさせまいとする心意気が欲しかった。
磯田じゃないなら真犯人の人しか怪しい感じの人がいなかった。
ただ絵画ミステリーとしてはかなり面白かったので星3
【感想】
ピカソの生涯作品数は約15万。
なので彼が若い頃に売った作品が何かの流れで日本で埋もれていたという事は結構なリアリティがあり引き込まれる。
自分はピカソ知識は最近某番組で習った事がほぼ全てなので偉そうな事を言えないが「ピカソは色々な絵を色々な描き方で描いた」との事なので安易にゲルニカもどきの絵に逃げなかった事は評価したい。
三上が絵にタロットカードの『塔』を書き込んだのは人間臭くて良いと思う気持ちと「そんなの分かるわけ無いだろ」と悪く思う気持ちが自分の中でせめぎあっているので評価が難しい…
それに気付かなかった画廊さんの責任に転化して自分の罪悪感を薄めようとするのは人間的には理解は出来るけど気持ち悪いんだよなぁ…
というか画廊さんも鋲に気付くならタロットカードが足された事にもにも気付いて欲しい。
三上が当時磯田に楯突いたり断ったりまたは画廊に真実を打ちあけようとするシーンとかあって欲しかったけど事件解決中にEDだったから尺的にキツイんだろうな…
あと今回のメインゲストだった貴和子さんって存在意義があんまりなかったような…
【小ネタ&雑感】
•登場した女性陣が全員美人
•冠城が右京椅子座ってて笑う
•最近ロケが多いな
•ブルーピカソを見せてもらう時の右京さんのテンションw
•杉下家の存在確認
【次回】
脚本家はS13で「14歳」を担当されてた森下さん!
前回面白かったので期待してる!
前回のカイト君同様に冠城のキャラを上手く扱えそうだし彼らしい物語になる事を期待してる。
内容予告的にも虚言癖女を主軸にしたテンポの良さそうな感じなのと久々に特命係しか解決出来ないような感じだから非常に楽しみ!
ただ個人的にスプラッタ系が少々苦手なのでバラバラ殺人という不安なワードが超怖い
亀山さんの頃の相棒の雰囲気がしました!
1回目は明朗なささる言葉が少なくあまり響かなかったのですが、
2回みたら、やや感動しました。
前回のギャグ回といい、今回の回といい、相棒脚本家ではなかった人が
相棒、とくに原点の相棒ストーリーをリスペクトしたような内容だった
かとおもい、楽しかった頃の相棒の雰囲気はしましたが、
最後、右京さんのほっこり言葉締めもいいですが、談笑、花の里落ちも、
やはり安心するので、そこはテッパンにしてもらいたいものです。
参考になる知識もちりばめ、さすが相棒。
次回はふり幅をみせて、青木が出るようで、荒れた話になるのか?
神様の出来心とは、おもしろいですね
次回も楽しみにしてます。
恩人を裏切った罪はやはり重いと思いました。
謝りたいと思っていたならまだしも、自分だけ物的証拠があるから、なんて言ってるようでは…。
きよりんさんへ
お住まいがA県でしたら、県美術館の常設展の方に青の時代のピカソの作品が1点ですがありますよ。県美の所蔵品です。違う県でしたら申し訳ございません。。。
今秋のドラマで一番気に入っているのは「Chef~三ツ星の給食」です。
ストーリーの良さもさることながら、見慣れない役者さん(失礼!)が多いのもポイントの一つ。
今回の「相棒」も、特定の役のイメージが付いていない役者さん揃いでよかった。
ミステリとしても良くできていました。
絵画ネタとしては、かつてSHERLOCKや刑事コロンボにもあったように、
「そこに描かれてはいけないものが描かれていた」方が面白かったかなあ。
タロットカードによるメッセージは、
古澤と三上がタロットカードによほど精通していた伏線が張られていないと、厳しいかな。
でも、好きな作品です。
見ている間中、
ミス・マガジンの森尾由美のへたくそな(失礼!)「お・ね・が・い」が頭から離れなかったです。
この作品、一番印象に残ってしまったのが、ランニング中に目の前に人が降って来たシーン。
一緒に見ていた息子と思わず「ギャーッ!!」と叫んでしまいました。
その後しばらくストーリー放ったらかしで「危ない。頭の上に落ちてこなくてよかった」などと、そのシーンの恐ろしさに話題しきり。
伊丹刑事の言葉には、「見れる訳ないだろ。自分が危ない目にあったんだぞ」とか、「それどころじゃないよね」とか、「鑑識しっかりしろ」とか。
そちらの方に意識が行ってしまい、もう一度見直すハメに。
リアルタイムでなくてよかった。
面白かったです。悲しい出来事もこれからに希望を持たせる終わり方で良かったです。
青って「聖なる色」なのですね~。
私、『青の時代』の作品群が多く置いてあるというバルセロナのピカソ美術家に行ったことがあるのですが、建物が素敵だったもので、そちらに夢中になって作品があまり印象に残っていないという残念さ…。番組を見て、もう一度行きたくなりました。『相棒』ためになるわ~。
さて、そろそろ大河内さんが登場しても良いのではないでしょうか?お待ちしています。
すみません。「美術家」 じゃなくて 「美術館」です。家って…なんだ…。
大好き!五つ子ちゃんと早く起きた朝は・・・、またはアニメ版こち亀の麗子の声のイメージしか無かった森尾由美さんがここでゲストに出るのも意外ですね。
あとサブタイトルであるブルーピカソをあまり連呼されると安っぽく感じちゃうので避けるべきだったのでは?
森尾由美さんはリアルでもアメリカ在住で、劇中でも本人が演じる貴和子はアメリカのシアトルの美術館に務めたって設定、実は実生活を取り入れた小ネタではないかと・・・。
最後にこれくらいはやってほしかった。
普段伊丹がやってる取調中での容疑者に掴みかかる場面、磯田の取り調べも伊丹にやってほしかったです。
尺があと一分くらい長ければ磯田のあの台詞の直後に掴みかかれたはずです。
これもまた面白い作品。
森尾由美さんなどキャスティングもとても素晴らしい。
「絶対 後悔するのだから贋作を描くという行為はやめたほうがいい!」と三上さん自身 最初から思いとどまるべきだったと思います。
「誘惑に負けた」というのも分かりますし、「賭け」として古澤さんとの思い出の喫茶店にあったコースター(塔のタロットカード)を描いたというのも彼の良心を感じさせますが・・・・。
いずれにしろ本物の絵を描けなくなり、苦悩しつづけて
最後には邪魔者と判断され殺害されてしまった三上さんがとても哀れです。
「古澤さんと貴和子さんが追い続けていた本物のブルーピカソの絵は存在していなかった。」という結末もとても切ない。
絵画ミステリー、推理要素、人間ドラマ、セリフ回しなどもとても良く相棒らしさ溢れるエピソード。
(他に気になったポイントとして)
右京さんが自分の部屋に飾ってある風景画について話していた
休日まで右京さんについていった冠城くん
絵にタロットカードが描かれていることを気づいたときの右京さんのリアクション
ジョギングしていた男性の目の前に人が転落してきた演出 確かに結構ヒヤッとした。
sonicさんの言うように現場検証して、指紋を調べたらすぐに犯人が筒井だと分かりそうな気がする。
せめて手すりにつかまって下を覗きこむのではなく、そのまま逃げるか身を隠すなどの演出のほうが違和感なかったかも?
とはいえ「道路に染み付いていくあいつの血が頭から離れないんです!」という筒井の供述はとても印象的。
芸術の秋にぴったりな内容があってよかったと思います。今回は特命係と捜査一課と連携して、捜査をしてくれたところがよかったです。いつもなら2人で捜査するかと思っていたけど、めずらしく特命係が別々行動を繰り広げたところもよかったと思います。警視庁の廊下でそれとなく捜査の情報を聞き出す芹沢さんに拍手をしたいけど、伊丹刑事に止められたことに大爆笑しました。きっと、おそらくそれ以上捜査の情報を教えてしまうとばれてしまうことを心配して言わなかったところを抑えたと思う。そして、最後に素晴らしい作品と芸術の秋である絵画ミステリーの場面が1番印象的でした。
重富穂奈美さんの仰られている通り、芸術の秋にぴったりの内容でした。三上画伯の殺人事件ははっきりいって地味ですが、タイトルにもなっているブルーピカソを巡る三上さんや古沢さんの物語はとても良かったです。タロットカードや鋲のくだりはなるほどなあと見入ってしまいました。
特に今回は演出がとても良かったです。謎解き場所の美しい海のロケーション、オークション会場の装飾、何より静かなBGMが好印象でした。隠れた良作だと思います。
●タイトル直後の壁に貼られたチラシの文句
「一同に会する」→「一堂に会する」
ごめんね~つまらないこと書いて。
こまかいことが気になってしまうアタシの悪いクセ!
でもブルー・ピカソを扱うくらいのギャラリーのチラシですからねぇ、
こういうのが見過ごされてはいけませんからねぇ。
以下、ネタバレ大アルカナです。ご注意ください。
************************************
ブルー・ピカソの贋作の贋作、なかなかいいんじゃないですかねぇ。
超高級ボトル「パルトネール」の流れを汲む感じで、
思わずやられちゃいました。たぶん、似たような話は、
他のドラマ・エピソードにもあったような気がするし、
短篇ミステリにも、こういうツイスト、無いはずはない気が
するんですが、いまは思い出せません。でも、ラストも
しんみり、相棒的にもいい話で、大がかりなテロや国家機密話で
頭打ちの感じがずっとぬぐえなかったので、なおさらそう思います。
●堀内正美
このページ上記のゲスト、女優名しかないのはショックですねぇ。
堀内正美さん、弁償金3億を払わされた上にギャラリーも売却、
完全被害者の古澤さんを演じた人、クレジット中盤でも一枚看板ですよ。
面長なのと目の感じであれっと思い、気づきました。70年代の
ドラマや映画で、高い理想や信念に生きる多感な青年を演じさせたら、
この人しかいませんねぇ。個人的には田宮二郎のラスト白い巨塔、
アンチ財前派の第一内科医局員・谷山が印象的です。心ならずも
財前に巻き込まれて偽証してしまう、苦悩の塊のような柳原
(高橋長英)と好対照で、柳原を追い詰めることになってしまう
あたりも名場面でした。初期の相棒では「この人だれ?」って
いうような隠れた役者さんに犯人やキイパーソンを振ってる
発掘キャスティングがありましたが、最近はかつての名優や
アイドル役者への花道的な配役がもっぱらですね。
悪魔的哄笑のアート・ブローカー役・坂西良太さんも、
いい役者さんですよ。
杉下右京の個性: 10/10
冠城亘の個性: 9/10
その他キャラ: 9/10
推理要素: 9/10
小ネタ: 8/10
セリフ: 9/10
構成・テンポ: 9/10
カット・撮影: 9/10
音楽の使い方: 9/10
ストーリー: 9/10
総合: 90/100