脚本:真部千晶(協力:櫻井武晴) 監督:和泉聖治
ゲスト:野村真美、遠山俊也
高級住宅街に住む主婦が自宅で殺される。
片付け下手だったらしく現場は足の踏み場も無く物盗りの犯行かどうかも分からない。
そんな散らかった室内から、杉下右京は、香苗が使っていたマスクを発見。
そこに付着していた動物の毛に注目する。鑑識の結果、毛皮に使われる小動物の“チンチラ”と判明するが…。
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この回は放送当時は私のもっとも嫌いな人種(セレブ主婦)の傲慢な物品贈与のストーリーかと思われたのであまり真剣に見てなかったのですが、先日もう一度撮ったDVDを見てみたらそう言う自分自身にも確かにこの野村真美さんの演技と同じところがある事に気付きました。友人に物をあげる時やおごったりする時に何かしら自己満足感や優越感やあわれみが出てしまいます。物を与える側も頂く側もちょっとした気の使い方次第ですね。今回の殺人事件の犯人が鉄道オタク(鉄ちゃん)の旦那さんでこのセレブ主婦ではなかったにしろ、物に執着しすぎるとそのうち悲劇を向かえると思えば怖くなりますね。趣味の範囲も自分だけでおさめないと他人に自慢したりすると余計な恨みや反感を買ったりするものですね。そして「アゲハ蝶」の回にもこれと通じるものがありましたね。
この回はラストカットのミニコント?が、好きだなぁ!
これも僕の好きな回です。また観ました。
ここでも語られてますが、物に執着すると悲劇が起きるんですね。
前回のアゲハ蝶と同じですね。
鉄オタの亭主が今回は犯人でしたが、米沢さんも鉄オタなのをふと思い出しました。
それにしても僕の周りにはいませんが、欲しがられると何でもあげちゃう人っているのかな?どこかにいるんでしょうね、きっと。
あと野村真美さん、本当にお美しい女優さんですね。
「渡る世間~」にも出ておられたのを思い出しました。
また違う形で相棒に出て欲しいです。
今日殺人セレブの再放送がありました。個人的に大好きなシリーズがあったので、お茶を飲みながら見ました。あの主婦がまさかフリーマーケットでいろいろなものを売っていました。高級な品物や友人から譲り受けたもの、捨てられないものがたくさんありました。こんなたくさんもらっていいのか?とびっくりしました。
物へのこだわりが題材のお話でしたが、香苗さんの行為(「これ欲しいわ」と言っておきながら、貰ったものををフリーマーケットで売りさばく)には、少なからず憤りを感じます。
本作は、鉄道ファンの夫が、香苗さんから申し出た、鉄道グッズの片付けに応じなかった事が、殺害に至ったのかもしれません。とはいえ、物への執着が招いた悲劇には変わりませんが。
香苗さんの夫役の遠山俊也さん、本作とSeason12「顔」で犯人役を演じています。奇しくも、真部千晶さんの脚本です。
2回続けて(おそらく)「執着」がテーマの作品。そして典型的な「被害者が嫌な奴」な事件でした。
しかし物を上げ続けたたセレブ女性も、いくら過去のトラウマがあったからといって、相手は分別の付くいい年した女なんだし、ホイホイ上げてしまうのは…というのは野暮ですかね(笑)
しかしだからといって歪んでしまった被害者が可愛そうだとは思えません。夫の趣味への思いや周囲の目を気にする気持ちも分からなくはないですが、それにしたってやり過ぎで、まるで子供です。同情の余地はないように思いました。
そしてその被害者を暴走させてしまったある意味原因の犯人。妻との溝というか交流不足というか…対策を取れていればもっとどうにかできたのではないかと思わずにはいられませんでした。やはり趣味というものをある程度理解してくれる人と結婚したいですね(笑)
ラストは、プレシーズンでの二人の出会いを思い出す懐かしいネタと、今回の話が二重に組み合わさった秀逸なオチだったと思います。オネェ言葉っぽい亀山刑事にはもう(笑)
右京「なるほど物に執着しすぎると悲劇が起こるんですねぇ」
このセリフが全てですね。
子供の頃に経験した出来事から強い罪悪感とトラウマを抱え、欲しいと言われたものは大切な家族の形見でも自分の娘のものであっても何でも人に与えてしまうセレブ女性
「あなたに恵んであげてるの」という態度を出してるように見えるセレブを妬んでいたと同時にもらったものをフリーマーケットで売りさばくなどいじわるをしようと考えていた庶民主婦と
その夫で鉄道マニアかつ本格的なコレクターで物を大切にしすぎる男性
違うかたちで物に執着し、他のいろいろなことを見失ってしまっていた人たちの心理を細かく描いた秀作のひとつだと思います。