脚本:櫻井武晴 監督:橋本一
ゲスト:羽場裕一、松重豊、冨樫真
ルポライターの堂島丈一が自宅マンションで何者かに襲われ死亡する。
同日、ある大臣にまつわる堂島の記事が雑誌に掲載されるが、
それを読んだ特命係の杉下右京は、骨太記者だった堂島らしからぬ手ぬるい内容に疑問を抱く。
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ん、あれ?誰もこの回のコメントを残されてる方がいないようですね?確かにコメントするべきものでは無いのかも知れませんが、あえて言わせて頂くならば今回の雑誌の原編集長に一言。「人の心の弱さや痛みのわからないような人が雑誌の編集長をするな!」と言いたいです。死んだ堂島さんの無念さが伝わってきますね、こんな人が上司だと。必死で取り組んだ原稿をこんないい加減な上司によってスリ替えられたんですから。そして最後には元の堂島さんの原稿を「返してくれ、それは元々うちの原稿だ」とは何事ですか。随分と自分のご都合主義なんだなと思いました。正直、女性記者が最後に彼を本でひっぱたいていましたがそれは亡き堂島さんの代弁でしょうね。また薫ちゃんの原編集長に対する怒りの気持ちもわかりますね、自分の彼女(後の奥さん)の美和子さんは常に弱者の立場に立って真実の記事を書き続けているのだから。
編集長役はドラマ「孤独のグルメ」で有名になられた松重豊さんでしたね。実際マスコミ、ゴシップ誌って飯の種になるなら裏切りや掌返しなんて当たり前なんだろな…と思いつつ、引っ叩いた女性記者さんにスカッとさせられました。亀山さんと美和子さんの真っ直ぐな正義感が表れている回ですね。
栗又編集長により差し替えられた元の原稿、原さん(女性編集員)が大切に保管してくれてよかったです。
くしゃくしゃになりセロテープで手直しされた原稿が、堂島さんの無念をものがたります(もちろん、自宅の机や壁の傷跡も)。
編集長の言葉のブレ、「自主規制」「面白くない」「元々うちの原稿だ」「これはスクープだ」、利害ですぐ態度が変わる人はどこにでもいるのですね。
右京さんの「(編集長は)ジャーナリストじゃない」亀山さんの「面白くないって言ったじゃないか」そして、女性編集員が雑誌を編集長に投げつけた行為、3人が堂島さんの無念や怒りを代弁してくれてよかったと思います。
本作、差し替えられた記事を読んだ古賀大臣の一言「お前に任せてよかった、よく書けてる。感動した!感動した!」当時の首相のパクリかな?それと、栗又編集長の後ろにいた編集員のシャツが、某デパートの紙袋の柄(当時)に似ていたので、あのお笑い芸人を思い出しました。
捨てた被害者の原稿はどうなったか?結局あの女性が持っていたのがびっくりです(^^)あれは単なるコピーだった
録画していたものを見直しました。改めて名作だと思います。今はグルメでおなじみの松重さんが本当に嫌な編集長を演じています。そして、それに対する右京と薫の対応がまた。
今にも通じるマスコミの在り方を考えさせる作品です。
必見。
櫻井さん脚本ということでいろいろと考えさせられるなかなか重い内容。
この話の中心となっている堂島さんはルポライターとして書くことに苦悩しながらも、亡くなる前に追求しなければならない事実を明らかにしようと全てを注ぎ込んだ記事も結局は揉み消されることとなって、相当なものだっただろうと思わせるやり場のない悔しさを感じさせる壁や机にあるたくさんの引っ掻き傷の存在もきついものがありました。
ジャーナリストである彼の覚悟や魂をひしひしと感じ取っていた女性編集者の無念さもどれだけのものだったか。
堂島さん本人は告発記事を世に出す前に絶望して自殺してしまったうえ、その告発記事を「面白くない!」と出すのを拒んでいた編集長もスクープだからと態度を変えることでようやく世に出ることになるという展開で後味は少し悪いものの、
女性編集者と秘書官、特命係コンビの信念によって真実が明かされて編集長に対する怒りも代弁され、堂島さんの無念が少しでも晴れたと思えるラストがとてもいいですね。
いい加減な編集長もムカつくキャラですが、松重豊さんが演じてることもあってか嫌味すぎず何だか実際にいそうな存在に思える現実感があったのもバランスがとれていてよかったです。
数年後のエピソードにて別役で登場した富樫真さんや羽場裕一さんの出演も印象的です。
古賀大臣役の石山輝夫さんもけっこう相棒に出演されているようですね。(現時点で「消える銃弾」「神隠しの山」「新世界より」)
CSにて再視聴。櫻井作品の中でも隠れた名作の一つですね。重めの内容ながらも引き込まれるラストは美和子さんの不在を活かした見事なものでした。「絶望するなという方が無理かもしれません」という右京さんのセリフは後発の「ボーダーライン」にもありますね。太田さんで言うところの「僕は思うのですが…」のように脚本家さんごとに多用される(お気に入りの)セリフがあるのでしょうね。
編集長「(いかん…この性格の悪そうな刑事の相手していたら…腹が、減った)」
編集長「これから私行く所あるので失礼します」
杉下「では、最後に一つだ…」
編集長「急ぎますので!失礼!(よし、店を探そう)」
亀山「一瞬止まったと思ったらいきなり態度が変わったの、何か怪しいっすね」
杉下「そうですね、少し探ってみましょうか」
亀山「キョロキョロしながら歩いてますよ、誰か探してるんでしょうか」
杉下「おや、あの店に入るようですよ。目的の人物を見つけたのかも知れません」
亀山「一人で飯食って満足そうに戻っていきますね…何だったんすかあれ?」
杉下「急に態度が変わり、焦って出て行ったのが本当にただ食事をする為だけだったんでしょうか…気になりますねぇ」
相棒関係ないネタですみません。
この話に松重さん出てるの知らなくていきなり登場したの見たら頭の中こんなのしか思い浮かびませんでした。
あと、亀山が編集長と話す時少し見上げながら話してたのが結構新鮮でした。