Season4 第11話 「汚れある悪戯〜史上最大の誘拐事件」 15件のコメントがあります 脚本:輿水泰弘 監督:和泉聖治 ゲスト:葉月里緒奈、甲本雅裕、永澤俊矢、斎藤洋介、姿晴香、竜雷太 銀行員の城崎愛梨が誘拐される。 犯人は、身代金5億円を愛梨が勤める銀行に要求。 犯人は“須佐之男(スサノオ)”と名乗り、警察への通報を容認したり、 インターネットの掲示板で次の行動をほのめかしたり、まるで犯行を楽しんでいるかのようだった…。 同じゲスト・監督・脚本の作品を検索和泉聖治 姿晴香 斎藤洋介 永澤俊矢 甲本雅裕 竜雷太 葉月里緒奈 輿水泰弘
どんちゃん さん2010年7月17日 12:56 Season4#11「汚れある悪戯」を見ていたのですが、明らかなミスを発見しました。 葉月里緒奈演じる城崎愛梨が、予備の眼鏡をかけて昼休みに出掛けるということが この事件が暴かれるポイントですよね。 城崎が誘拐事件から解放され、自宅に戻っている場面でミスを発見しました。 普段使っている眼鏡を右京と薫が城崎へ届ける為に彼女の自宅のベルを押します。 玄関が開き彼女が顔を出します。この時、彼女は明らかに普段使っている方の眼鏡をかけているんです。自宅にある更なる別の眼鏡かとも思いましたが、次のシーン/彼女の部屋内のシーンでは例のダサい予備眼鏡をかけていました。 DVD/録画をお持ちの相棒ファンの方、一度ご確認ください。 私も右京さん並みに細かいところが気になってきました(笑)
S.K さん2011年12月31日 10:43 亀山さんが伊丹さんに対し、「おい、畳!」と言った部分がツボで、 今でも、伊丹さんをときどき「畳さん」と呼んでしまうようになりました。 畳じゃなくて、伊丹さんすみません(笑)
スコッチ さん2014年4月30日 21:30 何回見てもスッキリしない話です。何なんでしょうかね、納得いかない不満というか消化不良のような感じというか?果たして言葉(暗示)だけで人は殺せるだろうか?。一種の催眠術のようなものなのかな?あとラストで右京さんは何故に愛梨さんの部屋のDVDを見ていたのか?彼氏に見られてると知りながら生活していた彼女の臨床心理でもしたかったのかな?紅茶を飲む時に倒れたチェスの駒は一体何を意味していたのか?平林上司役の斉藤洋介さんも前半だけの出演で後半は畑山純一郎役の竜雷太さんに代わったのでストーリー全体に絡まなかったし。愛しているのに別れられない麻薬のような彼氏で愛するがゆえに言われるままに犯行を実行したのに尚且つその彼氏に対して殺意は生まれたと言うのもいまいちわからないですね。とにかくスッキリしないモヤモヤ感だけが残った作品です、私だけなのかも知れませんが。
きよりん さん2014年6月28日 15:50 今日、こちら名古屋で再放送されました。実はこの回は見てなくて、ラッキーでした。私のDVD、REGZA、たまに見れないのがあります。例えば10本借りて、その内2本見れなかったり、多分私のDVD自体が悪いと思います。そろそろ買い時かと~それで勿論録画しながら見ました。感想はう~ん??でしょうか。この回、コメント少ないのも納得でしょうか!二時間半もの長い割には~面白いとは思いましたが、やはりピエロや聖戦やバベルと比べると、う~ん??と思いました。勿論、再度見るつもりです。どなたかが、書かれてましたが、亀ちゃんが伊丹さんの事を、たたみ~と呼んだのは笑えました~o(^-^)o
重富穂奈美 さん2015年2月19日 22:16 畳ではなくて伊丹刑事だよ^_^と思ってしまうことがよくある。だけど、亀ちゃんから見ると伊丹刑事のことをついつい畳と口にしてしまう部分がおもしろい。伊丹刑事からは特命係の亀山〜と言われています。
匿名の特命 さん2015年3月14日 15:18 この話の殺害方法は面白いけどトリックが別のやり方でも出来ると考えてしまう。 全身濡れた男、首に火傷、心臓麻痺って単純に全身に水ぶっかけてスタンガンか何かを首に当てれば心臓麻痺になるんじゃないかといつも思う。 内容にしても前半は面白いけど後半は前半の謎を解明していくって構成だからつまらなくなっていくので竜頭蛇尾感も否めない… 初の正月SPだから仕方ないと言えばそれまでだけど個人的に今ひとつな回。
ウォルフィー さん2015年3月25日 18:31 匿名の特命 さん それだと本当の殺人罪になってしまいますよ。暗示で殺すことに意味があり、結局、検事も取り合ってくれず、殺人では裁かれないということが彼女の目的ですから。
ピエール さん2015年4月22日 22:33 私の住む関西で5月3日に久し振りの再放送の予定です! ブルーレイで相棒を録画しはじめて三年ちょっとですが、予定通り放送されて、無事に録画できれば、シーズン4はこれでコンプリートなので、楽しみにしています。 残りはシーズン3の双頭の悪魔三部作、夢を喰う女などの数本です。 永澤さんも再登場してほしいですね。
エンディミオン さん2015年5月3日 16:55 先程、この作品の再放送が終わりました。 観たことなかったので録画できて良かったです。 しかし結構、長かったですね~! 途中でダレて来ましたがしっかりと最後まで観ました。 最終回での亀山くんの婚姻届の意味と美和子さんのseason4の途中の未登場の意味が、この作品でやっと理解が出来ました。 すべてはこの回から始まっていたんですね。 しかし、匿名の特命さんも書かれておられますが、前半の誘拐事件騒動はなかなかスリリングで面白かったですけど、後編の殺人事件の謎解き部分には少し残念な感じでした。暗示で殺害できるのか?ですが、ウォルフィーさんの言う通りで、検察官も信じてもらえない以上は殺意を持って殺害したとしてもそれに対しては完全犯罪が成立してしまうのですね。やはり彼女の狙いはそこだったのかも知れませんよね? まぁ、今回のスペシャルは僕には前半は+で後編は-でプラスマイナス0ってところでしょうか。
ピエール さん2015年5月4日 20:35 再コメントですいません。 無事に録画でき、改めて視聴しましたが、面白いけど物足りない印象ですね。 前半のテンポの良さに比べて、後半の失速感は否めないです。 ただ、暗示による殺人の是非を問う点は相棒らしいと感じました。 あと、気がついたのは前半の誘拐で刑事役にレベル4で殺された樋渡真司さん、越境捜査のお手伝いさんの山本道子さんが、畑山家のお手伝いさんで出演されていますね。 捜査一課特殊班の永澤さん、竜雷太さん、斎藤洋介さんの別役での再登場も期待してます。 葉月さん、結構タイプなんですが、今はどうされてるんでしょうね? 冒頭でカーディガンを見つける同僚のお姉さんもいいですね(笑) 9日放送予定の「特命」も楽しみです! 以前に録画失敗したので、今度こそです!
金沢鵤 さん2019年10月28日 23:37 メガネのミスを発見したとコメントしているどんちゃんさん凄いですね。注意深く見ていないと気づきませんが 確かに驚きました。 (本題) 金持ちのダメ息子である畑山哲弥という男と出逢い交際して、彼の趣味として監視カメラで自分の生活を覗かれるということにもだんだん嬉しいという気分になり、 やがて彼の汚れある派手な悪戯に協力するという行為にも新鮮さを感じていくようになっていたが、 たびたび付き合わされ、悪戯にしては大勢に迷惑をかけすぎた自分自身を人質にした誘拐事件騒ぎが引き金になって 「自分も彼に悪戯を仕掛けたい」「こんなことはもう終わりにしたい」という感情が生まれる。 そして今度は彼自身が誘拐されるという悪戯に協力したそのとき拘束されている状態の彼にある暗示をかけて、心臓麻痺で死亡させるという結果をまねく。 それでもこれで彼は誰にも迷惑をかけないし、自分のなかには確かに殺意があった。 というように地味な生活を送っていた孤独な城崎愛梨という一人の女性のなかに芽生えるさまざまな感情と変化、 そしていつしかかなり歪んでいた愛情により起きた悲劇の物語だと思います。 ある暗示とは「人間は体内にある血液の3分の1を失うと死ぬということを実験台の人間に伝えてから、体のある部分に刃物で軽い痛みを与える。そして水分を使い実際にはない傷口から血液が滴りおちているように錯覚させる。」というもので 昔オランダにて「暗示で人を殺せるか?」という実験でブアメードという死刑囚を死亡させることに成功した例があるということだ。 城崎さんがこの方法を実践して、死に至る出血量について囁き、畑山哲弥の首を軽く引っ掻いて、量を増やしながら水を滴らせて死に至らしめるまでの一部始終は本当に恐ろしかった。 最後に彼女を裁くことは出来ないということで幕を引くのはとても相棒らしくモヤモヤする。 死亡した畑山哲弥の首を力強くしめる彼の父親で資産家である畑山純一郎の怨念や「生きているときに殺したかった」と後悔している様子にもまた違う恐怖を覚える。 息子に恥をかかされてきたという彼の気持ちは誰にも分かるわけがなく、分かりたくもないとさえ思う。 しかしながら人間の複雑な心理を丁寧に描いた秀作だと思います。 葉月里緒菜さん、竜雷太さん、甲本雅裕さん、斎籐洋介さん、永澤俊矢さんと俳優陣もとても良かった。 最後に畑山哲弥が設置した監視カメラにむけて幸せそうな表情を見せ続ける城崎さんの姿を見てやりきれない表情を見せる右京さんの姿もまた印象に残る。(倒れたチェスの駒は何を意味しているのだろう?) 正月らしさがあるかというと微妙なところですが、 スケールはでかく 亀山くんと美和子さんの婚姻届の件や 話の間に挟まれる小ネタなども面白くとても楽しめる二時間半スペシャル。
Endymion さん2020年9月20日 12:13 再投稿をお許し下さいませ。 この回の平林部長役でご出演されてました、斎藤洋介さんが19日にお亡くなりになられました。 心よりご冥福お祈り致します。
アポロ さん2020年11月1日 19:12 「ダレる」と専らの噂だったので試しに1.5倍速で見てみたのですが、それでもダレました。 やっぱり前半から後半へのスケールダウンが気になります。前半の誘拐はシリーズ全体で見てもかなり大きな部類に入るのに、後半の捜査パートは犯人の動機といいオチといいあまりにもショボい。(それが輿水脚本の良さかもしれませんが)後半でどんどん白けていった「ブラックアウト」を思い出しました。 暗示殺人も意外というよりは唐突だし、「わざわざここでやらなくても…」といった印象。最近は薄ーい題材を長ーい時間で見せてくれる輿水大先生なんですから、暗示殺人だけでいっそのこと2時間スペシャル作れたかもしれないのに。 ただ前半はスリリングで面白かったです。それだけに、誘拐モノを突き通してたらもっと面白くなったんじゃないかな、と思いました。
2304 さん2021年4月17日 17:59 後半、城崎愛梨が解放されてからのほうが中身が濃くておもしろかったです。 ドロドロの愛憎劇として。 「いっそ死んじゃえばいいのよ」とかいう母親。 すでに死んでいるのに、憎しみを込めてロープで首を絞める父親。 どんな迷惑をどれだけかけたら、そんなことになるんでしょうねぇ。 ”麻薬のような男”にはまった城崎愛梨の倒錯ぐあいもかなりヤバい。 常に見られていることに悦楽を感じる”どMっぷり”と、「どんどん血が出ちゃってるぅ」の”どSっぷり”。 「どうしようもない男だったけど、大好きだった」 畑山哲弥への殺意は、彼と別れたかったからなのか?彼を自分だけのものにしたかったのか? 病室で、そして眼鏡を自宅に届けたときの、ネチネチとした質問攻めが右京らしくて良い。 眼鏡族として、眼鏡について興奮ぎみに熱く語る右京がおもしろかったよ。 同僚に「流行遅れのダッサイやつ」って言われたけど、セルフレームのほうが可愛かったと思うな。 ★★★★☆
Season4#11「汚れある悪戯」を見ていたのですが、明らかなミスを発見しました。
葉月里緒奈演じる城崎愛梨が、予備の眼鏡をかけて昼休みに出掛けるということが
この事件が暴かれるポイントですよね。
城崎が誘拐事件から解放され、自宅に戻っている場面でミスを発見しました。
普段使っている眼鏡を右京と薫が城崎へ届ける為に彼女の自宅のベルを押します。
玄関が開き彼女が顔を出します。この時、彼女は明らかに普段使っている方の眼鏡をかけているんです。自宅にある更なる別の眼鏡かとも思いましたが、次のシーン/彼女の部屋内のシーンでは例のダサい予備眼鏡をかけていました。
DVD/録画をお持ちの相棒ファンの方、一度ご確認ください。
私も右京さん並みに細かいところが気になってきました(笑)
本当でした。
誰も気づかなかったのでしょうか。
亀山さんが伊丹さんに対し、「おい、畳!」と言った部分がツボで、
今でも、伊丹さんをときどき「畳さん」と呼んでしまうようになりました。
畳じゃなくて、伊丹さんすみません(笑)
何回見てもスッキリしない話です。何なんでしょうかね、納得いかない不満というか消化不良のような感じというか?果たして言葉(暗示)だけで人は殺せるだろうか?。一種の催眠術のようなものなのかな?あとラストで右京さんは何故に愛梨さんの部屋のDVDを見ていたのか?彼氏に見られてると知りながら生活していた彼女の臨床心理でもしたかったのかな?紅茶を飲む時に倒れたチェスの駒は一体何を意味していたのか?平林上司役の斉藤洋介さんも前半だけの出演で後半は畑山純一郎役の竜雷太さんに代わったのでストーリー全体に絡まなかったし。愛しているのに別れられない麻薬のような彼氏で愛するがゆえに言われるままに犯行を実行したのに尚且つその彼氏に対して殺意は生まれたと言うのもいまいちわからないですね。とにかくスッキリしないモヤモヤ感だけが残った作品です、私だけなのかも知れませんが。
今日、こちら名古屋で再放送されました。実はこの回は見てなくて、ラッキーでした。私のDVD、REGZA、たまに見れないのがあります。例えば10本借りて、その内2本見れなかったり、多分私のDVD自体が悪いと思います。そろそろ買い時かと~それで勿論録画しながら見ました。感想はう~ん??でしょうか。この回、コメント少ないのも納得でしょうか!二時間半もの長い割には~面白いとは思いましたが、やはりピエロや聖戦やバベルと比べると、う~ん??と思いました。勿論、再度見るつもりです。どなたかが、書かれてましたが、亀ちゃんが伊丹さんの事を、たたみ~と呼んだのは笑えました~o(^-^)o
畳ではなくて伊丹刑事だよ^_^と思ってしまうことがよくある。だけど、亀ちゃんから見ると伊丹刑事のことをついつい畳と口にしてしまう部分がおもしろい。伊丹刑事からは特命係の亀山〜と言われています。
この話の殺害方法は面白いけどトリックが別のやり方でも出来ると考えてしまう。
全身濡れた男、首に火傷、心臓麻痺って単純に全身に水ぶっかけてスタンガンか何かを首に当てれば心臓麻痺になるんじゃないかといつも思う。
内容にしても前半は面白いけど後半は前半の謎を解明していくって構成だからつまらなくなっていくので竜頭蛇尾感も否めない…
初の正月SPだから仕方ないと言えばそれまでだけど個人的に今ひとつな回。
匿名の特命 さん
それだと本当の殺人罪になってしまいますよ。暗示で殺すことに意味があり、結局、検事も取り合ってくれず、殺人では裁かれないということが彼女の目的ですから。
私の住む関西で5月3日に久し振りの再放送の予定です!
ブルーレイで相棒を録画しはじめて三年ちょっとですが、予定通り放送されて、無事に録画できれば、シーズン4はこれでコンプリートなので、楽しみにしています。
残りはシーズン3の双頭の悪魔三部作、夢を喰う女などの数本です。
永澤さんも再登場してほしいですね。
先程、この作品の再放送が終わりました。
観たことなかったので録画できて良かったです。
しかし結構、長かったですね~!
途中でダレて来ましたがしっかりと最後まで観ました。
最終回での亀山くんの婚姻届の意味と美和子さんのseason4の途中の未登場の意味が、この作品でやっと理解が出来ました。
すべてはこの回から始まっていたんですね。
しかし、匿名の特命さんも書かれておられますが、前半の誘拐事件騒動はなかなかスリリングで面白かったですけど、後編の殺人事件の謎解き部分には少し残念な感じでした。暗示で殺害できるのか?ですが、ウォルフィーさんの言う通りで、検察官も信じてもらえない以上は殺意を持って殺害したとしてもそれに対しては完全犯罪が成立してしまうのですね。やはり彼女の狙いはそこだったのかも知れませんよね?
まぁ、今回のスペシャルは僕には前半は+で後編は-でプラスマイナス0ってところでしょうか。
再コメントですいません。
無事に録画でき、改めて視聴しましたが、面白いけど物足りない印象ですね。
前半のテンポの良さに比べて、後半の失速感は否めないです。
ただ、暗示による殺人の是非を問う点は相棒らしいと感じました。
あと、気がついたのは前半の誘拐で刑事役にレベル4で殺された樋渡真司さん、越境捜査のお手伝いさんの山本道子さんが、畑山家のお手伝いさんで出演されていますね。
捜査一課特殊班の永澤さん、竜雷太さん、斎藤洋介さんの別役での再登場も期待してます。
葉月さん、結構タイプなんですが、今はどうされてるんでしょうね?
冒頭でカーディガンを見つける同僚のお姉さんもいいですね(笑)
9日放送予定の「特命」も楽しみです!
以前に録画失敗したので、今度こそです!
メガネのミスを発見したとコメントしているどんちゃんさん凄いですね。注意深く見ていないと気づきませんが
確かに驚きました。
(本題)
金持ちのダメ息子である畑山哲弥という男と出逢い交際して、彼の趣味として監視カメラで自分の生活を覗かれるということにもだんだん嬉しいという気分になり、
やがて彼の汚れある派手な悪戯に協力するという行為にも新鮮さを感じていくようになっていたが、
たびたび付き合わされ、悪戯にしては大勢に迷惑をかけすぎた自分自身を人質にした誘拐事件騒ぎが引き金になって
「自分も彼に悪戯を仕掛けたい」「こんなことはもう終わりにしたい」という感情が生まれる。
そして今度は彼自身が誘拐されるという悪戯に協力したそのとき拘束されている状態の彼にある暗示をかけて、心臓麻痺で死亡させるという結果をまねく。
それでもこれで彼は誰にも迷惑をかけないし、自分のなかには確かに殺意があった。
というように地味な生活を送っていた孤独な城崎愛梨という一人の女性のなかに芽生えるさまざまな感情と変化、
そしていつしかかなり歪んでいた愛情により起きた悲劇の物語だと思います。
ある暗示とは「人間は体内にある血液の3分の1を失うと死ぬということを実験台の人間に伝えてから、体のある部分に刃物で軽い痛みを与える。そして水分を使い実際にはない傷口から血液が滴りおちているように錯覚させる。」というもので
昔オランダにて「暗示で人を殺せるか?」という実験でブアメードという死刑囚を死亡させることに成功した例があるということだ。
城崎さんがこの方法を実践して、死に至る出血量について囁き、畑山哲弥の首を軽く引っ掻いて、量を増やしながら水を滴らせて死に至らしめるまでの一部始終は本当に恐ろしかった。
最後に彼女を裁くことは出来ないということで幕を引くのはとても相棒らしくモヤモヤする。
死亡した畑山哲弥の首を力強くしめる彼の父親で資産家である畑山純一郎の怨念や「生きているときに殺したかった」と後悔している様子にもまた違う恐怖を覚える。
息子に恥をかかされてきたという彼の気持ちは誰にも分かるわけがなく、分かりたくもないとさえ思う。
しかしながら人間の複雑な心理を丁寧に描いた秀作だと思います。
葉月里緒菜さん、竜雷太さん、甲本雅裕さん、斎籐洋介さん、永澤俊矢さんと俳優陣もとても良かった。
最後に畑山哲弥が設置した監視カメラにむけて幸せそうな表情を見せ続ける城崎さんの姿を見てやりきれない表情を見せる右京さんの姿もまた印象に残る。(倒れたチェスの駒は何を意味しているのだろう?)
正月らしさがあるかというと微妙なところですが、
スケールはでかく
亀山くんと美和子さんの婚姻届の件や
話の間に挟まれる小ネタなども面白くとても楽しめる二時間半スペシャル。
再投稿をお許し下さいませ。
この回の平林部長役でご出演されてました、斎藤洋介さんが19日にお亡くなりになられました。
心よりご冥福お祈り致します。
「ダレる」と専らの噂だったので試しに1.5倍速で見てみたのですが、それでもダレました。
やっぱり前半から後半へのスケールダウンが気になります。前半の誘拐はシリーズ全体で見てもかなり大きな部類に入るのに、後半の捜査パートは犯人の動機といいオチといいあまりにもショボい。(それが輿水脚本の良さかもしれませんが)後半でどんどん白けていった「ブラックアウト」を思い出しました。
暗示殺人も意外というよりは唐突だし、「わざわざここでやらなくても…」といった印象。最近は薄ーい題材を長ーい時間で見せてくれる輿水大先生なんですから、暗示殺人だけでいっそのこと2時間スペシャル作れたかもしれないのに。
ただ前半はスリリングで面白かったです。それだけに、誘拐モノを突き通してたらもっと面白くなったんじゃないかな、と思いました。
後半、城崎愛梨が解放されてからのほうが中身が濃くておもしろかったです。
ドロドロの愛憎劇として。
「いっそ死んじゃえばいいのよ」とかいう母親。
すでに死んでいるのに、憎しみを込めてロープで首を絞める父親。
どんな迷惑をどれだけかけたら、そんなことになるんでしょうねぇ。
”麻薬のような男”にはまった城崎愛梨の倒錯ぐあいもかなりヤバい。
常に見られていることに悦楽を感じる”どMっぷり”と、「どんどん血が出ちゃってるぅ」の”どSっぷり”。
「どうしようもない男だったけど、大好きだった」
畑山哲弥への殺意は、彼と別れたかったからなのか?彼を自分だけのものにしたかったのか?
病室で、そして眼鏡を自宅に届けたときの、ネチネチとした質問攻めが右京らしくて良い。
眼鏡族として、眼鏡について興奮ぎみに熱く語る右京がおもしろかったよ。
同僚に「流行遅れのダッサイやつ」って言われたけど、セルフレームのほうが可愛かったと思うな。
★★★★☆